月岡月穂のレビュー一覧
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いよいよ9巻。
1巻~5巻くらいまでは、かなり面白いと思って読んでいましたが、中だるみというか、自分の心の余裕の無さで、だんだん読むペースが遅くなり、この本を数ページ読んで他に手を出すということを、繰り返していました。
今回もですが、半分読んだあたりから、面白くなり、そこからは一気読み(と言っても9巻はかなり薄いので、すぐ読破)。
また、新しい人物が出現し、新しい事件に巻き込まれていくので、10巻が楽しみになりました。
主人公の美世と清霞のイメージは、映画を見てからやっぱり今田美桜さんと目黒蓮さん。
本を読みながら頭に浮かぶ映像は、あの美しい二人。
これは、たぶん再読しても同じなんでしょうね。 -
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購入済み
迷惑をかけたくない、自分さえ我慢すればいい。それが美世の美徳であり生き方だったのはわかるけど、言ってもらえない、頼ってもらえないというのは相手からしたら寂しいことでもある。。
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ネタバレ 購入済み
継母と義妹の性格の悪さはもちろんだけど、1番の悪は父親だ。
心を壊されてしまって自分には価値がないと思ってしまっている主人公。
そして美丈夫で優秀な夫となりそうな地位も財も才能もある嫁ぎ先の相手。
ここからの展開が楽しみ! -
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前巻で、あれこれありながらも、久堂夫妻となった清霞と美世。
軍を退くことにした清霞だが、かつて対異特務小隊に甚大な被害を及ぼした敵、強大な土蜘蛛の復活に、大切な恩師を失った、つらい記憶が蘇る――。
隊長になる前の清霞の過去が初めて詳しく語られる。他に、新婚の二人の日常を切り取った小品がまとめて収録されている。
次からまた、新しい展開がありそうで、いわばこの巻は、インターミッション。
でも、私はこの巻、シリーズ中でもかなり好きな方。日常の小さな一コマが、穏やかに描かれている後半もだけれど、前半も読み応えがあって良い。
全体に、お話として、無理に盛り上げる部分がな -
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感想を忘れないうちに。
ようやく結婚式。しかしこんな時も、清霞は重大な任務に就いていて……。
最初から非常にヤキモキさせてくれる。引っ張る構成は、小説としては良いんだろうけど、ハラハラを通り越して、ちょっと非常識なくらいに、式場に来られない清霞に対して、美世が落ち込む描写が、延々と続くのが鬱陶しい。
大体任務で来られないのなら、美世の顔が潰れることはないのだ。ちゃんと久堂家の人々なり軍の関係者が、薄葉家と招待客に、事情を説明してあげればよい。普通の仕事じゃないのだから、理解は得られるはずだ。心変わりしたわけじゃあるまいし、と、苛立った。
ただ、それ以降は。ああ、 -
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実家で義母・義妹に虐げられ育ってきた美世が、冷酷無慈悲と噂される久堂清霞の婚約者となり、お互いの関係を少しずつ築いて結婚!
今回から新章に。久堂家の本家筋である宮小路家に結婚の挨拶に行くことになった美世と清霞は旧都へ。新婚旅行も兼ねて楽しいだけの旅にしたかった清霞の思いは叶わず、美世はしつこくユージンと名乗る男性に誘われたり、宮小路家の男たちに拐われかけたり、朝目覚めなくなったりする。
美世が強くなったなぁ....としみじみ感慨深くもなるし、清霞はこんなに感情を表に出したりしたっけ....と微笑ましくもなるし、夫婦2人に関しては割とずっとかわいらしい感じに進んだが、出来事としてはこの巻ではキリ -
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国家転覆を企む甘水直から、夢見の力を狙われている、主人公の美世。ついに彼女を守るために、宮城に移り住み、国家の庇護を受けることとなった。
甘水直の異能は、強力で、それでも決して安全ではない。美世の母、澄を恋い慕っていた直は、その面影を美世に重ねて執着するが――。
お話の中ではお正月なので、9月とは言え、残暑どころか本気で暑い時に聴くものではないかもしれないが。
事が大きい割に、正直、直への対策がおっとりしていて、若干話しの進みが重いようにも感じられるこの巻。
その代わり、魅力的ではあるけれど、特別感のない美世に、どう上手に付加価値をつけ、ヒロインとして立たせるか -
Posted by ブクログ
Audibleで聴読。
美世の活躍で、死人が出ずに済んだ別邸での事件。黒幕は異能心教と名乗る新興宗教。一般人を拐かし、無理な方法で異能者にするという。首謀者は、甘水 直。薄刃の遠縁で、凶暴な性格の、強力な異能者だという。その直が、美世を「私の娘」と呼んだ。それは真実か、嘘なのか…。
直は、美世の母、澄の婚約者候補で、彼女を熱愛していたという。彼女と添えなかった直は、今や国家転覆を企んでいた。
美世の夢見の異能を狙う直から美世を守るため、国家命令で美世は、対異特務小隊の屯所で、警護を受けることになる。警護役は陣之内薫子。なんと女性の軍人で、もと
清霞の婚約者候補だったという…。
直の能力 -
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シリーズ3巻目。
今回は、清霞の両親に会いに別邸へ赴く二人。
この縁談の持ち込み人である、前当主の清霞のお父さんは、すんなり美世を認めているのだが、清霞の母、つまりお姑様が、まあなかなかにキツイ女性で、斎森の義母を思い出す。違うのが、この女性が、本物の名家の姫君育ちであって、清霞の父、つまり旦那様には、ベタ惚れで素直だというところ。
この御夫婦、相思相愛もいいところで、難しい性格のふゆさん(お姑様)を愛せるのは自分だけという、強い自信のある夫と、病弱な旦那様(お舅様)を支えるのは自分という矜持のある妻、という組み合わせで、個性が強い。
美世をブスだと言うわ、使用人 -
Posted by ブクログ
正確にはAudibleで一巻と二巻を通し聴き。
データが探せなかったので小説版を流用してレビューする。
朗読は、岩中 睦樹さん。岩中さんのお仕事で、私が存じ上げているのは、「ネガポジアングラー」の佐々木常宏役だろうか。
アニメ版と違い、地の文から全役をお読みになるが、私はこの作品、このAudible版と高坂りとさん、月岡月穂さんのお仕事で好きになった。漫画と朗読から入ったのだ。
一巻はすでに聞き終え、活字で読んで、活字版には相当辛いレビューをした覚えがあった。今回積んでいたものを聞くことで、99円でAudibleを使っている間に全巻聴きたくて、通すことにした。
先にいうが、私はこのAu -
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