西尾潤のレビュー一覧

  • マルチの子

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    ネタバレ

    恐るべしマルチ商法。世の中そんな上手い話があるわけないじゃん、というところに尽きる。マルコの幸せを祈るよ。最後にある作者のあとがきを読むと、ホントに怖いと思うし、自分も含めて誰でもハマるリスクがありそうに感じる。

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    2025年11月27日
  • 愚か者の身分

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    生まれは選べない。「半グレ」にしか居場所がなく、金銭を稼げない人たちが日本にいる。
    映画作品よりもストーリーが多く、より込み入った人間関係が見れた。実際はこんなにも登場してたのね。映画でちょこっと出てた人の正体が分かったりして、答え合わせ的な感覚だった。終わり方は原作でも曖昧。というか原作の方が曖昧。護は?仲道は?恭子は?希沙良は?

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    2025年11月29日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    人間追い詰められると、こうも見たいものしか見ず、信じたいものしか信じなくなるものなのか、と思って読んでいたら……と言う話。

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    2025年11月22日
  • マルチの子

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    マルチにハマり、マルチの中でしか生きられない、そしてそれを悪とは感じない女性の話。
    承認欲求、競争心、高揚感や一体感、人間がアドレナリンをたくさん感じるであろうシーンがたくさん。
    まあ、そうなるわな。という結末ではあるけど、マルチを知らない世代が知るにはとても分かりやすいと感じた。


    誰かの努力や頑張りの上にしか成り立たない自分の成功なんてない。
    「そんなんで儲けられるなら、世の中みんなお金持ちやわ!」が私の答えかな!

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    2025年11月18日
  • 愚か者の疾走

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    映画を観て監督のSNSで続編があると知り読んだ。

    うーん、映画が良かっただけに微妙かもしれない。

    ラストは幸せ?なのか?
    一度裏社会に入ってしまった以上、完全に足を洗うことはできないので、一生いつ殺されるかビクビクしながら生きていかなければならないのでは?

    常にビクビクしながら生きなければいけないのは裏社会に入ってしまった人間へのペナルティ。そのペナルティを抱えながらこれからどう生きていくか。

    マモル、タクヤ、梶谷にはどうにかして幸せになってほしい。

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    2025年11月16日
  • マルチの子

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    承認欲求という言葉が台頭してきたのはいつ頃からだろうか
    喫茶店に行くとパンフレットを広げる人たちが目につく。夢中に話す人たちはMLMという中毒性のあるビジネスの虜になっていたのだとわかった。仲間や、誰かと一緒に、夢を掴む、幸せなどの単語、高揚感や連帯感はこのビジネスのキーワードなのだと感じた。これだけのエネルギーを違うことに活かせばられれば別の輝きがあったのではないかと思わざるを得ない。

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    2025年11月15日
  • 愚か者の疾走

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    ネタバレ

    タクヤ、マモル、梶谷の三人の行く末がどうなったのか。闇から抜け出し、生まれ変わることは出来たのか。

    ドキドキしながらページをめくり、少々ご都合主義は感じたものの、彼らが無事にあの後の人生を歩み始めることが出来たと分かってほっとした。
    選べなかった環境、一度は誤ってしまった選択。たくさん傷付きながらも今度こそ自らの意思で選んだ先で、夢を見つけ、誰かの夢となり、誰かの夢を守ることが出来た彼ら。
    数年後に出所するジョージや佐藤のことを考えると、不安は残るものの、今までの人生と比べたらよっぽどいい。
    これからも彼ら三人、そして彼ら三人が愛する人々に愛と希望が降り注ぎますようにと願わずにはいられなかっ

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    2025年11月14日
  • 愚か者の身分

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    すごく読みやすくて考えさせられて良かったんだけど、そこで終わるの?感がめちゃくちゃ強い。
    タクヤとかマモルとかお金持って逃げた人?とかの続きが続編で描かれるといいな。

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    2025年11月11日
  • マルチの子

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    マルチ商法にハマる20代女性を主人公に、承認欲求や自己顕示欲を埋めながら借金を膨らませていくプロセスを描いている作品。自爆営業や名義貸しによってローンが増えていき、気づけば数百万円もの借金を背負わされている。手もとに残されたのは効果の定かではない健康器具やサプリメントなど、正価の何倍もの値段で取引される怪しい商品である。

    鹿水真瑠子は新卒で入った職場に馴染めず、辞めてバイトで食いつなぐ毎日だった。友達も少なく張り合いのない生活を送る中で、バイト先で目にした「磁力と健康セミナー・無料開催」に参加することでその人生が転落し始める。高額なマットレスを購入し、それを紹介しながら下部組織を拡大していく

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    2025年11月10日
  • 無年金者ちとせの告白

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    ネタバレ

    とにかくお⾦が無い梨元ちとせ73歳は、パーキングエリアの清掃員。そこに自転車や徒歩で通勤というのが意外、でも近所ならありえるのかな。車上生活者にいらないおせっかいをしたり、ギリギリの生活なのにヒモを囲ったり、掴みどころのないちとせ。そんな人いそうだなと思った。70代のふたりが体力的に死体始末
    ができるのか疑問はあるけど高齢貧困、無年金者、虐待、介護など盛りだくさん。

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    2025年11月06日
  • 愚か者の身分≪コミック版≫

    無料版購入済み

    犯罪者集団の話

    足許を見られて犯罪の手先にされている若い男女が出てきます。戸籍等を買うのが仕事のようで、複数のスマートフォンを駆使して複数の人間としてやり取りしているようです。
    ただ敵味方の区別等もこれだけでは分かりにくいし、あまり感情移入できるような出来栄えではありませんでした。

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    2025年10月23日
  • 愚か者の身分

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    ネタバレ

    初見を映像で見るには中々勇気が必要そうだと知り、原作を読み始めました。
    章ごとに主人公が切り替わる短編集。ストーリーが全て繋がっているというわけではないですが、同じ世界で生きている愚か者とそれに関わる人々の話です。
    どこかで伏線が回収されたり、どーん!と解決するのかな?と思っていましたが、そんなことは起きず。まあ、どうにかできる力があるならば愚か者にはなっていないよなと。
    それでも、ひとつひとつの章で彼らはこれからどうなるんだ?と思わせる引きと魅力がありました。特にタクヤと梶谷のこれからが。
    落っこちたおにぎりの埃を払い、何食わぬ顔で新しいおにぎりを渡して自分は落っこちたおにぎりを食べる。そん

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    2025年10月22日
  • マルチの子

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    露悪的が過ぎるかなー。こういう小説にはありがちだけどね。ただ、エンタメ本としては面白かった。マルチを題材にした本ならNetflixで話題になった『地面士たち』の原作者、新庄耕の著した『ニューカルマ』の方が面白いし文学性も高かったな。読むならそちらをオススメ

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    2025年10月03日
  • マルチの子

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    共感できないので、なかなかページが進まなかった。
    が、共感できないのはいいことなんだな、と後街を読んで思う。

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    2025年07月18日
  • マルチの子

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    こうやって抜け出せなくなるんだなー!と感心。読みながらずっとやめておけーー!戻って来いー!と心の中で叫んでた。

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    2025年07月16日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    長い、、
    よく知らない世界の話だったので勉強になった。
    結局マルチって?とは思うけど。
    現実にこういう世界で成功してる人もいるってことだよねえ‥?

    竹田が来なかったのはなぜなんだろう。

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    2025年07月09日
  • マルチの子

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    主人公の認知が歪んでることは読みながら感じていましたが、最後がこう着地するとは...恐ろしかったです。幸い、友達や親戚でマルチにハマった人はいませんが、もしそうなったらどうしようかと考えるきっかけになりました。

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    2025年06月28日
  • マルチの子

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    結果としては詐欺だったとしても、行動そのものは「ノルマを越えるために努力する」という点で、ある意味で社会人と同じではないかとも思った。

    自分のノルマを達成するために、商材を自ら購入したり、マルチ商法を何度も乗り換えたり、新しい手法に手を出したりする。

    そうやって、だんだんと「おかしい」と思う感覚が麻痺していく――そこに、マルチ商法の怖さがあるのではないかと感じた。

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    2025年06月10日
  • マルチの子

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    マルチにはまり、マルチで没落してく女性のドキュメンタリー。
    描写がリアルでいろいろ知らない世界を学ばされる。

    主人公に共感はできないが(それで少し安心)
    マルチ仕組みの理解と恐ろしさは少しわかった気がする。

    どの世界だって
    とにかくそんな上手いだけの話はない、のだ。

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    2025年06月02日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    夢ある?とかご縁大事!ホームパーティしない?と、言ってる人たちに出会ったことがあり、
    心の底から軽蔑している職業(?)です。そんな浅はかな選択をした人の転落人生を読んでみたくて!!

    ・ゴールド会員になるために借金してまで商品購入、ゴールドの収入でいけると踏んでたくせに結局キャッシングするという計算のできなさ
    ・ネズミ講じゃないから違反ではないです〜と言いながらローンが通らない会社
    ・不倫相手の革靴にコーヒー流し込む
    すべてが意味不明。笑

    そんなに勉強熱心なら、ちゃんとした会社で営業やれば?と思うけど、上からも下からもすごい!すごい!と褒められないとやる気がでないからやっぱりマルチの世界でし

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    2025年06月03日