日下あきのレビュー一覧
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ネタバレ連れ去られる慶一郎に追い縋り一緒にユーリは葛城本家へ…という前フリからユーリだけ座敷牢行きとか、もう本当に色々と予想外なんだけど、少し慣れてきたというか逆に読者の予想を斜め上に裏切る展開が無かったら本作じゃないよねとまで思えるようになってしまったな(笑)
他にも化け物が住まうと思われた葛城本家も性に初心なおじさんばかりが集うアレな場所ってのも予想外だったよ!あんなのが議員や大臣を歴任してるとか、この作品世界の日本大丈夫……?
そんなおじさん達でもユーリと慶一郎の恋路に立ち塞がる敵である事は変わりない。ならそんな相手に慶一郎1人が立ち向かうなんて間違いなわけで。あの場面で天井裏から降り立ちキスをぶっかましてやったユーリの侠気は素晴らしい
そして指輪に誓う形で一緒に背負っていくと決めたユーリと慶一郎。……この流れで同棲生活が始まるとはやはり予想外な展開だったけども!
突如始まった夢のような同棲生活。輔けの限られた生活でもこれまでのように監視に塗れているわけではない自由な生活
ただ……自由だからこそ見えてしまったのは慶一郎とユーリの覚悟の違い…かな……。ユーリはその生活でようやっとすけべな事ができると思った。慶一郎は新しい生活の中でユーリを守るために資格等を手にしなければと思った
教科書に手を付けず資格ガイド等を並べる慶一郎の姿は頼りになるけど、途轍もなく「これじゃない」と感じてしまったよ…
それはユーリにとって幸せかもしれない。でも、慶一郎は…?その点に自力で気付き、そして2人の生活を先に進める為に一歩を踏み出したユーリは立派だね
ユーリが1人で向き合うことになった葛城本家の闇……闇なのかな?あれ。まあ、闇なんだろうけど語っている総一郎のノリが深刻且つコメディ調で語られるものだからどうにも実感が……
それでも愛する人と結ばれるために20年我慢した総一郎の苦悶は本物。総一郎の過去は下手をすれば慶一郎とユーリが歩むかもしれない未来
そういった危うさがあっただけに自分達が許される事よりも、慶一郎が幸せになる為にはどうすれば良いかを考えたユーリは総一郎が歩めなかった未来を歩めるのかもしれない
その第一歩がまさかの鍋パ……。おまけに肝心の慶一郎が鍋奉行しているとか本当にどういう事なの……?まあ、そのお陰で葛城太郎の人となりが見えたのだから良かったのか…?
慶一郎に突きつけられた究極の選択。ユーリは慶一郎の幸せを考えて身を引こうとしているようだが、そんな道を慶一郎が選ぶようならユーリは慶一郎を好きになったりなんてしなかった筈
……と思いきや、次巻予告が衝撃の内容なんですけど!最終巻は二人共幸せになるんだよね……? -
Posted by ブクログ
彼氏の誕生日を祝うためバイトに明け暮れるユーリ。ありふれた話だけど、慶一郎の堅物さはここでも度を越してくるんだ……
バイト掛け持ち状態のユーリを心配する気持ちは本物。けど彼の決断力が有り過ぎるし早過ぎて時にユーリの感情を置いてけぼりにしてしまう。普段はギャグ展開だから譲れる部分もあったけど、流石に慶一郎の誕生日を祝いたいという気持ちまで譲れやしないもんなぁ……
決定的にすれ違ってしまった二人。しばらく微妙な感じになるかと思いきや、慶一郎はここでも決断力が有り過ぎるね!新聞配達のバイトに車で来るって何(笑)
ただ、ここでも統一されているのはユーリ第一主義である点。ユーリが心配だから、ユーリを判りたいから近付いた。でもユーリだって慶一郎が大事だから譲れない
すれ違って、盛大に口喧嘩して、追いかけっこまでして。そうして結局はどちらかが譲るのではなく、自分達は同じ事を考えていると納得して和解するのは良いね。やはりこの二人はお似合いカップルだよ
でも、キスシーンキャンセルの言い訳にカナブンを持ち出すのはどうかと思うよ……?
この一連のすれ違いにて良い点が有ったとするなら、それはユーリの中で慶一郎の誕生日を祝いたい気持ちの本気度がより増した点かな
総一郎から聞いた慶一郎の中にある寂しさ。これを吹き飛ばす為に考案したサプライズパーティー。あまりに手の込んだそれは成功すれば慶一郎の記憶に残ること間違い無しのビッグイベント!
……だというのに、どうしてああなるのさ!?誕生日イベントで誘拐されたわけでもないのに互いに拘束されて助けが来ない状況とか意味が判らないよ!!
まあ、別の意味で記憶に残りそうだから、これはこれで良かったのか……?
互いに何も出来ないのだから、微妙な空気のまま誕生日イベントは終わるのかと思いきや、慶一郎ったら予想外過ぎる行動に出たね。二人で協力して手紙を開封するとかそれどんなフェチズム……?
しきたりが有るから、手を使えないから触れ合えない。けれどもし誰かに見られたら誤解じゃ済まないような行為。その果てに慶一郎が出逢えたのはユーリから慶一郎への言葉。祝いや感謝や約束、そして何よりも純粋な好きの気持ちがたっぷりと詰まった言葉
それはあまりに気持ちが詰まっているから、遂に慶一郎も我慢が効かなくなったのかな…。あの慶一郎が自分からキスするとは思わなかったよ……
破ってしまったしきたり、向き合う事になったラスボス。もしかして物語はクライマックスに近づいてる? -
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「Y」ってユーリの「Y」じゃなかったのか!慶一郎はどんだけカブトムシ推しなの……!?
さておき、更生の館からやってきた兄を迎撃する事になったユーリと慶一郎
左遷先の主、慶一郎との曰く、そして窓からやってくる奇人行動……。これだけの要素が揃えば尋常ならざる人物だと判る。それだけに正体が「ボケボケなゆるいお兄ちゃん」だった点には驚き
まあ、よくよく考えれば窓に張り付いている人物が悪い人物なわけないもんな…
そんなこんなでイイ感じのイベントは有りつつも、あっさり終わってしまったユーリの誕生日イベント。ていうか、最終的に正太郎お兄ちゃんの印象が全てを持っていってしまった気がしないでもない
こうなってくると、すれ違いを続けている兄と慶一郎は仲直りしてスッキリしなければならないね。そうでもないと誕生日イベントが消化不良気味に終わったユーリの立つ瀬がないし
そんなタイミングでのパーティーへの招待状。これは慶一郎と正太郎が仲直りする機会でありつつ、微妙な感じになってしまったユーリと慶一郎に恋人らしさを取り戻すチャンスとなるわけだね
……まあ、そんな状況でもいつもの生真面目さを披露する慶一郎は変わらないなぁ(笑)という感じでは有るけれど。でも、ユーリの誘惑に負けまいと踏ん張る様子もあったし、実の所はかなりグラグラ来ているのかな?
たった一週間のダンス特訓、厳しい練習であっても慶一郎への愛をその胸に持つユーリなら乗り越えられる。ガタガタなダンスとメンタルだったユーリが猛特訓を経て優美なダンスを踊るビジョンを披露したのは本当に驚きと言うか、ユーリってやっぱり慶一郎の為ならどんな難題だって乗り越えられるんだね
そんな流れから容赦なくギャグ展開に持ち込むのが本作の十八番なんですが。
何でさ!何であの小綺麗な招待状で、あのダンス練習を経てのDJフロアなのさ!?あんまりにも予想外すぎる……(笑)
その後も良い感じの雰囲気になったと思ったらギャグ展開になって、やっぱりシリアスになって。こちらの感情を良い意味でグチャグチャに掻き乱すような展開。それでも最後にはしっかり締めるのだから大したものですよ
兄弟間の蟠りは解け、そして慕っていた兄に大切な女性を紹介できた慶一郎にとっては満足できる日になったのかな
また、ユーリも一週間の頑張りが報われるようなハグが出来たのは良かったね
そんな感じに終わったと思ったら今度は慶一郎の誕生日というか、次巻予告がなにやら不穏な空気…… -
Posted by ブクログ
勉強会をクッションに始まる誕生日イベント。あの慶一郎が相手なのだから、やり過ぎな光景が展開される事は確定事項だったわけだけど、今回は少し毛色が違ったような
直前に描かれた勉強会を布石と見る事も出来るのかな。珍しくユーリから頼られ、ユーリの為に行動できた慶一郎。寝る間も惜しんで作り上げた問題はユーリを見事に赤点回避させた
いわばこの経験は何をすればユーリから喜ばれるかを慶一郎に自覚させたイベントになったとも言える。なら、その後に続く誕生日イベントも慶一郎が同様の考え方をするのは何らおかしな話ではないわけで
いつものように権力を濫用しているのは確かだけど、最大限に配慮した濫用でもある。おまけに決定事項を伝えてはい開始!の形ではなく、ユーリの意向を確認もしている
慶一郎はユーリのために変わったんだなぁ……
でも、それは別の見方をすれば無理を一手に引き受ける遣り方と取れるんだよね
急遽修学旅行への参加が難しくなった慶一郎。本家から下された嫌がらせ、これに籠められたメッセージは明確なのだから諦めたって誰も責めはしない。でも今の慶一郎はユーリの為に無理をしてでも行動すると決めている。だから嫌がらせに真正面から立ち向かおうとしてしまう
まあ、そんな慶一郎を独りにしないのがユーリの最高にイイ処なのだけど
慶一郎の本音を聞いた上で逆サプライズを仕掛けに行ったユーリは本当に良い彼女だよ!……その流れからの「俺は忙しいんだ」には滅茶苦茶に笑ってしまったけども
しきたりや自分の為すべき仕事を前に頑なになっていた慶一郎に鮮やかな逆転を示してからの流れはカタルシスに満ちあふれ、解放の歓びを感じさせるものになっているね
また、その後の落ち込みたいんだかイチャイチャしたいんだか判らない遣り取りにもニヤニヤしてしまう。カーテン越しとはいえユーリと慶一郎がここまで接近したのは始めてなんじゃなかろうか?
一方、恋愛面で盛り上げたらギャグ展開を続けるのが本作の特徴なんだけど…。何、あの指輪!?何で「Y」なの!?まさかユーリの「Y」!?
どこまでも慶一郎はこちらの予想を外してくるよ……
無理に思えた修学旅行へは一緒に行けて、指輪を渡されて、誕生日も祝って貰えた。始まる前とは違った形だけど、とても幸せな誕生日イベント
ただ、油断した時にこそ最大の問題はやってくる。突如現れた変人はユーリに何を齎すのか…… -
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慶一郎が住む第2邸で働き始めたユーリだけど……まあ、そうなるよねと言いたくなる展開が冒頭から
ユーリと慶一郎ってお互いを想い合ってるし、少しでも一緒に居る為に努力し合っているんだけど、何をどうやっても一緒の時間を作れない。ここまで極端なカップルは珍しいかもしれない
近くに来た筈なのにすれ違い。任された仕事は草むしり。心まで腐ってしまいそうだけど、ここでサプライズをきちんと用意しているのが慶一郎をイイオトコ足らしめる理由だよなぁ
ユーリの為だけに用意された打ち上げ花火。いつもは権力を宜しくない方に使う事が多い慶一郎だけど、今回ばかりは流石に拍手を送りたいね
そうして自分のやるべき事を見定めたユーリだけど、ここでハイスペックを発揮しますか!朝礼前に幾つもの仕事をこなすとか……。これ、社会人になった時、かなり有能な人間になっているというか普通に今からでも慶一郎の片腕ポジが可能なんじゃなかろうか?
まあ、そのハイスペックを利用して不法侵入やらかすのは駄目だと思いますけども(笑) 部下引き連れて侵入者捕まえに来た時の気不味さったら無いよ!
ユーリの無茶苦茶な行動。でも、これは別の見方をすれば放置気味な現状にユーリが不満を溜めていたという事でも有って。でも、慶一郎のノートを通して慶一郎もユーリとの触れ合いに焦りを感じていたと知れる展開は良いなぁ
この二人は一緒に居られる時間は短いけれど、それを補って余りある心の交流が成立しているんだよね
そしてケジメを含みつつ始まる体育祭。体育祭デートって何だと思ったら予想以上にカオスなことに。と言うか、マイケルが邪魔だねマジで!
しきたりが有るから触れ合えない、近づけない。それは理解できても折角のデートでもそうなるなんて納得出来るものではない
これはユーリの我儘と取る事も出来なくは無いけど、ここで彼女の要望を無視したら彼氏じゃない。だからここで慶一郎が矜持を翻してリレーに出たのは「待ってました!」と言いたくなる展開だったのだけど……
まあ、そうだよなぁ…そうなってしまうよなぁ……
自分の我儘で彼氏に恥をかかせる状況。慶一郎がユーリの要望に応えたらな、ユーリだって慶一郎の願いを無碍にしない。望みを叶えてやりたくなる。そうしてレースを中止させたユーリは良い彼女だよ
本当にこの二人はバランスが取れている最高のカップルだね -
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本作って既に「しきたり」という恋を邪魔する要素がどでんと居座っている作品なんだけど、ここで更に恋路の邪魔が追加されますか。しかもそれは慶一郎を守る諜報の人間というのだからユーリとしては堪らない
春日の慶一郎への忠義はピカイチ。おまけに隠密の家系だからユーリや慶一郎の裏をかく形での妨害もお手の物
そんな人物が本気で邪魔をしたなら一般的な高校生であるユーリには為す術がない……そんな風に思っていましたよ。でも、この人、普通にダメダメな人では……?
登場回である7話こそ底知れない表情とあっさり態度を翻す柔軟さ、そして驚愕の行動からなんて恐ろしい人物が登場したんだと思っていたけど、続く8話ではユーリに顔面の真ん中を殴られ慶一郎からはボッコボコにされ…(笑)
恋愛モノにおいてお邪魔キャラは恋を燃え上がらせる装置として機能することが多いけど、それにしたってここまで邪魔できず返り討ちに遭うお邪魔キャラは珍しい(笑)
そんな春日の登場に拠って燃え上がった慶一郎とユーリは初デートですか。というか、この二人って既に結構なラブラブだけど、まともなデートってこれが始めてだったのか
だからこそ、これを邪魔してはダメですよ春日さん……。まあ、ユーリからは一切相手にされなかったし、いつもの如く慶一郎の逆襲に遭っていたけども
ただ、それによって邪魔が入らないデートをすることが出来たのは怪我の功名か
邪魔が入らないから「しきたり」に縛られない接触が出来るかもしれない。そう意気込むユーリの躱し方が予想外の斜め上過ぎるよ!なんで試着室の天井に潜れるのさ!?
一方で本作の最も恐ろしいところはそういうギャグ展開をやった後にきちんと恋愛展開をやってくるところなのだけど
監視のない状況に暴走しかけたユーリと同じように慶一郎だって暴走の虞を抱いている。だからユーリをきちんと愛せるまで自分を制限しようと考える
だからってズルいわー。「俺を好きになれ」とかズルいわー
そして交換ノートなんて小学生っぽいもので和ませた後に権力を容赦なく使ってくる慶一郎は妙な方向でギャップがあるね!これ、二人の恋物語に巻き込まれた人はトンデモなく迷惑な気がするよ!?