鷹樹烏介のレビュー一覧

  • 警視庁公安部外事四課 トクリュウ対策班

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    鷹木烏介『警視庁公安外事四課 トクリュウ対策班』徳間文庫。

    書き下ろし警察小説シリーズの第2弾。

    前作の背景をしっかり踏襲し、現在の日本社会に於ける不法移民問題や外国人による犯罪、政治家や警察の腐敗、トクリュウによる犯罪などを巧く織り込んだ、前作を遥かに凌ぐ面白いストーリーになっている。

    前半の語り手は、ウズガラーヤに情報という武器で立ち向かい、生命を狙われることになったジャーナリストの磐田隆で、後半の語り手は、警視庁公安部外事四課の刑事である多久彰人に変わる。磐田隆の役目は本作で終わり、もしも続編があるならば、次の主役は多久彰人ということなのだろう。


    不法移民のウズガラーヤの一件で

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    2025年08月17日
  • 第四トッカン 警視庁特異集団監視捜査第四班

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    ネタバレ

    鷹樹烏介氏による書き下ろし。
    都内で呪術による猟奇的な事件が多発。
    そのうらには連鎖自殺を計画する組織の存在があった。
    対抗すべく呪術耐性のある主人公井手口と集められた3人がチームが組み立ち向かう。


    修験道、八極拳などの要素み含みやや難しい言葉も出てくるので戸惑うとこも。

    敵味方一癖も二癖もある人物ばかり。中でも女剣士の飯笹がやたら目立つ。
    彼女のバトル描写はとても読み応えあり。

    何かにおわせる終わり方で次回作がありそうな感じ

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    2021年07月08日
  • 第四トッカン 警視庁特異集団監視捜査第四班

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    鷹樹烏介『第四トッカン 警視庁特異集団監視捜査第四班』双葉文庫。

    書き下ろし。呪術を使った猟奇的な犯罪に対抗するために警視庁公安部に発足した特異集団監視捜査第四班の活躍を描く異色の警察小説。

    荒俣宏や夢枕獏の伝奇小説のような風合い。アクションもあり、非常に面白い。この結末なら続編が期待できそうだ。

    呪術に耐性のある一族であるが故に選ばれるべくして選ばれた井手口仁三郎を中心に『第四トッカン』の特異なメンバーが呪術テロを目論む中国の闇組織『龍門会』との闘いに挑む。

    本体価格690円
    ★★★★★

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    2021年03月17日
  • 警視庁公安部外事四課 トクリュウ対策班

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    各登場人物ごとに一人称で語られているので、文章の序盤では誰の観点かわからないことが時々あった。かなり公安的でアンダーグラウンドな世界を描いた作品だが、自分の世界線とは接点がないだけで、こういう世界もあるのかもしれないと思わせる雰囲気を感じた。作品中で「組織」と表現されているのは、実際の有無はわからないが自衛隊の別班のような組織を連想させた。

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    2025年09月09日
  • 警視庁公安部外事四課 トクリュウ対策班

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    日本に根を張る外国人テロリスト、トクリュウ、ディープフェイク…現在問題視されているネタが存分に盛り込まれていて、緊張感を持って読める。さらにダークさが増した六志さんも良いが、結構ヤバい多久くんも好き。爆破時は口を開けろ!

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    2025年08月24日
  • ソルジャー&スパイ 公安機動捜査隊〈特別作業班〉

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    平和ボケした日本人に氷水を浴びせるような展開でした
    展開が早いので飽きることなく最後まで読み進めました

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    2025年04月02日
  • 警視庁公安部外事四課 アンカーベイビー

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    鷹樹烏介『警視庁公安部外事四課 アンカーベイビー』徳間文庫。

    迫真の警察小説。

    『アンカーベイビー』……子供を盾にして移民を申請するという使い古された手口。知らぬ間に日本に東南アジアや中東諸国、中華圏から多くの人が流入し、犯罪行為や不動産の買収、企業の買収を行なっているのは事実である。

    田舎では中華系企業が山野を太陽光発電施設に変え、都会や観光地では中華圏や東南アジアの富豪が不動産を買い漁る。中華圏の大企業は日本の技術を盗むために同意無きTBOを仕掛けて来る。

    問題なのはこうしたことを野放しにして、移民を受け入れ、外国人に生活保護や国民健康保険を認める政府である。


    経済記者の磐田は

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    2025年03月17日
  • 警視庁公安部外事四課 アンカーベイビー

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    海外テロ集団に公安刑事・六志と経済記者・磐田が挑む。テロ集団が日本に浸透した経緯は、今の日本でも難民問題が取り上げられているので興味深く読める。2人にとっては仲間を殺された復讐劇でもあり、SNSやドローンの活躍など盛り沢山。この終わり方はもしや…続編希望!まずは、銃声がしたら即伏せろ!!

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    2025年02月23日
  • 警視庁公安部外事四課 アンカーベイビー

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    警察モノが好きな方(特に公安とか若干のアングラ感に惹かれる方)には満足いく作品だと思います。
    多少文体の粗さはあるものの、今も日本のどこかで実しやかに浸透中の実態かもしれない、そんな得体の知れない恐ろしさを独語に抱かせるには充分。
    各人のキャラとか背景とか、六志が選んだ次の人生(別班なんだろうな…とは思った)とか、結構さらりと済ませられていて読む人によっては物足りなさは残るかも。
    とはいえお花畑日本の危機感の欠如には大きく頷けた。日本以外、を知らなさすぎるよなー、と反省。

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    2025年02月11日
  • ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課

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    怪奇物語の続編。最近はこうゆう小説が色々有りますが、中々面白く前回よりも多少は楽しく読めました。只私には少々食傷気味なので今回で終わりにします。

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    2023年05月12日
  • ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課

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    この小説は私が思ってた以上に面白かったです。そう言えば最近鬼をテーマにした作品がおおいですね。簡単に言えば鬼退治。でも日本には各地に鬼伝説が沢山ある。欧米では悪魔。でも何となくではあるが 微妙に違う様に見える。次作もあると言う事で楽しみです。

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    2023年05月09日
  • 警視庁特任捜査官グール

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    鬼滅隊みたいな、ここまでぶっ飛んだ設定だと頭を使わず読めて面白かった。
    最後があっさりとした終わり方だと感じたが、それが強さや怖さなのかなとひとりごちた。
    個人的に昔の生活圏内が舞台だったので頭の中で聖地巡礼してしまい、住変した警察署がねぇ…とそう意味でも楽しめた。

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    2022年09月10日
  • 警視庁特任捜査官グール

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    空気感染化した新型インフルエンザウィルスを巡る、国際的な陰謀劇。最後がちょっと物足りないかなと思うけど、日本が舞台だから、そうそう派手なアクションには持ってけないかな。

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    2021年08月01日
  • 警視庁特任捜査官グール 公安のエス

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    鷹樹烏介『警視庁特任捜査官グール 公安のエス』宝島社文庫。

    『互助会』シリーズ第2弾。

    各国の諜報組織にテロ組織、国内の公安組織に、公安のS、警察の非合法組織『互助会』が入り乱れ、過激度が増すものの、ストーリーを追い難い作品になっている。もう少し単純明快な筋書きにして、大きな捻りを1つ入れるくらいが良いかなと思った。また、『互助会』や『死人』よりも『グール』という符丁を使った方がしっくり来る。

    過去を一切抹消され、新たな身分を手にした警視庁特任捜査官の『死人』たちにより組織された警察の非公式組織『互助会』が新興イスラム過激派のバイオテロ組織『三日月の剣』と闘う。

    ロシアで偶然発見された

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    2021年01月11日
  • 警視庁特任捜査官グール

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    鷹樹烏介『警視庁特任捜査官 グール』宝島社文庫。

    通常の警察捜査では対応出来ない巨悪に対抗するために警察機構内部に作られた超法規的非公式組織『互助会』の活躍を描く新シリーズ第1弾。

    予想外にハードな常識破りの警察小説だった。登場人物も個性的で、なかなか過去から逃れられない主人公の伊藤、破壊することに命を賭ける大男の黒澤、実は物凄い美形のコンピュータ・オタクの魔法使、 『互助会』を束ねる如月と一筋縄ではいかない連中ばかり。

    『互助会』を構成するのは、様々な理由で殉職扱いとされ、家族や戸籍を失った特殊技能を持つ元警官たちで、彼らは『死人』と呼ばれる。『死人』の伊藤たちは常軌を逸した半グレ軍団

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    2020年05月11日
  • ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課

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    新宿警察署の特殊事案対策課に所属する山本は元死刑囚でサイコパスで刑事。当麻の姫と呼ばれる当麻奈央の盾として刑事として採用される。鬼と呼ばれる悪魔から東京の街を護る。
    当麻奈央を殺すために任務についているというのもありますが、正義感とか誰かを護るためとかいう義務感でなく、死神の仕事の様に淡々と振る舞う姿が新鮮でした。
    好き嫌いで言えば、世界観が血生臭いだけに好き嫌いが別れる作品のような気もします。

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    2019年02月08日
  • ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課

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    最期の方がちょっとあっけない気もするけど、なかなか面白かった。東京(江戸)と火事っていうのは、なかなか説得力のあるテーマですね。
    しかし町中でこれだけ撃ちまくり、殺しまくりだと後始末が大変そう。

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    2019年02月03日
  • ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課

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    鷹樹烏介『ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課』宝島社文庫。

    『ガーディアン新宿警察署特殊事案対策課』の続編。サイコパスと呼ばれた元死刑囚の連続殺人犯があろうことか警察組織に所属し、陰惨で怪異な事件解決に挑むという異色の伝奇警察小説。

    前作がなかなか面白く、続編を期待していたのだが、今回も面白い。

    今回は江戸期に度々見舞われた大火から東京を防衛するために明治維新に造られた『火伏塚』が破壊される事件に元死刑囚の山本ら新宿警察署の特殊事案対策課のメンバーが命を賭けて挑む。

    夢枕獏のサイコダイバー・シリーズ、荒俣宏のシム・フースイ・シリーズ、ジャック・カーリイのカーソン・ライダー・シリー

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    2019年01月13日
  • ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課

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    主人公が連続殺人鬼だったり、敵役がペド野郎だったり、いろいろネタはやばい感じですが、意外と言ったら失礼だけどなかなかいい雰囲気のお話だった。シリーズ化しそうな感じですね。

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    2018年01月19日
  • ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課

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    鷹樹烏介『ガーディアン新宿警察署特殊事案対策課』宝島社文庫。

    第5回ネット小説大賞受賞作。サイコパスと呼ばれた連続殺人犯があろうことか警察組織に所属し、陰惨で怪異な事件解決に挑むという異色の警察小説。

    なかなか面白い設定で、古武道や呪術、近代兵器に、鬼の一族などなどあらゆる要素が盛り沢山の作品である。少し欲張り過ぎかと思うが…

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    2018年01月15日