西尾潤のレビュー一覧

  • 無年金者ちとせの告白

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    現実に起こりそうな恐怖を感じる作品だった。

    物語の舞台は山梨に位置する坂田パーキングエリア。
    清掃部で働く73歳の梨元ちとせと75歳の古田中栄、二人の老女を中心に物語は展開する。

    このパーキングエリアには訳ありな人達が集まって来る。
    貧困による車上生活者やネグレクトの母親、介護に明け暮れる男性。

    中でも金の匂いを嗅ぎ付け近づいて来る寄生虫の様な男が一番質が悪い。

    ちとせが犯した罪。それを無かった事にする為に老女二人が企んだ完全犯罪。

    終盤は目が離せない展開だ。
    社会の闇の中で逞しく生きる老女の姿が眼前に浮かんで来る一冊。

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    2023年02月18日
  • 愚か者の身分

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    勝手に脳内キャスティング どうでもいいコメントを。

    前半のヤンチャな感じから薄々感じてはいたのだが、後半グロい描写が続くのでビュジュアル的にリアルで考えるとエグいので「タクヤ」私の中でヒロアカの爆轟君になった。

    うん。しっくり。

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    2026年03月11日
  • 愚か者の身分

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    映画を観て続けて小説を聴いたので北村匠海さんや綾野剛さんの顔がチラついて頭の中がゴチャゴチャになりました!笑

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    2026年04月05日
  • マルチの子

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    友人でこう言う事にハマりやすい人がおり、言ってる事やってる事全てがそのままで、典型的な手法なんだなと思いました。
    承認欲求の高さ。
    成功者が身近にいるような感覚の現代。何者かになるなんてそんな簡単なことじゃないのに自分もそうなれる、その一員である、人の為になれていると錯覚してしまう心の隙をうまく付いてくるんだろうなと、どうか身近な人がハマって欲しくないなと願うばかりです。
    この本を読んでも結局ハマる人は「自分は違う」と自分を騙しハマっていくんだろうなと思います。
    サクサク読めて良かった。

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    2026年04月02日
  • 愚か者の身分

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    映画を見て原作が気になったので読み始めたが、2日程度で読み終えてしまった。
    内容は映画とほとんど変わらず読みやすかった。

    また、最後に記載された選評(本作は第二回薮晴彦新人賞を受賞している)が酷評で驚いた。
    「文章としてまともに書けてない」などの酷評だったが、それ以上に最後のシーンが余りにも小説家の目を持って描かれているとのことで受賞したようだった。
    その後加筆などを加え、そこに書き下ろしの章を2~3章ほど書き加えたのが本作だったらしい。

    個人的に好感が持てたのは話の中心人物にあたるタクミ視線の話が描かれていないこと。
    周りの目から見えるタクミの姿を読むことでよりリアルに彼のことを感じるこ

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    2026年03月30日
  • 愚か者の身分

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    タイトルの通り登場人物がみな愚かで間違いに間違いを重ねるのですが、それでも良い部分や希望も持っているのが良かったです。
    書き下ろしでは別作品マルチの子とも世界観が繋がっているのが印象的でした。

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    2026年03月16日
  • 愚か者の疾走

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    前作は未読で映画視聴済み。
    彼らのその後人生が気になって読んだ本作。それぞれが前に進んでいてホッとした。幸せをつかみ取ってほしいなと思う。

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    2026年03月09日
  • 愚か者の身分

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    悪いことしたらいけんってこと!
    結局はお金どうなったんやろ?
    逃げて逃げて逃げて、最後呆気ない感じ
    こんなものかな?映画みてみます

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    2026年03月07日
  • 審美

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    戦後を生き抜いて美容の世界で一生を終えた壮絶な男の物語。

    長崎で被爆し、母や兄、祖母を亡くした少年が妹と東京に出てくる。
    戦後の上野で兄弟が生きていくのは並大抵ではなかった。
    そのうち妹がいなくなり、浮浪児狩りにあっているかもと養育院を訪ねていた菊男だったが、彼自身が狩込みされる。
    そこは養育とは名ばかりの過酷な場所で、危機を感じて逃げ出した後に辿り着いたのが、慈愛の家だった。
    そこの施設から輝山千代子の養子となり、美容の技術を学んでいく。


    戦争を知っていたからこそ「美」の意識が高かったのだろうと思うが、幼い頃から母親が美容に関心があるという姿をを見ていたのも影響したのかもしれない。

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    2026年03月02日
  • 愚か者の身分

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    戸籍売買や臓器売買などの裏稼業に生きる半グレ組織の末端とその周りの人々を主軸にしたオムニバス形式の話。各話の結末がこれで終わり?となる事が多く、深掘りもされず中途半端に感じました。逃走劇中は緊迫感も無く、これ逃げてる最中だよね?と思う場面が多々あり、1話目がピークでその後の話はそれを超えることはありませんでした。
    話の設定は好きな部類だし、一部の残虐な場面もドキドキしながら読んだだけにあともう一歩踏み込んでもらいたく残念。
    他の方のレビューでは映画は面白いらしいので、そっちも観てみます。

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    2026年02月27日
  • 愚か者の身分

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    ドキドキハラハラしながら毎日1章ずつ読み進めて楽しみました。1人ずつの視点で描かれていてだんだんと事件の詳細が分かっていく構成がなんとも面白くて止まらなくなります。読んでてゾワゾワする描写もあるけど映像で見るよりは個人的には良いです。(映画は未視聴)
    普通に生きていたら関わることもなく、自ら知ろうともしない人達の世界の話。

    ネットカフェで起きた事件も最終的に繋がるのかな?とも思っていたけどその辺の伏線回収はなかったです。「愚か者」たちの話だからそれはそれでありなのかな。その辺りも含めて登場人物達のその後が気になるので続編も読んでみようかなと思います。

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    2026年02月21日
  • マルチの子

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    優秀な姉と愛嬌のある妹と比べられて育ちコンプレックスのある真瑠子がマルチの闇に堕ちていくお話

    承認欲求が一番悪い形で顕在化したらこうなるんだ

    甘い言葉に飛びついて将来の夢を語りながら行動は近視眼的

    愚か者は本当に大事なことを学ばないから愚か者なんだ

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    2026年02月16日
  • マルチの子

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    PrimeReading
    一生懸命ビジネスをしてるつもりで深みにハマっていくのねぇ
    抜け出すことはできたと思うし、実際周りの人は家業に戻ったりしているのだから、抜けだすチャンスは度々あったのだろうけど、グループリーダーとしてもてはやされたり、一目置かれたりする気持のよさが止められなかったんだろうなぁ
    しかしこういうのもバカじゃできないというか、若くて向上心があって熱心に勉強して賢いつもりで堕ちていくのなんだかなぁって思っちゃうね

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    2026年02月13日
  • 審美

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    戦争を体験した人は生きるエネルギーがすごいのが伝わってくる。その人の一生を本にまとめようとするとサラッとするのは仕方がないけどもっと深くまで心情を知りたいと思った。
    美のカリスマと言われた菊男、養子となり社長にまでなったが同じ施設からきた義妹に座を奪われそれでも美を求め続けた人生はうらやましい。
    何かに打ち込むものが欲しいと思っていたらGO MAというアーティストを扱ったテレビ、点描の作品を観て涙が出る。この本を読んだ後だったので余計に感動したのかも知れない。

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    2026年02月08日
  • 愚か者の疾走

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    映画を視聴して3人のその後が気になり購入。

    爽やかなラスト!

    ただ全体的に心情描写等は浅く脚本的だったのと(なので映像的でライトに読みやすい)勘のいい人なら序盤からなんとなく展開を予想できてしまうかもしれない笑
    個人的には必読とまでは言えないかな

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    2026年01月31日
  • 審美

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    全く興味なかったけど
    たまたま手近にあったので読んでみた

    「その生涯、あまりに壮絶」って
    帯から、重厚なやつを想像してた

    そんなことなかった
    読みやすかったし、
    サラッとしてんなと思った
    そっからの話、知りたかったのに…
    ってなって残念だった

    全体通して印象がまちまちなのが
    ちょっと気になった
    でもそんなこと思ったり
    「残念」って思ったりしたのは
    結構おもしろかったからだと思う

    星はフツーの3つ

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    2026年01月29日
  • 愚か者の疾走

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    『愚か者の身分』の続編。
    前作のようなハラハラした展開があるのかと思っていたが、マモルの話まではのんびりと時間が過ぎていた。
    物足りないと思う反面、やっと手に入れた幸せな時間を大切にしてほしいと思った。
    梶谷の話ではしっかりヒヤヒヤとする場面があり、やはり過去からは逃れられないのか‥と。
    罪を犯して生きていたことには変わりない。
    逃げたからといって、過去は変わらない。
    大きな代償を負ったとしても。

    でも、それでも、これからは、
    半グレ組織には見つからずに
    3人とも平凡な人生を送ってほしい。

    由衣夏、この人は肝が座っていて、先のことを考えていて、かっこよかったなぁ。
    由衣夏がそばにいるから梶

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    2026年01月15日
  • 愚か者の疾走

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    「愚か者の身分」の後日談
    過去の犯罪は無かったことにはならない
    だけど、幸せに暮らしてほしいと思う
    タクヤとマモルは再会できるんだろうな

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    2026年01月09日
  • 愚か者の疾走

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    前作は「これから面白くなりそう」というところで終わってしまい、不完全燃焼感があった。
    本作はそのアフターストーリーにあたり、前作のその後の展開を知ることができる。登場人物それぞれが自分の人生を生き続けていることが描かれていて、読んでいて安心感があった。

    本作は3話構成で、それぞれ主人公が異なるが、前作と同じ登場人物たちの物語が描かれる。
    前作では作中で失明するキャラクターがいたが、今作では盲目のキャラクターが複数登場する。
    視覚を失っても、他の感覚でものごとを捉え、生きていく強さが印象に残った。
    また、登場人物たちが奇妙に交錯していく構成は、読んでいて純粋に面白く、もどかしさがあった。

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    2026年01月04日
  • マルチの子

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    ダークなストーリーと思いきや、マルチにのめり込んでいるようで、タイトル通りマルチの子という軽快感もあった。

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    2025年12月28日