上原かおりのレビュー一覧
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三体問題が発露してから三体艦隊との対決に向け方々に駆けまわった人々の黎明の21世紀初頭が終わり、ある英雄は死に、ある英雄は次世代の礎を築き、あるものは未来での責務を負って人工冬眠に入った。
時は流れ、23世紀初頭。
三体艦隊の到着まで200年の猶予があるものの、三体艦隊の偵察機は間もなく到着しよう...続きを読むPosted by ブクログ -
最初は中国の人名に慣れずに読みにくさを感じていたが、慣れてからは全く先の読めない展開と、世界観に引き込まれた
ナノマテリアルや量子力学をベースにしたSF的な要素だけでなく、文革を始めとした人間の弱い部分がうまく扱われている。(特に26章は印象的だった
続きがとても気になる作品Posted by ブクログ -
面白かった。時間かかったが読みごたえある。人物名に必ず開いたページの始めにルビをふっているのは良かった、ドラマを足がかりに一気に読めた。三体Ⅱ、三体Ⅲがあるようだが、まだ余韻を味わってから挑戦しよう。2006年から連載された作品らしい。Posted by ブクログ
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宇宙を舞台にした超SF小説。
繰り返される希望と絶望、怒涛の展開に息が詰まるほどに没頭してしまった。
ぜひ多くの人に読んでほしい大傑作。
しかも、まだ続きがあるって、もう鳥肌立ちすぎ。
本当に人に勧めたい小説の感想は、極力内容に触れず、実際に感動してほしいという願望からで、この一冊も、それに当...続きを読むPosted by ブクログ -
SF超大作である三体の第2弾。
前回の三体のラストに出てきたように人類の科学技術発展を阻害する決定的な妨害工作、智子が発動された。
それにより人類は科学の基礎理論発展の道を閉ざされただけでなく、常にあらゆる言動・行動を異星人に監視されることになった。
しかしそんな監視の目も人の心のうちだけは見抜...続きを読むPosted by ブクログ -
一作目が現代が舞台なのに対し、二作目は、軌道エレベータ、核融合エンジン、宇宙戦艦、冬眠技術などなど、未来の宇宙ものらしいSF要素が盛りだくさんで出てくる。ただの宇宙ものでない面白さは、面壁計画が上手い具合にミステリー仕掛けになってるところ。結構多い文章量だけど、飽きずに疲れずに読めてしまう傑作。
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宇宙戦艦ヤマトとか、ガンダムみたいな、作り込んだ話が好きな人にはたまらない。
どのキーワードに触れてもネタバレになってしまうので触れられないもどかしさ。
ただ鉄砲でドンパチするのではない宇宙戦争、それを巡って様々に思考する地球人。これは本当に面白い。
読書が止まらなくなる一冊。Posted by ブクログ -
三体の第2作目。1作目はSF感が足りなかったが、今作はガッツリSF。未来のテクノロジーや宇宙での物語など、盛りだくさん。
しかし本小説はそのようなSF要素がメインではなく、三体世界を前にした時の人間ひとりひとりの行動描写にスポットを当てている。
またロジックが非常に綿密に練り上げられており、想像の...続きを読むPosted by ブクログ -
読み始めるのがたいへんでしだが
読み始めたら あとは一気に読み進んでしまって
読み終わって 終わってしまった感満載で
とても充実しました
ただ 最後が なんだかあっけなくて
もう少し ひっぱってほしかったなー
と思いました それも手に汗握って 読んで
しまったからかもしれませんPosted by ブクログ -
しばらく時間がかかりましたが、読破しました。
とても重厚な群像劇でした。羅輯をはじめとして、タイラー、ディアス、ハインズ。章北海も。
また、第二部「呪文」の締めに最期が描かれる人物たちや、水滴による丁儀の最期、また読者への配慮のように言及された汪淼や葉文潔の人生の締めくくり。
容赦のない時代の進行に...続きを読むPosted by ブクログ -
最高の1冊でした!地球文明vs三体文明。いわば宇宙戦争ながら、三体文明の到着は何光年も先ということで、いわば頭脳戦。これほど壮大な頭脳戦を描いた作品はそう他にないと思います。上巻で描かれたルオジーの呪文とは何だったのか。そして、文明間の対決はどんな結末を迎えるのか、納得の結末でした!最終部の発売が来...続きを読むPosted by ブクログ
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こんなに面白いエンターテイメント小説を読んでしまったら、今後何読んでも物足りなさを感じてしまいそうだ。
冬眠により時間が一気に進み時代は近未来へ。
ルオジーとダーシーの名コンビをずっと見ていたい…。
ワンミャオは、死んだのか…Posted by ブクログ -
Netflixドラマでは面壁者が決定して、羅輯(に相当するキャラクター)の暗殺が失敗するところまでだったので、やっとその続きが読めました。
面壁者それぞれがしっかりと描写されていたのが素晴らしかった。特に、羅輯が自分の小説の構想内のキャラクターに振り回されていく回想が面白く読めました。
サイエンス...続きを読むPosted by ブクログ -
ぶっちぎり面白かった。上巻はダルく、三体世界に対抗する面壁者もちょっと子供向けアニメの趣向というか、キャラが分かりやすいのも相まってあまり入り込めなかった。
が、下巻、冬眠から目覚めて三体世界の先鋒である水滴と対決するところから俄然面白くなりそこからは衝撃の展開とオチで一気に読み切ってしまった。最後...続きを読むPosted by ブクログ