英『エコノミスト』編集部のレビュー一覧

  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    興味深い未来像やその材料となる現在の技術開発の状況がわかった。
    ナノテクノロジーとバイオテクノロジーにおける革新が重要な影響を生む。脳とデジタルデバイスの直接接続により人の感覚と経験は理論上は宇宙空間にまで拡大し、食糧問題は人造肉と野菜工場で解決し、医療はカスタマイズされた幹細胞による治療とスマートデバイスとスマートホームによる健康管理が行き渡り、エネルギー問題には衣服やカーテンに実装可能な太陽電池の開発や家庭に分散配置される蓄電池によって再生可能エネルギーの不安定性を吸収する解決策が示され、軍事では曲がる弾丸や昆虫型スパイロボットや犬型攻撃ロボット(落ち葉や木材を燃料とする)の開発と兵器の無

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    2021年12月30日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    良書 現実に進行している事項をもとに”予測”している。
    ワードを拾っていくだけでも参考になるとおもいます。
    自分がハイライトした点は次のとおりです。
    ・ビックデータ(IOT,医療AI)
    ・スマホへの多くのセンサーの実装
    ・医療情報と創薬との連携
    ・新素材の開発から、CADCAMへの流れ
    ・ナノテクロノジーと、電池の改良
    ・教育のデジタル化と、コストの低減
    ・遺伝子組み換えによる、食料の生産性向上飢餓の解消 等

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    2021年10月06日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    世界一有名な経済誌と言ってもよい、英「エコノミスト」誌の著名記者などが描く2050年の未来。技術ベースで語っていて、現時点から垣間見える未来を興奮と共に想像させる一冊。
    とはいえ、それぞれの観点で条件付きとなっていることが、ただの絵空事ではない内容に仕上がっている。面白かったのは20,21世紀を通じて最大の技術的転換点はアンモニアの抽出だというくだり。結局ここから現代の技術進化ははじまっているという。

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    2019年06月12日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    AI、遺伝子、医療、農業、エネルギー、VRなど20の分野に分けて、技術的な観点から2050年がどんなふうになっているかを大胆に予測した一冊。
    基本的にテクノロジーの進化に期待しつつも、テクノロジー自体には進化する意図はなく(AIにおけるシンギュラリティはないと断言)、人間が新しいテクノロジーをどう受け入れ、社会、生活に反映させることができるかがカギと説いているが、これには同感。
    遺伝子治療により医療が急速に進歩し、食糧難は避けられること。AIのサポートによって、長期的には人間の暮らしは最適化することなど、テクノロジーへの期待に満ちた予測が並ぶ中、環境破壊、温暖化については、すでに手遅れとの悲観

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    2019年05月12日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    ネタバレ

    技術の進歩、社会、格差、観念など様々な側面から、2050年がどうなっているかを推測するもの。

    基本的なスタンスとしては、訳者のコメントにもあるとおり非常に楽観的なものとなっている。特にエネルギー政策に関しては、エネルギーは潤沢になりかつ地球環境にも悪くないものである可能性がある、というもの。

    一方で、テクノロジーによる「格差」の問題にも踏み込んでいる。政策立案者に適当に届かないものであれば、現状のとおり格差を広げ続けるものになる、というもの。

    特に「教育」については重要で、労働生産性、賃金との兼ね合い、業務範囲の変化から、今後ますます重要になると思われた。加速する世界の中で、いかに取り残

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    2019年01月03日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    技術の観点から未来を予測した一冊。AIに関してはまだ割れている感じなのが興味深い。個人的には「世界は効率性と引き換えに因果関係を諦める」「テクノロジーは全て応急処置。ニーズを満たすと同時に新たなニーズを生み出す」がビッグデータ・テクノロジー過信への戒めとして印象に残った。

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    2017年06月19日
  • 通貨の未来 円・ドル・元

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    エコノミストという経済誌は自分も読んでます。

    非常に的を得て、的確であり、参考になります。

    この本も非常にわかりやすく、

    主要通貨の今後が書かれていますので、

    中長期的な投資を行う上で非常に参考になりました。

    為替の移動は大きな視点で行うことが大切です。

    日々の動きに一喜一憂することが為替投資ではないのです。

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    2016年06月30日
  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

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    2050年の予想なんて。過去にも試みられた未来予想は、ほとんど当たらない。本著もその事を白状している。しかし、分かりながらもトライするのだ。そしてその中身は、少なくとも今この時点においては、的確な見立てなのだ。

    予想において比較的簡単なのは人口動態。難しいのはイノベーションや国家関係だろうか。特に、
    イノベーションの方向性一つで、全く異なる未来が描けるのだから、その影響力の割りに、現時点で公開され得ぬ中身も含めれば、その予想は容易ではない。

    非常に興味深く読めた一冊である。

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    2015年08月29日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    テクノロジーの未来を予測する際に目を向けるべき3つのこと。
    1.過去の類似事例
    歴史は繰り返す。
    2.現在の限界的事例
    特定の集団や国だけで広がりつつある事例のこと。
    3.SFに描かれた未来

    ムーアの法則はまもなく終焉を迎える。その後はプログラミングの質の向上や、専門性の高いチップの設計が進む。
    コンピューティング能力はクラウドに置かれ、必要に応じて使うようになる。
    音声で操作するコンピュータが普及する。また、ウエアラブル、電子コンタクトレンズが出現する。

    これまでコンピューティングテクノロジーには6つの波が訪れている。
    1.メインフレームとミニコンピュータ
    2.パソコン
    3.インターネッ

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    2019年09月09日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    最先端の現場を取材している編集者から、科学者の権威まで様々な著者が執筆していて非常に面白い。楽観的な予測が中心なのは投資を活性化させてイノベーションの好循環を理想としているからかと想像。しかし軍事面に関しては西側の自由経済民主国が優位性を持続できるか、対テロも含めて新たな局面を迎えると指摘。SFも重要な要素と認識している点も好ましい。歴史についても多くの洞察があり、蒸気機関の発明が産業革命を起こしたのは認識違いと指摘するなど、的を得ている。
    本書に出てくる著者や、紹介されている書籍を改めて読んでみたいと感じた
    世界的に自然エネルギーへの投資・開発が躍進しており、本書でも日本は原子炉の廃炉に進む

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    2019年04月10日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    今後の世界を形作るうえで核となる力はなにか?
    本書はそれを見出そうとしている。
    本書は3部構成。第1部 制約と可能性、第2部 産業と生活、第3部 社会と経済。第1部では、テクノロジーの未来の大前提に関わる問題、変化、制約の要因を考察する。
    第2部では、さまざまな基幹産業にテクノロジーがもたらす変化を考察する。特に農業が重要だと著者は語る。
    第3部は、これからでてくるテクノロジーが、社会的、政策的に与える甚大な影響についての考察である。

    テクノロジーがもたらす変化に、企業や経済全体はどのように対応していくべきか? 2050年まで我々が直面する最も重大な課題の一つである。

    自動運転自動車が街を

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    2018年06月17日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    未来はすでにここにある、均等に行き渡っていないだけだという引用が印象的。技術革新は今後も積み重ねを繰り返し直線的に進んでいく。だからこそ本書のような予測が成り立つのだろうか。

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    2018年03月22日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    各専門家による未来技術予測。テクノロジーに意思はない。人間の使い方が大事。未来を予測して課題を解決するためにも、もっとSFを読もう!

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    2018年03月11日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    1965年 「ムーアの法則」 の後押し
    1974年 IBMロバート-デナードの「デナード則」
    コンポーネントを小型化するほど、チップは高速、省電力になり、製造コストは低くなる。
    ーーーー
    ムーアの2つ目の法則
    チップの工場であるファンドリーのコストは4年ごとに倍増する。
    ーーーー
    1993年 コンピュータ科学者、SF作家のヴァーナー•ヴィンジがシンギュラリティと表現した。
    ーーーー
    ●7つの波
     第1の波;メインフレーム、ミニコン
      2   ;パソコン
      3 ;Web1.0
    4   ;Web2.0
    5 ;Big Data
      6

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    2017年11月26日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    様々な技術をプロコンで評価していて、良書。ただ、人間が技術を過信せず、自然を謙虚に畏怖すべきという視点が欠けていて、インフラ整備に対する楽観的なところがあると感じた。

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    2017年10月22日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    2050年という今から30年あまり先を見据えて、現在の技術とその展望をまとめた本。
    雑誌エコノミストの手によるものですが、同誌のライターだけでなくノーベル賞受賞者やメリンダ・ゲイツが寄稿しているのが面白いところ。幕間にはSF作家の手による未来予想図的な短編が2編あり、そこまで本編と密接にリンクしている印象は受けなかったけど、読みやすさを意識した構成には好感が持てます。

    全編を流れる考え方としては、基本的に未来はポジティブだ、というもの。
    技術面でもムーアの法則はもう持続できないよね、など色々な問題はありそうなのですが、テクノロジーの変化・発展は基本的には続くという考えで、ムーアの法則が終わろ

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    2017年09月13日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    未来を予測するうえで非常に興味深い本。途中に添えられている、SFストーリーがさらに想像力を豊かにしてくれる。

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    2017年07月15日
  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

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    ネタバレ

    日本が過小評価されているし、翻訳ものなので読みづらいという点もあるし、星を3つにしようか4つにしようか迷ったが、日本のマスコミが取り上げない視点で書かれていることが多いという点で、やはり参考になる本だと思う。
    日本のマスコミが取り上げないのは、この本の考え方が的外れだからだ・・・という反論は十分に成り立つと思う。が、日本の中にいれば、この本は日本のことを過小評価しすぎていると思えることであっても、やはり欧米からは、さらには新興国勢力からでさえも、日本の存在感がそのように見えてしまう、というのはあるのだと思う。そしてそのことを肝に銘じて、これからの日本のあるべき姿を考えていくことが大事だし、それ

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    2015年05月27日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    出版されてから数年経って読んでみても古さを感じない鋭い考察。テクノロジーが融合し、人間の能力を凌駕した時に、テクノロジーと人間の関係は。哲学的なニュアンスも少々。

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    2023年10月15日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    2050年の未来をエコノミストの記者が予測した本書
    オムニバス形式

    データなど量が多くて読み切るのが大変だった。
    1章ごとにある章末まとめを読んで気になるところをpick upして読んだほうが良さそう。


    - アジア圏(中国、インド)の台頭 (途中からの鈍化)
    - 世界の高齢化(日本筆頭)
    - 日本のプレゼンスの減少

    などが書かれていた。

    人工が減り、インパクトが弱くなっていく日本の立場について考えされられた。
    (突出した高齢化はチャンス?)

    あと、5Gなどの台頭による「どこでも」働ける社会では逆にどこで働くかが重要視される社会になる
    という逆説も面白かった。(起業家はシリコンバレー

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    2019年01月15日