輿水泰弘ほかのレビュー一覧
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7冊に及ぶシリーズ完結(?)
続編が出るかもしれないのでもし出たら追々読んでいきたいです。
しかし、この4下巻今までのに比べると相当厚くててこずりました。
その中で右京さんの姪も登場します。
家系なのか右京さんに似て一筋縄ではいかない印象の強いキャラクターでした
全巻読んでいって
亀山君別れる→復縁→結婚と
おそらくメインである推理以外の部分もしっかりと進行していってるし
感嘆には割り切れない複雑な心境の亀山君に感情移入してしまうこともしばしば。
そして、そんなあいぼうを気遣っていないようでしっかり気遣っている右京さん
最後までこの二人の絶妙な間柄がとても面白かったです。 -
Posted by ブクログ
冷静な判断力と考察力を持った、少し変な上司右京さん
事件を細かく推理し、その推理から犯人を自供させる
普通ではないぐらいすごい人だけども、何故か妙なところが抜けている。
そこを亀山君がうれしそうに指摘する場面で噴出してしまいそうになります。
5,6冊読んでようやく気づいたのですが
確定的な証拠がないのに犯人にカマをかけて自供させて捕まえる
このパターンが多い気がしました。だからこそ人間模様が豊富なんだなぁとも思いました。
いくら警察官でも、弁護士でも、なんか偉い人でも所詮は人間
失敗もするし、後悔もするんだとも思いました。
でもそこで反省しておけば犯罪なんて犯さないんじゃないかなぁとか思っ -
Posted by ブクログ
この巻は話がすごく進展します。
亀山君が特命係ではなく捜査課に移動したり、右京さんが警察をクビになったりします。
でもやはり右京さんは凄い人なので、特命係に戻ってくるんですけどね
あとすごく黒い話が多いです…
政治家とか企業とか、企業のお話は黒すぎて読み終わってもモヤモヤしました…
でもやめさせられたりするのが分かっていて、相手が政治家でも
物おじせずに犯罪を取り締まる姿はやはりかっこいいものがあります。
そして、最初で最後の3人目の特命係が入ってきたりもしました。
目も当てられないような行動もおこすけど一生懸命やるってのは大切なんだと思いました。 -
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この巻もとても面白かったです。
少女誘拐の話で、少女の両親の愛に飢えているから起こった狂言誘拐
犯人はいないけど元をたどれば親にも責任があると起こった右京さんはかっこよかった…
やはり事件の中に見え隠れする人情とかそういうものがこの本の面白い部分でもあるんだなぁと再確認しました。
そして意外にいい奴だった伊丹さん、いつも「特命係の亀山!」と目の敵にしてたのに
大けがしたと聞くと心配したりする、ツンデr…心の底から憎んでるなんてそうそうないんだと思ってしまいます。
でも事件では憎しみであふれている事も多い…
人間の感情は一筋縄ではいかないとでも言いたそうな、このバランスがすごいと思いました。 -
Posted by ブクログ
内容:捜査一課の目の敵になりつつもがんばる特命係
感想:もう相棒シリーズで攻めていこうと思いますw
もう結構な数の推理小説を読んでいるんですが
未だに一切展開が読めません。面白すぎます。
亀山君が右京さんに諭されながら推理していく時に
読んでる本人も亀山君の視点で「ああそうだったのか」と
分かりやすく、それとなく教えてもらえるのも面白いです。
あと、映画にもなっている鑑識課の米沢さんもいい味出してます。
この小説ではサインをもらってもらう代わりに特命係に協力してましたw
こんな縦社会の警察でもお構いなしな所も相棒の魅力のような気もしてきました
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内容紹介
「相棒」初の元日スペシャル放映となった大作「汚れある悪戯」、初めて血縁者が登場し右京のプライベートな部分が伺える「天才の系譜」、幸子という名の不運な女の起こした事件の顛末をコミカルかつ温かく描く「ついてない女」、警視庁内での青酸カリによる毒殺事件という前代未聞のテーマを扱った「桜田門内の変」など、ますます充実を見せる「シーズン4」後半の11編をノベライズしたシリーズ第8弾!
内容(「BOOK」データベースより)
シリーズ初の元日スペシャルとなった大作「汚れある悪戯」、血縁の登場で、右京のプライベートが珍しくうかがえる「天才の系譜」、警視庁内での毒殺事件という前代未聞のテーマを扱っ -
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内容紹介
時効の陰にかくれた被害者遺族の怒りと哀しみを描き、「相棒」全話のなかで最も評価の高い「ありふれた殺人」。死んだ浅倉禄郎がまたまた登場し、ファンを喜ばせた「大統領の陰謀」。尼寺を舞台にホラー調で始まり、次第にトランスジェンダーをめぐる深刻なテーマに発展する大作「異形の寺」など10編を収録。社会派ミステリとしてリアリティを追求する「相棒」の真骨頂を堪能できるシリーズ第6弾!
内容(「BOOK」データベースより)
時効の陰に隠れた被害者遺族の哀しみを描き、シリーズ最高作とされた「ありふれた殺人」、死んだ浅倉禄郎が登場しファンを喜ばせた「大統領の陰謀」、尼寺を舞台に人間存在の深刻なテーマ