菊池良のレビュー一覧

  • 本読むふたり

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    タイトルに惹かれて手に取りました。タツヤがどんどん読書にのめりこんでいく様子が、かつての自分を見ているようでした。本当に先が気になって夢中になれる本に出会ってほしいな、という思いでお客様の問い合わせに答えています。
    1番共感したのは、たくさんの名作があることが嬉しい反面、そのすべてを読むことはできない。その事実に私も呆然としますね。読みたい本は無限にあるけれど、その時に選んだ本を大切に読んでいこうと思います。

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    2025年11月20日
  • 本読むふたり

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    大学の講義で村上春樹を読んだことをきっかけに、初めて本をちゃんと読み出した大学生。さらにTwitterを通じて本の世界にさらにはまっていく。

    めっちゃ読みやすい。本読み始めの人も読みやすいと思う。

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    2025年10月18日
  • ニャタレー夫人の恋人 世界文学ネコ翻案全集

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    有名な作品の登場人物を猫たちに置き換えて創造された物語です。ほとんどの原作を知らないので猫化したことでどこが違うのか比較できないけど、とても読みやすく、いろんな古典がひとつの物語として繋がっていておもしろかったです。挿絵も可愛い。

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    2025年10月17日
  • 本読むふたり

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    登場する小説や映画は、2010年代後半に大学生だった自分にはまさにドンピシャで、過去を回想している気分になった。

    作中で「本を読む人は、本を読まない人を見下している」との意見提示があるが、これはどうだろうか。決して、見下してはいないが、「本を読む人」、「本を読まない人」で無意識にカテゴライズしていることは否めない。そして、「本を読む人」というだけで、肩を組みたくなるくらいの親近感が湧く。

    あとは、文章が軽すぎるという意見もありそうではあるが、この軽妙なリズム感はアリだと思う。

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    2025年10月12日
  • 本読むふたり

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    本好きならきっとサクサク読める。
    共感しかない!
    私はTwitterが苦手で使ったことはないが、今はThreadsで読書好きさんとつながっている。
    SNSが発達してなかった時代は、こんな出逢い方は想像もしなかったなぁ〜。
    本好きという共通項だけで、すごく距離が近く感じるけど、実際に会ったりしたことはもちろんない。
    でも、一歩踏み出してみると見える世界が違ってくるのかもしれないなぁと感じた。
    村上春樹さんの本は苦手意識が強く、読まずにいたけど、早速「神の子どもたちはみな踊る」を買ってみた。

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    2025年10月06日
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門

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    2025年上半期の芥川賞、直木賞、
    どちらも、「該当作なし」というニュースをちょうど視た。

    この本は、タイムマシンに乗って、小説を全然読んだことのない少年と、文学好きの科学者が、歴史的瞬間の時代に立ち会う。
    一緒にタイムスリップしたような臨場感たっぷりで、とても楽しめた。

    子供でも読みやすいので、文学好きでなくても、その時代の流行や世の中のことを知ることができる。

    芥川賞を欲しがっていた、太宰治にちなんで、
    太宰賞、とか、桜桃賞、とか、
    新しいジャンルを作ってくれたら、自分を含め、太宰推しはうれしいかも。

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    2025年07月17日
  • えほん思考

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    名作絵本及び著者の紹介、有名な名言、実社会での別のエピソード、ワークを26セット

    様々な名言やエピソードと思考法が取り上げられていて、それなりに興味深いが、体系立てても深掘りしているわけでも無く、そこいら辺のビジネス書レベル。
    ただ、アナーキーで工夫をこらした芸術性の体験の入口としての絵本の紹介としては素晴らしい。
    「絵本にはすべてがあり、ルールだけがない」。
    思わずほぼ全ての絵本を読んだ。

    個人的に次の先品が刺さった。評価を5点にしたのはこれらの絵本も含めたため。
    ひとまねこざる
    サガズー
    100万回生きたねこ
    ピッツァぼうや
    よかったねネッドくん

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    2025年05月07日
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

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    元ネタを知っているとより楽しめる小説

    一人一人の特徴を捉えてて面白い!
    ビジネスメールや国語の問題,お客様の声などの変わり種もあって面白かったです。
    池上彰さんで声が出た

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    2025年04月22日
  • えほん思考

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    非常に良い本だと思う。絵本の紹介本かと思ったが、絵本からどう学ぶかという事が書かれた本。とても哲学的な本で、学ぶべき事が多い。更に本の紹介から思考的に歴史上の偉人の話や出来事が書かれていてとても勉強になる。著者の本で芥川賞を全部読むという本もありとても興味がある。読みやすくとにかくフォーカスの仕方がいいと思った。

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    2024年10月29日
  • えほん思考

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    【えほん、そんな楽しみ方もあったのか!としれた本】

    絵本や児童書にハマっている成人です。
    絵本は確かに内容も平易で、絵を見ることで想像も楽しい。でもそこから「こんな発想にも活かせるよね」という視点はなかった!

    また、内容もそこまで長くなく、文章量も比較的少なめです。各セクションごと要約、まとめがあるので、ぱらぱら見るだけでもおよその内容を読めると思います。

    そして紙質もざらざらしたような、和紙のような繊維が見える紙を使用しているようです。
    遊び紙も少し透けて模様があり、読んで楽しい、めくってわくわく、があふれる本になっています。ぜひ紙の本で楽しんでみてください!!

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    2024年09月05日
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門

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    博士と少年がタイムマシンに乗って、芥川賞の歩みを分かりやすく説明してくれています。

    自分も昔にタイムスリップしている気分で楽しかったです。芥川賞をとった初めの方の作家や作品について、ほとんど無知で目から鱗でした。

    芥川賞をとれなかった太宰治は、さぞかし悔しかっただろうなあ。

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    2024年01月31日
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

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    カップ焼きそばと言う題材に親近感が湧き、各々の特徴を良く捉えており、とても共感出来る1冊でした。ユニークな発想で、タイムトラベルをした気分になりました。

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    2024年01月08日
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門

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    もったいぶらないで、解りやすく平易に纏めてあるので、とても読みやすかった。芥川賞とは言ってますが、戦後の純文学全般に渡って解説してくれていて、入門書としても十分でした。

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    2023年04月25日
  • めぞん文豪(2)

    ネタバレ 購入済み

    続巻希望

    あっという間に読み終わってしまいました。マッチョなリア充兄さん風な志賀直哉、かっこ良かったです。実際の志賀直哉も、文武両道のイケメンで、城崎へ行ったときに、すごい男前が来たと地元で評判になったそうですし。治ちゃんが元気になってきて良かった!

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    2023年03月13日
  • めぞん文豪(1)

    購入済み

    面白いー!

    個性豊かな文豪たちの共同生活。太宰も啄木も安吾も実篤さんも、キャラ濃すぎ。ドキドキハラハラしながら読み進められました。菊池寛は小説家兼出版社経営のパワフルなお方。彼が作った芥川賞は現在も文学賞の最高峰だし。続きが楽しみです。

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    2023年03月13日
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

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    素晴らしい文章力! 何の役に立たないが、ただただ楽しませてくれた。個人的には、作家より思想家の文章模倣がおもしろかった。

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    2020年08月04日
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX

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     前作の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」略して『もしそば』の続編。
     前書きと後書きは前作同様に村上春樹っぽい文体なのですが,前作の100人からパワーアップして新たに120人の文豪たちの文体です。
     そして,ただただカップ焼きそばの作り方のようなものが書かれています。「のようなもの」とかいたのは,宣伝会議とか,献辞とかそもそも作り方ではないものもあって(笑),でもカップ焼きそばなのです。

     ラインナップをみると,樋口一葉,野坂昭如,永井荷風,司馬遼太郎など,日本文学史にも名前の上がる文豪。ゲーテ,ヘミングウェイ,カミュなど,海外の文豪。羽田圭介,川上未映子,綿矢りさ,朝井リ

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    2018年07月03日
  • 本読むふたり

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    ネタバレ

    さらさらと、すっと入ってくる物語。
    大学生のタツヤが講義をきっかけに読み始めた「神の子どもたちはみな踊る」を物語の始まりに、snsを通じて本の世界が広がっていく。
    本好きって、現実世界じゃあんまり出会えないし、好きなジャンルもそれぞれだから、なかなか価値観が合う!には至れない。下手すると、本を読まない人からは「すごいね」「偉いね」ととってつけたような、何も会話が広がらない評価を下される。
    私も好きなジャンルが共通している人と、SNSで繋がっているからこそ、この2人の関係性は惹かれるものがあったし、羨ましくなった。
    でも、それと同時に、好きなものだけを語り合う世界とは違い、異なる世界で生きてきた

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    2025年11月30日
  • 本読むふたり

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    本を読むときのワクワク感、読書との出会いや書店の楽しみ方、どれもこれもそうだよね!と言いたくなる物語だった。二人の出会いはツイッター、舞台は2016年から2023年。リアルに近くて文章も読みやすいのであっという間に読み終えた。
    出てくる作家さんも小説も有名どころが多くて楽しい。読んだことあるものは共感したし、ないものは今度読もうかしら…と思ったり。実は村上春樹はその分厚さから1Q84に挫折し、それから手にしていないのだけど大人になった今読んだら違うかな?本があれば「そこ」で楽しむことができる、読書ってやっぱ最高なのかも。

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    2025年11月21日
  • 本読むふたり

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    1時間半くらいで一気読みしてしまった…
    帯の✨待ち合わせの目印は、『ノルウェイの森』だった。で即買い!
    『ノルウェイの森』は大学生の頃読み心に残ってた作品…そして昔、『恋を何年休んでますか』というドラマで中村トオルと矢田亜希子が上下巻それぞれ持ってたのを懐かしい気持ちで思い出し…ワクワクが止まらないしページをめくる手も止まらなかった。
    なんだか途中『花束みたいな恋をした』の記憶が蘇った。
    色んな作品も作中に出てきて読みたい本がまた増えた…私の好きがたくさん詰まった作品に出会えて幸せ♡
    続編が出たらいいなぁ…と期待を込めて。

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    2025年11月16日