椙本孝思のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
うーん……
一冊で纏めるためか、展開が早い早い。
それもあって、あんなに皆がみんな、怪メールの内容を信用して動くかな~と感じたり。
あと実行犯として考えるなら、主人公も二人殺しちゃってるので大概でしたね。
原作者の小説なら黒彦シリーズの方がコミック向けかと。 -
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友人の兄に呼ばれて訪れた、奇妙な名前の村。
そこで起きる、惨劇。
旧家に遺産相続に、雪に閉ざされてしまっている村という
ミステリー王道がぎゅぎゅっと詰まった設定でした。
と思ったら!? な展開になってしまいましたが。
上に立っているからこそ、気が付かなかったのか
そうするのが普通だったのか、と聞かれたら後者かと。
人の平和と自分の平和は違うもの。
平等に幸福があるのなら、どこからかもらわねば
多く摂取できないもの。
まざまざとそれを見せられた気分です。
しかし最長老たる彼女は、あれを渡して
どうするつもりだったのか。
途中どころでなく参加した兄が、飲んでしまえば…とか
思っていたのでしょうか? -
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マンションの一室で中年男性のバラバラ死体が発見される。
胴体の下には大きな皿が置かれ、ご丁寧にフォークとナイフまで用意されている。
さらに、頭部は電子レンジで「調理」されていた…。
(と、のっけから、グイグイと引き込まれる)
刑事部捜査一課特捜係の佐築勝道らの捜査で、被害者は現役警察官であることが判明。
さらに、もう一人警察官の遺体が、冷蔵庫に押しつぶされた格好で見つかる。
二つの現場には、ある企業の社章が残されていた。
その企業は、古くから街を支配するある一族だった。
「刑事」たちが殺人犯を追い詰めていく、その過程は「警察小説」なのだが、クライマックスにはひねりのある仕掛けが用意されている。
その仕掛けは、好き嫌いがあるかもしれないが、確かに驚かされた。 -
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このシリーズをミステリーなどと思ったらいけない。
あくまでミステリー的なライトノベルなのだから。
完全にキャラ読みをしている身としては、ミステリーに分類することも迷ったほどで・・・。
シリーズ第3作目となく「露壜村事件」は、ほとんど犬神清秀の出番はない。
「えっ?いまごろ?」と突っ込みたくなるくらい後半に、申し訳程度に顔を出す程度だ。
それでもしっかりと謎を解いてしまうあたりは、イヤになるくらい小説的なのだけれど。
いつも通りに今回も果菜のかわいさが炸裂している。
白々しい計算もなく接してくる果菜に対して、中途半端に男らしい黒彦がなかなか笑える。
それにしても帯に書かれている「ミステリへの挑戦状」という文面。
煽り文句としてはいいのだろうけれど、「帯にある言葉を信じちゃいけない」を経験できるという・・・微妙な面白さを感じた。
書店で帯買いをしてはいけない!!とつくづく思う今日このごろ。
果菜が好きすぎてシリーズ全巻を買い続けている自分が言うのも説得力がないけれど。
とにかく、読みやすさだけは抜群だった。
短時間で読破できるのは間違いない。 -
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犬神清秀・果菜兄弟と白鷹黒彦が出会った最初の事件である。
正統派のミステリーではないけれど、何しろ主要な登場人物の設定がSF的なので軽いタッチで読みやすく、魅力的ではある。
もしも椙本さんがもっと多彩な表現力のある作家さんだったら、もう少し違った方向へと行けたのかな・・・とも思ったけれど。
これは、名探偵でも解明できな事件のような。
もはや推理の範疇を超えたところに事件の真実があるという、とんでも結末なのだから。
ミステリーっぽいライトノベルという表現がいちばんしっくりとくる。
果菜のキャラクターがとにかくいい。
可愛くて無邪気で純粋無垢で、天真爛漫を絵に描いたようなキャラクターだった。
黒彦とのやりとり、魔人館に閉じ込められた人たちとのコミュニケーション、兄・犬神へ甘え方。
どれもが愛らしくて、果菜に会いたいがためにこのシリーズを読んでいるような気もする。
物語とはまったく関係ないけれど、表紙に描かれている果菜が自分が思っていたイメージと違いすぎてちょっと残念な気が・・・。
犬神もちょっと違うような・・・。
黒彦はまあこんなものかなと。
カバーイラストを描いてくださった人、勝手気ままな感想でごめんなさい。 -
Posted by ブクログ
椙本さんの作品はこれで読むのは何作目になるだろう。
何故かいつも何かが物足りない。
設定自体に説得力がない。
第一の自殺?はどうしても必要だったのか。
犯人の中にある憎しみや復讐心は理解できる。
だが、何の罪もない人間を復讐のために死に追いやることができるのか。
犯人を信頼し、協力までしてくれた女生徒を。
どんなにひどいことを平然とする人間はたしかに悪い。
だが、信頼しきっている人間は騙して殺すことのほうがもっと悪いのではないか。
誰にでも大切な人はいる。
かけがえのない人を理不尽に奪われたとき、憎しみのあまり復讐を誓うこともあるだろう。
けれど、そのために無関係の人間を巻き込んでいいはずがない。
巻き添えになって死んでいった人を、大切に思う人々がいるのだから。
動機に説得力がなさすぎる。
どんなに憎しみが強かったとしても、信頼関係にあった協力者を復讐の手駒として殺してしまう人間がどれほどいるだろう。
たとえ小説の世界が虚構だったとしても、もう少し上手に騙してほしい。
せめて作品の世界に入り込める程度には…。 -
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ネタバレ迷探偵・白鷹黒彦の事件簿第1弾。
嵐により外界から隔絶された洋館。そこで発生する連続殺人事件。舞台設定としては申し分ない。
圧倒的な暴力により殺害される被害者たちは悲惨です。とても大掛かりな、そして、極めて凶悪なトリック。想像の上を行く驚愕の犯人像に唖然とする。
ちょっと頼りない迷探偵・白鷹黒彦の暴走気味の推理。謎の多い博士・犬神清秀と天然キャラのその妹・果菜。彼らが程よいスパイスとなっているバカミス的ストーリーが、読んでいてハラハラさせられ、思いの外楽しかった。
私にとっては、村崎友著『風の歌、星の口笛』以来の大がかりなトリックに出逢ったという印象です。 -
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黒彦と犬神兄妹のシリーズ4作目。
孤立する城内部と大掛かりな仕掛け。
ちょっとパズル解きのような面白さはありましたが、
トリックとしては割とあっさりめでした。
最後の最後に分かる事実だけはちょっと意表を突かれましたが。
シリーズ通して「香具土深良」が落とす影のようなものも薄まって、
全体的に浅い感じでした。
今回、主人公たちの間に若干甘い空気が流れます。
誰と誰かはここでは書きませんが、
個人的には要らないと感じました。
コメディタッチの会話が面白いのは良いですが、
ラブコメにはして欲しくないので・・・。
いや、次回作以降の為の伏線として必要なのか・・・?
犯人の境遇は同情に値するけど、
犯行に至る動機と過程が唐突過ぎました。
幾ら何でも人間そこまで短絡的じゃないと思う。
他にもすることできることがあった筈と、どうしても思ってしまう。
それとも、短絡的思考もその境遇故ということでしょうか。
深読みし過ぎか・・・。
兎も角、最後の急転直下以降、残念感だけが残りました。 -
Posted by ブクログ
読書録「バジリスク」3
著者 椙本孝思
出版 角川ホラー文庫
p91より引用
“「人は不安に駆られると間違った決断をし
てしまいがちだ。また正しい道に進んでいて
も悩みは尽きない。だけど不安がなければ自
信を持って行動できる。それに、もしその決
断が間違っていたとしても、決して後悔せず
に先へと進めるんだ。」”
目次から抜粋引用
“生物教師
隣人監視
人喰屋敷
徘徊老人
寄生生物”
人々の回りで起こる猟奇事件の、その原因
を求める男を主人公としたバイオホラー小説。
連作短編集。
夏の休日のキャンプ場、ゴミを捨てに行っ
た少女が、みつけた小動物についていった先
で見たものとは…。
上記の引用は、占い師をしている時の主人
公の一言。
物事を進める上で大切なのは、気の持ちよう
なのかもしれませんね。
決断を占いに委ねてしまうのはいかがなもの
かと思いますが、景気付けに上手く使うこと
ができたら、有効なのではないでしょうか。
ホラー小説ですが、タイトルでおおまかに
見当がついてしまう感があります。
せめてサブタイトルは、表紙に書かなかった
ほうが良かったんじゃないかなと思うのです
が…。
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Posted by ブクログ
最近の館は動くな〜。しかも、これ見よがしに動くな〜(笑)。
館物愛好家としては、見取り図を見れば「さて今回はどこが動くのかしらん」と推理するのが楽しみではありますが、今作はまさかの「登場人物達に、城に仕掛けられたトリックが示されている」という前提条件が与えられています。
ふむふむ…ソコが動くと示しておいて、実はココが動くんじゃないの?!と穿った見方しかできないミステリスキーは考えるわけですね、もちろん( ^ω^ )←
そう邪推しながら読み進めて行くと、何だコレ以上の発展は無しか…と見せかけておいて、ところがどっこい!←なオチが待っていました。ああ〜そう裏切ってくるのね〜(笑)。これって、もしかしなくてもアンフェアなタイトルよねえ(笑)。
館愛好家にとっては非常に挑発的なトリックです。そうか、こういうアプローチもあるのか!とちょっと感動しました。これは、数多の種類の館に触れたことのある人にしか書けない館な気がするなあ。
そして今回も、天才博士は最後の最後で美味しいところ独り占めです。煩雑な説明は黒彦くんに任せておいて、自分は優雅にオオトリをかっさらう(笑)。いつもどーり!
今回はちょっと事件発生までの導入がまだるっこしかった気がするけど、最後の最後で黒彦くんたち生存者が見た景色が素敵なネタバラシだなあと思ったのでノープロブレムなのです( ^ω^ )←
美術品の収集家として名高い実業家が建てた奇妙な城、幻双城。
その城に収蔵された美術品の制作者の子供達が、二代目城主に招待された。時間になっても姿を表さないホストに不信感を募らせる客達。そして、広間の柱時計が鐘を鳴らし終わった途端、悲劇の火蓋は切って落とされた!
動く城、次々と発見される死体、姿無き殺人者…閉じ込められた黒彦とハテナは、凶行を止めることができるのか?