ライラ・ペースのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
二巻ともあっという間に読破しました。この巻はベンとジェームスの仲が公になるに従ってメディアがどれだけプライバシーを侵害してくることに、言葉の暴力がすさまじい。恐ろしくもあり、ベンは上司に裏切られて会社を辞めてしまうことに。この異常な世界で入れるか、別離を選ぶギリギリまで葛藤して。インディゴもまた自分が兄が王位継承を放棄することになったら自分が女王になる恐怖があり自傷行為も増えていき、生まれも育ちも王室に慣れてる彼女でも恐れおののくことは、ベンにとっても苦悩だったでしょう。ただ愛が優ったです。インディゴは治療も受け好きな人と結婚、ベンも将来王室の一員となるところで話が終わりましたが、この作品はす
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ネタバレ 購入済み
イギリス皇太子ではないけどのハリー王子とメーガン妃をふっと思い出したわけで。彼らはマスコミの暴挙を批判し、王室内の差別等告白し結局アメリカに逃げてしまったんですが。ある意味今までの王室を変えようとしたのかもしれないけど、今では完璧ヒール役ですよね。この作品はゲイである身分を隠し、替え玉として親友の女性も巻き込み隠蔽しようとしてた中、ジャーナリストの彼と恋に落ち最初はお互い身体の関係のみと割り切りってたのだが、徐々に相手が自分らにとってかけがえの相手になり、最終的に隠し通すのをやめてカムアウトすることに。ベンは別れないと決断して終わりましたが。イギリスの王室という世界観と海外の作家といいエッチ度
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購入済み
いや~泣いた
ハッピーエンドになるんだよね?これロマンス小説だよね?と途中何度も疑うくらい降りかかってくる問題と破滅の予感。
女だって皇室に入りたくないもんな、イギリス王室と一般人男性ならなおさらだよな…と同情してしまう、でもこの愛を手放してほしくない!と2巻は読むのが止まらなかった。
インディゴちゃんのエピソードも現代っぽくて頑張れ!ってなったしキャスやロベルトの脇キャラも良かった。
終わり方まで最高でした、この小説を翻訳してくれてありがとうございました。
ジェイムスが英語でどういう言葉遣いなのか知りたくて原書も読みたくなりました。
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購入済み
最高でした…
みんな大好き王族に見初められる庶民の王道ストーリーを現代でやるとしたら英国王室でそれを一番ドラマチックにするとしたら同性愛で間違いない、けど日本人にはなかなか書けない領域です。さすが英語圏の作家さん、見事に書ききってます。
出会いから恋愛に発展していくまで、降りかかってくる様々な障害、本当にありそうなリアルな話、でも最高にロマンティック!
いわゆる日本のBLと違って攻め受けではなく大人同士のリアルなゲイの恋愛という感じがまた良い。
初の海外BLでしたが読みやすかったです、ぐいぐい引き込まれました。
表紙イラストも素敵だし中の挿絵もお洒落で上品でとても良いです。 -
購入済み
読み終えてやっと息がつけました
今までとは全く違う世界へ飛び込むということ、愛する人の人生を自分のいる世界に否応なく巻き込んでしまうことへの、ベンとジェイムスそれぞれの葛藤が、余すところなく描かれていました。
読みすすめながらやきもきし、巻末までの残りの文量をたしかめ、この後一体どうなるのかと歯噛みしていましたが……
ひとつひとつの出来事を乗り越え、ふたりがたどり着いた結末に拍手を送りたいです。
幸あらんことを。 -
購入済み
素晴らしい
外国の方の作品ということもあり取っ付きにくさを感じていて、評価の高さから購入したものの、3ヶ月以上も放ったらかしに……していた自分を殴りたい!
素晴らしい物語でした。
地に足の着いた、聡明な2人。
言葉のやり取りが機知に富んでいて、読んでいて心地いい。
心情の移り変わりが丁寧に描かれていて、2人ともそれぞれにとても魅力的です。
敷居の高さを感じてい躊躇っている人には、ぜひ早く読んで欲しいです。 -
Posted by ブクログ
苦難を乗り越えて恋仲になった記者のベンと王子ジェイムス。
だが、彼らの背負うものは簡単に彼らの恋を認めはしなかった。
イギリス王室をモチーフにした名作翻訳スラッシュ小説ロイヤル・シークレットの続編!
前作ロイヤルシークレットを読んでからかなり経っていたので、入り込めるかな? と読む前は不安だったのですが、そんなことは全く心配なく。
電車の中で泣きながら読んでいました。
何度も決意を固めながらも、自問自答を重ねながら揺れ動く二人の気持ちがもどかしく、過去の人間関係が暗い影をチラつかせながらラストに突き進む描写は素晴らしかった。
ただ、尺の都合か最後はダイジェストのような詰め込み方だったので、そ -
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ローマの休日
海外の作家さんだからどうかなと思いましたが面白かったです
それにしても最初の出会いで綺麗に別れていればまるっきりローマの休日になりましたね -
購入済み
良かったぁ!
前回の続きでカミングアウトし
二人が困難に立ち向かっていきます
ベンの気持ちがグラグラしてて
ヤキモキしっぱなしで
ジェイムズが一番男らしかった
それでも最後まで惹きつけられました。