椙本孝思のレビュー一覧

  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    『呪いというものはあり得ない現象ではない。それはただ、現代の科学や常識では解明されていない法則のひとつに過ぎないんだよ。

    地震、雷、火事、大嵐。疫病、奇病、難病、死病。かつて神の怒りや悪魔の呪いと恐れられていた現象も、今ではすっかり解明されてしまった。

    でもこれで全てではない。より複雑な法則性を、持った現象は、未だ呪いとして残されたままなんだよ。』

    良かった。物語世界を一気に破壊する最高の完成度!

    ただし、館ものとしては変化球だった。
    やっぱ館ものは綾辻行人、周木律くらいのクオリティが欲しいなぁ。

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    2015年11月09日
  • 幻双城事件 仮面の王子と移動密室

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    ミステリです!SFではありません
    本来だったら高校生デビューみたいに
    新しい世界を築こうとしただけなのに
    汚い思惑を抱いたやつのせいで凄惨な
    事件になったんだよね・・・残念

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    2015年01月22日
  • 天空高事件 放課後探偵とサツジン連鎖

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    シリーズ2作目。
    今度の舞台はクロちゃんの通う学校です。クロちゃんとハテナの進展しない関係にやきもき。
    まぁ今回も事件の種についてはあえてコメントしません(笑)むちゃくちゃですけんの(笑)

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    2014年01月10日
  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    読み進めて行く度に、もしかしたらこの人が犯人かな?と想像するけど、結局最後までわからずに結末を迎えて、その犯人もあまりに衝撃的でした。黒彦と同じ台詞をあなたも言うはず。

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    2013年12月15日
  • 魔神館事件 夏と少女とサツリク風景

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    このオチはたぶん誰にもわからないんじゃないかと。
    犯人は誰だろう?と読みながら考えるが、オチを読んで口ポカン…。
    しかし、登場人物は魅力的。
    主人公の、素人が頑張って推理する感じが個人的には好きです。
    普通の人が探偵のマネをしたらこうなるよね、と現実味があります。

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    2013年12月15日
  • 魔神館事件 夏と少女とサツリク風景

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    魔術にとり憑かれた建築家が建築し、その直後館内の一室でその建築家が自殺を遂げた洋館「魔神館」。
    その建築家を崇拝し、自らも建築家である現在の館の主人に呼び寄せられた11人の人々。
    主人を含め、彼らは十二星座それぞれ異なる星座の生まれ。各々の部屋には星座の名が冠され、玄関ホールには巨大な魔神像を崇めるように十二星座を表す像が配置されている。
    折からの台風で陸の孤島と化した館で幕を開ける殺人。
    同時に星座像も一つまた一つと壊されていく…
    もう、こってこての館ミステリ、嵐の山荘で読んでいて嬉しくなりましたよ。
    最後の謎解きの意外さとぶっ飛び感は賛否両論ありそうですが、僕は大好きです。
    その謎解きのあ

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    2013年07月10日
  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    好きだわー、このシリーズ。
    果菜がピンチで「終わってまう!?」と心配したが、杞憂。
    新しい姉妹も登場し、まだ続いてくれる予感。楽しみ。

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    2013年04月05日
  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    果菜を一生懸命守ろうとするクロちゃんとクロちゃんのことが大好きな果菜の二人がとっても可愛い。いつまでも見守っていてあげたくなります。神楽ちゃんのねじれ具合がまた何とも可愛らしかった。シリーズ3巻読み進めてきてふと、思った。実はクロちゃんも博士が作ったロボットだったりして!?なんてことを。。。でもそうだったとしても、そうでなくても、もう驚かないぞ!!

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    2013年02月07日
  • 読んではいけない殺人事件

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    読み始めると分かるタイトルの意味。何かを頼るとそれがなくなったとき誰を信じたらいいのか分からなくなる。最後まで面白くて驚いた1冊。

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    2025年10月22日
  • 読んではいけない殺人事件

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    ネタバレ

    ウザさが無い。まぁ満足。主人公の行動や精神面に対して思う人もいると思うが、小さい頃から心が読めてきた中急になくなるというのは確かに不安定になる部分があるとわたしは感じた。久しぶりにいいなと思う本だった。

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    2024年12月05日
  • 迷探偵・黒彦シリーズ【4冊 合本版】 『魔神館事件 夏と少女とサツリク風景』~『幻双城事件 仮面の王子と移動密室』

    購入済み

    面白かった

    黒彦は名探偵なのか(笑)
    推理を披露しますが少し惜しい!
    今度は当たるのかと楽しみながら
    あっという間に読み終えました。
    続刊がないのが残念てす。

    #ドキドキハラハラ #笑える

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    2022年02月02日
  • へたれ探偵 観察日記

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    探偵を生業とする「フロイト総研」の不知火彩音(美女)と、柔井公太郎(通称ハム太郎)。日々、不知火の暴力に怯える柔井は日常生活もマトモに営めないほどのダメダメ人間。だが、非常に役立つ特技を持っており…。【鹿に食べられた息子】5階の窓から飛び降りた瞬間、姿を消した男性。窓の下には大きな鹿が…。【法隆寺に隠された制服】部室のロッカーから消えた女子高生の制服が、法隆寺の鐘の下に…【海なき奈良に、イルカの呪い】蘇我入鹿を切った国宝級の刀が大学から盗まれ、院生の死体と束の部分が遺跡で発見。刀身は何処へ?

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    2019年03月10日
  • ハイエナの微睡 刑事部特別捜査係

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    椙本孝思『ハイエナの微睡 刑事部特別捜査係』角川文庫。

    予想外の大仕掛けに驚かされた衝撃の警察小説。見事な仕掛けなのに、ストーリーと文章に粗さが目立つのが何とも残念。もう少し細部に拘っていれば大傑作だったに違いない。

    宗教都市・深石市で、五体はバラバラで頭部は電子レンジで加熱調理されているという過去に例を見ない凄惨極まる殺人事件が発生する。現場に駆け付けた刑事部捜査一課特捜係の佐築勝道は被害者が現役警察官であることを知り、事件の背後に巨悪の影を感じるのだが……

    タイトルの『ハイエナの微睡』が無理矢理っぽいし、美弥子に都を引っ掛けたのもあからさま過ぎるし、この辺りも含めてもう少し巧妙に細部

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    2018年08月06日
  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    こういう結末は「なし」なんだろうなと思っていた種類の結末の小説が読めて、嬉しい気分に。
    ハテナとクロちゃんの関係性もちょうどいい速度で進行しているのが心地いい。
    犬神さんの「空気読まないけど、空気に溶け込む」ところがツボでしょうがないです。
    早く次が読みたいな。

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    2018年02月25日
  • へたれ探偵 観察日記 たちあがれ、大仏

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    へたれ探偵シリーズ。相変わらずのへたれっぷりなのだけれど、へたれゆえの着眼点と観察力は実に見事としかいいようがありません。これと正々堂々とした探偵キャラは両立しえないのかしら(笑)。
    長年奈良に住んでいる私ですが、たしかに大仏様は立って歩きませんねえ。まさか! と驚愕しました。うーむ、見てみたいなあ、立って歩く大仏。これは実現不可能じゃないですよね?
    「通天閣のビリケン暗号」も面白かったー。この暗号、なかなかに難解だけれど。説明されてみるとなるほど! と膝を打つような出来ですね。しかし柔井の危機察知能力がとんでもないなあ……そのわりには、回避できないのがあまりに気の毒ですが。

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    2017年08月14日
  • 幻双城事件 仮面の王子と移動密室

    購入済み

    ほどよい感

    4冊続けて読みましたが、仕事で疲れた頭にほどよいリフレッシュになりました。
    軽く読めるのが良かったです。

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    2017年03月15日
  • へたれ探偵 観察日記

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    面白かった!
    これドラマ化したらヒットするよ
    しないかな?

    ハム太郎は可愛い系のジャニーズとかかな
    不知火先生は菜々緒さんなんてぴったり!
    あえての深キョンもいいな
    ドS臨床心理士にへたれすぎて人の顔が見れず、尻を叩かれないと動かないハム太郎なんて画面映えするよね

    絶対楽しいハズ!
    奈良が舞台なのも良いなぁ
    続編に期待したいー
    巻数重ねてドラマ化してほしいー

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    2016年09月29日
  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    閉鎖的な村の旧家で起こる殺人事件。当主の死、居合わせる相続人たち、奇妙な信仰、生き神様。雰囲気はたまらないですね。
    こんなのありかという真相ですが、意外性と斬新さは抜群。そして真相を受け入れさせる世界観と雰囲気がこのシリーズではしっかり描かれているのですよね。面白いです。
    がんばっている黒彦くんの空回りがもどかしい。ハテナのお姉さんまた登場してほしいです。

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    2015年11月01日
  • 幻双城事件 仮面の王子と移動密室

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    登場人物が多くて、若干人物把握がややこしいのと
    事件が起こるまでが長いことをのぞくと
    ミステリー好きにはたまらない記号(ギミック・アイテム)が溢れていて、
    ライトノベルとミステリーの中間くらいのつもりで読むと
    なんだかんだで楽しい作品。

    タイトルの名の通り、動く館が舞台なんだけど
    動きすぎて構造を把握するのに四苦八苦。

    なかなかよく出来ている作品だと思います。

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    2015年01月15日
  • 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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    隔絶された村に黒彦とハテナが行くことになって殺人事件に巻き込まれる!

    今回、兄が人間らしい感じが出ている

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    2014年11月22日