貫井佳子のレビュー一覧

  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    良書。
    クレジット投資家の視点から、景気サイクル論に裏付けられた見方を紹介。名のある投資家の考え方を知るにはお勧め。

    0
    2020年11月29日
  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    400ページ超でなかなかのボリュームです。

    内容としてはタイトル通りで、投資をするうえではサイクルをしっかり考える必要があるということです。

    それが繰り返しいろんな書き方がされています。

    最後の18章に全体の要点がまとめられているので、そこだけ読んでもよさそうな感じです。

    投資で成功するには大多数の人と逆の行動をとらないといけないという基本をしっかり再認識できる本です。

    0
    2020年07月24日
  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    投資において、最重要なことは、市場サイクルだと本書は説き、サイクルとは何かだけにテーマを絞っている。

    優れた投資家は、サイクルの一般的な動き方と、いまサイクルのどこに位置しているのかを観察する。

    賢明な投資の方法はひとつ。
    投資対象の価値を算出し、それ以下の価格で買う。
    みんなの言動を懐疑的な目で見る。

    シンプルだがそれ故に難しい

    0
    2019年06月22日
  • 戦略の世界史(下) 戦争・政治・ビジネス

    Posted by ブクログ

    本書は、「下からの戦略」として、ガンジーらの非暴力運動、キング牧師らの公民権運動、アメリカ大統領選挙戦などの戦略が論じられる、さらに自動車王フォードなどの経営者、ドラッカーなどの経営理論家の思想などの戦略理論が追究される。

    上巻に比べると、読み進めるのが大変だった。
    下巻はまったく戦争とは関係ない公民権運動の戦略やビジネスの戦略などがひたすら論じられており、『戦略』という言葉だけで飛びついた人はかなり読解するのに苦労する。

    しかし、古代の戦争の歴史から現代のビジネスまでの戦略をこうまでも詳細に論じられる著者はすごいを通り越して、唖然とする。
    はっきり言って本書は、一般の読書人向けではなく学

    0
    2019年04月25日
  • 戦略の世界史(上) 戦争・政治・ビジネス

    Posted by ブクログ

    本書は、あくまでも「世界史」の本であって、「戦略」の本ではない。

    第1章、第2章でチンパンジーの闘争から始まり、聖書のアダムとイブの楽園追放、古代ギリシャにおける戦争、ナポレオン戦争、第一次、第二次世界大戦、核戦争、ベトナム戦争を代表とする非正規戦争、アルカイダとの対テロ戦争までと戦争についての総論を孫子、クラウゼヴィッツを初めとする戦略家の理論を絡ませて、古代から現代までの戦争について戦略が述べられる。
    第3章からは民衆の戦略論となり、国家の戦略ではなく民衆からの視点で戦略論が述べられる。最初は、マルクス、レーニンを初めとする共産主義の台頭について語られ、下巻ではビジネスにおける戦略論が語

    0
    2019年04月11日
  • 戦略の世界史(上) 戦争・政治・ビジネス

    Posted by ブクログ

    軍事戦略や経営戦略といった「戦略」を概略する本ではない。戦略史の発端から変遷までを綿密に追う大著である。まず冒頭のマイク・タイソン氏の引用が最高にかっこいい。

    我々が想像する戦略の基本である孫子やクラウゼヴィッツはもとより、旧約聖書やギリシャ神話に描かれる「戦略」の起源めいたものから、核戦争・社会主義など前近代の高度政治戦略や戦略理論の盛衰、ジョミニやトルストイといったほかではあまりお目にかからない話題など、本書の網羅する範囲は膨大だ。(まだ上巻なのに)気軽に読める本ではなく要約もしにくい本のため戦略論を学びたい人にはお薦めできないがとにかく知的好奇心が満たされる本である。

    1
    2019年01月14日
  • 戦略の世界史(下) 戦争・政治・ビジネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦略を巡る壮大な歴史に圧倒される。結局、戦略とは何かという問いに対する答えがある訳ではないが、これまでの歴史を俯瞰することにより、自分なりの解が見つかった気がしたのが、この本を読んだ最大の便益だった。

    0
    2018年12月27日
  • 戦略の世界史(上) 戦争・政治・ビジネス

    Posted by ブクログ

    上巻だけで477頁と読み応えあり。ギリシャ時代のトゥキュディデスに代表されるストラテゴスやクラウセヴィッツ、リデルハートと戦略の大家が百花繚乱であるが、戦略も時代を経て、大いに変わるものだと理解した。

    0
    2018年12月14日
  • 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

    Posted by ブクログ

    本著は優れた投資家とは何か、また、市場との向き合い方とはを示す良書である。
    著者は市場を二次思考という角度で市場を見ることを推奨している。単に自分が考えている視点は、自分だけの視点ではなく多くの人がその答えに辿り着いていると自覚する視点を提案している。つまり、企業一つにつき多角的な視点で物事を見る訓練をせよと問いている。
    そして、絶対的な成功は無いと断言する。運の影響も多分にあるとした上で投資家としての余白を持つことを強調している。市場に投資するうちは一喜一憂しがちだが、それでは優れた投資家とは言えない。短期的な利益獲得ではなく、中長期視点で市場を見る大切さを述べる。
    投資家として、どのような

    0
    2025年10月26日
  • 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

    Posted by ブクログ

    本書は市場平均をアウトパフォームしたいアクティブ投資家、いわば「投資ガチ勢」に向けた指南書。S&P500へのインデックス投資で市場平均のリターンを長期で得られさえすれば良いパッシブ(受け身)な自分にとっては、本書で述べられる著者の投資哲学やリーマンショックを潜り抜けた成功体験等は敷居が高いものでした。
    投資ガチ勢がここまでの深い思考や洞察に基づき日々しのぎを削る市場で、素人が市場平均(インデックス)に勝てるわけがなく、愚直にパッシブ投資に殉じることが正解である、という自分が投資を始めた原点を再確認できた意味において、本書は有用でした。

    0
    2025年01月25日
  • 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

    Posted by ブクログ

    投資中〜上級者向けの内容。投資哲学や市場との向き合い方等が書かれている。
    投資は科学よりもアートに近い。科学は管理された条件下で因果関係が確立されるが、市場を動かすのは投資家の心理であり投資環境はコントロールできないため。

    0
    2023年02月13日
  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    基本的な投資家の考え方というのを学べるとは思います。が、正直読んでいて面白いとは思えませんでした。
    20の教えの引用や参照も多く、そっちを読んでからこっちを読んだらもっと深く考えられるのかな?

    サイクルが企業活動でも経済、不動産、株式でも何でもあって、将来を予測する事は不可能だから、今がサイクルのどこにいるのかをしっかり見極めろという事です。

    人は気分が高まってる時には警戒心なく買っていくので、その時には警戒し、下げ相場の時はどんどん買えという事。ただし、底値の時にはバーゲンは終わってる。

    0
    2021年07月26日
  • 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

    Posted by ブクログ

    著者が発行する投資家向けレターは、バフェットが何よりも早く読んでいたという。期待が集まって価格が高い資産は低下リスクも高いとし、合理的な市場の価格形成より人間の心理を重視した実践的な知識が満載の本。

    0
    2021年07月25日
  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    要は株式市場も歴史は繰り返されるということ。
    そして、安く買って高く売る、これができるようにアンテナ張っておくこと。今の株価はどの立ち位置にいるか、投資家としてリスクをどう取るかを判断すること。

    0
    2021年03月14日
  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    経済や市場はパターンに従って動き、その中に「サイクル」と呼ばれるものがある。
    サイクルは自然発生的な現象に起因するが、人間の心理や行動に端を発する場合もある。

    投資の世界では、サイクルが中心点や長期トレンドの周りで浮き沈みを繰り返し、振り子が行きつ戻りつする。
    サイクルの形は様々だが、根本的な原因・動きのパターンには共通する部分が多く、時代が変わってもある程度、一貫している。

    投資家にとって重要なサイクル・振り子には、次のようなものがある。
    ・景気サイクル
    ・景気サイクルへの政府の干渉
    ・企業利益サイクル
    ・投資家心理の振り子
    ・リスクに対する姿勢のサイクル
    このうち最も重要なのは「リスク

    0
    2020年04月18日
  • 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

    Posted by ブクログ

    出来事のあとに次の出来事が続くのではなく、次の出来事を引き起こす。
    「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」
    ブームが生じなければ暴落の可能性は低い。

    工業製品や原材料、部品業界と食品業界の違い。

    市場は、強気と弱気のロープの引き合い。
    ニュートンは、南海泡沫バブルのころ、バブルを見抜いていたにもかかわらず、他人の利益を傍観できず、自分も損をした。

    高いリスクに高いリターンがついてくるのではなく、リスクが高そうな資産は、高いリターンを生み出しそうに見える必要がある、という意味。

    新聞社は堅固とみられていたが、インターネットの発達でそうとは限らなくなった。

    年間で±2%に収まる年は47年のう

    0
    2019年03月06日
  • 戦略の世界史(上) 戦争・政治・ビジネス

    Posted by ブクログ

    軍事や国家的な戦略に限定するのではなく、そもそも戦略という曖昧なものがどう生まれ発展してきたのかを、チンパンジーや旧約聖書から始まって宗教や社会思想など広範に抑えた歴史の本。

    0
    2019年02月16日