アレン・エスケンスのレビュー一覧

  • 過ちの雨が止む

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    前作同様、主人公ジョーが関わる事件と並行して、彼自身が乗り越えなければならない現実が描かれる。それはアルコール依存など様々な問題を抱えた母親との関係や、自閉症の弟と恋人との生活、仕事における思わぬ危機など、多岐に渡る。その中でジョーは過ちを犯すがやがて許され、自身も人を許すことを学ぶ。
    ジョーが試練を乗り越え成長していく様はとても清々しく、人生には価値があると思わせてくれる。

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    2025年09月25日
  • あの夏が教えてくれた

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    この人の作品は、ずっと面白くて読みやすかったのですが、なぜか序盤から読みにくくて、苦戦。かつ中盤まで事件らしい事件が起こらず、一体どういう話なのか、なかなか見えてこず、肩透かしを喰らいました。高校生が経験したある夏の物語を、黒人差別の問題などを取り上げながらのストーリーというだけで、少し残念でしたが、ラストの読後感自体は良かったです。

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    2025年07月21日
  • あの夏が教えてくれた

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    アレン・エスケンスの「償いの雪が降る」シリーズが面白かったので、こちらも期待。この人の作品は、映像的でノスタルジック。今回は「償いの雪が降る」にも登場したボーディ・サンデンが主人公。って誰?覚えてなかったです。
    15歳のボーディの、ひと夏を描いた小説。1970年代、今よりももっと深い差別主義がはびこるアメリカの町。そこへ工場長として黒人一家が、ボーディの向かいの家に引っ越してくる。ボーディは、工場長の息子トーマスと知り合いになるが・・・。

    ボーディでさえ知らず知らず無意識にしてしまう差別、大声では立ち向かわず、でも決して屈しない黒人たち、町の有力者が集う白人至上主義のグループ。閉鎖的な町は、黒人女性の横領と行方不明事件から端を発し、息が詰まる緊張感に包まれる。

    その事件を軸に話が進んでいくのだけれど、夏休みのボーディとトーマスのキャンプ生活、アルバイト、ちょっとした冒険の数々が生き生きと描かれ、友情を育む様子が本当に良かった。頭で分かっていても理解できず、心の底にある差別を拭うには、相手を良く知ることなんだと改めて感じた。

    隣に住む、まるで保護者のようなホークが、ボーディを正しく導くよう会話を重ね、でも決して威圧的ではなく、少年2人を守り続けたことが心に沁みた。
    最後はちょっと涙なしでは語れない終わり方でした。

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    2025年06月13日
  • 償いの雪が降る

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    良い小説だった。
    帯に書いてあった様に、読み進めるほどに心温まる。

    自閉症の弟、ひとでなしの母親に関する記載が始めはちょっとくどいかな、と思えたけど良いアクセントなんだな。

    良い作家に出会えた。他の作品も楽しみ。

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    2025年05月24日
  • 過ちの雨が止む

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    大好き作家となったエスケンスのミステリー。今回は、第1作めの続編というべきストーリー。主人公とその彼女のライラ、主人公の弟と母親の関係性が絶妙なバランスで描かれていて、常に展開が気になるストーリーです。そして最終盤は、まさに怒涛の展開で一気読み。母親も主人公も、タイトル通りの内容。全てが収まるところに収まって、まだまだ先が楽しみなシリーズです。

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    2024年12月04日
  • 過ちの雨が止む

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    ネタバレ

    「償いの雪が降る」の続編だったので。

    大学を卒業しAP通信社の記者となったジョー。
    父親と同じ名を自分につけたと母親から聞いていたジョーは、
    同姓同名の男性の不審死を知らされ、彼の写真が自分と似ているのを認めて、
    父親ではないかと事件の起こった町へ向かう。
    父親は殺されたと判るが、異母妹は事件の時から意識不明、
    容疑者は異母妹の恋人らしい。
    父親の兄も町を訪れ、遺産目当てで異母妹の後見人になろうとして、
    ジョーを追い払おうとする。
    ジョーは容疑者と接触して情報を聞き出そうとするが…。

    前作は大学の課題のために知り合った元服役囚という、
    いわば他人の事件だったが、
    今回はジョーの父親が殺された事件で、
    自分自身に関わる事件だった。
    しかも、AP通信社の記者として書いた記事が訴えられ解雇寸前、
    恋人ライラは司法試験直前、
    弟は新しい職場にストレスを感じて不安定と、切迫感は高い。

    とはいえ、早い段階から「遺産」というお金がちらついた点や
    (最終的に受け取らないことになるだろうな、とは思っていたが)、
    弟の後見をめぐって母親と争った過去の部分がちょっと長すぎると感じた点、
    記事への訴訟があっさり解決した点、
    前回の被害者の日記の暗号解読同様、遺言の真偽の判断が簡単すぎる点と、
    不満もあったが、
    母親が薬物中毒から更生して和解し、ライラとも仲直りができて良かった。

    母親が更生会のミーティングで、
    寒い日にジョーが弟にコートをとってきて着せた話をしていた場面が、
    ちょっと感動的だった。

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    2024年10月20日
  • 償いの雪が降る

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    すごく読みやすい海外ミステリーでした!とはいえ、ミステリーよりもサスペンス色が強め。30年以上も前に有罪が確定し、今は病気で死を待つばかりの人物の冤罪を立証しようとすると主人公の話。ハラハラする場面もあり、面白かったです。今作で登場した人物で、主人公でなかった人物が、次作め以降は主人公などで登場するようですので、今後世界観が広がっていきそうで、この作家、追っていきたい作家の1人になりました!

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    2024年08月11日
  • 過ちの雨が止む

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    『償いの雪が降る』を読んでからだいぶ時間が経ったけど、続編やっと読めた。
    ジョーの成長とその後の恋人のライラとの関係が知れて嬉しかった。
    またしても次から次へと問題や危険にみまわれるジョー。
    会ったことなくても本当の父親はやっぱり気になるし、毒親でも母親は母親で向き合わなくては前に進めない。
    家族に縛られるけど、逃れられない。
    ジョーの葛藤と成長。
    今後も楽しみ!

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    2024年05月27日
  • あの夏が教えてくれた

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    ネタバレ

    『償いの雪が降る』に登場する弁護士ボーディ・サンデンの高校時代を描く青春ミステリ。
    公民権法が制定されて間もない、まだ人々の意識に人種差別が色濃い時代。田舎町に住む少年ボーディの向かいに都会から越してきたのは、ボーディ家よりも裕福な黒人のエルギン家。一家の息子トーマスはボーディと同い年の少年で、彼よりも経験豊富で洗練されている。当初は衝突した二人だが次第に交友を深めていく。
    ある日キャンプをしていた二人は、山林の中で行方不明になっていた女性の死体を見つけ、それが近頃話題になっていた横領事件の渦中にあった女性ということを知る。
    時を同じくして、コープスと呼ばれる白人至上主義集団がエルギン家や彼らと親密なサンデン家を攻撃する事件も発生する。容疑者と思しき男を告発するも、その一族は地元の有力者ということもあり保安官はまともに取り合わない。
    殺人事件の真相と憎悪犯罪が次第に重なり合っていく。
    少年たちの青春の煌めきと人種差別の暗い影。他者を排斥することで纏まろうとする愚かしさや理不尽さ。ボーディ少年の視点で語られることで、様々な感情が綯い交ぜになる。自分の過ちに対する贖罪としてサンデン母子を見守るホークの生き様が胸を打つ。

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    2024年05月19日
  • あの夏が教えてくれた

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    これまで読んできた作品に比べ、甘め。ミステリ要素よりも、少年の夏がじわじわ滲みる青春小説の側面が強いです。彼らが聴く音楽とか過ごし方とか、そうだよなと思わせるものばかりでこちらも郷愁に浸りました。大人へと歩みを進める少年の足跡が目に見えるよう。そしてホーク、、、泣けちゃうよ。また、ブラックの方々が置かれている状況のあまりの厳しさに目を覆いたくなります。カントリーサイドの話だとはいえ、これは酷すぎる。小説を読まなければ知ることができない現実、まだ今もあるのでしょう。

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    2024年05月13日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    マックス・ルパート刑事と親友のボーディ・サンデン弁護士(教授)が、妻殺しの事件の訴追側と弁護側で対決、という要約をもとに読み始める。
    法廷ミステリは苦手なので躊躇してたが、そんなにガチの白熱対決でなくてよかった(ふっー)
    友情と正義、どちらも大切に扱われてます。
    それにしてもこの作者、終盤のたたみかける展開とどんでん返し的なケリのつけ方が凄まじい。お気に入りです。

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    2024年05月08日
  • あの夏が教えてくれた

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    ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。高校に馴染めず、友達は一人もいない。静かすぎるその町で最近大事件が起きた。町最大の企業に勤める黒人女性が不審な失踪を遂げたのだ。捜査中の保安官が、ボーディが慕っている隣人のホークを訪ねてきた。女性はかつてホークの部下で、ふたりのあいだには噂があったという。思いがけない事件が、ボーディの日常に不穏な影を落とす――。現実に悩みながらも、少年は鮮やかに成長する。『償いの雪が降る』の著者による心震える青春ミステリ!

    翻訳四作目。今回も良作。少年たちの一夏の冒険記かと思いきや、そうではありませんでした。

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    2024年04月04日
  • 過ちの雨が止む

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    苦労しながら大学を卒業したジョーは、AP通信社に記者として入社した。
    上院議員のスキャンダルを記事にしたジョーは、議員から事実無根による名誉毀損で訴訟を起こされる。
    会社からは法廷対策として情報源を明らかにするように要求されるが、秘密を守ると約束して情報を得たとの理由から明らかにすることは出来ないと、猪突猛進型のジョーはキッパリと断る。
    職を失うかも知れない問題を抱えている時に、自分と同姓同名の男が殺されたとの情報を得る。
    もしや会ったこともない実夫かも知れないとの興味が湧き、司法試験を直前に控えて勉強に励んでいるパートナーのライラに弟のジェレミーの世話を無理やり押し付け、殺人事件が起きた田舎の地へ向かう。
    現地で殺された同姓同名の男は、多数の人々から恨まれたり嫌われていた問題の人物だった。
    その男の情報を現地で集めていたところ、ジョーは警察から殺人の容疑者との疑念を持たれる。
    そしてジョーはとんでもない状況に追い込まれ、ジェレミーとライラを失う事態になるかもしれないとの不安に駆られる。
    とても複雑な人間関係が絡み合い、そこに突如湧いてきた大金の行方もジョーの意識を大きく動かし、生き方そのものを左右させるような状況が続く。
    非常に困難な状況に嵌ったジョーだが、懸命に複数の殺人事件の解決に挑むことになる。

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    2023年08月14日
  • 償いの雪が降る

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    ネタバレ

    カールもジョーもいい人やん。
    こういうのを久しぶりに読むと、なんか安心する。
    ミステリ読後の安心感というか、小さな希望はやっぱ必要じゃないだろうか。
    ジョーのオカンは、なんとかせな、な。

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    2023年06月05日
  • 過ちの雨が止む

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    自分の父親について知りたい!そんな生半可なストーリーではなくジョーを、取り巻く肉親や、恋人らを、巻き込み正義感だけで日夜葛藤する彼を応援しつつ読み進めました。後半に連れて展開していくストーリーは、読み応えあり!

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    2023年05月01日
  • 償いの雪が降る

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    ネタバレ

    ジョーの大学の課題は身近な誰かの伝記を書く事だが、彼には適当な身内がいないため介護施設で末期がん患者のカールを紹介される。
    カールは30年前に少女暴行殺人で有罪となり、今は死の直前なので仮出所が許され施設で過ごしている。
    カールはインタビューを了解し過去を語りだす。

    以下 ネタバレです。
    設定から見てカールは冤罪で、ジョーがその冤罪を晴らすストーリーなのは最初っから分かります。

    真犯人も特に意外性はなく、かなり早い段階で推測できます。
    カールの語りの中に真犯人や冤罪の証拠が有るのかと思いましたが、そこもチョット違う。
    また幾つか引っかかる部分の内の一つで、カールが30年前に裁判を急がせた背景がスッキリしませんでした。
    と、面白くなかったかのような感想を書きましたが、全般的には登場人物が皆個性的でストーリー展開も早く大変楽しめました。

    原題 “The life we bury” の直訳ではなく、邦題の「償いの雪が降る」は雰囲気が良く出ていると思います。

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    2023年02月27日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    ネタバレ

    最後がちょっと走りすぎた印象。もっといい終わりかたはなかったのかなー
    ライラやジョー、ニキとマックス、ジェニとアレクサンダー、娘のエマどれでもいいので
    最後に出してほしかった
    ただ、序盤から終盤まで目が離せず、二転三転していく物語は圧巻だったし、同じものを二つの視点から見る物語は両者に理解が出来て読んでいて楽しかった

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    2022年10月29日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    アレン・エスケンスの邦訳2作目。
    「償いの雪が降る」では普通の大学生ジョーが事件に巻き込まれて行きましたが、それを助けてくれた刑事と弁護士が主役です。

    高級住宅街で事件が起きた。
    刑事マックス・ルパートは、被害者の夫プルイットを逮捕する。
    夫のほうは、ボーディ・サンデンに弁護を依頼。教授で弁護士でもあるボーディは、冤罪を巡ってジョーの力になってくれた人物であり、マックスの親友でもあるのだ。
    親友同士の対決…
    どちらも正義感が強く、ごまかしもしないが、譲りもしない。

    マックスは妻ジェニの交通事故死が解明されていないことをいまだに引きずっています。
    ボーディにも苦しみがある。
    「たとえ天が墜ちようとも」というタイトルは、「正義を為せ」と続く。

    1作目は長い時間をかけて熟成されたデビュー作で、若者の成長譚でもあるので、独特な厚みと細やかさがありました。
    2作目の雰囲気は、プロ同士の話。
    アメリカのミステリにある刑事もの弁護士ものの手堅いタイプという印象ですが、作者自身が25年もキャリアのある刑事弁護士だった裏打ちもあり、法廷の説得力がさすがです。

    ジョーの恋人ライラも仕事に関わっていて、成長したジョーの姿も垣間見せてくれます。
    こうした関係性が世界を膨らませていて、皆いい人たちばかりなために、嬉しさを倍加させてくれます。

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    2022年10月08日
  • 償いの雪が降る

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    彼を応援したくなったとの声に同意の挙手を。
    私なら家族の問題だけでお手上げだったかも。
    そのことに悩み振り回されながらも、同時に事件解明への意思も徐々に固くしてゆく。
    蘇る苦い記憶。迫る死。ただの授業の課題だったはずなのに…。
    過去のくさびを持つカール、穢れを知らないようなジェレミー。それぞれそこいるだけで、周囲の空気の色合いが違って見えるような気がした。
    後半は、エキサイティングなシーンが畳み掛け盛り上げる。
    ジョーとカール、よくぞ出会ってくれたと思う。

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    2022年08月25日
  • 過ちの雨が止む

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    大学生だったジョー・タルバートがシリーズ第二作では若手の記者となって、一緒に暮らす彼女と弟を支える大人ぶりだが、思い込みの激しさと後先考えずに突っ込んでいくところは相変わらずで、消息を絶っていた父親にまつわる愛憎劇に巻き込まれる。ろくでなしだったと母から言い聞かされていた男がやっぱりそうだったんだと明らかにした息子に最後に贈られたものがなかなかのものだったというオチは素敵でした。

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    2022年07月22日