P・G・ウッドハウスのレビュー一覧

  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    イギリス版一休さんって感じ。

    短編集で読みやすかったです。

    お金持ちのお坊ちゃんが周囲に振り回されるドタバタ具合が面白い。

    間もなく新刊が出るようなのでそれも読みたいです。

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    2021年02月05日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    なんとも小気味いい。
    「さようでございます」
    言葉少なにサラリと解決、すました顔のジーヴズが目に浮かぶようである。
    次々問題を持ち込む頼りなげなご主人と、周囲の少々やっかいな人たち。この困ったチャンにも見えるこれらの人々が、また妙に愉快でかわいいのだ。
    イギリスの上流階級をスマートに笑い込める。

    ジーヴズ、我が家にも来てくれないかな。
    目次や各章扉のデザインもナイス!

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    2020年10月30日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ネタバレ

    上皇后美智子様が「2、3冊待機しています」として、話題となった本。とても格式が高く、全ての話しが心地よく回収されていく。超金持ちの未婚青年バーティとその執事のジーブスの名コンビ。バーティが解決したい難問(彼の婚約、同志の恋、養子が欲しい等)をジーブスに突きつけ、ジーブスが顔色一つ変えず、2、3歩先回りして、スマートに難問を片づける。その際決まってバーティがジーブスに最大の賛辞を贈る。この本の面白さはバーティの持ち前のすっとぼけな性格をジーブスが軽く窘めていくという歯車が最高に合っているところだろう。

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    2020年08月11日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    表紙の靴下を摘まんでいるシーンを
    迎えるまでにバーティとジーヴスの関係性が
    理解できるような流れになっていて、
    表紙のシーンはお気に入りです。

    読んでいるとクスッと笑えて、
    流石だなぁと感心してしまいます。
    主人ファーストと見せかけてちゃんと
    自分の理想通りに物事を進めてしまう
    ジーヴスには敵わないなーと
    思ってしまいます。

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    2020年06月03日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    上巻と較べて、ジーヴズの機転の利いたどんでん返し的な展開に欠けるストーリーが多いのが少し寂しい。とはいえ、主人公や他の人々、特にビンゴの活躍(?)は特別収録をも含んで、ニヤニヤハラハラものである。昔からギャンブル好きで働かないんですね。

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    2020年02月12日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    トゥイング騒動記
    クロードとエスターの出航遅延
    ビンゴと今度の娘
    ジーヴズと白鳥の湖
    ジーヴズと降誕祭気分
    ビンゴはすべて事もなし

    2作目にもなると段々ジーヴズのあまりの切れの良さが鼻につくが、バーティの人の善さで嫌味度が緩和される
    それにしても、あのビンゴが結婚かぁ バーディは結婚できるのか 
    やっぱ、最大の難関はジーヴズだな 
    果たしてジーヴズのお眼鏡にかなう娘がいるのか ん〜難しそうw

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    2019年04月11日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    そう 「 バーティの事件簿」 じゃなくて「ジーヴズの事件簿」だった。お気楽で憎めない、何と言っても拙いと思ったら素直に訂正できるバーティが好きなんだけどなぁ。
    先読みの出来るジーヴズも嫌いじゃないけどね

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    2019年01月11日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    2019平成31年読書始めは、ジーヴズ&ウースターシリーズ第2弾をケンタで 英国で米国で美智子妃殿下にも愛されるとても楽しい作品です。

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    2019年01月01日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    金のハートを持っている(むしろそこにしか美点が見られないかもしれない)バーティと、 完全無欠のジーヴズコンビ再び。

    親族からのバーティの扱いは散々だし、親友ビンゴの惚れっぽさも相変わらずだけど、テンドンなのでなんだかホッとする。従兄弟のクロードとユースタスには眉をひそめてしまうところも、変わりなし(笑)

    バーティの悪趣味な洋服を、一足先に「実は今朝がた、そう(焼却)させていただきました」としれっとのたまうジーヴズのスッとのびた鼻筋と澄ました顔が目に浮かぶようでした。

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    2017年11月26日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    相変わらずいい味出してるジーヴズとご主人様。
    このシリーズ、まだ他にも未邦訳ありそうだし続きでないかなぁ。
    文春さんガンバッテ!

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    2016年10月18日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ネタバレ

    事件簿とあるけど、ユーモア小説なのでミステリーよりは文芸カテゴリーか。
    良い意味で予想を裏切られるお話でした。
    執事って!執事って…!的な。

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    2025年05月28日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    今回も軽く読めてくすっと笑えるのでリラックスしたいときや、暗いもの・グロいものなんかをたて続けに読んだあとにはちょうどいい。
    今回のは最後の『ビンゴはすべて事もなし』以外は全部漫画になってる話だったので先に漫画読んでた私には目新しさがなかったのがちょっと残念。
    それでも面白く読めましたが。
    『ビンゴは〜』はジーヴスも出ないしどうかなーと思いましたがこれも面白かった。

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    2014年10月28日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    「事件簿」なのでミステリーなのかと思ったけれど、たいした事件は起きない。ただただジーブズとバーティの関係が面白い。
    主人であるはずのバーティに対するジーブズの仕打ちがひどくて、ひどいのに、なぜか物事は丸く収まっている。そしてすべてはジーブズの思惑通りに事が運ぶ。バーティはジーブズの手のひらの上で転がされているようだ。そこが笑いを誘うのだ。
    「ジーブズと降誕祭気分」が一番面白かった。

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    2014年05月04日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    一個目の、変なレースの話はイマイチ。あとはみんな最高。クスクス、ときどき爆笑。
    訳がお見事。ほかのも俄然読みたくなった。

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    2013年09月16日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ネタバレ

     話の内容も面白いんだけど、冒頭で毎度服の趣味にダメだしされて仲がこじれてるバーティとジーヴズに一番笑ってしまった
     割と冷淡なイメージだったジーヴズですが、『バーティ君の変心』では主人愛が垣間見れたような……ような…気のせいか。

     以前読んだ雑誌のミステリー特集でこの「ジーヴズもの」も紹介されてたけれど、はたしてミステリーなのか…ユーモア小説よね。
    「謎解きは~」の元ネタって感じはするけど。その本読んだこと無いのでイメージで

     それにしても「ジーヴズ」って言いづらいの私だけでしょうか。
     次の巻も購入済みなのでさっそく読み始めようと思います。

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    2020年09月09日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    おばかさんでお気楽なご主人様を、その優れた頭脳で時に助け、時に利用する執事ジーヴズのシリーズ。

    【トゥイング騒動記】もうタイトルのまんま。トゥイングで賭けをしたり、例のごとくビンゴが恋に落ちたりしててんやわんやの大騒動。もうはっちゃかめっちゃかでどうにもらん!というところに、ジーヴズが登場して見事に幕を引きます。今作はジーヴズの手並みというより、この大混乱っぷりが楽しかったです。
    【クロードとユースタスの出航遅延】お騒がせの双子クロードとユースタスが迷惑にも大活躍!自由気ままな双子の奔放さとそれに振り回されるバーティが笑えます。まさに嵐が通過していくような騒動で、いつもいささか酷いと思うジー

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    2014年08月27日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    少し抜けたところのある金持ち青年バーティと、彼に仕える超有能な執事ジーヴズが、日常に転がる難題を軽妙に解決していく、ジーヴズ・シリーズの傑作選。

    扱われるのは、殺人事件や大犯罪といった派手なトラブルではありません。縁談を穏便に破談にしたり、舞台俳優に向いていない人物をそれとなく舞台から降ろしたりといった、小さな厄介ごと。それらに対してジーヴズは、冷静な観察とほんの少しの機転で見事に問題を収束させます。

    探偵でも刑事でもない彼は、事件を解決するだけでなく、自分と主人がしっかり得をするように立ち回るしたたかさも持ち合わせています。そのバランス感覚が絶妙で、彼の一挙手一投足を追うだけでも楽しい。

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    2025年10月14日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    読書録「ジーヴズの事件簿 才知縦横の巻」
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    著者 p・g・ウッドハウス
    編訳 岩永正勝、小山太一
    出版 文藝春秋

    p113より引用
    “「ばかもいい加減になさい、バーティ。
    彼女こそあなたにぴったりの伴侶です」”

    目次より抜粋引用
    “ジーヴズの初仕事
     ジーヴズの春
     ロヴィルの怪事件
     ジーヴズとグロソップ一家
     ジーヴズと駆け出し俳優”

     20世紀初頭のロンドンを舞台に、金持ちの
    青年と優秀な執事を主人公に繰り広げられる、
    コメディ短編連作小説。
    同社刊行作「p・g・ウッドハウス選集I ジ
    ーヴズの事件簿」文庫版。
     あまりにも優秀なために叔母から「飼い主
    」とまで言われる、主人公・

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    2025年01月21日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    古き良きという感じがぴったり。
    バディものというのは古今東西、王道ものの一つということですな。
    王道を馬鹿にしてはいけません、王道なくして脇役は存在し得ないのが世の常です。
    と言ってもさすがにちょっと古いかなぁ、本作は。当方レベルの英語能力だとこういう本の原文が一番良い気がする。

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    2023年12月05日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    やんごとなきお方の愛読書ということで恐れ多くも拝読。
    事前知識が全くなかったので読み始めていつの時代の本かと思ったら、20世紀前半の小説ということで納得。
    イメージにある古き良き英国の香りと申しましょうか、こういう人たちによってそのイメージが形成されたのかもなぁと思わされる次第。
    ゆったりとその空気感を楽しむ本かと思われ。

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    2023年11月27日