野宮有のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者の野宮有さんは仕事の関係で営業スキルを学ぶ機会があり、営業の構造自体がミステリーと相性が良いという着眼点から本作を書き始めたという。見事、乱歩賞受賞。選考委員が有栖川有栖、貫井徳郎、東野圭吾、湊かなえ、横関大という錚々たる顔ぶれのなかで選ばれたわけで、それはそれは間違いのない出来栄えとして刊行されている。
人の心が無い鳥井は営業成績はNo.1、しかし反社との抗争に巻き込まれ、多額の営業ノルマを課せられる⋯と見たことない設定は掴みとして最高だ。途中で最強の敵が出る展開も漫画的で面白い。
思った以上に痛々しいシーンあるのでご注意を。まぁ、ヤクザが関わるってことはこうなるよなという感想も抱く -
Posted by ブクログ
ネタバレ3年後の5月に直径1.2kmの小惑星が地球に衝突する。
人類滅亡の危機が発表されてから2年が過ぎた夏休み。最後になるかもしれない夏を生きる少年少女たちの物語を描いた連作短編。
タイトルの”どうせ、”がすごく意味を持つ内容だった。高度に発達した文化かつまだたくさん人が生きている現代にありながら、どうせもうすぐ世界は終わるという絶望が横たわっている終末モノ。そんな中を生きる普通の高校生たちがどのようなことを思って行動するのか。どの短編でも”どうせ”世界は終わるのだからやっても無駄だという思考から、前を向く人たちに触れるうちに”どうせ”終わるなら、最後にやってやろう!みたいに前を向けるようになってい -
Posted by ブクログ
ネタバレ小惑星の衝突で人類が滅亡する未来が迫る最後の夏に長崎の高校に通う5組の高校生たちの5篇の青春物語。
いやあ、この設定が絶妙に上手い。
そんな状況に追い込まれた時、人はどんなことを考えどう生きようとするのかをいろんなパターンで見せてくれる。
もう次の夏は来ないかも知れないのに部活を頑張る幼馴染の少女に夢を諦め劣等感に苛まれる少年。
ゲームセンターで気になっていた少女に思い切って話しかけ勝負を挑む少年。
転校してきた暗い少女がなぜか気になってよせば良いのに彼女に近づこうとする少女。
彼氏がいるのに自分だけ地球の裏側に逃げることを気に病む少女。
映研部長の少女に弱みを握られ映画作りを無理矢理手伝 -