西尾潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦後を生き抜いた美容家の凄絶な一代記
※本作はフィクションです。
輝山マムの歴史は華々しいものではなかった。
長崎の原爆から始まり、最初は原爆と爆弾の後遺症の恐ろしさを知る。
そして、妹との再会も感動的!
まず、スタートから涙なしにはいられない。
一瞬、本作を読んで「国宝」を思い出した。
しかし、本作は「国宝」よりはわりとスラスラ物語が進んだ印象。
「美しさって、なんだろう…?」
輝山家の人たちは、みんな「美」に囚われている。
この本のタイトルにもなっている「審美」。
● 「真美は、ありのままの美。 審美は、それを選び取り、判断する眼」
(文中の言葉を引用)
このセリフが印象に残っている。
さぁ、あなたの「審美」とはなんでしょう?
コレを考えながら、読んでほしい1冊です!
ぜひ、映像化してほしい作品です! -
Posted by ブクログ
ネタバレ人が食い殺される、みたいなホラーではないけど人間のグロさを突きつけられたような作品でした。本来であれば絶対に許されない、被人道的な行為なのにそれがまかり通っている。何か起こったり酷い目にあっても、こんな時代だから仕方ないという空気が流れている。これが恐ろしい。この時代を生き抜くには、並々ならぬ強さ、特に身体のではなく心の強さが必要だったのだと感じました。
そんな苦労をしてきた菊男が、サタヨに会えた。記憶を失い、名前も変わっていたけど生きていた。どれだけ嬉しかっただろうかと思いました。物語の最後、サリーは日本へときている。サリーという名前のままだから記憶は戻っていないのかなと、思いましたがきっと菊男はもうサリーがそこにいるだけで幸福なのかもしれない。そう思いました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ●感想
かつてマルチにハマってしまった著者。マルチ商法への警告。自分が空っぽに感じることへの恐怖はわかる。主人公が見たく無い現実から逃げる。そういう弱さを、最後に突きつけられ、それでもマルチを渡り歩くという選択を、マルチ界隈の人々は続けるのだ、
●本概要
著者の壮絶な実体験をもとにした
「超リアル」サスペンス!
バイト先の掲示板で見つけた
奇妙な貼り紙。
「磁力と健康セミナー・無料開催」
それは地獄への扉だった――。
認めてほしい。
ただその一心で始めただけなのに、
どうしてこんなことに
なってしまったのか。
マルチ商法にはまった女性の
“乱高下人生”を
リアルに描いた
ノンストップサスペンス! -
Posted by ブクログ
オーディブルにて耳読。
マルチ商法についてめちゃくちゃ詳しく書かれている。磁気マット売ってたアナログな感じから仮想通貨までのビジネスの変化も面白かった。借金がどんどん膨らんでいくのもじわじわ怖かった。
徳間書店のサイトより引用---------
大人になっても、自分自身が未完成な人ほど、
他者に ”承認” されることでやっと
自分を認めることができます。
情報弱者であり、未熟だった私は
この承認欲求地獄へとはまっていきました。
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なるほど。マルチにはまる人って承認欲求が根源にあるのか。実体験を元に書かれているだけあってとてもリアルだった。
家族にバレてはいけない、迷惑をかけてはいけないと考える真瑠子は根っからの悪い子じゃないんだよね。「愚か者の身分」「愚か者の疾走」を読んだ時にも感じたこと。