西尾潤のレビュー一覧
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西尾潤さん著「愚か者の身分」
著者の作品は初読みとなる。
未鑑賞だが映画化もされた作品との事。
文体や物語進行等がどことなく「地面師」を彷彿させる。映画化されていたり、半グレ達が詐欺に手を染めているからだろうか?
自分には余り馴染めない作品だった。
両目をえぐられるというかなりエグい描写もあり、結構な不快感が先行する物語。
生々しさが気味悪く感じ、顔を背けたくなる様なエグさが幾度とあった。
この物語、更に発展させようと思えば幾らでも発展していきそうなのだがそうはならない。
裏切りや信用を踏みにじっていく人間は意外とごく僅かで、読んでいる自分の方が「コイツのその行動はヤバい」とか「コイツは -
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映画「愚か者の身分」がとてもよかったので、これは読まなければいけないと。
↓以下ネタバレです。
疾走っていうか、疾走したあとの話。
1章は初登場の探偵事務所の話。戸籍を奪われたネカフェの男・「晴翔」の知り合いが登場。最後、探偵事務所が突き止める事が、この本の結末だろうと思いきや、これはこれで終了。だが、プチトリックがあって面白かった。しかし、マモルからもらった2千万また騙し取られるとはねえ・・・?
2章は、マモル。経験値の少ないマモルが少ない選択肢の中で選んだ真鶴での生活はのんびりとして地元民との温かい絆が描写される。希沙良がタクヤに成り済ましたメール。
どう考えてもなり -
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ネタバレ愚か者の身分という北村匠主演の映画を見て、続編があるというので読んでみた。元々小説が元になっている映画なので、映画には出てきていない登場人物も出ているらしい。一緒にビジネスをしていた女の子はまだ闇の中にいてマモルにお金が欲しいと連絡してくるシーンが印象的だった。誰かに追われているかもしれないと頭の片隅で思いながら生活するというのは、私が考えるよりずっと不安なことなんだろうな。どこまで現実と近くて、日本に住む人のどれだけがこういったことに関わっているのかは想像がつかないのだけど、みんなが幸せで生きていける社会であればいいなと思う。でも多分こういう映画や本に感化された翌日にはもう自分が思ったことを
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Posted by ブクログ
Netflixで映画版を先に観て、とても印象に残ったので原作を読んでみた。映画は2時間の限られた時間しかないので、原作→映画よりも映画→原作の方ががっかりしないのかもな。
映画では描かれなかった人物の視点も含めた群像劇で、視界が広がりとても良かった。それぞれの視点にもミステリ的な要素があって、真実に迫っていく描写はスリリングだし、小道具や舞台の描写がスタイリッシュで現代的でありながら、貧困や無戸籍やさまざまな生い立ちみたいなテーマも扱ってた。
その中でも多分作者が言いたかったのは、真の悪と、悪ではないのに悪をすることでしか生きられない者たち、ということなのかな。そこに対してこの作品には明確 -
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ネタバレ戦後を生き抜いた美容家の凄絶な一代記
※本作はフィクションです。
輝山マムの歴史は華々しいものではなかった。
長崎の原爆から始まり、最初は原爆と爆弾の後遺症の恐ろしさを知る。
そして、妹との再会も感動的!
まず、スタートから涙なしにはいられない。
一瞬、本作を読んで「国宝」を思い出した。
しかし、本作は「国宝」よりはわりとスラスラ物語が進んだ印象。
「美しさって、なんだろう…?」
輝山家の人たちは、みんな「美」に囚われている。
この本のタイトルにもなっている「審美」。
● 「真美は、ありのままの美。 審美は、それを選び取り、判断する眼」
(文中の言葉を引用)
このセリフが印象に残っ