福田利之のレビュー一覧

  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドで働く人々それぞれに物語があって人生色々、辛い事があってもみんなマジカルランドで懸命に働いている、みんな良い人。
    社長が良いと働く人もいい人なんだな〜
    みんな幸せになってほしい

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    2025年05月23日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く老若男女を描いた連作短編集。
    アトラクションのキャストをはじめ、清掃のスタッフ、園芸スタッフ等、様々な仕事をする人々が主人公となって描かれている。

    読む前の時点で遊園地で働く人々を描いた作品だということは知っていたつもりだった。
    けれど読み進めるうちに、自分はアトラクションのキャストのみをイメージしていて清掃や園芸のスタッフの物語を想定していなかったことに気づいた。
    仕事内容だけでなく、働く人々の背景も様々であることが描かれている。
    この作品で特徴的だと思ったのは、それぞれの背景や思いを他の登場人物に吐露するような場面が少なかったこと。
    それぞれの思い

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    2025年05月05日
  • ほたるいしマジカルランド

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    けしてキラキラしている人の話ではないけれど、いろいろな思いをかかえながら毎日生きている。遊園地という特別な場で、それぞれのもつ悩みや寂しさが、小さな優しさや親切にすくわれていく。「なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することが許されている。それこそが豊かさだ。」のことばに集約されるような、ささやかで美しい作品だと思った。

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    2025年04月16日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ネタバレ


    「何のためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することを許されている。それこそが豊かさだ。」というセリフが、この物語の根幹だなあと思いました。おもしろかった。

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    2025年04月15日
  • ほたるいしマジカルランド

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    何かしらの悩みを抱える登場人物が、働く中で気づきを得て少しずつだけれど変化していく過程が良かった。人はいきなり変化するのでなく、少しずつ変化していくのだと感じた。そのキッカケはやはり人との関わりの中でしか得られない。仕事も人間関係も目の前にあるものから目を逸らさず、向き合っていこうと思う。結局それが前を向くための一番の近道。パートの八重子さんとバイトの三沢くんの回が特に好き。

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    2025年03月30日
  • 博士の長靴

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    瀧羽麻子氏は初めての作家さんでした
    優しい表現が多く読後は自分も少し優しくなれたのではないかと思うほど。
    ほとんど台詞もなく空気もあまり読めない、それでいて物語の真ん中に構える藤巻氏とひ孫の玲くんのシーンが読後の心地よさを引き立てている

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    2025年03月08日
  • あのこはね

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    懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

    私のはじめての記憶の1ページのようです。

    いろんなきもちとの最初の出会い……かな。

    もう私はあのこには会えないんだろうな。

    絵もすごくいいです。

    成長してしまった大人の感想です。

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    2025年02月19日
  • 博士の長靴

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    よかった
    お天気が気になる博士、家族、家庭教師
    息子の成長
    最初の長靴が最後にまたリンクしてて、時代は変わっても続いてる感
    それに二十四節気が組み合わされるというレトロ感ある新しさ?みたいな

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    2025年02月04日
  • あのこはね

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    原画展に行ってきたので購入。やはり絵本はいい。しかも原画をみて絵へのこだわりがあるストーリーを知ったので味わって読むことができた。やはり絵本は絵で楽しめないとなとも思う。文字が読めなくても絵で楽しめたらそれでいい。

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    2024年12月15日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドはひらパー、社長はアパホテルの社長のイメージを頭に浮かべながら読んだ。
    1週間日替わりで、主人公となる従業員が変わっていく。寺地さん、ちょっと影がある普通の人を書くのがやっぱり上手いなと思う。
    楽しい遊園地が舞台だけど、読んでいる間は遊園地自体に気を取られることなく、「人」に意識が向いていた。働く人の目線で描かれ、あくまでそこは職場という風に映っていたからかな。
    こういうバックヤード側からの見せ方が面白いなと思った。
    登場人物それぞれの日常や心の内を、ちょっと覗き見したような気分。
    そこで働く人のタイプはバラバラなんだけど、気がついたらみんな一生懸命仕事をしているし、同

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    2024年10月21日
  • ほたるいしマジカルランド

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    非日常の場である遊園地で働く様々な人たち。曜日ごとに登場人物が代わり、全体に話が繋がっていく。
    働く人の人生感や悲喜交々。
    社長の市子さん、息子の左門、息子のような佑。
    どうやって市子さんが社長になったのか、とか、カップルのゆくえとかまだ読みたかった。
    清掃パートさんの三角おにぎりがよかった。

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    2024年09月19日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地を舞台にしたお仕事小説です。
    微笑ましいエピソードもあれば、ホロリと涙を誘われる話もありました。
    思い出の一冊になりました!

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    2024年08月25日
  • 太陽を掘り起こせ

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    芳枝は、太陽を見ることがない世界のなかにいた。
    それは、40歳を目前に突然亡くなった息子を荼毘に付してからだ。

    その日から闇の世界だったが、ひとりの少年がドアを叩いてから外へ出る。

    そこから物語が変化する。
    芳枝が出会った豹と物語を作っていくようでありながらすべては、彼女の意識のなかで過去を振り返っているようでもあり、不思議な感覚を味わった。

    子どもに帰ればすべてを素直に表すことができるような…。
    気になっていることをもう一度再現しているような…。
    最後には希望を与えてくれるようで。
    それは、明るい太陽を見ること。

    詩的で美しく、穏やかに染み込んでくるような物語





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    2024年06月13日
  • 太陽を掘り起こせ

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     ちょっと変わった構成の童話みたいなお話。おそらくコロナに罹患して瀕死の状態になった70歳の女性とその文学部仲間の男性とが紡ぐ物語です。
     この世から太陽が消えてしまい、彷徨ううちにたくさんの子供たちに出会います。

     人は死ぬ間際に何を思うのか。それは生きているうちには誰にもわかりません。そろそろいつ起きても不思議ではない年になった我々は、そういうことをいろいろ考えるわけですね。
     ドリアンさんは詩人でもあらせるのですね。もっとたくさん詩を入れてもよかったです。

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    2024年05月03日
  • 太陽を掘り起こせ

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    病に伏せる年老いた二人が、書簡を交わしながら紡ぐ物語。
    太陽が消えた闇の世界で、今はなき人々たちが姿を変え、二人を太陽に導いてゆく。
    昔子供だった大人たちへ、そして今の子供たちへ、本当に大切なものはなにか、歴史に埋もれてきた人々の心を教えてくれる。
    星の王子さまを読んでいるような、銀河鉄道の夜を読んでいるような、それでいてなにか違う優しいお話です。

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    2024年04月04日
  • ほたるいしマジカルランド

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    その遊園地で働く人々を描く。
    〔萩原紗英〕インフォメーション。《仕事ですから》p.40、自分自身の言葉が彼女を変えた。
    〔村瀬草〕パールのドールハウス担当。メリーゴーラウンド好き。
    〔篠塚八重子〕清掃スタッフ。離婚され息子に会えない。
    〔山田勝頼〕ガーデナー。もうすぐ退職する。娘との関係構築に失敗したと思っている。
    〔国村佐門〕社長の息子という立場が負担でもある。コミュ強な佑にいくばくかの劣等感を抱いている。
    〔三沢星哉〕アルバイト。メリーゴーラウンド担当。イヤなヤツやったけど…
    〔すべての働くひと〕それぞれのほたるいしマジカルランド。
    〔感想〕佑の視点も欲しかった気がする。

    〔感想〕架空の

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    2025年11月25日
  • 博士の長靴

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    和也の不倫に世紀末に怯える相手にラストの曾祖父さんの博士と同居してる和也の妻に なんか途中で読むのやめようと思った。ゆったりした時間の流れは解るけど、何をどう伝えたかったのだろうか。博士の生い立ち以外に入ってこないんですが、24節気の穀雨で雨に濡れた博士だけ入って来たかな〜まさに収穫はこれだけで。読む前から瀧羽麻子さんのポプラ社のだと当たりなんだが うーん長靴以外に伝わらなかった

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    2025年11月18日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪北部にある遊園地ほたるいしマジカルランドで働く人達の悩みや日常を描いたお話
    曜日毎に主人公がかわった
    あなたを見てくれている人は必ずいるからね!と思えるやさしくて温かいお話でした

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    2025年10月30日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ネタバレ

    ガーデナーの山田さんの退職日に奥さんが見届けにくる場面と、清掃のおばさんの息子が大きくなって遊園地に来たときに2人だけの合図であるおにぎりのサインをしてくれた場面が良かった。萩原紗英の食べるのが遅いところ、夜更かしできないところ、本が好きなところが同じで共感した。

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    2025年08月17日
  • ほたるいしマジカルランド

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    普通とか日常の愛おしさを、非日常を求めて行く遊園地で働く人たちの日常を通して書いている、そんな本。
    ややこしいわ!

    手帳がなくなったとか、社長が入院したとかそれくらいの事件しか起こらない。だから物足りないけど、ほっとする。
    暑い毎日のちょっとした息抜きには丁度良い。

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    2025年07月07日