野宮有のレビュー一覧
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「殺し屋の営業術」から約半年後。「極東コンサルティング」の実質的な代表として着々と業績を伸ばしていた鳥井だったが、上部組織組長である巣ヶ谷から「極東コンサルティング」社長の座を賭けた勝負を命じられる。しかし内情としては、対決相手である鷹見の勝利は最初から約束されたようなものだった。絶体絶命の危機に鳥井はどのように立ち向かうのか。
前作以上の危機に前作以上に嬉々とする鳥井がとんでもなく怖い本作。本当にこの人をこんな世界に入れたのは大間違いです。読者はハラハラしっぱなしで、鳥井は危機は感じているものの、それ以上にものすごく楽しんでるよね。実際のところ拷問を好んだりする残虐ヤクザよりも鳥井の方が恐ろ -
Posted by ブクログ
今回も壮大な頭脳戦でページを捲るたびに目まぐるしい展開が起きてあっという間に読み終えました。これだけのスケール感なのにページ数もそれほど多くなくちょうどいいと感じたのは、スピード感と密度がなせる技だろうと思う。今回は前回以上に様々なマーケティングに関するノウハウが活用されていて、すごいなとおもったら、巻末の参考図書に多くの参考文献が記載されていたのを感じた。つまり作者は理論的に実証されている事実を勉強して物語に盛り込んでいるも知って、これは面白くなるわけだわと思った。
壮大なスケールで闇社会の裏を描き、超インテリな頭脳戦を圧倒的スピード感で駆け抜けたい人にはめちゃおすすめです! -
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続編である本作は、前作から半年後の設定です。表社会で凄腕営業マンだった鳥井は、殺人請負会社でも着実に業績を上げていました。
ところが突然、上部組織組長のもとへ連行され、鷹見という男と拒否不能の「出世レース」を強要されます。勝てば自身が身を置く殺人請負会社社長、負ければ死、という物騒な話でしたが、あろうことか(いや極道なのであるんです)、最初から仕組まれた出来レースなのでした。この絶体絶命の状況を、鳥井がどう打開していくのか、という筋です。
追い詰められた主人公が最後に大逆転、いう展開はよくあるパターンではありますが、本作はよく練られています。形勢逆転が繰り返されるのです。この乱高下の -
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本屋大賞選考に選ばれてるからおもしろいんだろうなっていう浅はかな理由で買って読みました。
結論はめっちゃおもしろいです。マジで色んな人に勧めたい。
ハードボイルドな感じや、騙し合いが好きな少年、少女、青年、姉さん、おじさん、おばさんたちは大好きだと思います。
私もそのおじさんの一人ですが、去年一番でもおかしくないレベルです。2026本屋大賞に選ばれたイン・ザ・メガチャーチより個人的にはこっち推しです。
感想を例えるなら、めっちゃおもろい120分の海外映画を映画館で見て終わり良すぎて気持ちよくなった時と同じ感覚でした。個人的には続きである殺し屋の処世術も買って今月読もうと思いました。
是非とも今 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作『殺し屋の営業術』でドハマりしたクライムミステリーの続編。すげえ……って声しか出ない。めちゃくちゃ面白いし、最後どうなるか本当に予想もつかなかった。
【あらすじ】
前作『殺し屋の営業術』では、圧倒的な営業トークで命拾いをし、裏社会の殺人請負会社〈極東コンサルティング〉に入社した超・仕事人間、鳥井一樹。死闘から半年、鳥井は営業マネージャーとして、一癖も二癖もある殺し屋たちをマネジメントし、チームの売上を倍増させて社内での評価を急上昇させていた。
「まともな組織づくり」と「適切なインセンティブ」さえ与えれば、殺し屋だって成果を出す。ビジネスのロジックで裏社会をハックしていく快感に、鳥井自身 -
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【恐るべきは、その思考の射程距離の長さ】
前作もそうだったが、鳥井も、今作の敵役である鷹見も、とにかく「思考の射程距離」が長い。一体、何手先まで想定して策を講じてきたのであろうか。(もはやこのシリーズの特徴w)
その時々の状況対応力ももちろん大切だが、それ以上に際立つのがリスク管理と準備力。起こり得る事態をあらかじめ想定し、先回りして手を打っておく。結局、勝負の大半は「始まる前の段取り」で決まっているのかもしれない。
今作では、鳥井がいきなり極東コンサルティングの社長の座をかけた出世レースに担ぎ出される。しかも敗北=死。痺れるねー。そこから繰り広げられるのは、ラストまで目が離せない頭脳戦。