杜真琴のレビュー一覧

  • ハイスクール・オーラバスター セイレーンの聖母

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    懐かしい

    希沙良好きさんが他にもいらっしゃるみたいで嬉しいです。
    昔紙で読んでました。
    希沙良の出生に纏わる家族の話、それ故の十九郎との関係は読んでて切なくなりました。
    皆幸せになって欲しいと思える作品です。
    十九郎の名前の由来はウケましたw

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    2021年06月01日
  • ハイスクール・オーラバスター 星を堕すもの 前編

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    里見十九郎の魅力と狂気が、これでもか!!!!!!と詰め込まれた前後編。
    何よりこの、超美麗な里美十九郎の表紙が全てを物語っている……。

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    2015年11月30日
  • ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない

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    表紙が謎にファンシーですが(苦笑)私にとって大事な作品です。20年以上たっていますが、まだ未完です。
    心が弱った人の体をのっとる「妖の者」と、それを食べる「空の者」(俗にいう神様的存在)と、それに参加する不思議な力をもった高校生たちの戦いの話。

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    2015年03月24日
  • ハイスクール・オーラバスター 星を堕すもの 後編

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    十九郎が攫われた事件の続き。

    術者と道者、そして忍がそれぞれの遣り方で(一族の体面を保ったまま)十九郎を救済する為に奔走する。

    その中心は希沙良。前巻の出来事で、十九郎への依存から抜け出そうとする希沙良の繊細な内面描写が本当に切ない。十九郎を「世界中の最後には他に何も選べない」と言い切ったり。他にも、本家中枢に食って掛かる冴子、希沙良に寄り添う亮介、あちこちに出没する諒など、その人らしい展開や態度でお話は進んでゆきます。

    明らかになる七瀬本家の闇。
    オーラバの醍醐味の一つに人と人との関係性があるけれども、希沙良と十九郎の関係はこの後どう変化してゆくのか。最新刊でも決着が着いていないだけに

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    2010年11月27日
  • ハイスクール・オーラバスター 星を堕すもの 前編

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    シリーズ第12冊目(番外編含む)。第2期始まりの巻。

    忍が勝呂との休戦協定に向かう中、亮介達をある事件が襲い、更には十九郎が何者かに攫われてしまう。

    忍だけでなく十九郎も不在=初めて指揮官がいない状態で、事態の打開へと走り出す術者と、彼らとひとまずの協力体制を結ぶ道者。しかし、一真の歪んだ十九郎への尊敬心が、希沙良への痛切な非難へと変わり、事件の解決への足枷となる…。

    「天冥」を乗り越えて獲得されたそれぞれの関係性と、「天冥」から引き継いだ、七瀬本家の闇だとか、冷静なようで感情的な一真だとかの要素が混じり合って、今回も痛切で必死な物語になっています。

    鋼鉄の精神を持つが故に、時に無謀と

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    2010年10月12日
  • ハイスクール・オーラバスター 天冥の剣4

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    第一部の完結編。10年ぶりに再読して、深夜なのにひとり泣いてしまった。どんな時でも「いつか誰もが幸せに」と願う亮介が、伽羅王・斎伽忍の復活を目指し、読者の想いも背負って仲間と共に走り出す。

     いつか忍がいなくなること位分かっていたという冴子、「お前の願いなら全部叶えてやる」と十九郎に言い、更なる強さを目指す希沙良。行方不明の諒、「死ねたらどんなに楽かと考えることはいくらでもある」と言い放つ十九郎。そして、誰に強制されるでもなく、自分の意志で中和を発動させようとする亮介。

     それぞれの本気が苦しい、でも読まずにはいられない巻。

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    2010年04月16日
  • ハイスクール・オーラバスター 天冥の剣3

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    「天冥」編佳境の巻。2巻の終わりで遂に起こってしまった、シリーズ最大の悲劇。そしてその解決の為に術者達はそれぞれ動き出し、或いは立ち止まってしまう。

     忍と九那妃のシーンとか、桜舞う中の忍と冴子と諒とか(このシーンに、この3人の関係が凝縮されている気がする)。
     (滅茶苦茶になってしまうんだよ。俺のせいでおまえは)と一人、希沙良へ心中で呟く十九郎とか。

     それぞれの言動がみんな「らしく」て、真摯で、切ない。一筋縄ではいかない若木カラー満載の、魂のファンタジー。

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    2010年03月29日
  • ハイスクール・オーラバスター 天冥の剣2

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     「地涯編」の謎の多くと、「ディアーナ」からのこんがらがった人間関係が一段落する巻。しかし、この巻の最後には、シリーズ最大の悲劇が待ち受けている。

     名台詞・名シーンが多すぎる、私にとって大事すぎる本の一冊です。忍とあの敵との対決場面だとか、諒と十九郎の、馴れ合わないようで労わりあうような絶妙な距離感の会話とか。諒と亮介の再会とか。十九郎と忍とか。

     文体も大好きです。痛くて切ないけれど、確かに「青春の輝き」を感じる一冊。

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    2010年03月19日
  • ハイスクール・オーラバスター 天冥の剣1

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     「ディアーナ」での苦しい結末が重く尾を引く巻。六本木を中心に「吸血鬼殺人」が起きたり、工藤かおるなど新しい登場人物が出てきたり、大きな動きはほとんどないけれど、「天冥」編の始まり、新たな謎を感じさせる巻。術者それぞれの立ち位置とか関係性が違って、それが魅力的でもあり、苦しくもある。

     アクション・ファンタジーと銘打ったシリーズではあるけれども、自分はむしろ、オーラバの真骨頂はこの感情のぶつかり合いだと思うのですがどうでしょうか。決して単純な図式にはならないフェンタジー。

     シリーズ通しての主人公・亮介の望み「みんなが幸せに」を、私も願わずにはいられない、剥き出しの青春のくるしみが詰まった

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    2010年03月11日
  • ハイスクール・オーラバスター 炎獄のディアーナ(後編)

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     それぞれの想いが痛い本。重傷を負った諒。行方不明の冴子と忍。十九郎は、忍の代理を果たそうと奔走する。なんだかんだ言いつつ、術者を守る希沙良。自らの意志で中和を起こそうとする亮介。

     みんな立場が違う。妖者との戦いの本なのに、前半は特に、そう言った術者の内幕の話が書かれていて、それが妙にリアルで、切ない。十九郎と冴子の、「冴子の正体」について語るシーンとか、後の「烈光の女神」とかを読んでから再読すると、またもう一段意味が深まったり。

     キャラそれぞれがどうしようもなく本気で、読んでいるこっちも亮介と同じように「みんな幸せに」と願うから、尚更この、なんとも苦いラストは哀しい。

     「最後には

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    2010年03月02日
  • ハイスクール・オーラバスター 十字架の少女

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    かつて家庭の問題から妖者を呼び込んでしまった諒。彼の家族は、諒が引き起こした発火によって喪われてしまうが、妹の彩だけはなんとか助かっていた。しかし、彼女には事故の後遺症が…。

    彩と軽井沢で合宿をすることになった諒、亮介達。前作までのアクション路線から一変、過去の罪に足掻き、鬱屈した諒と、それを忸怩たる思いで見守る亮介の心情が物語の中心を占める作品です。

    単なるサイキック・アクションに留まらない、ヒリヒリして、デリケートで、それでもなんとか希望を探そうと足掻く登場人物の描写の深さが、若木作品の最大の魅力だと思う。


    好みの分かれそうな巻ですが、自分は好きだな~。今読むと、牙が冴子を忍と間違

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    2010年01月13日
  • ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない

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    現在約20冊続く、激動のシリーズの第1冊。

    オーラバスターは、中学校の図書室で出会って以来、自分の好きなシリーズ不動のNO1にもう十年以上居座り続けている、大好きなお話です。

    単純な敵味方に分けられない人間関係。非常にデリケートな高校生の主人公達の立ち位置。魂を砕くような文章。

    そのどれもが、自分が今まで読んだ、どんな他の小説とも違う魅力です。



    この1巻はまだまだ序盤で、大分ライトだけれど(表紙も)、本当に、多くの人に、読んで欲しい物語。

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    2010年01月02日
  • ハイスクール・オーラバスター 十戒

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     小6くらいのカブれやすい時期に出逢ってしまったのがいけなかったのかもしれません。私の人生を決めた作品と言っていいと思います。
     思い入れがありすぎて上手く感想をかくことがまだできないでいますが、オーラバを読んだのがこれが初めてだったので、どうしても希沙良が好きで里見が嫌いです。いや、十戒の頃は里見は好きだった。セイレーンですね、嫌いになったのは…。
     サイキック系というか超能力モノというか、とにかく現代の高校生が普通に学校とか行きながら悪(?)と戦う、っていう、そういう「自分ももしかしたら」的な波に飲まれてしまい、それから本当にこういう話が好きすぎます。今はあんまりみなくなってしまいましたが

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    2009年10月04日
  • オーラバスター・インテグラル

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    オーラバ本編も好きですが、長すぎて読み返すのとかが無精者の私には大変つらく、インテグラルは基本短編形式の上、番外で主人公も違い、作風も違う感じで・・・・なんというか、こっちのほうが実は個人的に好きです

    そしてこれは更に杜さんの透明感のあるイラストで漫画になってて、ますます惚れてしまうとゆう^^

    忍さんより三島さんのがかわいい気がするのは私だけですか?(笑)どっちもおなじひとなのに・・

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    2009年10月04日
  • ハイスクール・オーラバスター セイレーンの聖母

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    ハイスクールオーラバスターシリーズ第2弾。これを読んで……この作者ってすごいと思った。コレを読んでオーラバにハマった。前作ではワキで登場していた希沙良と十九郎がメインの話で、希沙良の誕生のいきさつ、2人の生い立ちの傷、依存関係が描かれます。今の関係をシンドく思いながらも断ち切ることは出来ない……従兄弟の葛藤はこの巻に始まる!!! 従兄弟LOVEのわたしにとってはとっても大事な巻vv

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    2009年10月04日
  • ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない

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    文庫のあとがきを篠原一さんが書いている。あとがき読んでボロ泣きしたのなんて初めてだった。鷲づかみにされた気分だった。

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    2009年10月07日
  • ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない

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    原作のほうは未読です。諒と希沙良がときどき混同したりもするのですが、絵柄は好み。心の内の描き方も好きです。同年代なら強く共感できるんじゃないかと思います。

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    2013年06月21日
  • ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない

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    オーラバ最高。希沙良と十九郎のせつない関係が読んでて泣けます。最初は希沙良が依存してるんだけどどんどん立場が変わるところがホントに新鮮。

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    2009年10月04日
  • ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない

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    大好きなシリーズのひとつ。言葉の選び方が真剣で、本気で、全力で書かれていると思う。登場人物たちも真剣で精一杯に生きている感じ。里見編の完結を望みながらも、読むのが怖い。

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    2009年10月04日
  • ハイスクール・オーラバスター 星を堕すもの 後編

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    後編。とにかく、これは希沙良がいい。切ない。初見から10年以上経っても泣ける一冊。
    希沙良には幸せになってほしい。もちろん、十九郎にも。ホントに。

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    2009年10月04日