あらすじ
「元死刑囚」で「サイコパス」のボディーガードが、新たな任務に挑む!
江戸期に何度も大火に見舞われた東京では、明治維新を機にいくつもの「火伏塚」が建立され、町を大火災から護り続けてきた。しかし、2020年のオリンピックを控えて都内各所で建設・改築が進む中、火伏塚が次々と破壊されるという事件が起こる。相次ぐ火災や爆発事故の前に、警視庁は火伏塚修復の専門家を急ぎ海外から招聘し、山本はその警護にあたることになった……。怪異と暴力が交錯する異色の伝奇警察小説、好評の声にお応えして、第2弾がついに登場!
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Posted by ブクログ
怪奇物語の続編。最近はこうゆう小説が色々有りますが、中々面白く前回よりも多少は楽しく読めました。只私には少々食傷気味なので今回で終わりにします。
Posted by ブクログ
新宿警察署の特殊事案対策課に所属する山本は元死刑囚でサイコパスで刑事。当麻の姫と呼ばれる当麻奈央の盾として刑事として採用される。鬼と呼ばれる悪魔から東京の街を護る。
当麻奈央を殺すために任務についているというのもありますが、正義感とか誰かを護るためとかいう義務感でなく、死神の仕事の様に淡々と振る舞う姿が新鮮でした。
好き嫌いで言えば、世界観が血生臭いだけに好き嫌いが別れる作品のような気もします。
Posted by ブクログ
最期の方がちょっとあっけない気もするけど、なかなか面白かった。東京(江戸)と火事っていうのは、なかなか説得力のあるテーマですね。
しかし町中でこれだけ撃ちまくり、殺しまくりだと後始末が大変そう。
Posted by ブクログ
鷹樹烏介『ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課』宝島社文庫。
『ガーディアン新宿警察署特殊事案対策課』の続編。サイコパスと呼ばれた元死刑囚の連続殺人犯があろうことか警察組織に所属し、陰惨で怪異な事件解決に挑むという異色の伝奇警察小説。
前作がなかなか面白く、続編を期待していたのだが、今回も面白い。
今回は江戸期に度々見舞われた大火から東京を防衛するために明治維新に造られた『火伏塚』が破壊される事件に元死刑囚の山本ら新宿警察署の特殊事案対策課のメンバーが命を賭けて挑む。
夢枕獏のサイコダイバー・シリーズ、荒俣宏のシム・フースイ・シリーズ、ジャック・カーリイのカーソン・ライダー・シリーズ、スティーヴン・ハンターのスワガー・シリーズをごちゃ混ぜにしたような作品。