上原かおりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終的な感想は“面白かった”んだけど、つくづく私はミステリー要素がないと楽しめないんだと、改めて発見。何やら不穏な現象と、VRゲーム三体の世界観で引き込まれた前作から、一旦謎が解けて、具体的な話になってくる本作。特に上巻の最初は、右往左往する人類の群像劇のような様相を呈して(もちろん、伏線だったりと、必要な部分もあるんだけど)、なかなか読みすすめられなかった。下巻は少しワクワクする要素もあり、持ちなおしたんだけどね。それにしても、三体Ⅱでも人類って変わらないなぁってのが感想。まぁ、色々な人がいる、それが人類だよね。だからこそ文学も生まれて、こうやって楽しめるわけだし。さぁ、次は三体Ⅲ!この壮大
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Posted by ブクログ
プロローグ
漆黒の闇夜を仰ぎ見る
今日は十五夜だが
見えるのは微かな朧月
それがかえって、幻想的でただただ美し
果たして、400年後
未知の“異星人”が降臨するのだろうか
フィクションにのめり込んでいる自分に
陶酔しながら、解決しえないこの難問に
思いを馳せていた
インタールード
『三体Ⅱ 上巻』★4
悠久の時の流れに対峙する人類の絶望と希望
この相対する問いかけに、選ばれし面壁者は
どう立ち向かうのだろうか
その問いへの返答は下巻にて示されるだろう
エピローグ
悠久の時の流れに身を任せていると
LINEにてミッションが降臨した
[人参を買ってこい]と
400年後に“イセイジン” -
Posted by ブクログ
ネタバレ人類を救った理論は単純明快だった。真理ほどシンプルで、それ故に見過ごされるのだと思う。黒暗森林理論、これは本当に宇宙を説明できる社会学なんじゃないだろうか?とんでもない説得力だ。
ついに三体文明と会話を成立させるシーンの面壁者羅輯の頑張りには感動した。完全に負けたと思ったところからのどんでん返し。ヘタレだと思っててごめん。完璧な面壁っぷりに痺れました。全人類と三体文明が欺かれた。
それと、これは上巻の話だけれども、真理に気がついた時の、湖に落ちて宇宙を彷徨うような描写の美しさには息を飲まされた。そのあとの羅輯のセリフ、自分が自分の破壁人だと名乗るシーンは忘れられない。まさに鳥肌ものだった。
羅 -
Posted by ブクログ
ワンミャオは?ワンミャオどこ行ったの!?
この巻から新しい主人公に切り替わる。
この主人公の妄想やらデート描写がやたら長く、「いったい何を見せられているのか」という感じ。
また、急に世界の命運を背負わされた主人公にまず訪れる「イヤイヤ期」の描写もあり、さっさと話を進めてくれよ…という気持ちになった。
きっとキャラクターの深掘りとして、必要だったとおもえる日が来ることを願う。
二部の上巻の時点で、1000ページを超える文量を読んでるわけで、それだけ読ませるということは面白くないわけではない。でも、これを知り合いにおすすめ出来るかというと、話が長すぎ&一向に進まない点から躊躇してしまう。