樹なつみのレビュー一覧
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第1話から既に心を掴まれた。フィクションの国、ラギネイの王子マハティと偶然に出会い、愛し合ったNY出身のキャスリーン。たった1日の出会いだが、2人には一生忘れられない恋となった。
そして、そのたった1日の出会いが、年月を超えて主人公の花鹿の運命を翻弄することになる。
この第1話は個人的に、全巻を通して一番美しい物語だと思った(フレドの愛も含めて)。
物語の大筋は、王道の少女漫画なのだが、実際の史実も絡め、政治的な話が深く関わってくるので、ただの逆ハーレムものとは違い、物語にぐっと深みがある。
複雑に絡み合った話が、終盤につれてどんどん収束されていくごとに、作者の力量を感じた。
展開に多少のツッコミを入れつつも、物語の骨組みがしっかりしてある漫画というのは、やっぱり面白い。 -
Posted by ブクログ
マハティ編の完結と立人少年編(立人少年というよりは立人父編という感じ)。
セレイラはピュアですね。でも彼女も恋を知り、大人になり、切ない想いも知りましたね。マハティの美しさが目の保養になりました。
立人はちっちゃい頃から綺麗。そして可愛い。でもそれ以上に美しく、艶やかなのが立人の父・視意。あの溢れんばかりの色気は何だろう(笑)
次が最終巻。立人のその後が描かれるらしい。プータローではなくなるのね(笑)
樹さんの描かれる絵は細部までけっこう細かく描いてあって、それが美しい。建物とか衣装とか綺麗だなぁ~と見ていて癒される。美形な登場人物も多いし、読んでて本当に目の保養になります。次巻も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
今回は前巻までのマハティ編後編と、立人少年編の二本立て。
セレイラは本当に無垢で素直で可愛らしいお姫様だったのだなぁ…
平等とは言え、アレーナのことも本当に尊敬していたんだと思う。
樹先生は人のやりきれない恋心を描かれるのがとても上手ですよね。
ノエイの時もそうでしたが、決して悲恋にはさせない、そんな描き方が大好きです。
セレイラは心の底からマハティが好きで、またマハティも彼女を愛していましたが、セレイラはナイルにも恋慕の情を覚えずにはいられなかったのでしょう。ナイルもまた然り。彼らが結ばれることはなかったですが、きっと恋を超えた結びつきだったのだと思います。ナイルの最期には思わず涙してしまいました。
立人少年編は倣家長男・東施の長男、チェン視点のお話です。彼も倣家を出ていた身だったんですね。
まぁそれにしても立人のお父上、視意の艶やかなことと言ったら。
ひとつ気になったのはお母様、美麗さん。愛蔵版6巻の最後で描かれているお母様は黒髪で、雪華に似た姿なのですが、どうやらこの特別編で描かれているお母様は金髪…?15年前の設定ともなれば、先生もお忘れになったかもしれないですね^^;
いよいよ次巻は立人のその後のお話ですね。楽しみですが、今度こそ終わってしまうとは少し寂しいです。