冬馬倫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白くなってきた。
第一巻は、別作家の著作「後宮の烏」に内容や設定が激似しており、興味深い作品ではあるものの、微妙な印象であった。
しかし、第二巻では、ヒロインの「弔妃」こと春麗に匹敵する仙女である「白き巫女」を登場させることにより、初巻とはまったく異なる展開を見せている。
どうしても両者を比較してしまうのだがー。
前者はヒロインである烏妃と皇帝が違いに淡い思慕を抱き合いつつも、最後までつかず離れずの関係であったのに対して、こちらは二巻末でヒロイン自身が皇帝への想いを「恋」として自覚しているのも大きな違いかもしれない。
願わくば、こちらの二人ー皇帝と弔妃は何とか幸せなハッピーエンドを迎えさ -
Posted by ブクログ
16歳の綺麗な少女のまま 年を取らない春麗に
若い王 廉新が会いにくる。
年を取らない春麗は弔妃として朱雀宮に住んでいた。
廉新が持ってくる宮廷の謎を 弔妃が解いていく。
20ヶ月も妊娠が続いていて出産しない宮女
虎がでて人を襲う事件
寝室にかけておくと 徐々に身体が弱っていく美人画
最後は廉新の母親の日記に関わった殺人事件
たぶんその頃にはなかった現代的な解析で 解決していく。
最後の母親の日記は 読まなくても知っていた廉新を 弔妃が慰める。
登場人物の人柄がいいところが 気持ちよく読める
ところです。
読み終えると 温かい気持ちになります。
いい話しですね。 -
Posted by ブクログ
○本のタイトル『宮廷医の娘』
○シリーズ1巻目!
○著者名 冬馬倫(とうまりん)
○イラスト しのとうこ
○デザイン 成見紀子
○KADOKAWA ・メディアワークス文庫
○ライトノベル・中華医療譚
由緒正しい宮廷医の娘・陽香蘭(ようこうらん)が、闇医者・白蓮(びゃくれん)との出会いを通じて成長し、医療の本質を追求する姿が描かれた中華医療譚。
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(あらすじ)
由緒正しい宮廷医の家系に生まれた陽香蘭(ようこうらん)は、医者としての成長を目指して奮闘していた。
そんな彼女が出会うのは、法外な高額治療費を請求するので評判の闇医者・白蓮(びゃくれん)。
彼に改心を促 -
Posted by ブクログ
医師を目指す娘が主人公の、中華ファンタジー。
国は、中原(なかはら)国。
高名な宮廷医だった祖父、その養子となって後を継いだ今は町医者の父という家系に育ったヒロイン・香蘭。
子供の頃から女の子らしいことには興味がなく、医者を目指しています。
女性でも医師になれないわけではないが、非常に狭き門、という設定。
白蓮という新しい診療所の医師が、腕は立つが法外な治療費を取ると聞いて義憤にかられ、貧民街へ乗り込む香蘭。
白蓮の態度は悪いが、想像を越える医術を目の当たりにして、弟子入りを思い立つことに。
実はこの医者、現代からタイムスリップしてる~?
ちょっと距離のある描きっぷりが、時々他人事のよう