アレン・エスケンスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『あやとりの為に読む』ではなくて、『過ちの雨が止む』です*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
ひま師匠が絶対読まなければダメだと仰っていた本。
一休さんが、すぐポチっとすべきかもと仰っていた本ですっ!
シリーズ読んでいたら、自然と読みたくなってポチりました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
ジェレミー!!!(*´∇`*)
会いたかったかも!彼が登場してる方がいいかも!!彼は癒し系かも!!そしてジェレミーは幸せかも!!
主人公ジョーは大学を卒業し、記者として働き始めた矢先に「ジョー・タルバート」という同姓同名の男の不審死を知る。
その男が実父かもしれないという事実に直面する。
ジョーは実父かも知れない人間が -
Posted by ブクログ
ミズーリ州の静かな田舎に暮らす15歳の少年ボーディ
彼は父を亡くし母親と暮らしている
新しい高校に馴染めず、友だちもいない…
ただ、隣家に暮らす年配の男、ホークとの会話からはさまざまなことを学んでいた
しかし、ボーディはいつかこの町から出ていくことを夢みていた
そんな時、町最大の工場に勤める黒人女性が失踪…
さらに思いがけない事件がボーディの日常に不穏な影を落とす…
おもしろかった!
何より語り手がボーディで、彼が少年時代を回想するかたちで物語が進むため、大変読みやすかった
黒人女性が失踪し、工場から多額のお金が無くなったというミステリーを主軸に
向かいの家に引っ越してきた、黒人の少年トー -
Posted by ブクログ
ネタバレネットで見かけて。
学校の課題で過去の殺人事件を調べ、
危険に身をさらしながら冤罪を晴らす。
比較的最近同じような設定の「自由研究には向かない殺人」を読んだので、
どうしても比べてしまった。
「自由研究」の方が、
主人公が高校生と若く、育った町で起こった殺人と身近で、
SNSを駆使すると新しく、謎解きとして意外なひねりもあって、
ぴりぴりする感じがして面白かったように思いながら読んでいた。
それに対して、この作品はアルコール依存症の母親と自閉症の弟を抱え、
祖父が水の事故で亡くなったのは自分のせいだと悔いており、
話を聞き始めた殺人犯は、
三十年以上刑務所暮らしのあげく末期がんで苦しんでい -
Posted by ブクログ
ネタバレうわー、この本もすっごく良かった。エスケンスの本は、4冊出ているが同じ世界線の中で、共通の登場人物が交差していく物語になっている。これまで3冊読んだがどれも面白い。一つひとつの物語が完結しているので、どこから読んでもいいが、出版順がおすすめ。まあ私は1作目の続きが待ちきれず1➔3➔2だったけど、それでも問題なかったが。またまた素敵なタイトルはラテン語で続きがあり、「たとえ天が堕ちようとも、正義を貫きとおす」というもので、本作の深い主題と結びついている。エスケンスは刑事弁護士のキャリアがあり、私も長年法務部門を担い予備知識があるが、本作はリーガルミステリとしても極めて秀逸な構成で抜け漏れがなく、
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「償いの雪が降る」の続編。すごく良かった。ページターナー要素が多いのと日本人好みの切なさポイント満載の面白さと書いたが、それにも増しての続編、面白くないわけがない。前作の終わりからの直接の物語でなく、数年後、主人公がAP通信の記者になってる頃の話だが、主人公を巡る問題は何も変わっていない。さらに複雑な問題が巻き起こり、悪戦苦闘する物語が展開し、同時並行で静かに救済が進む。3作目は別の視点で書かれ、そのうち翻訳されると思うけど、読める人は2作連続で読んで欲しい。これ絶対面白いやつなので、つべこべ言わずに読めってのに久しぶりに出会った。
-
Posted by ブクログ
★5 アメリカの田舎町、知恵と勇気を振り絞りながら生き抜く学生の成長と経験 #あの夏が教えてくれた
■あらすじ
1976年頃のアメリカ田舎町、主人公のボーディは高校一年生。彼は高校生活に馴染めず、いつも同級生から迫害を受けてしまっていた。そんなある日、街で黒人女性が失踪してしまう事件が発生してしまう。保安官は頼りにしている隣人ホークを怪しんでいる様子。不安になったボーディは失踪事件を調べ始めるのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 いい話やったわ…
本作はどこにでもいそうな高校生の成長を切り取った物語です。
彼は街の権力者の子どもたちに目をつけられてしまっており、うまく学園生活に馴 -
Posted by ブクログ
〜偏見はあるに決まっているんだ。大事なのは、その本能を理解し、それと闘うことなんだよ〜
驚いた!
先日読んだ月村了衛さんの『対決』にも似たような言葉が書いてあった
方や日本人作家が女性差別について書いた物語、方やアメリカ人作家が人種差別について書いた物語
まず闘うべき相手は自分自身なのだ
2つの物語はそんなことを訴えているのではないだろうか
誰の心にも「差別」は潜んでいるのかもしれない、それはある意味自分を守るところから発しているとも言えるからだ
自分といや自分たちと違うものを恐れ遠ざけるために過剰に攻撃的になっている
そんなところから「差別」は生まれているかもしれないのだ
「差