アレン・エスケンスのレビュー一覧
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ネタバレ・あらすじ
1976年のアメリカ、ミズーリ州が舞台。
黒人差別が色濃くのこる田舎町で暮らす15歳のボーディ。
学校にも馴染めず、母親とも距離がありいつも一人で孤独に過ごしていた。
そんな中、町を牛耳るハルコム一族が工場長を務めるライク工業に新たに黒人の工場長が就任し、一家はボーディの隣に引っ越してくる。
一家にはボーディと同い年の男の子がおり、二人は徐々に共に過ごすようになる。
謎の隣人ホーク、ライク工業の黒人女性の失踪事件、過激な白人至上主義団体…一夏の少年の成長譚。
・感想
この手の回顧録的な作品めっちゃ好き…解説にもあったけどまさに私の大好きなロバートマキャモンの少年時代と同系統の話 -
Posted by ブクログ
著者アレン・エスケンスは、元は弁護士であったが後に作家となった人である。2019年翻訳され話題となった『償いの雪が降る』から四作目となる本書は、ダブル主人公で描かれた第三作『たとえ天が墜ちようとも』で主人公の一人を務める弁護士ボーディ・サンデンの少年時代を描いたものである。
冒頭に作者による注記があり、この作品は1991年に書き始められたが完成を見ず、その後既存の5作品(邦訳は3作品のみ)の後に、再度チャレンジして書き上げることができたという、ある意味、作家人生を賭けた渾身の力作であり難作であったらしい。
本書の主人公は前期の通り少年時代、つまり15歳のボーディ・サンデンである。と同 -
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アメリカの作家アレン・エスケンスの長篇ミステリ小説『たとえ天が墜ちようとも(原題:The Heavens May Fall)』を読みました。
アレン・エスケンスの作品は1年半前に読んだ『償いの雪が降る』以来ですね。
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この絆が断ち切られても、
彼らは陪審裁判を戦い抜く。
刑事と弁護士、親友同士の正義が衝突する!
『償いの雪が降る』の著者の鮮烈な法廷ミステリ
高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫である弁護士プルイットに疑いをかける。
プルイットは、かつて弁護士としてともに働いたボーディに潔白を証明してくれと依頼した。
ボーディ -
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主人公の大学生のジョー・タルバートは、授業で身近な年長者の自伝を書くことになる。
身近に年長者がいないジョーは、介護施設を訪れ、末期癌患者のカール・アイヴァソンを紹介される。
カールは30数年前に少女暴行殺人の罪で服役していたが、病状が進み、仮釈放されて施設で最後の時を迎えようとしていた。
ジョーは断られるのを覚悟で、カールにこれまでの人生を語って欲しいと願い出る。
裁判でも自らの犯罪に全く弁解をしなかったカールは、なぜかジョーの申し出を受け入れ、臨終前の供述を語ることになる。
カールの話を聞き進むに従って、ジョーは事件に疑念を抱くようになり、真相を知るために行動を起こす。
果たして事件の真相 -
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「よう、相棒」
「"過ちの雨が止む"はもう読んだかい?」
「まだかも」
「じゃあ、他の本もいいけどこれはすぐに読まないと」
「読むかも」
前作で大学生だったジョーは本作では大学を卒業しAP通信社の記者として働いていた
そして自分が書いた記事に対して名誉毀損で訴えられ思わぬ危機に立たされる
さらに自分の父親と思われる「ろくでもないくそ野郎」が殺されたことを知る
とんでもない状況下になっていくジョーだが、そんな中でも母親との問題が感動的に和解していき、過ちの雨が止んでいく
なのに、ジョーは自ら違う過ちの雨を降らしてしまうんだなぁ…
ライラという彼女がいるのにヴィッキー -
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主人公のジョーは大学生で、アル中の母と自閉症の弟がいる。まったく親として機能しない母と、弟の世話、そして大学生活との板挟みで苦労しながらも、大学の課題として少女暴行殺人で有罪となったカールにインタビューをすることになる。カールと接していくうちに彼が無実ではないかと思い始めて・・・というストーリー。ベトナム帰還兵のトラウマ、それによるカール自身への仕打ちが判決を早め、末期がんとして横たわるカールの心中ははかりしれない。彼が犯人でなければ登場人物は少ないので、ある程度犯人は絞りこめる。犯人に驚きはなくても、いかにもアメリカらしい犯人の最後、主人公の救済があり、ドラマのような展開でおもしろく読めた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作「償いの雪が降る」の続編、ジョー・タルバートがAP通信社の記者となって、名前しか知らない父の殺人事件の真相と、自身の過去と向き合う話。
前回は他人事の殺人事件に首を突っ込んだ形だったが、今回は遺産も絡んで冷静になれない部分もあったり、恋人レイラや母親との関係がこじれたりで、あまりヒーローらしくなかったが、ボロボロになっても最後まで正義を貫いてくれて良かった。あれから、ろくでなしの伯父がどうなったのか気になるが、まだ続き(レイラが主人公らしいが)があるようなので楽しみ。
追記:ジョーが飛行機も乗ったことがなければ、海も見たことがない。泊まりがけの旅行にも行ったことがない、と語ったこと。アメ -
Posted by ブクログ
前作『償いの雪が降る』と同じく★5コ以上の作品!
今作の主人公は前作にも登場したマックス・ルパート刑事とボーディ・サンデン
前作主人公のジョー、ライラそしてジェレミー
じゃないの…、と読み始める前は残念に思っていたけど…
マックスさん、ボーディさんごめんなさいm(_ _)m
あなた達二人で充分満足でした!お腹一杯です♪
で、今回はボーディは本当に大変だったと思う
妻殺害の疑いをかけられた友人のプルイットを弁護するのか、そうすれば親友のマックスと敵対することになる
もし、あなたならどうします?ボーディが出した答えはいかに…?
そして、マックスもボーディも果たすべき正義に対し向き合う姿勢 -
Posted by ブクログ
これ面白い!また凄い作品に出会いました。
大学の授業で身近な年長者の伝記を書くことになったジョーは、訪れた介護施設で、末期がん患者のカールを紹介される。カールは三十数年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、仮釈放され施設で最期の時を過ごしていた。話を聴いてジョーは事件に疑問を抱き、真相を探り始める。といった内容。
最初のうちは授業の課題をこなしたり、隣人ライラに恋をしたり、自閉症の弟ジェレミーの面倒を見たりと普通の大学生といった感じだが、ジョーの事件の真相に近づくにつれて運命を大きく変えていくことになる。
また、作中でライラが言った
「誰にでも背負うべき荷物はあるものでしょう」
の一言が印 -
Posted by ブクログ
特技ってありますか?
自分はいつでもどこでも寝れるという特技を持ってます
もちろん特技というくらいですからそれなりの目的意識のもと鍛錬を重ねて習得に至っているわけです
1980年代から1990年代にかけて子ども時代を過ごした人の実に8割はノストラダムスの大予言をなんとか乗り越えればいつか自分の机の抽斗からドラえもんが顔を出すと信じていたと言われています
もちろん8割の方の子ども時代を過ごしたわたくしですが他の人と違ったのは安穏と時を過ごすだけでなく、その未来をより確実なものとすべく2つの特技の習得を目指したわけです
1つはどこでも寝られる
そしてもう1つはすでにみなさんもお気づきの通りあ -
Posted by ブクログ
前作「償いの雪が降る」に続く第二弾
やっぱりこのシリーズいいです!
不器用で頑固、誠実で一生懸命、若さ故に間違えたり失敗もある。そんなジョーが今作で大きく成長するのが今作の読みどころ(*^^*)
相変わらず満身創痍です。
今回の田舎町も保安官含めて皆んな怪しい笑
ボロボロになりながらの孤軍奮闘に、我が息子を見守る母の気持ちで応援しつつ読むのが止まらない!
二度と許す事はないと頑なジョーが母親と再会する場面にはウルウルです(/ _ ; )
今作もやはり大円団の爽快な読後感でアレン・エスケンス大好きを再確認(*´∀`)♪
そしてジェレミーがホント可愛いわ\(//∇//)\ -
Posted by ブクログ
うどんは好きですか?
うちは家族みんな好きなんですよね
そしてうどんといえば讃岐うどん
讃岐うどんといえば丸亀製麺ですよねw
安くて美味しい!
先日暑かったのでざるうどんなんかいいかな?と奥さんと一緒に行ってきたんですが
奥さんはトマたまカレーうどん食べてましたw
暑いときこそ熱いもの食べる派なんですよね
自分は暑いときこそ熱いもの食べる…はぁあ?なので初志貫徹でざるうどんを食べましたよ
そして丸亀製麺といえば種類豊富な天ぷらですよね
中でも『かしわ天が美味しいのよ』なんちて
さて『たとえ天が堕ちようとも」です
『償いの雪が降る』に続くエスケンス2作目です
変なダジャレにしちゃいまし