P・G・ウッドハウスのレビュー一覧

  • 春どきのフレッド伯父さん

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    若者たちが抱える金銭的問題を解決すべく(?)ブランディングス城に乗り込むイッケナム卿一行。
    事態はどんどん複雑化していきますが天才的な閃きと軽妙な話術でもって物事をあるべきところに収めていく様が気持ちよかったです。


    「それ自体で善いことも悪いことも存在しないんだ。善悪を決定するのは思考だ」

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    2025年10月31日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ジーヴス頼りになりすぎる。一家に一ジーヴス。
    バーティとビンゴのキャラも最高。
    主人のファッションセンスを絶対受け入れないジーヴスと、威厳を保つべく無駄にちょっと抵抗してみるバーティが毎回冷戦状態になるのが何気に大好き。

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    2025年08月12日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ずっとクスクスにやにやしながらあっという間に読み終わった。
    こういうユーモアのセンスが一番好き。品がある。

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    2025年08月12日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    「田舎の牧師長説教レース(ハンデ付き)」はもう発想が馬鹿で大好きすぎる。賭けるなよ笑。相変わらずふにゃふにゃのバーティもビンゴも面白いがそれを勢いで上回ってくる双子がお気に入り。元気が出てくる。モンテカルロで勝負師の血を滾らせるジーヴスのスピンオフが欲しいよ。

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    2022年10月15日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    なんか気晴らしになるような楽しい本ない!?って言われたらおすすめしたい。藤色靴下をめぐって冷戦状態でも、あっさり素直にジーヴスを褒めちゃうバーティと、なんだかんだ(扱いやすい)ご主人との暮らしを気に入ってるらしいジーヴスが面白い。バーティとビンゴってスポンジ・ボブみたいな挙動してそうだよね。

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    2022年10月05日
  • ボドキン家の強運

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    イギリスからアメリカへと向かう豪華客船上で繰り広げられる3組の男女+αのドタバタ喜劇、という「これぞウッドハウス!」って感じの名作で大変満足です。
    本の分厚さを感じさせない物語のテンポの良さが素晴らしい。さらに、登場人物が皆、変わり者だけと根は良い奴という結果起こる善意の玉突き事故みたいなものが、よくもまぁこの3組のカップルの間で破綻なく伝播していくなぁ…、といった、ウッドハウスのプロット構築の巧みさや登場人物の性格付けと物語の組合せの妙技みたいなものがたっぷり堪能できて、これは確かに後書きで訳者の方も仰るとおり、「大名作」ですわ。
    基本、セレブな美男美女が入り乱れる豪華客船のこの喜劇、舞台(

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    2021年11月13日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    金持ちの坊ちゃんバーティと従僕(召使、執事のようなものでしょうか)のジーヴズ。
    気のいい青年であるバーティは、いささかぼーっとしたところがあり、不労所得で生活していることもあってか、周囲の友人や結婚させようと縁談を持ってくる恐ろしい叔母のためにいつも厄介ごとに巻き込まれています。
    そのトラブルを、颯爽と解決するのが従僕のジーヴズです。
    とりたてて、人が死んだり大きな事件が起こったりするわけではありませんが、日常の中でバーティが感じる気苦労は並大抵のもので花阻喪ですし、時に冷たく突き放しながらも最後には主人のためになる解決策を示すジーヴズの叡智には感心させられます。
    世にある「毒舌執事もの」「執

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    2020年06月14日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    大好きな一冊。
    旅行の時とかに持って行きたい。
    イギリス的ブラックユーモアも面白く、電車の中でにやけてしまうので注意が必要です。
    バーディを助けるジーヴズが意外と意地悪な方法だったり、バーディ的にはアウトかな!?な話も多かった。
    ビンゴが結婚してビックリした。

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    2019年11月17日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    頭の弱いお人好しのバーティーと、完全無欠な執事のジーヴズのコンビシリーズ、第二弾。

    バーティーを取り巻くメンツは第一弾の「才智縦横の巻」で出てきた顔ぶれと同じで、バーティーの子ども時代からの友人のビンゴ・リトルは女性を見れば誰であってもとりあえず惚れるというのは相変わらず。バーティ―の従兄弟の双子、クロードとユースタスのダメ人間ぶりと鬱陶しさも相変わらず。
    全ての登場人物が強烈な個性を発揮しつつ、基本的には彼らの行動の全てがバーティーにとって不幸と災いの種にしかならない、というのがこの作品の面白いところ。優柔不断で頼みを断れず、されるがままに流されるバーティーをすんでのところで救い出し、問題

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    2018年07月07日
  • スウープ!

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    ネタバレ

    侵略者の描写や国民の対応や暗躍するボーイスカウト達の活躍、ある章が3行で終わったりと相変わらずめちゃくちゃで面白いけど、これが発表された当初の世相を考えるとより凄みを感じます

    国際情勢の緊張が高まっている現代においてもまた広く読まれるべき一冊だと思いました

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    2025年09月21日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ジーヴズ、出来すぎ紳士。隙がない執事というのは、側にいれば楽かもしれないけど、息がつまりそうだww

    主人であるバーティがホントに救いようがない人物であるからこそ、珍事件に巻き込まれても、結局全てジーヴズの手のひらで転がされてた気もする。

    続編も読むしかないな…。
    っていうか、日本で出版されてるウッドハウスの本、片っ端から読むのも悪くないかも。

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    2025年09月16日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    イギリスの作家「P・G・ウッドハウス」のユーモアミステリ小説集『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻(原題:The Casebook of Jeeves Ⅱ)』を読みました。

    『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻』に続き、「P・G・ウッドハウス」作品です。

    -----story-------------
    「ジーヴズ」、おまえの知恵を貸してくれ

    時は20世紀初頭。
    ロンドンのマンションの一室に、執事「ジーヴズ」は今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。
    村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。
    「バーティ」たちが通うドローンズ(のら

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    2023年03月13日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    イギリスの作家「P・G・ウッドハウス」のユーモアミステリ小説集『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻(原題:The Casebook of Jeeves)』を読みました。

    少し軽めの内容の作品を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    「機略と手際」、これが紳士に仕える私のモットーです

    20世紀初頭のロンドン。
    気はいいが少しおつむのゆるい金持ち青年「バーティ」には、厄介事が盛りだくさん。
    親友ビンゴには浮かれた恋の片棒を担がされ、「アガサ叔母」は次々面倒な縁談を持ってくる。
    だが「バーティ」には嫌みなほど優秀な執事がついていた。
    どんな難帯もそつなく解決する

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    2023年03月13日
  • アーチー若気の至り

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    シーヴスのシリーズが好きです。今回、初めてシーヴス以外のウッドハウスシリーズを読んでみました。
    苦手な翻訳物なのでちょっとドキドキしましたが、まあ、途中でちょっとしんどくなったものの、それなりに最後までテンポよく読めた。1921年とか、当時NYCとイギリスの英語てどれぐらい違いがあったんやったっけ、、昔なろたけど忘れたな。ともかく、アーチーのいかにもイギリスっぽいくどい喋りがたまらんうける。元ネタで読みたいとおもったが、売ってない!!ちえっ。

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    2022年05月05日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    一編だけ読んだけど、ニヤニヤだ止まらない。(ちょっと行き過ぎた)バカバカしさも、イギリスをイギリスたらしめている特徴なんだと思いいたる。

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    2022年04月14日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    小さい頃読んでいた海外児童文学を読み返したくなりました
    海外っぽいなあっていうユーモアととか皮肉とか馬鹿らしい事件とか、すきです
    ジーヴスが意外と頑固ですぐ服装のことでバーディの冷えた関係になるのもにやにやしてしまいます

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    2022年04月03日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ちょっと前に途中まで読んで放置してたやつ

    面白かった!どうしようもなく「おぼっちゃま」な主人公と、抜け目ないジーブスの日常がくだらなすぎてのんびり読んでられるところが好き!

    やっぱ海外の読みやすい作品好きかもなあ、
    イギリスではホームズシリーズと並んで有名らしいけど本当なのかな、初めて知った〜

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    2022年04月01日
  • 春どきのフレッド伯父さん

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    可哀想なポンゴ.(トウィッスルトン)の奴は、しょっちゅうあいつのフレッド伯父さんの話を僕にしてくるんですが、その時奴の目に涙が浮かんでなかったと言うなら、僕には涙がどんなものか、そいつを見てもわからないってことでしょう。ハンプシャー州イッケナム、イッケナム.ホ-ルのイッケナム伯爵は、一年の大半はそこの田舎で過ごすんです。
    ですが時々いやらしい具合に首輪をすり抜けて逃げ出して、アルバニ-のポンゴのフラットを襲撃するんです。それでその度毎回、あの哀れな青年は何かしらの魂の試練にさらされるんですよ。あの叔父さんの問題っていうのは、御年六十何歳かになってはいるんですが、帝都に到着するやいなや、弱冠二十

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    2022年03月02日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    安定の面白さ。虫食い的に読んでいる。なかなか本屋さんにないのは気のせいかな。また見つけたら読んでみようと思う。

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    2022年02月02日
  • ボドキン家の強運

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    気の利いた会話、自立した女性という設定に風変わりな人物が加わって騒動を巻き起こす、映画でいうなら、スクリューボール・コメディ。ウッドハウスが二度にわたり、脚本家としてハリウッドに招かれていた三十年代は、その全盛期。三組の男女の結婚をめぐる顛末を描いたこれは、些細な出来事を大仰なセリフ回しで聞かせる「話芸」を楽しむユーモア小説。主たる舞台は、大西洋航路をアメリカに向かう、R・M・S・アトランティック号の船上。「主な登場人物」は以下の通り。

    モンティ・ボドキン………気のいい青年紳士。大金持ち。ガートルードと婚約中。
    ガートルード・バターウィック………イングランド代表女子ホッケー選手。
    レジ―・テ

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    2021年08月31日