野宮有のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書備忘録1029号。
★★★★★。
前作に劣らずおもろかったです!
失礼ながらストーリーは単純です。
だからこそおもしろ工夫が随所に満載で野宮さん天才!
単純なストーリーの幹は巻頭の人物相関図と最初の数ページでほぼ想像できる。笑
これに読者をワクワクさせてくれる調味料が3つ。
①例のあの人登場!生きてたんかいな!
②情報漏洩からの騙し騙され合い!なんなら騙されたフリ!
③そして極めつけは、極東コンサルティング社訓!「自信こそが人生の扉を開く唯一の鍵」という心打つフレーズで展開される青春群像劇!笑
これ重要です。タイトルは出世術になっていますが、第一作と同様営業術ですね。
商品を準備して売って自分たちの目的を達成する!
出世術ではないです!
鳥井の常識を超えた智謀、戦略、精神力から成る営業術です!
さて、★ネタバレぎりぎり★の備忘録を簡単に。
物語冒頭。
特殊詐欺グループを相手に今日も今日とて極東コンサルティングの営業活動を展開する鳥井さん。絶好調です。
それを支える社員。耳津(御堂筋くんのような手足長の格闘派兄ちゃん)、樫尾(古き良き武闘派ジジイ)、籠原(引き籠り女子)の3人。
連携バツグンです。
そんな折、指定暴力団浦乃組の幹部巣ヶ谷から、空きポストとなっている極東コンサルティングの社長を決定するという通達を受ける。
社長なんかやりたない鳥井。営業で大満足。
ただ、世間(組)はそうは問屋が卸さない。
社長候補は鳥井と巣ヶ谷の懐刀、鷹見とかいう危ないやつ。
そして鷹見には訳アリ未成年女子の翼という存在。この女子、出会い頭で耳津を一撃でKOするくらいの近接格闘能力に長けている!
話をもとに戻すと、社長ポストを巡る人事は巣ヶ谷-鷹見というずぶずぶの師弟関係から完全な出来レース。鳥井排除の為の出来レース。
社長ポストなんかに全く興味は無いが、鷹見が社長になったら、自分と部下3人は処分されるだけ。それはなんとしても避けねばならない!
生き残る為、浦乃組の幹部とずぶずぶの鷹見に勝つべく戦略立案・実行が開始される!
そして、その戦略を読み切る鷹見。
更に、鳥井はなんと!・・・。
ああ、おもろかった!
翼ちゃん!当然そうなるよね。だって訳アリの環境で育ってきたんだからさ!
冒頭の翼ちゃん登場の時にこうなることは想像に難くなかった。
そして、この作品としては巻末。壮大な「殺し屋のサーガ」としては幕間。
あの人が呟く。やつは絶対に現状に飽きる。心が空虚になる。
さてさて!何を仕掛けて来る?
次作を待て! -
Posted by ブクログ
「〈極東コンサルティング〉──営業部の、鳥井?」
「ええ、鳥井と申します。実は私、渡辺様にぴったりなサービスをご提案したいと思っておりまして……」
鳥居が提案してきたのは、いわば『反社専門の営業コンサルティング』というサービスだった──。
第71回江戸川乱歩賞受賞、王様のブランチBOOK大賞2025受賞、『ダ・ヴィンチ』プラチナ本選出、第23回キノベス!2026ランクイン、そして第23回本屋大賞ノミネート作。
2025年の国内賞レースにおいて、圧倒的な存在感を放っていた前作『殺し屋の営業術』の続編。
もうね、前作よりもパワーアップしてません?
入り組んだ心理戦、伏線回収、主要キャラクターたちの成長と組織としての成熟…シリーズものの面白さを存分に発揮していて、あっという間に読み終えました。
そして、本作のあの終わり方。
これは勿論、次回作への伏線ということですよね?
あぁー、次回作も楽しみ。この『殺し屋』シリーズ、すっかり推し作品になりました。
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◎大大大反響につき、発売前《特大》重版!!!◎
◆史上初の快挙!◆
本屋大賞6位×江戸川乱歩賞
『殺し屋の営業術』鳥肌モノの伏線回収ふたたび
上司を操り、会社を掌握する
禁断のテクニック教えます。
〔ミッション〕
敗者は死。
命を賭けた出世レースを、営業術で勝利せよ。
張り巡らされた二重三重のトリック。
ひっくり返すのはダークヒロイン2人!
仕事で使えるテクニック満載!?
どんでん返し営業論理ミステリー!!
【あらすじ】
凄腕営業マン鳥井が殺人請負会社〈極東コンサルティング〉に入社してから半年。
個性的な殺し屋たちを束ねながら、順調に業績を重ねていた。
だが突如、謎の男・鷹見に拉致され、 上部組織〈巣ヶ谷一家〉組長のもとへ連行される。
告げられたのは、鳥井と鷹見で争う出世レースの開幕。
勝者には〈極東コンサルティング〉 社長の座が、敗者には死が与えられる。
もちろん、鳥井に拒否権はない。
丸腰の営業マンは華麗なるトークを武器に、生き残ることができるのか!?
情け容赦ない頭脳戦が始まる! -
Posted by ブクログ
鳥井一樹は、防犯カメラの訪問販売を担当する営業マン。決められたノルマは必ず達成し、会社でも一目置かれる存在。しかし、どんなに厳しいノルマを達成しても、心が満足することはなかった。夜中に訪問の依頼があり、依頼者の元へ向かうと、殺し屋たちに依頼者は殺されていた。さらにその現場を目撃した鳥井もさらわれ、命の危機にさらされる。生き残るために鳥井は殺し屋たちに、営業を担当することを提案する。彼が達成しなければいけないノルマは2週間で2億円を稼ぐことであった。
いやー、めっちゃくちゃ面白い!すごい疾走感、ストーリー展開が早い!話題作だったから期待はしてたけど、期待超えてきた〜
鳥井という人間がどんどん怪物へと変貌していく様子、様々な営業術、腹の探り合い、そして下剋上…鳥井のイメージは私の頭の中では堺雅人だった。笑 続きがあるのが嬉しい! -
Posted by ブクログ
痛快活劇でジェットコースターのような展開で一人の防犯商品の営業マンがひょんなことから殺人現場に居合わせてしまい、犯人に連れ去られてしまう。もちろん目撃者には死を、だ。が、この営業マン、営業を極めており、殺人犯に自分を売り込んでしまう。そこから殺し屋の一員として営業活動に入るわけがだ、最初はもしかしてこの本は所謂ハウツー本、もしくは自己啓発的なものなのかしらと思った。というのも営業の基本的な知識や法則などが紹介され、なるほど、タイトル通りの営業術で、商品が殺し屋請負人というだけで営業マニュアル的な実用本化と思ったが、その想像を完全に上回っていた。展開としては読める話ではあったが面白過ぎたのでライバルの殺し屋があまりにべたなのも気にならない。
この営業マン、ノルマはきっちりこなします。そう、ちゃんと最後の最後もきれいに仕事を収めるところが痛快で久しぶりにアップテンポな本に出合えた。 -
Posted by ブクログ
とても面白いかった‼︎
常にトップの成績を維持し続けてきた営業マンが、殺し屋の営業となり命懸けで奮闘する話
主人公の鳥井は営業として優秀すぎたが、心も満たされず活力がない日々を過ごしていたが、ある日殺人現場を見てしまい、殺されない条件として殺人請負会社のノルマを得意の営業で達成させるという話
何度窮地に立たされても話術と頭脳で解決していく姿は爽快でした
心理戦だけでなく、どこまでも相手の裏の裏をかく戦法にもうあっぱれとしかいいようがないほど
最後は完全勝利で終わり、続きが見たくなってしまいました
これは確実に実写化するでしょう!
むしろ実写化希望です♪
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Posted by ブクログ
ネタバレかなり面白かった〜‼️すぐ読み終わっちゃったなあ、
鳥井(主人公)はかなりやり手のエリート営業マンだけど、人生楽しいことがなくて仕事をやり続けているだけ。そんな彼はある日、夜遅くに新規の顧客から呼び出される。その家を訪れた際、なにか不穏を感じ取りつつ家に入る。依頼人は殺されており、そこには殺し屋が二人いた。その2人に殺されかけた鳥井は咄嗟に、2人に条件を持ちかける。この殺し屋エージェントが必要としているあと3週間で2億という営業目標を達成するから殺さないでくれ。ということである。
それを信じた殺し屋は、鳥井を仲間に入れる。社長は快く思ってない、最後は裏切る、
殺し屋の顧客をリストから狙った鳥井は自殺に見せかけた殺しをやってみせ、違法な地上げをしている顧客(森宮兄弟)を黙らせてリストと少しの金(3000万程度)を奪う。そして上級そうな男(羽村)をターゲットへ。そいつはほかの殺し屋エージェント(百舌と鴎木美紅)を使っており、他社の顧客は奪わないという殺し屋界の起きてを破る鳥井たちに、森宮兄弟を殺し、牽制をする。
羽村に会社のトイレで清掃員に紛して近づき、うちを使わないかと言ってみるが断られ、帰りに百舌に殴られる。
しかしこれが狙いだった。本当の狙いは羽村の上司、社長であった。この雛沢社長を最終的に殺す予定だった羽村の狙いを知った雛沢は、鳥井たちに殺しを要求する。鳥井たちが使った手段は社長の愛人を誘拐し、それが羽村とそれが雇った殺し屋たちのせいだと言うこと。それを信じた社長は大金を積む。
そうとは知らない鴎木は、羽村にお願いされた殺し(町工場の社長)をやるとみせかける。だが鴎木は実際には、この社長は殺さず、鳥井たちが乗った車を制御し事故死に見せかけるという計画を。そこまで読んでいた鳥井は車を社長と交換し、社長を事故死に、。自分たちは鴎木たちを追走し、車を爆破させ、金と顧客リストとピンクダイヤモンドを貰い、目標の3億達成。
臨場感溢れて、1日ですぐ読めた。久しぶりに面白い作品に出会えた。東野圭吾の講評であった、幼少期については要らないというものはあの幼少期だからあの性格になったからいいんじゃないかなーって思う。なんか殺し屋ってほんとにこんな感じなんだろうなって思ったし、それぞれの人の個性がしっかりしてて想像が容易い。 -
Posted by ブクログ
『殺し屋営業術』をAudible(オーディブル)で聴きましたが、本当に面白かったです!「本屋大賞にノミネートされる作品はやっぱりすごいな」と改めて感銘を受けました。
まず何と言っても、ナレーション(朗読)の方の技術が素晴らしすぎます。声の使い分けが実に見事で、登場人物のキャラクターがはっきりと立ち上がってきます。名前を覚えていなくても「この声はこの人だ」と直感的に分かりますし、聞いていて一切ストレスがありません。文字で読んでも絶対に面白い作品だと思いますが、この声優さんの演技によって作品の魅力が何倍にも引き立てられており、Audibleで聴いて大正解でした。
ストーリーの展開も最高にスリリングなエンターテインメントです。主人公の鳥居は、ものすごく優秀なトップ営業マン。しかし、どれだけ高いノルマを達成してもまったく達成感がなく、「生きている感じがしない」という虚無感を抱えて生きています。そんな彼が、たまたま営業先で殺し屋による殺人現場に遭遇してしまうところから物語は急展開します。殺されそうになる絶体絶命のピンチを、持ち前の「営業トーク」だけで脱出し、そこから裏社会でノルマ2億円を稼ぐための決死の営業活動が始まります。
最初は「営業ノウハウやトーク術を駆使して、うまくのらりくらりとかわしながら生き残っていく話なのかな?」と思って聴いていました。しかし、物語が進むにつれて予想とは全く違う方向へ引き込まれていきます。鳥居の内面がどんどん変貌していくのです。
表の社会での営業は、法律や倫理など「絶対に超えてはいけない一線」があり、そのギリギリのところで戦わなければなりませんでした。しかし、裏社会の営業は何をやってもいい。目的達成のためならあらゆる手段が許されます。その過酷な極限状態の中で、鳥居は思わずニヤリと笑ってしまう。彼はついに「自分が本当に生きられる場所」「自分の本領を発揮できる居場所」を見つけてしまったのだと感じさせる描写があり、そのゾクゾクするような心理変化がものすごく魅力的でした。一見すると真面目で好青年だった彼が、狂気をはらんだ“殺し屋”へと変貌していく過程がたまらなく面白いです。
周りを取り巻くキャラクターたちも全員魅力的なのですが、中でも最大のライバルである女の子「ミクさん」が強烈な存在感を放っています。Audibleの声でもその怪しげで底知れない雰囲気が完璧に表現されていました。ミクさんは非常に頭が回るキレ者なのですが、鳥居はその上をいくような大どんでん返しを見せてくれます。
特に圧巻だったのは終盤の展開です。最後は鳥居視点ではなくミクさん視点で描かれ、鳥居から出される「5つのクイズ」に答えていくような構成になっています。このミクさん視点になることで、鳥居という人間の狂気や凶暴性、そして彼に追い詰められていく側の恐怖がダイレクトに伝わってきて、心底「怖い!」と感じさせられました。
圧倒的な面白さで、聴き終わったあとの満足感が凄かったです。どうやら第2弾もあるようなので、絶対にチェックして続きも聴いて(読んで)みたいと思います!
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Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋の営業術の続編。
前回はタイトル通り命と引き換えにノルマ達成に奔走する鳥井でしたが、今回は極東コンサルティング内の出世レースに巻き込まれる。
しかし出世レースとは名ばかりでほぼ出来レースのようなもの。敗北した場合待ち受けているのはもちろん死。
おまけに社内営業は鳥井の苦手とする分野。
そこをどう乗り越えていくのか?
魅力的な新キャラも登場します。
そしてどんどん明らかになる鳥井の本性にはこちらも恐怖する程でした。
今作も非常にスリリングな展開で、ページをめくる手が止まりません。
また、前作でできた鴎木がまさかの生存…!
3作目を匂わせる終わり方で、ますます次回作に期待が高まります。