野宮有のレビュー一覧

  • どうせ、この夏は終わる

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    人類滅亡の危機が訪れるカウントダウンを数えながら生きる世界。自分なら精神病んで引きこもってるかな?現実だったらどうなるんだろう?って並行妄想しながら読んでた。諦めや希望をもって生きる少年少女の物語。面白い作品だった。

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    2023年12月23日
  • ミステリ作家 拝島礼一に捧げる模倣殺人

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    ネタバレ

    小説なり漫画なり、その作品を連想させる事件が起きたとして、果たしてその作品を生み出した作者に責任があるのかという話は、凶悪事件の犯人が何かしらのオタクだったときによく取り上げられる話題かと思う。
    この物語は、それに対する一つの答え……正確に言うと、実際に模倣されてしまったこの作者が出した解答の物語である。
    それが一般論かどうかはおいておく。
    あくまで、拝島礼一という作者が出した答えである。

    まあ次から次へと事件が起きるし、常に犯人がその上を行く形なので、どうなるんだと手に汗握って読んだ。
    手掛かりに近付いたと思ったら、合間を擦り抜けて先に行ってしまうもどかしさというか。
    それでも進んでいくの

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    2023年10月28日
  • わたしの家族飼育日記(分冊版) 【第4話】

    購入済み

    自分と向き合う

    人の弱みにつけこんで、悪いことをしてやろうという人間は、残念だけどいるということを、知っておかないといけないと思いました。自分の弱さときちんと向き合うことをしないと、怖いことになると感じました。

    #怖い #ドロドロ #ダーク

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    2023年01月23日
  • わたしの家族飼育日記(分冊版) 【第2話】

    購入済み

    生きにくい世の中

    ほんの少しのことで、ガミガミ言われ、罰を与えられるのが、今の日本でも、世界の国の中で起きていると感じました。なかなか、寛容な心を持つということが、簡単なようで、すごく難しくなっているのが、悲しいです。みんな生きにくいと思って、当然だと思います。

    #怖い #ドロドロ #タメになる

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    2023年01月07日
  • わたしの家族飼育日記(分冊版) 【第1話】

    購入済み

    今の世界で起きていること

    かつては、平凡に生きていた人たちが、一人の人間の都合で、それぞれの人生を狂わされてしまっているのがよく伝わってきました。今のウクライナやロシアの人たち、北朝鮮に生きている人たち、カルト宗教で苦しまされた人たちと重なりました。

    #怖い #ダーク #ドロドロ

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    2023年01月02日
  • 嘘と詐欺と異能学園3

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    今までを遥かに凌駕する敵である、ニーナの兄・ハイネ。ジンとニーナによる、最後まで繰り返される嘘と演技による騙し合い。
    2転3転する先の読めない展開が非常に読みごたえのある、素晴らしき頭脳バトル作品、もとい、芸術作品でした。
    未回収の伏線もまだ散見されるし、好きな作品でもっと長く続いてほしい作品でしたので、本巻で完結とのこと、残念です。
    しかし、最後にきれいな形で纏まっており、その点は非常に嬉しい限り。
    野宮先生の次回作はミステリーとのことで、楽しみにさせていただきます。

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    2022年07月30日
  • マッド・バレット・アンダーグラウンド

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    身も蓋もないことをいうと「相棒が美少女でヒロインがティーンエイジャーになったされ竜」。

    ギャングやマフィアや殺し屋がドンパチやってる裏社会ものが好きなので、世界観に惹かれてまずは電撃文庫の公式で試し読み。
    その時から違和感もとい既視感がすごかったんですが……あれ、これされ竜……?
    キャラクターの会話のセンスやテンポに地の文から、とにかく既視感が強い。主人公の一人称が「俺」でニヒルな性格ということで、名前を隠して文章の一部だけ抜粋されたら、浅井ラボが書いたと思ってしまいそうです。

    異能と現代の先端技術(インターネットやCDショップなど)が混在する世界観も似てるんですが……
    作者はされ竜を読ん

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    2019年05月25日
  • 殺し屋の営業術

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    評判通りとても面白かったです!
    筆者の方は既にデビューされていて漫画原作などで活躍されているとか…なるほど、書き方に手馴れたものを感じます。
    凄腕の営業マンが、ひょんなことから殺し屋の営業をすることになるという設定が天才的に面白いと思います。
    トップクラスの売上を叩き出す営業のノウハウが、殺しを請負う際にも生かされる…というのが読みどころです。
    ただ、最後の騙し合い、化かし合いは、営業というより詐欺師のレベルですよね…面白かったんですが。
    最初は殺しを躊躇していた主人公の心境がどこで変わったのかがいまいち分からなかったです。元々の性質として、命のやり取りでしか生きる実感を得られないサイコパス野

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    2025年12月01日
  • 殺し屋の営業術

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    ネタバレ

    第71回江戸川乱歩賞受賞作

    んー。期待値があがりすぎていたのかな?
    んまあ、面白かった?かな?みたいな感覚。
    ちょっと自分の中で、今ミステリーに飽きてる期間だからなのか?
    私はあまりハマらなかった。

    ただ、鳥井シリーズとして続くようなら、読んでみたいなとは思う。

    元々、なんの不自由もない環境で育っているし。
    人生の大きな分岐点があったわけではないだろうけど
    人間の感情の部分なのか欠落している。
    多分この人、天性のサイコパスなんだろうね。
    なるべくしてなった、裏の世界の住人って感じ。

    鴎木美紅が感じたように
    適性すぎて決して裏の世界に来てはいけない人物だったのかもしれない。
    一見、穏やか

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    2025年11月24日
  • 殺し屋の営業術

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    ネタバレ

    本作品は、第71回江戸川乱歩賞受賞作。異例のハイレベルな最終候補作の中から、有栖川有栖さん、貫井徳郎さん、東野圭吾さん、湊かなえさん、横関大さんという脂の乗った作家たちがこぞって推薦したというので、ぜひ読みたいと思い手に取った作品でした。

    物語は、営業成績が常にトップで、契約のためには手段を選ばない凄腕営業マン・鳥井一樹が、刺殺体を発見し、自身も口封じのために命を狙われるところから始まります。しかし、話術に長けたセールスマンとしての武器を生かし、鳥井は「殺し屋」のノルマ達成に協力することでなんと殺人請負会社に入社するという大胆な行動に出ます。

    「2週間で2億を稼げ。さもなければ命はない」と

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    2025年11月24日
  • 殺し屋の営業術

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    初心者におすすめ

    読みやすく、ここまでスピード感がある
    ミステリーは初めてでした。
    映画化されたらうけそうな感じ。

    逆に言えばスピード感重視で
    浅い部分もあり、
    もっと主人公の深掘りやその先を見たかったです。
    あと意外と案件数が少ないとか、
    トリックそんなんでいいの?と思うことも。

    2000円近くで買ったのですが、
    文庫化されるまで待つべきだったなあと思います。


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    2025年11月23日
  • 殺し屋の営業術

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    エンタメだねぇ〜
    一般人が殺し屋に雇われるなんていうから、もっと怖くてバイオレンス寄りかなと思ってたけど、全然違った。
    ちゃんと主人公もそっち側の人間だったね。

    アニメのような二次元的個性豊かなキャラクターが多いので、登場人物もわかりやすかったし、営業術という社会人ならなんとなく聞いたことあるような話術やコミュニケーション術が絡んでるので親近感もあって楽しく読めた。

    正直、最後の最後は、まあそこ手に入れるよねって。
    なんならあの人が登場して、それを仄めかした瞬間に最後の展開読めたけど、全体的にはどうやって2億手に入れるんだ〜?!って主人公の行く末が気になりまくりでした。

    耳津とのコンビも

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    2025年11月18日
  • ミステリ作家 拝島礼一に捧げる模倣殺人

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    殺し屋の営業術が
    しこたまおもしろかったので
    他のも読んでみようかなーと探したら
    キャラクター文庫ばかりで
    キャラクター文庫って中年が買うの
    ちょっと恥ずかしいやんけ
    さらには読みたいと思ったのが
    これだけだったので、こっそり買ってみた

    残虐な表現が苦手なので
    これ、ヤダナァ…
    やめときゃヨカッタナァ…
    と苦虫噛みつつ読んだ
    いや、そんな本、絶対ベストセラーにならんくない?
    って思ったんだけど
    そういえばバトルロワイヤルって
    ベストセラーだったから
    あり得るのか…

    先に殺し屋の〜を読んじゃったので
    もったいない〜が一番の感想
    キャラクター文庫じゃなくても
    よかったんじゃない?って
    キャラク

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    2025年11月14日
  • ミステリ作家 拝島礼一に捧げる模倣殺人

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    小説を模倣した連続殺人事件がおこる。
    その小説を書いた作家と小説の熱烈なファンが事件の謎をといていく話。
    同じ小説を読んで前向きに捉えて人生を生きる支えにする人と短絡的に人を殺してもいいと思ってしまう人。何か違うのか?ミステリを読むのが好きなのでいろいろ考えてしまう。作品が世間に与えてしまう影響。出版社や作家が責任をとらないといけないのか?
    拝島の天才ならではの行動が面白かった。

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    2025年11月08日
  • きみが死んだ八月のこと

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    「どうせ、この夏は終わる」という作品が面白かったため購入。

    付き合っていた彼女が実は別人でした。じゃあ彼女はいったい何者?という「謎」を追うミステリもの。といってもミステリ要素はかなり薄めで、そもそもジャンル分けしづらい構成となっている。

    この「ジャンル分けしづらい」と思った点がイマイチポイントで、なんというか、恋愛でもないしミステリでもないし、、といった感じでパンチが弱い作品だと思った。

    それでも文章はお上手でとても読みやすく、ひとつの作品としての完成度は高いと思った。ただ、もうすこしワクワクさせてくれるような展開が欲しかったかなと。
    というわけで⭐︎三つ。

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    2025年10月09日
  • ぼくらの死体解体クラブ1

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    ごく普通の高校生活が

    ごく普通の高校生活がちょっとしたきっかけで暗転してゆく怖さをうまく描きあげている。冒頭のグロテスクな場面は、つかみとして随分と工夫意識した結果なのだろうが、私は不要 不快 と感じた。普通の生活が 突然に変わってゆく という不意打ちのようなストーリー展開のほうが良いと思う。

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    2025年09月10日
  • きみが死んだ八月のこと

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    ネタバレ

    失恋したのにすぐ次の恋を見つけてしまった春木のことも、彼の恋人のことを一方的に忌み嫌う冬佳のことも、最初はなかなか受け入れられなかったが(冬佳のことは終盤になるまで無理だった)段々と真相が見えてくると、そして段々と春木くんの覚悟が決まってくると物語に引き込まれた。
    そして、より冬佳へのヘイトが溜まる。
    すまんよ……

    「夏希」の目的は途中から想像がつき、そして想像通りだったので意外性はなかったが、そこからどうこの物語が着地するのか気になって読み進めた。
    特に春木くんがどんな選択をするのか、そして「夏希」もどんな選択をするのか、二人はちゃんと再び交われるのか気になって。
    ラストの場所はちょっと意

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    2025年08月09日
  • ぼくらの死体解体クラブ1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

     タイトルにインパクトがあったので読んでみました。登場するキャラクターの表情が怖いです。そして気味が悪いです。

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    2025年08月04日
  • ぼくらの死体解体クラブ1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    万引き犯さがし?

    冒頭のシーンがいずれ出てくるのでしょうか。
    高校2年生の3人は割と普通っぽいですが、コンビニから店員さんが万引き犯を捕まえてくれといわれ、協力するところから徐々に話が動きます。思わぬ結果になり……

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    2025年05月08日
  • ぼくらの死体解体クラブ1

    購入済み

    冒頭の不穏さ

    可愛らしい高校生の青春が見られるような雰囲気と 冒頭の不穏さが やがて繋がってくる。テンポの良いストーリーで サクサク読んでしまいます。常に続きが気になります。

    #ダーク

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    2024年09月30日