月岡月穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Audibleで聴読。
清霞の前に隊長であった、五道の父の死について、五道の回想を中心に事情が語られる。長い仇敵である土蜘蛛との因縁か゚、共に明かされてゆく。これを倒さねば、というのが目標であるが、手がかりは少ない。一方、美世に声をかけてきたユージンもまた、五道の留学時代の知己であった。
打倒土蜘蛛を目指し、修行や調査に赴く清霞と美世だが……。
西洋の魔術の使い手、「魔女」やその配下のユージンが登場して、おそらく土蜘蛛を倒したあとは、第二部的な展開になるのだろうか。
妻としても術者としても落ち着きを見せはじめる美世。
清霞との仲も自然に深まっているよう。
不満な点は一つだけ。
修行の指導をしてくれるお師匠様からさえお姫様扱いで、美世自身は高ぶったり変わったりしていないのだが、大事にされ過ぎで、もうちょっと厳格に接してもらう方が、ありそうな感じでいいのにな、大して頑張ってないみたいに見えちゃう、というあたり。
しかし今回は、五道の過去の語りが聞きどころ。
彼自身の能力の高さや、父とのしがらみ、清霞への屈折が丁寧に語られる。特務小隊の任務の厳しさも見えてくるし、五道が単なるお話のガス抜き役ではなくて、このお話に必要な人物であることが、はっきりと伝わってくる。
設定や状況を、地の文でずらずら読んだり聞いたりするより、五道の回想や行動を通じて、必要な情報をもらう方が、気持ちも動くしずっと面白い。
人気シリーズならではの、造型の積み重ね。私などは清霞よりも、一緒になるなら五道の方が幸せになれそうだなどと思う方なので、彼のファンの方は、ぜひAudibleで、じっくり朗読をお聞き頂きたい。岩中睦樹さん、今回も非常によいお芝居をなさっておられる。 -
Posted by ブクログ
「甘水直編」こちらの巻で完結になりました。
一体誰が味方で誰が敵なのか。
甘水の思いや、寝返った新たの思いが明らかになります。
異能者は他の人よりも頑丈という設定があるからこそできる話もあり、今回も楽しませて貰いました。相変わらず清霞はカッコよくて、いつも可愛いらしい美世も戦いの場では男気を感じました。
そして、とうとう結婚式の準備に入りました。顎木先生も言っていましたが、これできっとタイトル回収ができるでしょう。
イラストを担当している月岡先生の絵はいつも繊細で参考になります。表紙の清霞の顔がとてつも無くイケメンに見えるのは自分だけでしょうか。
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Posted by ブクログ
今回のお話は『甘水直編』です。
それぞれの世の中を良くしたいという思いが錯綜します。一人一人の正義があり、幸せがあり、思い描く世界を作り出すには必ず邪魔者が存在します。
清霞と美世の恋愛は相変わらず高校生みたいだけれど、少しずつ気持ちを伝える努力もしていきます。
異能信教との戦いが始まります。甘水直や薄刃新など次の巻でどのように描かれるか楽しみです。
真剣な話しの後に少し、2人の話が挟む事で中弛みせず読めました。
あとがきの顎木あくみ先生が「もはやタイトル詐欺になってきている」と書いていますが、読んでいると元々ここまで続けるつもりではなかったことはわかるので、重々承知しております。寧ろ美世があの家から抜け出せた事がもう幸せ?と思って読んでおります。