卯月ココのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おとぎは強いな、漢らしいな
そもそも自分から告白した胆力からして凄いし、望みがないと判れば刻の返事を求めない。しかもその際の基準が「即答じゃない時点で私の力不足よ」となるのだからもう尊敬の念しか湧いてこない
その後も恋心の変遷を好きになった相手に、しかも失恋直後に語ってみせるのだから、ここまで来ると本当に人間なのかな?なんて無駄な疑問すら湧いてきてしまうよ
それだけに刻の中途半端さが目立ってしまった気もするが
彼は裏表を作って日々を過ごしていて、どちらの姿も女性から好印象を得やすいタイプだろうに、「好きって感情がまだよくわかってない」と返して来るとは思わなかったなぁ…
それはまだおとぎにチャンスがあるとも受け取れるし、今後も恋心が判らないなら関係は変わらないという話になる
それは当人にとって想像以上にストレスの掛かる環境だろうな……
と、おとぎの心配をしてしまっただけに先に刻のメンタルが崩れるとは想定外
そこで迷っている素振りを明確に見せるならおとぎとしても接し方は有ったのかも知れないけど、刻がしたのは壁を作るようなもの
そりゃ漢らしいおとぎとて悲しみを覚えるというものですよ
そうした場面ですぐにメンタルを平素に戻すおとぎは本当に凄いのだけど、それは好きな人に見栄を張った面もある筈で。そのように心が大きく揺れ沈むタイミングでまさか雷が話しかけてくるとは
彼って裏表以前の問題なのか、本当に人間性が読めない印象がある。おとぎが言った「得体が知れない」というのは的を射るもの
そんな認識だった為に彼がおとぎと仲良くする為だけに寝不足になってまで遊び道具を用意していたというのは良い意味で彼の裏の無さを教えてくれるものとなったかな
想いに真っ正直な雷との交流はおとぎに刻との接し方を見直させるものとなったように思えるよ
だから四阿での再会は刻の謝罪と合わせ良い時間となったのだろうね
互いに言語化の難しい感情を持っている。それでも裏を共有できる時間は失いたくないものだし、おとぎは刻に好かれたくて関係を続けたい
そう予想されるだけにあっさりと出た恋心診断の結果は刻の行動をどう変えるのだろう? -
Posted by ブクログ
超ナルシストで自覚的に外面を取り繕うおとぎの心を惑わすのは同じように外面を取り繕う刻となる組み合わせは面白いね
周囲の視線から自分に求められる役割を認識し,それに準じて生きているおとぎ。そんな彼女にとって刻という人間は自身の安らぎとなりそうな人間としてではなく、まずヴィジュアルから入っているのが印象的
彼女にとって刻はあくまでも自分に相応しい彼氏候補であって惚れる相手では無かったというわけだ。最初の内は
転機となるのが互いに裏の顔を見せ合った時か
おとぎにしたら自分の裏を見せてしまった油断ならない相手になって可怪しくない相手。でも、あのシーンで刻も裏を見せる事で互いに弱みを握り合う関係に。ただ、その弱みというのが惚れた弱みに通じているのだから面白い
おとぎは彼をもはや自分に相応しいだけの相手と思えない。恋に落ちてしまったわけだ
ここで刻の側もおとぎの裏に魅せられていると判る流れは良いね
駅ホームの件で彼女の裏が男前である事は知れている。だからセクハラ教師の件に関わらせたら下手な暴走をするかも知れない
だからこそ、おとぎの裏も外面も守る為にわざわざ自分の裏を全開にした上で関を追い詰めたわけだ
刻のその傾向が更に深められたのが3話か
情報過多により心が参っていた彼女を癒やす為に自らが敬愛する弦の店に招くなんて。あれって明確な言葉にはされてないけど、彼にとって最大限の持て成しだよなぁ
てか、その流れで自分の小さい頃の写真を平然と見せられる彼はメンタルが強いね。それだけおとぎに自分の全てを見せて構わないと思っているからなんだろうけど
あれだけ信頼や好意を全力で示されたらおとぎが落ちるのも当然というもの
なのになけなしのプライドで彼に参っている自分を見せないようにしているのはそれはそれで男前
そうした面も刻を魅了しているし、そんな刻におとぎも魅了されていくわけだ
それにしても、おとぎは面白い人物だね
美しさ部門と可愛さ部で人類一だなんて臆面もなく言える彼女のナルシストっぷりは凄まじいのだけど、自分という存在にそれだけの自信を持っている男前タイプと言える
そのように考えると刻が彼女に魅了される理由が他にもあるのではないかと思えてしまうね
おとぎは自分に求めれられる評価に即した外面を作っている。裏には別の顔があるがそれを苦にしている様子はない
なら、刻はどのような理由で外面を用いるようになったのだろうね?「初めて心許せるって思えた奴」という言葉に秘められた彼の想いが気になってしまうよ