菊池良のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
名作絵本及び著者の紹介、有名な名言、実社会での別のエピソード、ワークを26セット
様々な名言やエピソードと思考法が取り上げられていて、それなりに興味深いが、体系立てても深掘りしているわけでも無く、そこいら辺のビジネス書レベル。
ただ、アナーキーで工夫をこらした芸術性の体験の入口としての絵本の紹介としては素晴らしい。
「絵本にはすべてがあり、ルールだけがない」。
思わずほぼ全ての絵本を読んだ。
個人的に次の先品が刺さった。評価を5点にしたのはこれらの絵本も含めたため。
ひとまねこざる
サガズー
100万回生きたねこ
ピッツァぼうや
よかったねネッドくん -
-
Posted by ブクログ
【えほん、そんな楽しみ方もあったのか!としれた本】
絵本や児童書にハマっている成人です。
絵本は確かに内容も平易で、絵を見ることで想像も楽しい。でもそこから「こんな発想にも活かせるよね」という視点はなかった!
また、内容もそこまで長くなく、文章量も比較的少なめです。各セクションごと要約、まとめがあるので、ぱらぱら見るだけでもおよその内容を読めると思います。
そして紙質もざらざらしたような、和紙のような繊維が見える紙を使用しているようです。
遊び紙も少し透けて模様があり、読んで楽しい、めくってわくわく、があふれる本になっています。ぜひ紙の本で楽しんでみてください!! -
-
ネタバレ 購入済み
続巻希望
あっという間に読み終わってしまいました。マッチョなリア充兄さん風な志賀直哉、かっこ良かったです。実際の志賀直哉も、文武両道のイケメンで、城崎へ行ったときに、すごい男前が来たと地元で評判になったそうですし。治ちゃんが元気になってきて良かった!
-
購入済み
面白いー!
個性豊かな文豪たちの共同生活。太宰も啄木も安吾も実篤さんも、キャラ濃すぎ。ドキドキハラハラしながら読み進められました。菊池寛は小説家兼出版社経営のパワフルなお方。彼が作った芥川賞は現在も文学賞の最高峰だし。続きが楽しみです。
-
-
Posted by ブクログ
前作の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」略して『もしそば』の続編。
前書きと後書きは前作同様に村上春樹っぽい文体なのですが,前作の100人からパワーアップして新たに120人の文豪たちの文体です。
そして,ただただカップ焼きそばの作り方のようなものが書かれています。「のようなもの」とかいたのは,宣伝会議とか,献辞とかそもそも作り方ではないものもあって(笑),でもカップ焼きそばなのです。
ラインナップをみると,樋口一葉,野坂昭如,永井荷風,司馬遼太郎など,日本文学史にも名前の上がる文豪。ゲーテ,ヘミングウェイ,カミュなど,海外の文豪。羽田圭介,川上未映子,綿矢りさ,朝井リ -
Posted by ブクログ
ネタバレさらさらと、すっと入ってくる物語。
大学生のタツヤが講義をきっかけに読み始めた「神の子どもたちはみな踊る」を物語の始まりに、snsを通じて本の世界が広がっていく。
本好きって、現実世界じゃあんまり出会えないし、好きなジャンルもそれぞれだから、なかなか価値観が合う!には至れない。下手すると、本を読まない人からは「すごいね」「偉いね」ととってつけたような、何も会話が広がらない評価を下される。
私も好きなジャンルが共通している人と、SNSで繋がっているからこそ、この2人の関係性は惹かれるものがあったし、羨ましくなった。
でも、それと同時に、好きなものだけを語り合う世界とは違い、異なる世界で生きてきた