あらすじ
太宰治、芥川龍之介、村上春樹、又吉直樹、シェイクスピア…日本と世界の文学者をはじめ、芸能人など110人が、多彩な文体でカップ焼きそばの作り方を綴ります。かやく、湯切り、ソース…3分間に込められた状況から心象風景まで、バラエティ豊かに繰り出される、至高の知的サブカルエンタメです。画風模写イラスト、田中圭一描き下ろしの8人も見どころ。異色のベストセラー待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
元ネタを知っているとより楽しめる小説
一人一人の特徴を捉えてて面白い!
ビジネスメールや国語の問題,お客様の声などの変わり種もあって面白かったです。
池上彰さんで声が出た
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カップ焼きそばと言う題材に親近感が湧き、各々の特徴を良く捉えており、とても共感出来る1冊でした。ユニークな発想で、タイムトラベルをした気分になりました。
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作家さんだったりメディアだったり、さまざまな文章の形が見れて面白い!
こうやって見ると、文章にもその人の特徴があって、人それぞれなんだなって思う。
自分の好きな森見登美彦さんがあったのが嬉しかった!
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内容はどれもカップ焼きそばの作り方なのでつまらないのですが…書き方でこんなにも変わるんだ!というのに驚きです。
文体に文豪の癖みたいなものが表れていますよね。
それが存分に楽しめる本です!!
個人的に村上春樹がツボでした
Posted by ブクログ
色んな作家の書き方を真似て"カップ焼きそばの作り方"を綴ってる本。
短い文章を寄せ集めてる。それらの文章は冗談を織り交ぜてるから楽しいし、まるで本人が書いたみたいにその人らしさが伝わる文章だった。どこから読んでもいいから好きな作家のパートだけを読むのもアリ◎こういうテーマで書こうと思うアイデアが素晴らしい。
個人的には最果タヒパートが好み。これ系の本は他人の好みのパートを知りたくなる。
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手放そうとも思ったけれど、定期的にパラパラとめくることで、「嗚呼。前回読んで以来、俺はまたいろんな作家のいろんな表現力に触れてきたのだな」と悦に入ったり読書進捗の指標にしたりと、何かと便利なので、普段目につかないとこにしまっといて、見つけたら流し読みしてる。
Posted by ブクログ
まさに、この作家さんならこういう書き方するよなというツボをおさえた本で、よくもこんなんい特徴をとらえているなと思いました。
村上春樹の、「完璧な湯切りは存在しない」はしょっぱなから笑っちゃいましたw
他にも知らない作家さんでも、こういう書き方するんだなーというのが感じられたし、池上彰や吉田豪の対話式の記載も面白いし、ウィリアム・ギブソンの文章の読みづらさも見事ですw
Posted by ブクログ
文体を知らない文豪が多いのは自分の教養不足だなと反省。インスタント焼きそばを作るという一点に絞って話が繰り返された為気に入ったページと比較したりしながら読むことが出来る。
文豪書体に留まらず、官能小説風に描写されたり、ドラマをもじったスタイルもありサクッと読める。
心踊るという本ではないけど、暇つぶしにおすすめ。
Posted by ブクログ
面白かった。
知っている作家や雑誌などは、確かに、とニヤリとしながら読んだ。
村上春樹なんかはよくこういったネタに使われるが、本書はなかなか見ない作家や媒体も取り上げ、多岐に渡る。見事な書き分けに感心するとともに、そうか作家とはこれほど個性があるものなんだな、と、取り上げられた作家たちに改めて唸った。
自分はこういったネタは軽くさっと流したいため、個人的にはもう少し短くても良かったかな。書き分けには感心するが、後半はただの悪ふざけのように見えるものも多数で、徐々に好奇心と感心が薄れ、飽きがきてしまった。まあ作者ら的にはそもそも悪ふざけなのかもしれないが…。ネタものは引き際が大切かなぁと、思ったり。
しかし作家の文体や個性を見ると言う点で勉強になりました。違いを明確に書き分けるほど、本はきちんと読みたいものだ。
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その人らしい文体というものがあることを見せつけられる。カップ焼きそばの作り方というコンテンツをいかに表現し伝えるか(伝える意図がないものも),ある種のデザインだ。自分自身では気づかなくても自分らしい文体があるのだろう。私は断言しない文末が多い気がする。あと,小さい「あ」を使うことも多い。口癖の文章版みたいなものか。あ,疑問文形式も多い。「か」とよく使う気がする。話すときは「ね」がつきやすい。
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歌手や芸能人のモノマネの『文体』バージョンだ!
そういう視点で読んでみると、モノマネ番組見てる時と同じ感想になり面白い。(モノマネ番組大好きです)
元ネタを知ってる人だと似てる似てないだの評価したり、これはかなりデフォルメしてるな!なんてのもわかる。
知らない人の場合はその人本人の文章に惹かれれば面白く感じるし、そうじゃなきゃつまらない。
自分にとって昔の人なら、名前は知ってるけどこんな文章書いてるのねぇ、なんて思って、自分にとって好きな人なら、全然似てないし、こんな文章書かないし!と腹が立ってくる。
この発想を閃いた時点で成功だし、実行に移した事がすごい。本好きには是非おすすめしたい本である。
Posted by ブクログ
カップ焼きそばめちゃくちゃ食べたくなる!
なので読み始める前に、買い置きは必須です。
なんとなくわかる、っぽいなぁ、というレベルからそうかな?と思うレベルまであるけれど、総体的には文体の模写がうまい。
あまりにも文学的だったり理屈っぽかったりしてその度に内容をよく理解しようと頭を回転しかけて、待て待て、となる。
やきそばの作り方だ、所詮。
個人的に笑ったのは落合陽一かな。
なんか難しい単語織り交ぜて難しいこと言ったように見せかけて、その実やきそばの作り方でした、なんてね。これがまた似てるから可笑しい。
Posted by ブクログ
思い出すのは、レーモン・クノーやウンベルト・エーコ。
また奥泉光「「吾輩は猫である」殺人事件」「坊っちゃん忍者幕末見聞録」は凄まじい芸だった。
本書は……よくあるネット上の面白記事程度かな。発想勝負。
「背後で爆発が起きて振り返る」というネット記事もあったな。
トイレに置いてクスッと笑うくらいか。
Posted by ブクログ
タイトル通り、色々な作家、インタビュー、雑誌、新聞の文体でカップ焼きそばの作り方を書いたら?が100パターン
元はtwitterで村上春樹の文体でカップ焼きそばの作り方がバズったのがきっかけで、他の作家さんの文体に飛び火したんだっけ?
これのちょっと前は「爆発して振り返る」描写の作家ごとの違いとかあったなぁ
あとがきでも書かれてあるけどレーモン・クノーの「文体練習」のカップ焼きそば版だな
ま、それよりももっとくだけた感じではあるけどね
確かに作家さんや媒体ごとの特徴をよくとらえている
特に女性誌でもそれぞれ読者層が違うので表現が異なってるあたりがリアル
作家さんにしても、読んだことある人だととても良く似ているのがわかる
あと、挿絵が「有名な文豪を有名漫画家が描いたのを田中圭一が描いたら」というパターンになってて、もうわけわかんねぇ(笑)
イタコ漫画家ってのと同じように、この本自体がイタコ文筆家って事なんだな
それはそうと、僕が書くとしたら「江國香織がカップ焼きそばの作り方を書いたら」になるかな
Posted by ブクログ
なんだっけ、ツイッターで流行ってたんだっけ?
ただただカップ麺の説明書を各文豪(じゃない人も入ってますが……)の文体をまねて書いた本。
本当にただそれだけ。
個人的にはブロガーの山本一郎(切り込み隊長)の文体がツボでした。
有名な作家さんの文体って読めばわかるものなのねぇ。と感心。
軽く読むにはちょうど良い一冊でした。
Posted by ブクログ
本屋でチラ見して、我慢できずに購入。
面白かったが、期待ほどではなかった。ここに載っているすべての文豪たちの文面を把握していたら、もっと楽しめただろうにな。