吉川徹のレビュー一覧

  • ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

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    母がひのえうまで、この本を買ってきました。
    子の私が先に読み切ってしまいました。

    やはり「メディア」の影響は凄まじいな、と。
    特に明治〜大正の新聞、反省してほしいです。

    そして、近代化が進み多様性が尊重される社会とともに「ひのえうま」の在り方が変わっていくのが興味深く思いました。

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    2025年08月10日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    ネタバレ

    私はゲーム機を買ってもらえない家庭育ちで、友達の家に行けば借りれたけど、そんな頻度なので、上達せず、うまい友達のを見るのは好きだけど自分はやらない子どもでした。

    なので、本書、第1、2章で、現在のゲーム事情やコミュニケーションのあり方の違いを厚めに書いてくださってるのが、まずとても気に入りました。
    ロブロックスや、マイクラは実際自分でもやってみました。
    操作の仕方も世界観も自由度が高くて、私には難しいことが多いです。
    マニュアル、ある程度の型にそってやるのが好きな人間には茫漠な世界のようで、落ちつかなさも。
    我が家の子ども達が好きなのはただ街をふらふら歩いたり、壊したり、建てたり、一応コインなんかはたまってたりしてるけど、うまくいかなきゃ簡単に退出や、リスポーンしたり、死んだり殺したり殺されたりが楽勝な感じが、楽なんだろうな〜って思いました。
    ぼんやりテレビを観る感覚に近いなと。

    うちの子たちは発達障害があるので日常生活を送るだけでめちゃくちゃ疲れるみたいで、リアルでヘトヘトなのにゲームでまで疲れたくないという印象。

    それが、本書の、「本当にゲームをしたくてしてるのか?」という問いかけとマッチして考えさせられましたね。
    つまるところ、「ほんとの気持ちはどこにあるの?」ということ。

    「ICTがない時代に戻ることはないから、うまく付き合うスキルを身につけるのが必要」という考え方も賛成。

    そして、「介入する時、倫理的にどうなのか」という考え方。
    本当にそうだなあと。

    「約束の弊害」の話も。

    結局、学童期くらいから、選択活動を増やして、「自分の人生」ということを感じてもらえるように取り組んでいくことが大切なんだろうなと思いました。

    おすすめです。

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    2025年03月21日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

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    大規模調査に基づいて計量社会学者が描き出す“明日の日本の姿"が良く分かる。

    大卒と非大卒,男性と女性,壮年と青年で8分割して様々な視点で定量的に分析してある。この結果からは,レッグスと著者が呼ぶ人たち(非大卒,青年,男性)への支援が一番必要と思われるが,政治はこの人たちを見ていない。

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    2024年09月14日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    一口にまとめられがちな「ゲーム依存」を詳細に記述しているので、デジタル社会に生まれ育っているこどもたちを理解するのにちょうどよい。

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    2024年06月12日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    個人的にはゲーム好きなので子どもにゲーム禁止は無理だと思ってる。でも、なんとなくやりすぎを心配しちゃう。
    この本は、そんな不安を解消してもらった。
    子どもとの約束を作ることで、一番大事なこと「子どもは約束を守れないもの」という言葉にハッとする。
    大人でも三日坊主って言うくらいだから、子どもにだってむずかしよね。
    子ども任せにしないことも大切。

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    2023年11月27日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    本の内容よりもまずは、我が家の状況から説明することをお許しいただきたい。
    現在8歳6歳4歳といて、順にADHD、ASD、未確定グレー。上2人は診断が付いていて児発にも通っている。第二子は支援級に通う。
    父親の私もADHDで、母親は同グレー。2人とも定期的に心療内科を受診中。つまりは、一家揃って当事者ど真ん中となっている。一応断っておくと、それなりに幸せ。たぶん普通の家庭と同じようには。ただ、毎日常に誰かが誰かに怒り散らしてはいるが。

    私も妻も元々はゲーム好き。ハンドルネームの通り、私は特にオールドゲームが趣味で、子どもが年中になった頃に我慢しきれずファミコンから始めさせてみた。それは自分の好き、を共有したいという気持ちもあったし、自分の人生をトレースさせたいという多分にエゴイスティックな発想からだったのだが、事件が始まったのはNintendoSwitchを買ってから。妻と妻の祖母の共同出資により、それは実現してしまった。

    Switchはタイマーとオートオフを備えており、さらにスマホアプリから管理、監視が容易にできる。1年生になって友だちとも話が合うし、良かったと思える点は多い。タイマーは設定時間になると強制シャットダウンができるため、親は楽だが、反面子どもの自主性が育ちにくい。たぶん、深々と降り積もるように紫根が残っていくんだと思う。著者の推奨していない、罰によるコントロール、という運用に限りなく近い。
    ただ、繰り返すが親は楽だ。

    そこに輪をかける事件が起きたのは、Fortniteという基本無料のサバイバルゲームをダウンロードしてしまってから。本書の中でも、発達障害児にとっては最も禁忌とされている刺激が強くて中毒性の高いゲームだ。そもそもゲーム耐性が養われていない子どもに、結果的に麻薬のような渇きを与えてしまったのに等しかった。これは失敗した。

    いまだにゲームを挟んで、親子の軋轢は続いている。
    お互い嫌な気持ちになる。次第に親はゲームをやる我が子を倦むようになるし、反対に子どもは目を盗んででもやろうとする。表面上の均衡を保っているのが、Switchのタイマー機能というのはもはや皮肉でしかない。

    子どもの自主性。

    その言葉に尽きる。著者の言うように、それを支えるのは信頼関係しかない。分かっている。当たり前だと思っているのに、あまりに日常に溶けてしまって、簡単に快楽や怒りの感情に取って代わられてしまう繊細な絆。

    残念ながらこの本に結論というものは用意されていない。ゲームやICT環境の方が遥かに変化が早いからだという。その通りだと思う。
    だからと言ってガッカリしたわけではない。根源的なところでは解決の道筋は一つ。その繊細な絆の糸を、切らさないようにしながら、子どもを愛し続けること。
    その通りだと思う。言うは易しだが。

    情報リテラシーなんて小学生に身につけさせられるような親は、ぶっちゃけ1000人に1人くらいなんじゃないかとか思う。最初から100点満点の状態でゲームを与えられる親など、いるわけない。お互いに伴走しながら変わっていかなくてはならない。そのためのデータが豊富にあるし、そのための愛情がたっぷり詰まっている。少なくともそう見えた。ものすごく親の味方で、子どもの味方である良著。
    とにかく良著。
    ただし、本は良くても実践するのは親だ。
    言うは易し、なのだ。

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    2023年06月18日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    自分がもっといろいろなことに
    興味をもたんといかんなあって思った。
    魅力的な大人になりたい。
    コロナ禍でもできる趣味、、

    ①ゲームのルールは守れない、が前提。
    だから、気持ちよく「おしまい」ができるようにする。
    ⭐︎出来なかったら罰を与えるのは逆効果。
    できたら〜にする。
    たとえば、時間までに終われたら、明日10分延長してゲームできるよ、のように。

    ②ICTを使った活動は、時間がかかるものがある。
    長いストーリーなど、根気の必要なものは時間がかかる。短すぎるのも考えもの。
    ⭐︎わかるなあ、これ。
    短キャいいってもんじゃないんだよねえ。
    根気よく作業を続けないと完成しないことも。だから、子どもの考えなしに、勝手に時間設定するとかは、よくない。考える時間を奪っているのかも。

    ③他に好きなことを作る。
    ⭐︎その通りだよねえ。楽しいことが他にないから、ゲームばっかりになっちゃうって、一理ある。親もらくだしね。
    身につまされまくりでした。

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    2022年07月31日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    すごく腑に落ちた。子育てしてると「ゲーム=悪」みたいな構図に出会うことが多々あるけど、決してそうではなくプラスの面もたくさんある。それを知ることが、子どもとゲーム、ネットの関係を理解する第一歩になる。そしてリアル世界のつながりがなりより大事であることを再確認できた。また読む。

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    2022年02月05日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    著者自身のゲームとの付き合いの歴史から始まり、とっつきやすい。
    ゲーム依存は結果であって、原因はゲーム自体とは限らない。ゲームのみを取り上げることに躍起になってはかえってこじれる場合がある。

    とても読みやすい本。何度も読み返したいと思う。

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    2021年06月29日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    私が受けてきた、親子関係、どちらかと言うと、親の言う事は絶対と言われてきた、その関係がネット、ゲームでは違うんだと、ビックリさせられた。デジタルが家庭に持ち込まれた現代では、同じデジタル機器を使う同志として共にルールを作る対等な関係であらねばと知った時、はて、我が家はどうなんだろうと思わず振り返り、反省した。
     ICTは敵ではない。もう、当たり前の道具で、それをどう使うか、使わないはないんだ。今、我が子は、一見スマホばかりを弄ってるように見えるが、実は宿題をグループで共同作業していたり、発表原稿をスライドで作っている。しかもソファに座って…。もしかしたら、何かとツイートしたり、LINEしている大人の方がタチ悪いのかも。反省と共に、私も私のルールを作ろうと思った。

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    2021年05月23日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    単著なので通し読みしやすい。
    より実践的なところまで踏み込んであるところ、筆者がゲームやICTのリアルユーザーであるところが現段階では新規的。

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    2021年04月16日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    ゲームやネットのことについて子どもにあれこれ言いたくなったら、言う前にまずこの本を読むと良さそう、と思いました。

    フラットで、フェア。

    特に、ゲームに没頭した経験のある大人たちに読んでほしいと思いました。

    子どもを抑圧するのではなく、放任するのでもなく。

    今、この時代に、どう向き合っていくのかを考えるヒントが紹介されていて、親として、支援者として、これから本書の内容をぜひ活用していきたい!と思いました。



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    2021年03月17日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    ネタバレ

    ■大人から子どもの世界に近づいてみる
    ■発達障害のある子どものゲーム、ネットとのつき合い方を知る
    ■機器ではなく、内容から子どもが何をしたいか考える
    ■ICTから遠ざかる支援よりも、利用してリテラシーを身につける
    ■「やめさせる」「取り上げる」はさらに反感を強める対応
    ■ネットやゲームの約束は子どもには守れない
    ■ゲームとお金の関係を理解する
    (版元ドットコムより)

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    2021年03月06日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

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    吉川先生は自身も相当なゲーマーだけあって?その内容は非常に現実味がある。臨床家だけに読ませるにはもったいない内容で一般の人々にも広く読んでほしい書。

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    2021年02月23日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

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    めちゃくちゃ面白かった!!新書は久しぶりに読んだけど、わかりやすい。社会学の本でこんなにスルスル読めた本はあんまりない。最新のデータもたくさん使われててよかった。

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    2019年06月07日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

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    「8人のプロフィール」というところを見ると、本書のほとんどの内容が網羅されています。そこから後ろは対策、ということになります。経済的社会的に不安定な非大卒若者というと、自ら脱落したというイメージがあります。が、そうではなく、大卒と違うコースを歩んだ人たちである。女性たちは多産で人口を支えているし、男性たちは地方を支えている。余裕ある大卒の40-50代が(私です…)が、中心となって彼らを支えるべき。

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    2019年03月13日
  • 学歴分断社会

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    本書は「学歴」が「格差」に及ぼす影響について書かれた本だが、特筆すべきは様々な社会学的な議論を整理しているにある。例えば2000年代になってから横行している「格差論」について、様々な意味の「格差」が存在していて、まず定義がそれぞれ少しずつ異なっているためそれらを整理し、その上で様々な格差が存在しているが実はどれも「学歴」と絡んでいるということをきめ細かに説明している。その他にもデータをベースにしつつ説得的かつ“背伸びをしない”議論を展開しており、実に有用な一冊である。

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    2011年11月06日
  • ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

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    丙午に生まれてこのかた感じていたもやもやが、すうっと晴れた。読み物としてもとてもおもしろい作品。社会学って、文理融合、とても新鮮。

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    2026年09月14日
  • 分断社会と若者の今

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    若者の政治離れならぬ自民党支持率の高さをデーターで示し、ポピュリスト政党の台頭を予見している。自民党をブルジュア政党と名付け納得

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    2026年04月11日
  • ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

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    丙午年生まれ年の女性は「よくない」という迷信があって、1966年には出生数が極端に落ち込んだという話は広く知られている。
    でも丙午年生まれの女性の何が「よくない」のか、いつ頃からそうした迷信が流布されたのか、なぜ人々は迷信を受け入れ続けたのかはあまり知られていない。
    本書はそうした丙午忌避の実態をデータに基づき解説と評価をしている。
    1906年明治の丙午年生まれの女性が被った迷信の被害の深刻さは想像を超えていた。

    そして、本年2026年の出生数に丙午の迷信はどれだけ影響を与えるであろうかを考察している。
    本書が解説する丙午忌避の歴史的実情と、本年令和の丙午が出生数に与える影響についての考察のいずれも説得力のあるものだった。

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    2026年02月17日