日下あきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元々が険悪な関係というわけでもないのだから、正しく意思疎通できたなら湊も一清も普通に話せる……筈がまだまだ険悪さを引き摺っているし、おまけに帆高への想いが両者の感情を不安定にしている……!
折角いい空気に成りかけていたのに、一清の告白から雰囲気が急降下する構図は色々と辛いものが有るな…
きっと一清としては湊との関係を取り戻せる事は願ってもない現象の筈なんだけど、それ以上に今は帆高への想いを優先してしまっている感じなのかな…?
一途な一清の姿勢には少しの危険性を覚えつつも報われて欲しいとも思ってしまう
でも、帆高だって同様に叶わないと知りながら湊への想いを一途に持ち続けている。両者は似通っている
なら2人に挟まれる立場となった湊の決断がキーとなってくるのだけど、それもなぁ……!
歯痒くて歯痒くてどうしようもない
読者的には微かに見える湊の思惑、これは20話中盤で帆高が言っている事と似たようなものなのだろうな
一度振ってしまったし、今は大切な親友である一清の想いを知っている。だからこそ帆高の想いには応えられない
彼は帆高と一清をくっつけようとしているのかな?なのに、期末試験で一清が取るべき10位を湊は取ってしまった。そこには前巻でも現れた彼の本心が顔を覗かせている気がするよ
一清の健闘により始まる遊園地デート。一清としてはどうにかして帆高を振り向かせたい一心で仕組んだ事態なのだけど、その犠牲になった湊があまりに不憫過ぎる(笑) コンビニスタイルで遊園地連れてこられるってストレスマッハだよ(笑)
ただ、その不機嫌さやあの状況でも帆高に心開かない様子は帆高の感情をぐちゃぐちゃにするものでありつつ、同時に今の帆高が一清にどのような感情を向けているかを明らかにしてしまうもの
そのような状況でも一清は帆高を一途に想って、更には帆高に発破をかけるような台詞も発してしまうんだからなぁ……
一清は自分の恋心を叶えるよりも帆高を慰めようと、彼女の不快感を少しでも晴らそうとしているからあのような言動になるのだろうな…
こうなってくると湊が何を考えているか、というよりも帆高の為に何を言ってやれるかという点が重要になってくるのだけど……
外面と本能がチグハグになっている湊の発言は見ているこちらが苦しくなるくらいに中途半端
何をしたって湊を嫌いに成れない帆高の姿に感極まってしまう彼の姿は度し難い
このような事態だと、またラストの帆高と一清の様子を見てしまうと、もうこの2人がくっつく事が正しいのではないかと思えてしまうが果たして…… -
Posted by ブクログ
一清と穂高の関係を問い詰めようとする湊への切り返しがかなりはっきりしてるなぁ…
まあ、穂高からすれば何かの意図を含む湊の問い掛けはそれこそ自分の想いが否定されるようなものなのだから、聞きたくないとなるのは当然の話か
かといって、ここで2人の会話が終わらずに湊の力に成りたいという趣旨で会話を切り替えようとする帆高は良い子だよ。きちんと一清との過去を話せる湊も良い人間だけど
未熟だった当人達には正しい対応だったか判らない一清の身に起きた問題。穂高は不登校の過去はあれど第三者的な視点で彼らの過去を知るから、湊と一清の正しさも判る
穂高の感覚は湊を幾らか救ってやれるものだね
でも、穂高と湊が良い感じになれば救われない者が居るわけで
イメチェンして攻勢を始めた一清はいじらしいけれど、穂高の心は既に湊にしか向いてないのが辛いよなぁ…
「終わりたくない」「チャンスを下さい」と言い、彼女に近付こうとする一清。彼の想いはどうなっていくのだろうね?
ただ、意外な影響が生まれそうなのが…
多くの場面で一清を気遣ってきた湊は彼が帆高を好きと知っている
穂高は湊にも一清にも仲良くなって欲しいと思っている
その構図において一清が湊から穂高を奪おうとするなら、どうしてって一清と湊の仲は険悪にならざるを得ない。穂高は2人の関係に良い影響を齎した面は有るけど、このような状況になってしまったなら帆高が考えるように2人に悪影響も齎していると言えてしまうんだろうなぁ……
そうして帆高は身を引こうとしたのに、そのタイミングで邂逅してしまう帆高と湊は運命が結びつけようとしているかのよう
そのような特別な雰囲気だったから、湊も伸ばす筈がない手を伸ばしてしまったのかな…
それはこれまでの穂高と湊にとって有り得ない光景。だから帆高は夢を見つつ否定しようとするし、目撃した一清は反発する
穂高が悪いわけではないけど、二人の仲を取り持とうとしていた彼女にとって大きな失敗として印象付けられる出来事
ネガティブな考えに陥りそうな状況だけど、過去にもネガティブの沼に嵌っていた彼女には底から抜け出す際に手を差し伸べてくれる者の大切さを知っている
自分の失敗から逃げずに一清のフォローに向かおうとした穂高は本当に良い子というか、自分の体験から前に進む勇気を手にした人間だと思えるよ
そんな彼女だから「なんで俺ってこんなに最低なんだろう」と悔やむ一清の『ほんとう』を引き出してやれたのかもしれないね
こうして湊と一清の仲は元に戻るのかな?と思いきや、早くも次回予告から想像される状況が一波乱ありそうなんですが……! -
Posted by ブクログ
第1巻時点では、事情有り有りでかなりの闇を抱えているように思えた渡辺一清、蓋を開けてみればかなりの面白キャラと云うか別の意味でヤバいキャラだった(笑)
電柱の影から女学生に声を掛けるとか、路地裏でガラの悪そうな男に絡まれているとかアレ過ぎて反応に困るやつだ、これ
しかも小学校時代はガキ大将だったとか要素が多すぎでしょうに……
他方で湊は穂高の告白を聞いた筈なのに淡白な態度を崩さず。というか、付き合うの無理って明確に伝えてくるのか
確かに穂高と湊は出逢ってからそれ程時間は経ってないし、互いを理解できるだけの交流をしたわけでもない。穂高と同じレベルの好意を持っていると考える方が難しい
でも、だからこそ、この時点で「付き合うとかは無理」と明言できる点には違和感を覚えてしまう
別に穂高の想いの深さを理解していないわけではない。なら、穂高の想いに応えない姿勢の根源にあるものは何だろう?
ただ、そんな湊の素気無い態度に接しても穂高の「好き」が変わる事はなくむしろはっきりした形に。
それを聞かされる、というかわざわざ聞いていた一清の心情とは……
話は変わって一清の不登校問題へ
穂高も学校に行けなくなった人間だから気になってしまう一清の背景。そこから抜け出す大変さを知っているから手伝える何かが有るなら関わりたい
湊の言葉は気遣いの無い発言ではないけど一清には悪く響いてしまった
穂高は一清の言葉に逐一共感しつつもたった一言を発した。余計な装飾のない言葉は一清に強く響いた
その差は説明が難しい僅かな差なのだろうけど、その瞬間に穂高は一清にとってヒーローとなった。それこそ穂高がエレベーターの中で掛けられた言葉によって救われた際に湊をヒーローだと感じたように
そうしてヒーローの言葉によって少しだけ心持ちを変えられた一清だから湊への暴言も失言だったと誤りを認められる
…その勢いで爽やかイケメンに変身して不高校を辞めるとは思わなかったけど。てか、復帰初日でクラスの輪に溶け込んで女子からもキャーキャー言われるって何……?
一清は穂高というヒーローの言葉で復活した。それは見方を変えれば、一清が湊の言葉で復活できなかったのは湊が彼のヒーローに成れなかったからだとも言える
元々一清の不登校に責任を感じていたらしい湊にとって、余計に罪悪感を覚えずに居られない構図
なのに帆高は自分をヒーローだと、好きだと言ってくる。その構図から来る整理できない感情が湊にラストの質問をさせたのかな……
擦れ違いを見せ始めた穂高と湊、ここに真っ直ぐな男に変化しつつ有る一清が絡む事で予想外の混沌を見せる事に成りそうな……