高瀬隼子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みたいリストから。
ふゆイチ対象作品になっていた時に、あちこち探して買ったのに、手に取るのがすっかり遅くなってしまった( ..)՞
間橋薫は半同棲している恋人・郁也に連れられ、ミナシロと名乗る女性に会う。彼女は郁也との子どもを妊娠したけれど、育てる気はないと言う。そして薫に尋ねるのだ。「子ども、もらってくれませんか?」
「水たまりで息をする」もだけど、本書もあらすじがなかなかに強烈…でもなぜか惹かれてしまう…!
短い物語なのでサクッと読めるけど、感想を書くのはなかなか難しい…… 。
子どもを産むこと、産まないこと。
子どもを持つこと、持たないこと。
性は愛がなくても成立するが、愛は性がなくても成立するのか?
考え出すと「これ」という答えが出ない問いを出されているかのよう。
設定にはリアリティがないのに、その出来事が間橋の心を動かしていく様がすごくリアルで引き込まれた。
「子ども」ってパワーワードだよなぁ。
ミナシロには終始嫌悪しかなかったけれど、子どもを産むか産まないか、についての言葉には共感した。
私も実際に子どもを産むまでは、頭の片隅にずっと産むか産まないか問題があった気がする。
実際は「産んだらクリア」ではなくて、産んだら産んだで第2子問題がある気がするし、第2子産んだら第3子…?(。•́•̀。)
物理的に産めなくなるまで終わらない気がする。
これはもう女の性なのかもしれない。
私は母親という立場で読んでるからか、子どもの行く末がとにかく気になった。
収まるべきところに収まったなぁという気はするけれど、その後の2人は…?
心がザワザワしたまま読み終えた。