西尾潤のレビュー一覧

  • 愚か者の身分

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    Netflixで映画版を先に観て、とても印象に残ったので原作を読んでみた。映画は2時間の限られた時間しかないので、原作→映画よりも映画→原作の方ががっかりしないのかもな。

    映画では描かれなかった人物の視点も含めた群像劇で、視界が広がりとても良かった。それぞれの視点にもミステリ的な要素があって、真実に迫っていく描写はスリリングだし、小道具や舞台の描写がスタイリッシュで現代的でありながら、貧困や無戸籍やさまざまな生い立ちみたいなテーマも扱ってた。

    その中でも多分作者が言いたかったのは、真の悪と、悪ではないのに悪をすることでしか生きられない者たち、ということなのかな。そこに対してこの作品には明確

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    2026年01月29日
  • 愚か者の身分

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    戸籍売買や臓器売買をする反グレ集団、その中にいるマモルとタクヤ。怖いもの見たさで読んだ、もちろん犯罪行為はよくないが無知ゆえに本来福祉に繋がれるはずが隙間に落ち、それをなんとかしようともがいた挙句とは辛くなる。義理や人情を忘れないところは一般の人よりきっちりしてる。綺麗事かもしれないがそういう人たちが働ける場があれば違うだろうな。誰もが1歩先どころか半歩先もわからない時代だ。まだ若いマモルとタクヤが幸せになれる世の中だといいのに。

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    2026年01月23日
  • 審美

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    ネタバレ

    戦後を生き抜いた美容家の凄絶な一代記
    ※本作はフィクションです。

    輝山マムの歴史は華々しいものではなかった。
    長崎の原爆から始まり、最初は原爆と爆弾の後遺症の恐ろしさを知る。
    そして、妹との再会も感動的!
    まず、スタートから涙なしにはいられない。

    一瞬、本作を読んで「国宝」を思い出した。
    しかし、本作は「国宝」よりはわりとスラスラ物語が進んだ印象。

    「美しさって、なんだろう…?」
    輝山家の人たちは、みんな「美」に囚われている。

    この本のタイトルにもなっている「審美」。

    ● 「真美は、ありのままの美。 審美は、それを選び取り、判断する眼」
    (文中の言葉を引用)
    このセリフが印象に残っ

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    2026年01月22日
  • 審美

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    ものすごい生涯を生きた美容家の物語を堪能しました。長崎での被爆体験の辛く悲しく涙なくしては読めませんでした。妹と東京に行くシーンでは悲しみいっぱいでした。東京に着いてからの辛く悔しいシーンも辛いです。養子にもらわれた後の美容への道はやったーと思いました。妹との再会も感動的で、ラストでの意外な真相もびっくりしました。この作品はドラマ化して欲しいと思ってしまいました。ぜひあなたも読んで涙して下さい。感動して下さい。

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    2026年01月20日
  • マルチの子

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    実際にマルチにハマった経験のある作者による
    マルチにハマっていく女、マルチの子の話。
    (推しの子みたいwwww

    読みやすいし、やたらリアル。
    それは作者の実際の経験を織り交ぜているからだと思う。

    漫画を読むかのような感覚で読める。

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    2025年12月28日
  • 愚か者の身分

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    戸籍売買仲介、買う、売る、騙す、探す、運ぶ者達の目線で章が構成されている。
    各章完結してる訳でもなく、最終章で完結するわけでもなく、その時の人の行動を切り取ったような感じなので「ほーこういう世界もあるのか…」と感じて読むのが良!

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    2025年12月21日
  • マルチの子

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    マルチは思ったより身近にあって尚且つ日常に紛れているんだなと思った。内容がスラスラと入ってきて、作者の実体験を元に書いたとあってリアルすぎた。心理学や経済学などを上手く使って会話し、他人の欲にするりと入って、こっちの世界に引きずり込む。だからこそ、人は簡単に騙されるし騙しやすい生き物なんだと思った。

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    2025年12月19日
  • マルチの子

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    最初の方はマルチなんて興味ないしやりたくないって思ってたのに最後の方はどんどんやりたくなってる自分がいた
    私はあとがきに書いてある通りの人間だった

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    2025年12月12日
  • マルチの子

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    サクサクと読めてしまった。自己肯定感が低いことで自分を犠牲にして誰かのためにと動いてしまう。いいようで悪い循環が生まれる。まずは自分を大切にすることで、被害は少なくなっていくのかなと。

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    2025年12月08日
  • 愚か者の疾走

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    ネタバレ

    続きが欲しい。とにかく続きを恵んでください。
    確かにあの頃よりは幸せになってて安心出来たけどまだ安心しきれてないので!!

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    2025年12月01日
  • マルチの子

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    とても面白かった。
    もともとマルチの仕組みをあまり理解していなかったが、読み終わる頃には裏側まで理解できたように感じた。本を読んでみると、マルチで得をしている人というのは、本当のトップ数人だけであるように感じた。仕組み自体は犯罪性のあるものではないが、のめり込みすぎると人生が狂わされるのだと思った。

    筆者が実際にマルチをしていた過去もあったようで、内容は実情を捉えたものになっていた。そのリアリティだけでなく、小説としての伏線回収が気持ちよく繰り広げられており、大変面白い内容だった。

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    2025年11月24日
  • 愚か者の身分

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    映画がとても良かったので原作もと思い。

    映画では描かれない梶谷や谷口の生い立ちなど細かいところまで書かれていてなるほどなとなりました。

    西尾さんが仰っていたように、愚か者だけど自業自得だと突き放せない。現代社会はこの子達と向き合う必要があるのだと感じました。(勿論本当のクズもいるが)

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    2025年11月23日
  • 愚か者の身分

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    映画を見てから読んだから尚更情景が浮かびやすくて面白かった。最近夜職とか闇バイトとかそういうものがもっと身近に感じる。キラキラしたものにさえ思えてしまうけど、そうじゃない現実を覗ける本。

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    2025年11月22日
  • マルチの子

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    著者が実際の体験に基づいて書いており、マルチのリアルな手法が知れる。
    構造的には一部の人しか儲からない古典的なビジネスモデルにもかかわらず、今でもこれだけ普及してしまっているのには、承認欲求などお金とは別の魅力があるからなのかもしれない。

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    2025年11月22日
  • 愚か者の身分

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    映画鑑賞後に原作が気になり読んでみた。
    映画の方が面白かったのが正直なところ。本当にあの映画はよくできてて面白かったなと改めて思った。

    とはいえ原作がつまらないわけではなく、映画にはいない人物視点の話もありつつちゃんと話がまとまっていってて読みやすい。

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    2025年11月18日
  • 愚か者の身分

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    簡単に読めて面白かった。
    色々な登場人物の視点で描かれているので、分かりやすかったと思う。
    予想していた最悪の結末とは違ってホッとしたような、拍子抜けしたような…
    尻切れ蜻蛉で終わった感がある。
    二千万持って逃げた女の末路もそうだし、そもそも金に困っていたエピソードもないし…。
    ゆいかさんがいい女でよかったなー、って感じ。
    ま、主人公は結局、犯罪者集団の一味ではあるので、それに肩入れするのもおかしな話だとは思うけど。

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    2025年11月15日
  • 愚か者の身分

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    章ごとに主人公が変わる構成で、これがとても良かった。
    さっきの謎の子はこの子かとか、この人の目線からはこういう風に見えるんだとか、読み進めるごとに深みが増すようで楽しめた。

    しかし内容がなかなかダークで・・・
    綾野剛さん出演映画の原作という事で読んだが、
    映画はどんな感じだろう。
    相当グロいシーンが多そうだな。

    ラストは何だか中途半端な感じ。
    えー、これで終わりかー。と思っていたら、
    何ともうすぐ続編が出るらしい。
    それはそれで怖いんだけどね。
    これ以上の恐ろしいことが起こるのかな。
    穏やかな結末であることを願う。


    11/15追記
    遅ればせながら映画を観てきた。すごくよかったぁ。
    原作

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    2025年11月09日
  • マルチの子

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    マルチをやってる人から何回かお誘いを受けたり、カフェなどでそういう話が聞こえてきたりと、身近っちゃー身近なネットワークビジネス。とても面白く読めました。
    ラストの展開も好きでした。

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    2025年11月08日
  • 愚か者の身分

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    ネタバレ

    映画を観て衝撃をうけ、登場人物の中でも特にタクヤとマモルの人生や心情をもっと知りたいと思い小説を読みました。
    映像作品を見たあとに、表情や声を思い出しながらこちらの原作を読んだため、原作のみ読まれた方とは解釈がちがうかもしれません。

    戸籍売買、臓器売買、闇バイト
    ニュースや記事で目にすることも多いそのフレーズに慣れすぎてしまっていましたが、実態を知りあまりの深刻さに胸がえぐられる思いでした。
    そして構造としては加害者側である彼らにも、そうならざるを得ない生い立ちや環境、明日を生きるためには選択せざるを得なかったという現実に、やるせなさを感じ苦しいです。

    命は平等に大切だなんて、ただの綺麗事

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    2025年11月06日
  • 愚か者の身分

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    4分の3ぐらいまで読んだところで映画版を鑑賞。読みはじめたときの私のイメージでは、マモルが北村匠海、タクヤが綾野剛だったのですが、それでは年齢的に行き過ぎでしたね。

    書き手はてっきり男性作家だと思っていたから、女性だと知ってたまげました。『ババヤガの夜』の王谷晶といい、この人といい。

    登場人物たちみんな愚か者であることは間違いない。だけどこれまで気の毒にならざるを得ない境遇を生き抜いてきたのを知ると、クズだと罵れなくなります。

    映画版で良い味を出していた木南晴夏演じる由衣夏は、原作のほうが出番少なくもやっぱり良い味。

    鰺の煮付けと塩むすびに感じる幸せ。みんなどうにか生きてほしい。

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    2025年11月05日