西尾潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画を見て衝撃を受けた。
途中、あまりにもグロくて退出してしまった時間が生まれたのが悔しいけれど、それを含めて原作が気になり読んでみた。
映画だけでは語れないそれぞれの思いや、過去の出来事などが原作では鮮明に描かれてあって個人的にはやっぱり原作がいいなと感じた。
闇バイトや戸籍売買。
私には遠い存在でテレビやSNSでしか見たことのない世界。
よく聞く言葉ではあるが詳しく知らなかったし知ろうともしなかった。
この世界に足を踏み入れてしまった人たちの過去の苦しみ、この世界から抜け出せずに″今″を生きるために必死に、闇に染まってしまっている人たちの苦しみ。
なかには軽い気持ちで加担してしまった人も -
Posted by ブクログ
これは、なんとも驚いたという…。
なんて言ったらいいのか、すべてが予想外のことで。
まぁ、何を予想して読んでたか、と言うのもおかしな話しなんだけど。
とにかくゆる〜い老後の話ではなく、かと言って慎ましく生活を切り詰めて、という堅実に生きる話でもなかったわけで…。
梨元ちとせ73歳は、同僚の古田中栄75歳と同じ職場の坂田パーキングエリアに膝の痛みを抱えながら通っている。
年金も医療保険もないひとり暮らしで老骨に鞭打って働き続けなければならない毎日である。
この職場の駐車場の車の中で遺体が見つかったあと次々と起こる出来事。
そのうち死亡した元夫の保険金が入るかもしれないと連絡が来てから思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦後を生き抜いた美容家の凄絶な一代記
※本作はフィクションです。
輝山マムの歴史は華々しいものではなかった。
長崎の原爆から始まり、最初は原爆と爆弾の後遺症の恐ろしさを知る。
そして、妹との再会も感動的!
まず、スタートから涙なしにはいられない。
一瞬、本作を読んで「国宝」を思い出した。
しかし、本作は「国宝」よりはわりとスラスラ物語が進んだ印象。
「美しさって、なんだろう…?」
輝山家の人たちは、みんな「美」に囚われている。
この本のタイトルにもなっている「審美」。
● 「真美は、ありのままの美。 審美は、それを選び取り、判断する眼」
(文中の言葉を引用)
このセリフが印象に残っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ怖かった~。アムウェイも聞いたことある程度でほんまに全然詳しくなかった身としては、序盤は「一応合法なわけやし何がそんなにあかんねやろ」とか何となく思いながら読んでて。けど小説としてはこの主人公がいつかとんでもない状況になるであろうことはわかるわけで、それがいつ来るのかヒヤヒヤで、中盤辺りで慣れるまではずっと怖かった。しかも舞台が大阪で、知ってて土地勘もある地名ばっかり出てくるしセリフも関西弁ばっかりやしで、それが多分私にとっては、自分の暮らし・生活と地続きと勘違いしてしまいそうになるかのようなリアルさで怖さを迫らせた。実際の大阪駅の改札で、前日に読んだ定期探す場面思い出したりとかしたしな。
あ