西尾潤のレビュー一覧

  • 審美

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    リアルで読み応えがあった。著者がヘアメイクさんだからか細部まで納得感があり戦後の日本での美容の歩みもわかり楽しかった。美しいものを好きと思う、そこに性差は無い、その時代ではどんなに大変だっただろう。長崎で家族を失い妹とふたりで東京にたどり着き辛いことばかりだったのに、くじけない菊男を尊敬する。読みやすくとても読後感がよかったのでおすすめ。ひとつだけ、
    子を儲ける
    は正しい漢字なのはわかるがなんとなくひらがな表記か、授かる、になっていたら個人的にはもっと好み。

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    2026年01月25日
  • 審美

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    戦争を経験し戦後を生き抜いた美容家のお話でした。
    戦争の悲惨さがリアルな描写で次々と押し寄せるので元気な時に読んだほうが良いかな。
    …と思いつつ、今この状況に置かれている私達に必要な物語なのかも。

    ミステリーの要素もあり、結末は…と少しハラハラ。
    義昭兄ちゃんとのあの夜は切なすぎて胸がキュっとなりました。
    これほどに愛おしさを感じる場面は無いかもしれません。

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    2026年01月19日
  • 愚か者の身分

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    ハラハラして一気に読んだ。
    どうしようもない、怖い世の中だ。
    一生関わりたくない。

    映画も観てみたい。

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    2026年01月13日
  • 愚か者の疾走

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    映画みて、原作読んで、これ読んで、あ〜読んでよかったぁ絶対映画見た人は読んだ方がいい、、!ってなった

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    2025年12月14日
  • マルチの子

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    こわい。こういう世界があるのか。この本を読んで現状が分かっていれば、うまい話には罠があることに警戒できるが、知らないと飛びついてしまう人も多いかもしれない。読んでよかった。

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    2025年12月09日
  • 愚か者の身分

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    映画を見て衝撃を受けた。
    途中、あまりにもグロくて退出してしまった時間が生まれたのが悔しいけれど、それを含めて原作が気になり読んでみた。
    映画だけでは語れないそれぞれの思いや、過去の出来事などが原作では鮮明に描かれてあって個人的にはやっぱり原作がいいなと感じた。

    闇バイトや戸籍売買。
    私には遠い存在でテレビやSNSでしか見たことのない世界。
    よく聞く言葉ではあるが詳しく知らなかったし知ろうともしなかった。
    この世界に足を踏み入れてしまった人たちの過去の苦しみ、この世界から抜け出せずに″今″を生きるために必死に、闇に染まってしまっている人たちの苦しみ。
    なかには軽い気持ちで加担してしまった人も

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    2025年11月21日
  • 愚か者の身分

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    闇バイトの話。
    主人公たちの悲しい過去など切ない。
    面白くてすぐ読み終える!
    映画化しているので観てみたい。

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    2025年11月18日
  • 愚か者の身分

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    ネタバレ

    映画を観てから読んだ。
    映画では人物皆が感情的で必死さを感じたが、小説では皆が皆感情を秘めていてあまり表には出さない感じがした。マモルがタクヤを失ったことへの悲しさを表に出しすぎないで、自分の道を淡々と進む感じがまた人間味があって良かった。梶原も自分が運び屋を辞めるためにと言いつつもタクヤのために行動のほとんどが左右されてた。タクヤもまた、弟やマモル、江川などずっと人のために生きていて献身的でただただ純粋に辛かった。登場人物それぞれに深みがあって、続きが気になって読み始めたら止まらなかった。
    映画も小説もまたみたいと思った。

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    2025年11月17日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    軽い気持ちで読み始めたけど、めちゃくちゃ惹き込まれた。誰もが1度は何らかの形でマルチ商法に関わったことあるんじゃないかな?そういう意味ではとても身近だけど遠い世界って感じの作品でした。まるこが客観的に見ると絶対ダメな方ばっかり選択してしまうことにヤキモキしながら、堕ちるところまで堕ちてバッドエンドか…と思いきやエピローグで少し持ち直してて安心したのもつかの間ただの被害者ではなかったことがわかり、最後まで裏切られた。あとがきまで含めて読み応え抜群でした。

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    2025年11月09日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    人物描写、背景が巧妙でリアルすぎて、嫌悪感から読み進められなかった…すごい……
    主人公が悪意なく、生き甲斐と善意からマルチビジネスに没頭していくところが気持ち悪い

    終盤でライバルの女から、「無意識的に自分の都合の良いように記憶を塗り替えて、嘘を本当のことに思い込んで語る根っからの嘘つき」呼ばわりされているシーンで主人公の気持ちさを的確に言語化してくれたので気が済んだ。

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    2025年10月13日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    なぜマルチにハマるのかというものが主人公の心情とともにわかりやすく描かれていると感じた。
    マルチの世界は自分に縁のないものだと思っていたが、繋がる人によってきっかけさえあればどんどん沼にハマっていく可能性もあるのではないかと思った。
    とにかくリアルに感じるし、大阪の地名もたくさん出てくるためイメージがしやすかった。
    物語がエンディングかなと感じたところからの伏線もとても良かった。最初のページに戻りました。

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    2025年10月12日
  • 無年金者ちとせの告白

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    ちとせさんみたいに一生懸命に、自然体、正直、誠実、慈愛深く、友達に恵まれて、生きることは、素晴らしい。それなのに……。

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    2025年02月11日
  • 無年金者ちとせの告白

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    これは、なんとも驚いたという…。
    なんて言ったらいいのか、すべてが予想外のことで。
    まぁ、何を予想して読んでたか、と言うのもおかしな話しなんだけど。
    とにかくゆる〜い老後の話ではなく、かと言って慎ましく生活を切り詰めて、という堅実に生きる話でもなかったわけで…。


    梨元ちとせ73歳は、同僚の古田中栄75歳と同じ職場の坂田パーキングエリアに膝の痛みを抱えながら通っている。

    年金も医療保険もないひとり暮らしで老骨に鞭打って働き続けなければならない毎日である。

    この職場の駐車場の車の中で遺体が見つかったあと次々と起こる出来事。

    そのうち死亡した元夫の保険金が入るかもしれないと連絡が来てから思

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    2022年09月13日
  • 無年金者ちとせの告白

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    何とも切ない物語。
    年老いた女性、引きこもりの中年、認知症の親と障害者の姉を車上で介護、
    不幸せながら前向きに生きていく、力強い主人公の明るさが良かった。
    大藪春彦新人賞受賞作家の3作目、また、こんな路線の作品を書いてくれることを楽しみにしています。

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    2022年07月30日
  • 愚か者の疾走

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    映画の代わりに登録。
    久しぶりにヘビーな作品でした。
    疲れます。
    これほど無駄のない作りにできるんですね。
    原作未読ですが、恐ろしく綺麗に映画にしたんだろうと思います。

    山下美月さん美しかったです。

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    2026年01月25日
  • 愚か者の身分

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    戸籍売買や臓器売買をする反グレ集団、その中にいるマモルとタクヤ。怖いもの見たさで読んだ、もちろん犯罪行為はよくないが無知ゆえに本来福祉に繋がれるはずが隙間に落ち、それをなんとかしようともがいた挙句とは辛くなる。義理や人情を忘れないところは一般の人よりきっちりしてる。綺麗事かもしれないがそういう人たちが働ける場があれば違うだろうな。誰もが1歩先どころか半歩先もわからない時代だ。まだ若いマモルとタクヤが幸せになれる世の中だといいのに。

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    2026年01月23日
  • 審美

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    ネタバレ

    戦後を生き抜いた美容家の凄絶な一代記
    ※本作はフィクションです。

    輝山マムの歴史は華々しいものではなかった。
    長崎の原爆から始まり、最初は原爆と爆弾の後遺症の恐ろしさを知る。
    そして、妹との再会も感動的!
    まず、スタートから涙なしにはいられない。

    一瞬、本作を読んで「国宝」を思い出した。
    しかし、本作は「国宝」よりはわりとスラスラ物語が進んだ印象。

    「美しさって、なんだろう…?」
    輝山家の人たちは、みんな「美」に囚われている。

    この本のタイトルにもなっている「審美」。

    ● 「真美は、ありのままの美。 審美は、それを選び取り、判断する眼」
    (文中の言葉を引用)
    このセリフが印象に残っ

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    2026年01月22日
  • 審美

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    ものすごい生涯を生きた美容家の物語を堪能しました。長崎での被爆体験の辛く悲しく涙なくしては読めませんでした。妹と東京に行くシーンでは悲しみいっぱいでした。東京に着いてからの辛く悔しいシーンも辛いです。養子にもらわれた後の美容への道はやったーと思いました。妹との再会も感動的で、ラストでの意外な真相もびっくりしました。この作品はドラマ化して欲しいと思ってしまいました。ぜひあなたも読んで涙して下さい。感動して下さい。

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    2026年01月20日
  • マルチの子

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    ネタバレ

    怖かった~。アムウェイも聞いたことある程度でほんまに全然詳しくなかった身としては、序盤は「一応合法なわけやし何がそんなにあかんねやろ」とか何となく思いながら読んでて。けど小説としてはこの主人公がいつかとんでもない状況になるであろうことはわかるわけで、それがいつ来るのかヒヤヒヤで、中盤辺りで慣れるまではずっと怖かった。しかも舞台が大阪で、知ってて土地勘もある地名ばっかり出てくるしセリフも関西弁ばっかりやしで、それが多分私にとっては、自分の暮らし・生活と地続きと勘違いしてしまいそうになるかのようなリアルさで怖さを迫らせた。実際の大阪駅の改札で、前日に読んだ定期探す場面思い出したりとかしたしな。

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    2026年01月09日
  • マルチの子

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    実際にマルチにハマった経験のある作者による
    マルチにハマっていく女、マルチの子の話。
    (推しの子みたいwwww

    読みやすいし、やたらリアル。
    それは作者の実際の経験を織り交ぜているからだと思う。

    漫画を読むかのような感覚で読める。

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    2025年12月28日