吉川徹のレビュー一覧

  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    とても良い本だった。
    著者がゲームやパソコンに親しんで来られた方で、子どもたちの気持ちに寄り添って書かれている。
    ゲームなどに依存するのは、それ以外の楽しみを持たないから。選択肢を増やすことも考える。
    性教育が難しいようにICT教育も親にとっては大変難しいが、根気強くやっていくことが必要。
    どんなゲームや使い方に子どもたちがはまっているのか、親も知ること。
    まだまだ研究も進んでいない領域なので、悩んで付き合っていくしかないのだなあ。

    0
    2025年10月07日
  • ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

    Posted by ブクログ

    母がひのえうまで、この本を買ってきました。
    子の私が先に読み切ってしまいました。

    やはり「メディア」の影響は凄まじいな、と。
    特に明治〜大正の新聞、反省してほしいです。

    そして、近代化が進み多様性が尊重される社会とともに「ひのえうま」の在り方が変わっていくのが興味深く思いました。

    0
    2025年08月10日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私はゲーム機を買ってもらえない家庭育ちで、友達の家に行けば借りれたけど、そんな頻度なので、上達せず、うまい友達のを見るのは好きだけど自分はやらない子どもでした。

    なので、本書、第1、2章で、現在のゲーム事情やコミュニケーションのあり方の違いを厚めに書いてくださってるのが、まずとても気に入りました。
    ロブロックスや、マイクラは実際自分でもやってみました。
    操作の仕方も世界観も自由度が高くて、私には難しいことが多いです。
    マニュアル、ある程度の型にそってやるのが好きな人間には茫漠な世界のようで、落ちつかなさも。
    我が家の子ども達が好きなのはただ街をふらふら歩いたり、壊したり、建てたり、一応コイン

    0
    2025年03月21日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

    Posted by ブクログ

    大規模調査に基づいて計量社会学者が描き出す“明日の日本の姿"が良く分かる。

    大卒と非大卒,男性と女性,壮年と青年で8分割して様々な視点で定量的に分析してある。この結果からは,レッグスと著者が呼ぶ人たち(非大卒,青年,男性)への支援が一番必要と思われるが,政治はこの人たちを見ていない。

    0
    2024年09月14日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    一口にまとめられがちな「ゲーム依存」を詳細に記述しているので、デジタル社会に生まれ育っているこどもたちを理解するのにちょうどよい。

    0
    2024年06月12日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    個人的にはゲーム好きなので子どもにゲーム禁止は無理だと思ってる。でも、なんとなくやりすぎを心配しちゃう。
    この本は、そんな不安を解消してもらった。
    子どもとの約束を作ることで、一番大事なこと「子どもは約束を守れないもの」という言葉にハッとする。
    大人でも三日坊主って言うくらいだから、子どもにだってむずかしよね。
    子ども任せにしないことも大切。

    0
    2023年11月27日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    本の内容よりもまずは、我が家の状況から説明することをお許しいただきたい。
    現在8歳6歳4歳といて、順にADHD、ASD、未確定グレー。上2人は診断が付いていて児発にも通っている。第二子は支援級に通う。
    父親の私もADHDで、母親は同グレー。2人とも定期的に心療内科を受診中。つまりは、一家揃って当事者ど真ん中となっている。一応断っておくと、それなりに幸せ。たぶん普通の家庭と同じようには。ただ、毎日常に誰かが誰かに怒り散らしてはいるが。

    私も妻も元々はゲーム好き。ハンドルネームの通り、私は特にオールドゲームが趣味で、子どもが年中になった頃に我慢しきれずファミコンから始めさせてみた。それは自分の好

    0
    2023年06月18日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    自分がもっといろいろなことに
    興味をもたんといかんなあって思った。
    魅力的な大人になりたい。
    コロナ禍でもできる趣味、、

    ①ゲームのルールは守れない、が前提。
    だから、気持ちよく「おしまい」ができるようにする。
    ⭐︎出来なかったら罰を与えるのは逆効果。
    できたら〜にする。
    たとえば、時間までに終われたら、明日10分延長してゲームできるよ、のように。

    ②ICTを使った活動は、時間がかかるものがある。
    長いストーリーなど、根気の必要なものは時間がかかる。短すぎるのも考えもの。
    ⭐︎わかるなあ、これ。
    短キャいいってもんじゃないんだよねえ。
    根気よく作業を続けないと完成しないことも。だから、子ど

    0
    2022年07月31日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    すごく腑に落ちた。子育てしてると「ゲーム=悪」みたいな構図に出会うことが多々あるけど、決してそうではなくプラスの面もたくさんある。それを知ることが、子どもとゲーム、ネットの関係を理解する第一歩になる。そしてリアル世界のつながりがなりより大事であることを再確認できた。また読む。

    0
    2022年02月05日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    著者自身のゲームとの付き合いの歴史から始まり、とっつきやすい。
    ゲーム依存は結果であって、原因はゲーム自体とは限らない。ゲームのみを取り上げることに躍起になってはかえってこじれる場合がある。

    とても読みやすい本。何度も読み返したいと思う。

    0
    2021年06月29日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    私が受けてきた、親子関係、どちらかと言うと、親の言う事は絶対と言われてきた、その関係がネット、ゲームでは違うんだと、ビックリさせられた。デジタルが家庭に持ち込まれた現代では、同じデジタル機器を使う同志として共にルールを作る対等な関係であらねばと知った時、はて、我が家はどうなんだろうと思わず振り返り、反省した。
     ICTは敵ではない。もう、当たり前の道具で、それをどう使うか、使わないはないんだ。今、我が子は、一見スマホばかりを弄ってるように見えるが、実は宿題をグループで共同作業していたり、発表原稿をスライドで作っている。しかもソファに座って…。もしかしたら、何かとツイートしたり、LINEしている

    0
    2021年05月23日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    単著なので通し読みしやすい。
    より実践的なところまで踏み込んであるところ、筆者がゲームやICTのリアルユーザーであるところが現段階では新規的。

    0
    2021年04月16日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    ゲームやネットのことについて子どもにあれこれ言いたくなったら、言う前にまずこの本を読むと良さそう、と思いました。

    フラットで、フェア。

    特に、ゲームに没頭した経験のある大人たちに読んでほしいと思いました。

    子どもを抑圧するのではなく、放任するのでもなく。

    今、この時代に、どう向き合っていくのかを考えるヒントが紹介されていて、親として、支援者として、これから本書の内容をぜひ活用していきたい!と思いました。



    0
    2021年03月17日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■大人から子どもの世界に近づいてみる
    ■発達障害のある子どものゲーム、ネットとのつき合い方を知る
    ■機器ではなく、内容から子どもが何をしたいか考える
    ■ICTから遠ざかる支援よりも、利用してリテラシーを身につける
    ■「やめさせる」「取り上げる」はさらに反感を強める対応
    ■ネットやゲームの約束は子どもには守れない
    ■ゲームとお金の関係を理解する
    (版元ドットコムより)

    0
    2021年03月06日
  • ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために

    Posted by ブクログ

    吉川先生は自身も相当なゲーマーだけあって?その内容は非常に現実味がある。臨床家だけに読ませるにはもったいない内容で一般の人々にも広く読んでほしい書。

    0
    2021年02月23日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった!!新書は久しぶりに読んだけど、わかりやすい。社会学の本でこんなにスルスル読めた本はあんまりない。最新のデータもたくさん使われててよかった。

    0
    2019年06月07日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

    Posted by ブクログ

    「8人のプロフィール」というところを見ると、本書のほとんどの内容が網羅されています。そこから後ろは対策、ということになります。経済的社会的に不安定な非大卒若者というと、自ら脱落したというイメージがあります。が、そうではなく、大卒と違うコースを歩んだ人たちである。女性たちは多産で人口を支えているし、男性たちは地方を支えている。余裕ある大卒の40-50代が(私です…)が、中心となって彼らを支えるべき。

    0
    2019年03月13日
  • 学歴分断社会

    Posted by ブクログ

    本書は「学歴」が「格差」に及ぼす影響について書かれた本だが、特筆すべきは様々な社会学的な議論を整理しているにある。例えば2000年代になってから横行している「格差論」について、様々な意味の「格差」が存在していて、まず定義がそれぞれ少しずつ異なっているためそれらを整理し、その上で様々な格差が存在しているが実はどれも「学歴」と絡んでいるということをきめ細かに説明している。その他にもデータをベースにしつつ説得的かつ“背伸びをしない”議論を展開しており、実に有用な一冊である。

    0
    2011年11月06日
  • ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

    Posted by ブクログ

    私も1967年生まれ。67コアグループの次の早生まれ集団に入る。干支が立春を境に替わることを知ったのは社会人になってから。私の両親も私の干支を未年と言っていたくらいだ。江戸、明治、昭和と、丙午にまつわる迷信(悲惨な子減らし、当該女性の差別)により当年人口が減少したことを検証しながら、令和の丙午がどうなるかを予測。私の経験から、同年女子に恋心を抱くことはあれ、丙午を理由に忌避することはなかった。人口減少の原因が戦後GHQの政策にあったと記憶していたが、その後の「明るい家族計画」がダメを押したのではないか。

    0
    2025年10月08日
  • 日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~

    Posted by ブクログ

    本書の評価は最終章である第6章を読むまで☆3にしようと思っていました。
    というのも、第4章で
    「この章で示してきたことの多くは、それぞれの領域の先行研究によって、すでに明らかにされていた現代日本社会の格差の実像です。その意味では、驚くべき新発見があったというわけではありません。読者にも実感があるものごとが多かったかもしれません。」
    とあるとおり、例えば壮年大卒男性が若年非大卒男性よりも収入が高いことなどは、具体的な差を知ることの意義を否定するものではないですが、分かりきっていることであり、喫煙率が非大卒者のほうが高いことなどを取り上げられても同様の感想でした。
    しかし、レッグス(著者の造語でL

    0
    2025年09月10日