西尾潤のレビュー一覧

  • マルチの子

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    ネタバレ

    人物描写、背景が巧妙でリアルすぎて、嫌悪感から読み進められなかった…すごい……
    主人公が悪意なく、生き甲斐と善意からマルチビジネスに没頭していくところが気持ち悪い

    終盤でライバルの女から、「無意識的に自分の都合の良いように記憶を塗り替えて、嘘を本当のことに思い込んで語る根っからの嘘つき」呼ばわりされているシーンで主人公の気持ち悪さを的確に言語化してくれたので気が済んだ。

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    2025年10月13日
  • 無年金者ちとせの告白

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    ちとせさんみたいに一生懸命に、自然体、正直、誠実、慈愛深く、友達に恵まれて、生きることは、素晴らしい。それなのに……。

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    2025年02月11日
  • 無年金者ちとせの告白

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    これは、なんとも驚いたという…。
    なんて言ったらいいのか、すべてが予想外のことで。
    まぁ、何を予想して読んでたか、と言うのもおかしな話しなんだけど。
    とにかくゆる〜い老後の話ではなく、かと言って慎ましく生活を切り詰めて、という堅実に生きる話でもなかったわけで…。


    梨元ちとせ73歳は、同僚の古田中栄75歳と同じ職場の坂田パーキングエリアに膝の痛みを抱えながら通っている。

    年金も医療保険もないひとり暮らしで老骨に鞭打って働き続けなければならない毎日である。

    この職場の駐車場の車の中で遺体が見つかったあと次々と起こる出来事。

    そのうち死亡した元夫の保険金が入るかもしれないと連絡が来てから思

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    2022年09月13日
  • 無年金者ちとせの告白

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    何とも切ない物語。
    年老いた女性、引きこもりの中年、認知症の親と障害者の姉を車上で介護、
    不幸せながら前向きに生きていく、力強い主人公の明るさが良かった。
    大藪春彦新人賞受賞作家の3作目、また、こんな路線の作品を書いてくれることを楽しみにしています。

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    2022年07月30日
  • マルチの子

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    マルチ・レベル・マーケティング。

    まず、マルチって稼げないだろうから副業的な感じでやっているものだと思っていたので、がっつり仕事としてとらえていることを知らなかった。

    不協和認知をなくすためにどんどん身を削っていく。でも、それでも、信じたいものだけを信じる。

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    2026年08月30日
  • マルチの子

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    人生って、本当にどこでどうなるか分からないものだなぁ…と、改めて感じました。

    「マルチにはまる」ということは、これまでの自分の人生では身近に経験したことがなくて、正直、どこか「なぜはまってしまうんだろう?」と思っていた部分もありました。

    でも今回、そこに至るまでの出来事や、その時々の気持ちの動きを読んで、「あぁ、こうやって少しずつ引き込まれていってしまうんだ」と、その過程がすごくリアルに伝わってきました。

    最初から「マルチにはまろう」と思っている人なんてきっといなくて、その時の環境や人との出会い、自分が置かれている状況、心の隙間だったり、いろいろなものが重なった先にあるんだなぁと。

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    2026年08月27日
  • マルチの子

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    あとがきを読み、実体験であることに驚いた!意識高い系サークルのメンバー的な、若さ故の痛さがリアルだった。
    マルチのメンバーが他のマルチに移行していくシーンもリアル。マルチの仕組みを知ってるからどこでもやっていけるし、説明する側も楽だし。スキームが同じだからね。

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    2026年08月26日
  • マルチの子

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    Audible
    自分がまともな状態のときは「そんな上手い話あるわけないやろ笑」で済ませられるけど、心や思考がおかしくなっていたり壊れかけていたりするタイミングだったら、引き込まれてしまうこともあるかもしれない、と怖くなった。宗教とかもそうだけど、人の心の隙間って侮れない。

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    2026年08月17日
  • 無年金者ちとせの告白

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    甲斐に心を揺さぶられているあたりでは、ちとせさんにイライラしたりしたけれど、読み終わってみると、ちとせさんと栄さんの友情というか、絆に感無量になった。シスターフットってわけでもないけど、老女ふたりが懸命にその場その場を立ち回りながら一生懸命頑張っているところに、なんというか尊ささえ感じてしまった。
    そしてまさか権田さんがそんな頼れるというか、裏稼業している人だなんて想像もしなかった。まさかまさかで驚いた。権田さんもなんだかんだいい人だった。

    この作中で100%の悪もんは甲斐だけで、それがちゃんと成敗されたのもよかったな。
    そこで警察じゃなくて隠滅にいっちゃうところが、いつもツッコミ所ではある

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    2026年08月17日
  • マルチの子

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    本人たちに罪悪感がまるで無いのがリアルで良い。
    実際の体験も描かれているらしく、借金をしてまでのめり込む魅力があるんだなあと感じた

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    2026年08月13日
  • マルチの子

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    『マルチの子』を読んで

    読み始めてまず、以前ニュースで見たマルチ詐欺の若者たちの姿が頭に浮かんだ。主人公を含め、登場する人たちがそのとき見たニュースの若者たちと重なって見えてしまい、最初からずっと、なんともいえない気持ち悪さがあった。

    途中では、「いつまでこんなマルチ商法をしている人たちの話を読んでいるんだろう」と思って、もう読むのをやめようかと思ったくらいだ。

    特に主人公の口癖である「知らんけど」が妙に印象に残った。その言葉が、彼女の生き方そのものを表しているように感じられて、読んでいて余計に腹が立った。自分で深く考えず、流されるように生きているように見える彼女の姿と、「知らんけど」と

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    2026年08月13日
  • マルチの子

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    マルチについて詳しくなった。(笑)
    どんどん落ちていくので読むのが辛くなりつつ 止まらなかったです。
    いろんなマルチがあるんだなあ

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    2026年08月05日
  • マルチの子

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    オーディブル
    作者の実体験もあり、リアルすぎて怖かった。と同時に、どうしてこれがおかしいってわからないのか?と思った。しかし、作者のマルチにハマりやすい人、という3つをみたら、落ちていってしまう人がいるのもうなづけた。
    私自身、今は絶対ないと思っているが、その時の精神状態によって、たとえばマルチでない他の詐欺とかにひっかかることもなくもないかも、と思った。

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    2026年08月05日
  • マルチの子

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    グイグイ引き込まれて面白かった。
    マルチに限らず、詐欺やデマが多い世の中になってしまってる気がするので……気をつけないとですね。
    そういう意味でも、勉強になった。

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    2026年08月02日
  • 愚か者の身分

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    戸籍を売買する半グレの世界を描きながら、読んでいて強く残るのは、貧困や孤独に押し流されていく若者たちの“逃げ場のなさ”でした。
    SNSで身寄りのない人間を探し、戸籍を奪うという設定はかなりえげつないのに、どこか現実の延長に見えてしまうのが怖かったです。
    読みやすく一気に進む反面、人物の内面や闇の深さの表現には、背筋を凍らされました。
    愚かさを個人の問題として切り捨てず、その背景ごと突きつけてくる視線には重さがあり、読み終えてもしばらくやり切れなさが残りました。

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    2026年07月30日
  • 審美

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    一晩で読んだ。良かった。長崎での被爆、戦中戦後の混乱、戦災孤児として生き抜いていく菊男。次々と降りかかる困難を乗り越えていく姿、妹サタヨを守り抜こうとする姿に、何度もぐっときた。宗教にのめり込むオーナー、兄妹の確執、実は男色といった、フィクションでもありそうなエピソードが多々あり。

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    2026年07月12日
  • マルチの子

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    500ページを超える長編だったけど、読みやすい文章で先も気になったので案外サクッと読めた。
    「アップライン」とか「ダウンライン」とかマルチ商法特有の言語が出てくるけど、読んでたら勝手に理解できた。

    マルチ商法には手を出すべきではないと改めて認識させられる作品。

    あとがきは必読。

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    2026年07月07日
  • マルチの子

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    マルチを内側から見ることのできる一冊。
    中はこうなってるのか〜という感じでおもしろい!
    まさに蟻地獄的な世界なんですね。救いがない。

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    2026年07月03日
  • 愚か者の身分

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    西尾潤さん著「愚か者の身分」
    著者の作品は初読みとなる。
    未鑑賞だが映画化もされた作品との事。

    文体や物語進行等がどことなく「地面師」を彷彿させる。映画化されていたり、半グレ達が詐欺に手を染めているからだろうか?
    自分には余り馴染めない作品だった。

    両目をえぐられるというかなりエグい描写もあり、結構な不快感が先行する物語。
    生々しさが気味悪く感じ、顔を背けたくなる様なエグさが幾度とあった。

    この物語、更に発展させようと思えば幾らでも発展していきそうなのだがそうはならない。
    裏切りや信用を踏みにじっていく人間は意外とごく僅かで、読んでいる自分の方が「コイツのその行動はヤバい」とか「コイツは

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    2026年06月23日
  • 無年金者ちとせの告白

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    坂田パーキングで働くのは、ほとんどが高齢のパート職員。無年金、低賃金に悩みながらも毎日必死に生きている。無料駐車場では、行き場のない訳アリ生活者が集まる。車上生活者の絶望と、完全犯罪に手を染める老女達のお話。

    気が滅入りそうな内容なのに、読みやすかったです。将来の事を考えて、生活しないとなと考えさせられました。

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    2026年05月20日