伊東フミのレビュー一覧
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借りたもの。
夫婦間のコミュニケーションにおける障害の原因が生育環境に由来する“考え方のクセ”から起こっていることを提唱した一冊。
タイトルが以前流行った“男女(脳)あるある”な本のようで、本質はそうではないという切り口が斬新だった。
同著者が提唱する「愛着障害」に関する本を何冊か読んでいる。内容はそれとほぼ同じ。ただし、コミックになって読みやすいこと、マンガの絵の綺麗さ、可愛らしさで、家族間(親子、夫婦共に)のコミュニケーション不和の不愉快さが緩和される。
コミックは「不安型」と「回避型」に分類される夫婦のケースで進んでゆく。
それらを見ていると、生きづらさ、それに起因する後天的な精神疾患の根本には、機能不全家族――これはアルコール依存症や精神疾患が先行しているものではない――が原因だとつくづく思う。
例として紹介されていた『生きづらい3人のお母さん』に共感してしまう……
私の母は、この例でいう「回避型」に近く、私自身もそうだと思った。
親子間で引き継がれてしまうことを痛感する……
以前の同著者の本では「愛着“障害”」という表記だったものが「愛着“スタイル”」となっていた。障害という言葉のイメージから誤解を招きかねなかったためだろう。
しかし、こうしたスタイルが問題のある方向に進むと、境界性パーソナリティ障害など、深刻な事態になってしまうことを示唆。
克服のためには、やはり「安全基地」を自分で作らなければならない。
以前の本を読んでいて、私は自力でするのは困難だと思った。しかし、今回は「身近な他者の必要性」を明記している。そしてその人に依存するだけではなく、自分自身もマインドフルネスなどを活かして「安全基地」を作ることを提唱していた。
(安全基地を築くために他者は必要だけど、その人のコミュニケーション能力がカウンセラー並みとは限らないから、やっぱりリスクを感じる……)
このコミックの主人公・よう子は、冒頭から「私はいい母親」を演じていので、子供にも躾ではなく「おしつけ」をしているので、当初、気分が悪くなる……『毒親』とはこうして醸成されるのかも知れない、と思ってしまった。
愛着スタイルは様々あれど、それらは結局、「子供を見ていない親」だった。
精神的なネグレクト。 -
Posted by ブクログ
1巻は久世課長の変態の印象が強かったけど(笑)、今回はウェディングプランナーのお仕事エピソードの割合が多くて、久世課長の登場も最初と最後ぐらいだったので、全体的に普通に?お仕事小説として読めました。それはちょっと寂しいような気もしますが。新人の財前さん、いろんな意味で手強い相手ですが、彼女が言うような事を私自身言われたことがあるので、香澄ちゃんと同じで納得いくようないなかいような、悶々とした気分になったことを思い出しました。久世課長、本物の愛を自覚するのか。振り回される香澄ちゃん、かわいそうに。だからこんなこじらせ野郎より武内さんにしとけばよかったのに。
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Posted by ブクログ
"不安型愛着スタイル"と"回避型愛着スタイル"
私はまさに前者で、夫は後者に近いものがある。
自分のことばかりに必死で相手の傾向まで考える余裕もなかったので、今回特徴などを知れて良かった。
「心の安定基地をつくる」
本音の伝え方も聞き出し方も「回避型」向けに工夫すればいい。
できるだけ感情的にならない
✕ なんで〜!?
◎ どうして〜?(ほがらかに)
依存的に受け取られないような言葉を選ぶ
✕ なんで〇〇してくれないの!?
◎ 良かったら〇〇してほしいな〜ムリなら大丈夫!
事実に基づいて話す
✕ (どうせ〇〇なはず・・・)〇〇なんでしょ!?
◎ (わからないことは直接確認!)〇〇なの?
「不安型」の人は、相手に自分と同等のがんばりを求めがち。
「回避型」の人は、期待されること自体が苦手なので求めるほど逆効果。
↓
「私だったらこうするのに」ではなく、
「相手はどう思ってるんだろう」と考える。
(この人はこれが苦手。だからこうなのかも?など)
今、「自分が」「自分が」と特になってしまっているので、どうにか相手の立場や気持ちになって考えていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私にできることは、あなたの幸せを演出すること!
絶世のブスである自覚を持ち、それゆえに誰かの幸せな瞬間を演出したいとウェディングプランナーの仕事に励む北條香澄。異動してきた美形の年下上司・久世課長にいきなり求婚されるが——。
久世課長がどう考えてもひどい。いくらなんでもサイコパスすぎない? 本当に物は言いようだと思いつつ、主人公があまりにも挫けないので一気に読んでしまった。笑えるか笑えないか、ギリギリのラインを突っ走っている。ウェディングプランナーのお仕事小説としては、仕事のハードさも描かれていて、なかなか面白い。
外見については繊細なもので、確かに自分より美女のウェディングプランナーを嫌がってしまう花嫁の気持ちもわからなくはない。そして指名されるいわゆる"ブス"の気持ちも。どうして人は外見に拘ってしまうのか。外見を自分の自信に結びつけることができればいいのに、その呪いは解くのが難しい。主人公と久世課長の今後が妙に気になる物語。