青砥瑞人のレビュー一覧
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年齢や役職が上がるほどストレスは強くなる。だからこそストレスを成長に繋げたり、うまくスルーできるスキルが欲しくて手に取った。
学びの核心は、ストレス自体は悪ではなく、ダークストレスを継続させることが悪だという点。認識して初めて対策できるので、まず自分がどんな時にストレスを感じ、何に幸せを感じるのかを理解することが起点になる。期待値と現実のギャップがストレスを生むという構造を知っておくと、期待値をコントロールすることで軽減もできる。
実践面で腑に落ちたのは、時間を空けて振り返ることの意味。ストレス過剰だと本能的な反応しか出ないので、怒る・怒られる構造の場では建設的な会話は成立しない。朝や夜のフラットな無風の状態で振り返るからこそ、冷静で身になる気づきになる。メモ書きや壁打ちは記録ではなく、どういう思考にしたいかをブラッシュアップする作業なのだと再認識した。
もうひとつ重要だったのは、PDCAや反省はスキルアップには良いがメンタル衛生上は良くないという指摘。だからこそ反省や失敗を成功体験に結びつける癖づけが必要になる。日々振り返る習慣がある人ほど、この対の作業が欠かせない。
未知のことには必ず負荷がかかるが、それは異常事態ではなく前提条件。誰にでもできることなら既に誰かがやっている。未知に取り組める力は才能であり、好奇心と成長ドリブンな姿勢、そして根拠なき自信がそれを支える。
一番痺れたのは「幸せな子を育てるのではなく、どんな境遇にあっても幸せになれる子を育てたい」という一節。自分もそう思っているし、そうなりたい。結果が出ていない状況でも止まらずやれていたのは、こういうマインドを持っていたからだと気づけた。 -
Posted by ブクログ
Audible!!
マインドフルネスのやり方、間違ってたーーーっw
ってことに気づかされた一冊(T . T)
瞑想やマインドフルネスをするとクリエイティブな発想が生まれやすくなる、という話はよく聞くし、本書でもその点を深掘りしている。
ただし、この本が強く言っているのは、それを『やるだけ』では全然足りないということ。
大前提として必要なのは、意識下にしっかりと問題意識を擦り込ませておくこと。
それがないままマインドフルネスをしても、ただの「ぼんやり時間」で終わる。
この点がかなり強調されていて、当たり前なんだけど、、自分はそこを完全に疎かにしていた(・_・;
本書で描かれている理想の流れは、
徹底した思考の反復や擦り込みを行った上で、
『無意識を意識する』いわゆるDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)をONにする。
そのときにこそ、新しい発見やひらめきが生まれる。
しかもDMNは、通常の思考で使っている脳の部位とは違う領域も使うらしく、だからこそ、普段の延長線上にない発想が出やすい。
さらに言うと、このDMN状態はトレーニングによって、意図的に持っていけるようになるというのも面白いポイントでした。
というわけで、今まで体感的に 3:7くらいで、
『ぼ〜っと』ばかりしていた自分としては、これからは、8:2くらいで、どっぷり思考とDMNを行ったり来たりする感じに切り替えていこうと思いますw
ちゃんと考えて、手放して熟成させる!
マインドフルネスのやり方が少し分かった気がした一冊でした。 -
Posted by ブクログ
脳の性質を知ることで、脳機能を最大しよう。
iPhoneの機能を知っているから最大限使いこなせていることと同じ。
⚫︎モチベーションのメタ認知
自分を客観視する癖を。
下位の欲求ほど強く働く
欲求を認識して対象をシフトする
コーヒー→勉強
お金が報酬に変わるのは体験の積み重ねによって信念が書き換えられた結果
例:赤ちゃんがお金に価値を感じることはない
⚫︎クリエイティブのヒント
クリエイティビティは脳の後天的な成長の帰結。
ぼーっとすること。
抽象と具体の行き来。
雑談もすべてがクリエイティブのきっかけになりうる。
不確かなこと、曖昧なことを楽しむ脳機能は好転的に育める。
人の注意はできた点に向きにくい、だからこそポジティブを受け取る意識が大切。
自分の注意の向け方さえ意識できれば脳の記憶は様変わりする。 -
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キャッチーなタイトルだがどんな保護者にも教育関係者にもオススメできる一冊。工藤先生のエッセンスと神経科学の知見が参考になります。
メモ
心理的安全性は神経科学から見ても倫理的に正しいアプローチである。
p77
自己肯定感が育まれる環境
否定されない、自分の意思が尊重される、失敗を咎められぬい、他人と比較されない、できていることを評価される、成功体験がつめる、成長実感できる
p148 メタ認知とは自己を俯瞰的に捉え、自己について学ぶ機能
p150 学びを得るのは複数の定点を同時に見たとき
p162 メタ認知を鍛えるテーマ、葛藤、夢や目標、
p103 大人にもできないことを求めない(みんなと仲良く、一致団結、心を一つに)
p40 人間はほっておくと自分に対しても他人に対しても粗探しをしてしまう生き物だ
p42 子どもたちは褒められることよりも駄目だしされることに対して圧倒的に敏感です -
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家庭教師を始めてはや2ヶ月。学ぶ楽しさを伝えられれば最高だなと思い始めたが、やはり一人ひとり感じ方考え方は違って、僕が感じるような楽しさを感じられていない気もする。
そもそも、誰かをコントロールできるとは思っていない。じゃあなぜ家庭教師なんぞするのか?
するというより、させていただいてる。ご家族の依頼のもと、その子がどうなってほしいのかを伺い、その子自身がどうなりたい(どうありたい)かを聴く。その手伝いをさせてもらっている。それくらいの感覚。
でも仕事だから教えないと。
そんな矛盾も抱えてる。
この本では、「心理的安全」と「メタ認知」について、理論(脳神経学)と実践(麹町中学)より語られている。
子育て中の親や、学校の先生だけでなく、人と関わる人は一読しても損はない。
自分にとっての心理的安全とは何か?関わる人の心理的安全は?
メタ認知できているか?メタ認知して接したらどうなるか。
を問うてくれる本だ。
なかなか実践するのは難しいかもしれないが、まずは知ることから。
今から変われるから、心理的安全のもとメタ認知していきたいと思う。 -
Posted by ブクログ
すべての教育者にオススメ。
2大テーマ「心理的安全性」「メタ認知能力」
心理的/ 人間の脳が深い思考をしたり、理性的な判断を下すために必要
メタ/ トラブルなどの葛藤や失敗のネガティブな記憶をポジティブな学びに変えていくときに使う
高次の、(自分の)認知自体の認知→自分を知ること
☆教育の目標は、自らの力で自分を成長させられる術と、幸せな状態を作り出せる術を学ぶこと
脳の大原則
1. Use it or lose it
エネルギー効率が抜群にいい回路、を無意識下で選択
2. 人の意識は有限
雑多な情報やストレスで散らかったままだと深い思考も高い集中力も発揮されない
3. 人は本来、ネガティブ思考が作動しやすい
エラー検知機能、解釈の拡大
ストレスとは
人間体内の生理的状態をできるだけ同じ状態で維持しようとする、ホメオスタシス、これが感じ取るズレのこと。
コルチゾール、ストレスホルモンが血液にのって全身を駆け巡る。心臓の早鼓動、冷や汗、手足の震えなどもストレスホルモンの影響
体育会出身者はストレス耐性が高い、と言われるのは、自分なりのストレス適応の仕方を経験上身につけているから。
「いつも怒られていたら、怒られることに対して耐性がつくのでは?」→ コレは真逆。強いストレスがかかった時に攻撃モード、逃亡モードに変わりやすい脳になっていく可能性が高い
扁桃体は、不安、恐怖の情動を引き起こす、ファイトorフライト反応+ 感情記憶を保存
海馬と回路でつながり、記憶の長期保存に特化、エピソード記憶
怒られた時の恐怖や怒りは強烈に記憶され、不信感、警戒心に。
モチベーション「ドーパミン」
気が散るときは、やらされてる感ではなく、ドーパミンを出す→ために、「この仕事はどんな意味がある?」「これを終えたらどんないいことがある?」などと再認識して生産性を上げる!
*自己肯定感を高められる環境とは
否定されない
自分の意志が尊重される
失敗が咎められない
他人と比較されない
できていることをちゃんと評価される
成功体験を積むことができる
自分の成長を実感できる
☆子どもに自己決定を促す3つの言葉
どうしたの?/何か困ったことはある?
君はどうしたいの?/これからどうしようと考えてるの?
何を支援して欲しいの?/何を支援してほしいの?
メタ認知
自己を俯瞰的に捉え、自己について学ぶ機能
1. 自己の捉え方
自分の特性や癖を正確に把握しているので、目標達成能力や課題解決能力が高いと言われる
2. 自己について学ぶ
自己と向き合い、そこで得た情報を脳の中に記憶痕跡としてしっかり書き込んでおく!
葛藤と夢でメタ認知を鍛える!
幸せになりたいなら、自分の幸せと常に向き合っていくしかない
子どもが気づいていないことを言語化する
ピグマリオン効果で使う言葉は大人側の願望でもいい! -
Posted by ブクログ
『叱っている大人が心理的危険状態』
p63~本文から引用します。
感情は人間にとって必要なものであり、感情自体を責めるのではなく、感情反応を引き起こすプロセスに目を向けてはどつでしょう。たとえば次のアプローチが考えられます。
1 ストレスをストレスとして感じにくくなるように考え方を改める
(例)子どもは大人の言うことを聞くべきだ→子どもの主体性を尊重すべきだ
(例)恐怖で圧倒しないと意見が通らない→平和的に意見を通す方法があるはずだ
(例)子どもを引っ張るのが大人の役目だ→子どもの成長を見守るのが大人の役目だ
p119~
スポーツ指導者が言及することもあり、ネット上でも有名になったデンマークのサッカー協会の10か条について紹介します。
1 子供たちはあなたのモノではない。
2 子どもたちはサッカーに夢中だ。
3 子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。
4 こどもたちから求められることはあってもあなたから求めてはいけない。
5 あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。
6 アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはいけない。
7 子どもの体を守ること。しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。
8 コーチは子どもの心になること。しかし子どもたちに大人のサッカーをさせてはいけない。
9 コーチが子どもたちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ。
10 コーチは子どもを教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子どもたち自身だ。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
などなど!いや~…デンマークのサッカー協会の言葉…。大人が「よかれと思って」子どもにやりがちなこと盛りだくさん!よくありがちなこと。我が身をふりかえると…胸にグサグサ刺さりますな!
脳科学の青砥さんと、教育の工藤さんのコラボ、関心のある方に必見です。