あらすじ
クライム・アクション警察小説第3弾!
vs.日本進出を謀る臓器売買(オルガン
トレード)組織
vs.尖鋭化した不法移民の残党
二方面で極限の闘いに挑む!
書下し
中国の闇ビジネス――臓器売買(オルガン
トレード)。警視庁公安部外事四課の阿仁警
部は、その取引の流れを中東での潜入捜査の
過程で知った。臓器を冷凍保存する革新的技
術を背景にした人身売買の拠点は、名古屋港
――。阿仁は、旧友の六志、後輩の多久、ジ
ャーナリストの磐田を巻き込み、闇に踏み込
んでゆく。磐田は凄腕のロシア美女ジュール
カを伴い、阿仁に助力するため、名古屋へ向
かう。
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Posted by ブクログ
鷹樹烏介『警視庁公安部外事四課 オルガントレード』徳間文庫。
書き下ろしシリーズの第3弾。
今回もなかなか読み応えがあった。ウズガラーヤの残党による事件と中国の臓器売買組織という新たな闇の勢力が描かれる。
最近の日本は犯罪も国際化している。外国人による犯罪増加もさることながら、海外に拠点を置いた特殊詐欺事件やトクリュウ型の強盗殺人事件なども目立つようになった。
中国などでは日本よりも貧富の差が大きく、共産国と言いながら、闇で過激な経済活動が行われているのだから始末に負えない。
今回は中国の闇ビジネス、臓器売買組織に警視庁公安部外事四課のはみ出し者たちが果敢に挑む。
警視庁公安部外事四課の阿仁武佐警部は、中国の闇ビジネス、臓器売買の取引の流れを中東での潜入捜査の過程で知る。そして、臓器を冷凍保存する革新的技術を背景にした人身売買の拠点が日本に作られようとしていることを知り、中東から帰国する。
阿仁は、ウズガラーヤと公安からも追われる六志麻生とその後輩の多久彰人、ジャーナリストの磐田隆を巻き込み、闇ビジネスの正体に迫る。磐田は多久に頼まれ、凄腕のロシア美女ジュールカを伴い、阿仁に助力するため、名古屋へと向かう。
本体価格800円
★★★★★