アレン・エスケンスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前作から数年後、AP通信の記者となったジョー・タルバートの物語
彼の父親とされる男トークの謎の死から始まり、その人生に巻き込まれていく
相変わらず様々なトラブルを抱えながらも、一筋の希望にすがりつき、複雑な事件と父親に纏わる人々の調査をすすめるうちに見えてくる父の人物像
小さな町の個性的な登場人物たち、徐々に見えてくる事件の背景、ジョーの恋人と家族の問題…
とりわけ、前作ではどうしようもなかった母親キャシーの物語が胸を打つ
変わろうとした母親、変わらなかった父親、正しい道を選び取る強さを得た息子…
人は意志の強さでいかようにも人生を歩み直せる、そう
思わせてくれる小説
-
Posted by ブクログ
『あやとりの為に読む』ではなくて、『過ちの雨が止む』です*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
ひま師匠が絶対読まなければダメだと仰っていた本。
一休さんが、すぐポチっとすべきかもと仰っていた本ですっ!
シリーズ読んでいたら、自然と読みたくなってポチりました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
ジェレミー!!!(*´∇`*)
会いたかったかも!彼が登場してる方がいいかも!!彼は癒し系かも!!そしてジェレミーは幸せかも!!
主人公ジョーは大学を卒業し、記者として働き始めた矢先に「ジョー・タルバート」という同姓同名の男の不審死を知る。
その男が実父かもしれないという事実に直面する。
ジョーは実父かも知れない人間が殺された街に行く。調査の過程で、彼が多くの人々から恨まれていたこと、そして莫大な遺産や異母妹の存在など、複雑な家族の秘密が次々と明らかになる。
中山七里先生の本ってどんでん返しだらけですよね。
この本も正にそんな感じで、真相が次から次へと。。。え!?まだあるの!?
後半の展開の早さと言ったら、凄いんです!
それだけじゃないんです。
過ちの雨ですよ。過ち。
過ちの雨は止むんです。゚(゚´ω`゚)゚。
先ずは彼女の過ちです。
あー、一作目を読んでいた私にはこれがどんなに嬉しかったか。。。
そしてもう一つ、彼の過ちです。
私には理解出来ませんが、男の子ですからね。
男の子は仕方のない生き物らしいです。
私もこの歳になってだんだん分かってきましたよ(笑)
盛りだくさんなんですよ。
色々な感情が揺さぶられるような、そんな本でした。
翻訳本なのに、一休読み、あれ?私のスマホはいっ と書くと最初に一休を出してきますね(-。-;
一気読みでした!素晴らしい作品でした*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
めっちゃ凄い作品だったのに、私はハウスメイドの方が好き(笑)
あのゾワゾワ感が好き(*ˊᗜˋ*)♡ -
Posted by ブクログ
ミズーリ州の静かな田舎に暮らす15歳の少年ボーディ
彼は父を亡くし母親と暮らしている
新しい高校に馴染めず、友だちもいない…
ただ、隣家に暮らす年配の男、ホークとの会話からはさまざまなことを学んでいた
しかし、ボーディはいつかこの町から出ていくことを夢みていた
そんな時、町最大の工場に勤める黒人女性が失踪…
さらに思いがけない事件がボーディの日常に不穏な影を落とす…
おもしろかった!
何より語り手がボーディで、彼が少年時代を回想するかたちで物語が進むため、大変読みやすかった
黒人女性が失踪し、工場から多額のお金が無くなったというミステリーを主軸に
向かいの家に引っ越してきた、黒人の少年トーマスとの青春友情物語…
黒人差別や閉鎖的な社会での偏見などに向き合う成長物語
などが丁寧に描かれ、物語にどんどん引き込まれていく
さらにボーディの周辺の人物たちのサイドストーリーが胸に響く
ラストは涙なしには読めなかった -
Posted by ブクログ
ネタバレネットで見かけて。
学校の課題で過去の殺人事件を調べ、
危険に身をさらしながら冤罪を晴らす。
比較的最近同じような設定の「自由研究には向かない殺人」を読んだので、
どうしても比べてしまった。
「自由研究」の方が、
主人公が高校生と若く、育った町で起こった殺人と身近で、
SNSを駆使すると新しく、謎解きとして意外なひねりもあって、
ぴりぴりする感じがして面白かったように思いながら読んでいた。
それに対して、この作品はアルコール依存症の母親と自閉症の弟を抱え、
祖父が水の事故で亡くなったのは自分のせいだと悔いており、
話を聞き始めた殺人犯は、
三十年以上刑務所暮らしのあげく末期がんで苦しんでいる、と現実的だ。
被害者の少女の日記に暗号が書かれていて、
それを解読することが真実への突破口となる、という展開は
現実的かもしれないがちょっと安直で残念。
主人公が閉じ込められた車のトランクから逃げ出し、
自力で山から下りていくところや、
恋人を人質に取られ犯人を駆け引きしながら助けに行くところが、
等身大ながら必死に頭をひねって難関を突破しているところが好感が持てた。
冤罪を晴らせたことを本人に伝えられたのも良かったし、
犯人逮捕の懸賞金を手に入れて、
無事大学生活を続けながら弟と一緒に暮らせるようになったという、
サクセスストーリーだったところも良かったのかも。
この作品も面白かった、ということで良いと思う。
そして、
「The Life We Bury」という原題とは全く異なっているが、
長年刑務所にいて雪を見ることのなかった殺人犯、いや被害者にとって
とても重要な意味を持つ「雪」にスポットをあてたこのタイトルは素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレうわー、この本もすっごく良かった。エスケンスの本は、4冊出ているが同じ世界線の中で、共通の登場人物が交差していく物語になっている。これまで3冊読んだがどれも面白い。一つひとつの物語が完結しているので、どこから読んでもいいが、出版順がおすすめ。まあ私は1作目の続きが待ちきれず1➔3➔2だったけど、それでも問題なかったが。またまた素敵なタイトルはラテン語で続きがあり、「たとえ天が堕ちようとも、正義を貫きとおす」というもので、本作の深い主題と結びついている。エスケンスは刑事弁護士のキャリアがあり、私も長年法務部門を担い予備知識があるが、本作はリーガルミステリとしても極めて秀逸な構成で抜け漏れがなく、米国の陪審員裁判を中心とした刑事裁制度が正確かつ有効に描きこまれている。エスケンスの作品は全部大絶賛で、出たら必ず買うことを決定ずみ。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「償いの雪が降る」の続編。すごく良かった。ページターナー要素が多いのと日本人好みの切なさポイント満載の面白さと書いたが、それにも増しての続編、面白くないわけがない。前作の終わりからの直接の物語でなく、数年後、主人公がAP通信の記者になってる頃の話だが、主人公を巡る問題は何も変わっていない。さらに複雑な問題が巻き起こり、悪戦苦闘する物語が展開し、同時並行で静かに救済が進む。3作目は別の視点で書かれ、そのうち翻訳されると思うけど、読める人は2作連続で読んで欲しい。これ絶対面白いやつなので、つべこべ言わずに読めってのに久しぶりに出会った。