青砥瑞人のレビュー一覧
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ネタバレ自分的に勉強になったところの抜粋。
・何に対してストレスを感じるかは人によってまちまち。キャパシティが違う。
そのことを前提にして捉えないと、自分と相手を同一視してしまい、
自分ができていて相手ができないという状況に腹が立ってしまう。
・ストレスを感じている状態に気づくことが大切。ストレスをラベリング、言語化できているため。
→カウンセリングと同じ効果?
ストレスがない、と言い続けている人の方がうつ病になりやすい。
・成功体験が得られてポジティブな感情がでている時に、失敗の経験あるいはストレスと結びつけて「同時に」学習すること
→私の場合、職場での会話に入っていくのが難しいと感じている。 -
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本の内容というより、神経科学者としての著者の立ち位置(神経科学の基礎的な実験や理論研究をしてる研究者よりかは神経科学の成果を応用する実践者っぽい)について個人的に参考にしたいっていう目的で読んだ本。
「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」というこの本の3つのテーマ、そういえば私が普段興味を持ってることは究極にはこの3つにだいたい(全部ではないけど)まとめられるかもしれない。
社会心理学の研究を読むとき、人間の行動にこういう傾向があるのはわかるけどそれはどういう理由でそうなってるの?って気になることがあるけど、神経科学とかの生物学的な分野はそこに迫る研究も多くておもしろい。
計算と -
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自律に必要な要素
→心理的安全とメタ認知
心理的安全
→過剰なストレス環境下にいると脳は萎縮し、適切な反応ができなくなる。しかし、ストレス自体は悪いものではなく、成長には必要なこと。ストレスを取り除くのではなく、自己調整しながら向き合うことが必要。そこで、自己決定が求められる。
自己決定に必要な3つの言葉がけ
→どうしたの?君はどうしたいの?何を支援して欲しいの?
⭐️子供から求められるまでは我慢
メタ認知
→客観は定点、俯瞰は複数の視点(過去の自分と今の自分等)メタ認知は俯瞰
反省はしない
→人間は新たなことを継続するには脳に過大なエネルギーが必要。自分と向き合って、どうすればできる -
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千代田区麹町中学校の元校長と、脳神経科学者の共著。
麴町中学校の、子供に他責ではなく当事者意識を持たせるための取り組みが良い。
・心理的安全と心理的危険
深い思考をしたり、理性的な判断を下すには心理的安全が不可欠
心理的危険の典型的な反応は「ファイト・オア・フライト」(逃げるか戦う)
・脳の大原則
①Use it or lose it(使わなければ失くすだけ)
②人の意識は有限(同時に複数のことに集中できない)
③本来ネガティブ思考が発動しやすい(生存本能)
・心理的危険になると現実に沿った思考やエラー検知(凡ミス)、意識的な注意と思考、不適切行動の抑制(怒って暴言)、感情の調整(ストレ -
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BRAIN DRIVEN
Q.パフォーマンスを最大化するには?
A.モチベーションのあり方が人それぞれ違うことを認識し、メタ認知をすること
どうやったら良いか(How)は本を真似するのではなく自分で考える必要がある
メタ認知が「自分を高める」ために最も大事なもの
お気に入りのマンガのシーンなどを思い浮かべる
独特な作法をすることがモチベーション増加につながる(五郎丸のルーティンのような)
そもそも自分と人のモチベーションのあり方はDNAレベルで異なる
苦しいフェースがあるからこそ、乗り越えた時に「快」の感情が生まれる
自分で自分を追い込んで良いのは、自分自身に優しくできる人
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脳科学に基づくモチベーションやストレスマネジメントと聞いて単純に飛びついたのがきっかけで本書を手に取った。本書はモチベーション、ストレス、クリエイティビティをベースに章分けしているが、私は最初の章を主に読んだ。
大切なことは、まずモチベーションについて理解することであり、自分が何に対してやる気を出し、ストレスを感じているのかを客観的に理解するメタ認知能力を高めることだ。
モチベーションと一言に言っても高次な物と下位のモチベーションに分けられるという。高次な物は何かを達成したい、成功したいというようなモチベーションだ。逆に下位のモチベーションとは、食べたい、寝たい、休みたいなどの身体に関わ -
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1年位前に読んだものだが、パラパラと再読。
以前読んだ時にはあまり心に残らなかったが、メタ認知の本質的な意義=「自分をもつ」こと、という言葉が心に響いた。
以前は思いがけずできた1人時間にやりたいことも思い浮かばないし、欲しいものを聞かれても答えられなかった。そんな、自分を持っていない生活だったけど、この本を読んで、『自分で感じ、考え、行動する、自律的な脳』になりたい(戻りたい)と思い、今ではやりたいことばかりで困るくらいに。1年で結構変われたなぁとしみじみ思った。
この本だけで変われたという訳ではないけど、1つのきっかけとなった。私が実践したことは、
☆自分が何をどう感じたのか?を日 -
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★結論
自身のドーパミン源(モチベータ)を探索、発見し、活かす事で、無限の集中力を手に入れる。また、ストレスを味方につける事で更なる相乗効果を狙え。
★集中力を司る、脳の種類
①凛とした脳→自制され、落ち着いた脳
②燃える脳→質の高い集中、短期一点集中
★凛とした脳
・凛とした脳には、心理的安全性が必須
→ストレスを感じた前頭前野は、論理的な処理が出来なくなる。
★激しく燃える脳
・激しく燃える脳には、ドーパミンドリブンの集中が必要
→ドーパミン×ノルアドレナリン=超集中
(持続モチベーション、激しく燃える脳)
★心理的危険性の原因
→物事に対する曖昧さが、心理的危険性を助長する。
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Posted by ブクログ
キーワードは心理的安全性とメタ認知能力
自分が子供の頃の子育て、教育は今思うとどれも抑圧的、限定的だったのだな。
そうやって育てられた自分が子育てをする立場になって我が子にどう対応すればいいのかわからなくなっているところに出会ったこの本。
やっぱり自分の子供への態度は間違っていたんだなということがわかっただけでも読む価値があった。
そしてすべき声かけの仕方も。
実際に常に冷静にその通りに対応できるようになるには少し時間がかかりそうだけれど頑張ろう。
問題は夫にも読んで欲しいけれど絶対読んでくれないだろうなぁということ。両親の片方だけかわっても意味ないから…。
巻末の「心理的安全性をメタ -
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いわゆる「自己啓発本」の仲間に入るんだろうな。
でも,中味は,脳神経科学の研究成果を生かした「脳の積極的な活用法」といった感じだと思う。わたしは,大変興味深く読ませてもらった。
一般的に「ストレスはいけない」「ストレスをためないように」なんて思われているのだが,著者は,「ストレスにもよいものがある」「ストレスをコントロールできる」と言ってくれる。帯にもあるように「ストレスは武器にもなる」のである。「ダーク」なストレスを「ブライト」なストレスに変換する方法が,実に丁寧に書いてある。
今後,是非,実践してみたヒトの話を聞きたいものだ。
そんなの,お前自分でやれ!と言われそうだが,わたし自 -
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こちらの書籍は、脳・神経科学の観点からパフォーマンスを向上させる方法を学びたい方におすすめの一冊です。
モチベーション、ストレス、クリエイティビティの3つの分野に関して、かなり専門的な内容にまで踏み込んで徹底的に解説してくれます。
専門用語が多数出てくるので、脳神経科学について一切学んだことがない私にとっては、非常に難解に感じました。
ですが、各パート毎のまとめが簡潔に分かりやすくまとめられているので、それらを読むだけで十分勉強になりました。
頭から全て理解しようとすると骨が折れるかもしれません。まとめに軽く目を通してから、何故そうなるのか気になる部分を本文で確認するという読み方をオススメしま