あらすじ
私立天空高校の校舎屋上から女生徒が飛び降り自殺をした。所持品は数千円と奇妙な鏡。騒然となる中、平凡な生徒・白鷹黒彦は、なぜか探偵部部長・夢野姫子に目を付けられ、事件を調査するはめに。風変わりな少女たちが集う探偵部、執拗に指導を繰り返す生徒会、裏サイトを管理する電子工作部……三つどもえの思惑が交錯する中、黒彦たちは恐ろしい殺人の連鎖にまきこまれてゆく――!? 黒彦と美少女・果菜の推理劇、再び。
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シリーズ2作目。
今度の舞台はクロちゃんの通う学校です。クロちゃんとハテナの進展しない関係にやきもき。
まぁ今回も事件の種についてはあえてコメントしません(笑)むちゃくちゃですけんの(笑)
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2作目にしてぐっとミステリーっぽくなりました。
主人公の黒彦くんがなんだかハーレム状態なのが、ちょっとラノベっぽくてアレですが、高校が舞台であることと、少し極端ともいえるキャラが登場するあたりも含めてラノベっぽいと言えますね。
個人的には銃が登場するあたりに違和感を覚えます。100%入手不可ではないにしても高校生が持つには不自然だし、物語的な必然もないように感じました。
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シリーズ2作目でようやく読み方がわかってきたというか
おそらくこのシリーズはミステリーとして読むよりは
ミステリー風味のライトな小説として読むのが
正しい読み方なのだろうと思う。
あまり細かいツッコミをいれても仕方がないし
そこは割りきって読むのが吉かと。
今回は学園ミステリー風味。
いい意味でいろんな小説の面白いところを
いいとこ取りして取り込むのがうまい作家なので
雰囲気は楽しめるし、キャラクターもよく動いていて
気軽に読む分には悪くない作品だと思う。
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「人間は侵略しないと生きてはいけない生物なのは知っての通りだ。何千年経っても本能は変えられない。世界平和も自己防衛の拡大に過ぎない。自分を守るために、前もって貧困地域や紛争地域を救っておこうとするんだね。誰かに優しくするのも結局、自分の身の心を守るためなんだ。」
パターンが全体的に前作と同じなので、いまいちかな。
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黒彦と犬神兄妹のシリーズ2作目。
前回は旅行先でしたが、今回は黒彦が通う高校です。
非日常から日常に戻ってきた筈の黒彦ですが、
またまた巻き込まれて探偵役へと押し上げられています。
前回の事件で知り合った幾人かとも再会。
黒彦の生活は再び不穏な空気に包まれます。
導入部では黒彦が個性的な探偵部の面子に引きずられる流れですが、
私は黒彦の主体性が無さ過ぎてちょっと不自然に感じました。
が、それを過ぎると後は最後まで一気に読めました。
最後まで犯人も分かりませんでしたし。
ただ・・・黒彦の視点で話が進むので主人公で間違いないのですが、
最後の最後で犬神(兄)に探偵として美味しい(?)とこをもっていかれ、
イマイチ影が薄いというか探偵役として中途半端というか。
主人公に感情移入して読むタイプの私としては、
どうもしっくりしません。
「世界最高の知性」たる犬神(兄)は慧眼だけど人の生死に興味なし。
一方黒彦は、探偵役に押し上げられて本人も事件解決を望むのに、
一高校生ではやっぱり力不足は否めない。
という訳で、前述のようなことになるのですが、
これが、このシリーズの特徴というか持ち味なのかもしれません。
ワトソン役のいないダブルホームズ・・・みたいな?
前回出てきた名前が再浮上で、果菜(はてな)のロボット疑惑や、
黒彦の両親の死など伏線っぽいものも保留のまま。
次回は何処へ行くのやら。
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前作の『魔神館』はオチが酷いものでしたが、今回はそれなりに納得の行くような終わり方をしました。
前作よりもコメディの要素が増えています。結構面白い場面も多くてよかったです。
終わり方も少し切ない感じでよかったと思います。
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学園ミステリへの挑戦として、十分に挑戦できているんじゃないかな。前作の登場人物が再登場するあたり、嬉しいものだ。次回作には、誰か再登場するのだろうか。
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面白かったので一気読み。クロちゃんの人間性に強く惹かれました。ハテナもすっごく可愛い。でもハテナって本当のところは何?とっても気になりますね。博士はいったい。。。?
次作が待ち遠しいです。
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1冊目を読んでいるのでストーリー展開はなんとなくわかっていましたが、何だろう…肩は凝らないのはいいんだけど、物足りなさも一緒に感じたし…
水仙さんに会ってみたい
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校舎から、女生徒が飛び降り自殺をした。
彼女は何か悩み事でもあったのか、という
おきまりの学校からの話。
同じクラブの生徒が犯人を~と駆けずり回りますが
まさかの犯人でした。
殺害内容もあれでしたし。
驚き以外なかったですが、性格を考えると
こっちに走っても納得、でした。
神出鬼没のように現れるお兄さんと『妹』に
こねって素晴らしい、と拍手したいものが。
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椙本さんの作品はこれで読むのは何作目になるだろう。
何故かいつも何かが物足りない。
設定自体に説得力がない。
第一の自殺?はどうしても必要だったのか。
犯人の中にある憎しみや復讐心は理解できる。
だが、何の罪もない人間を復讐のために死に追いやることができるのか。
犯人を信頼し、協力までしてくれた女生徒を。
どんなにひどいことを平然とする人間はたしかに悪い。
だが、信頼しきっている人間は騙して殺すことのほうがもっと悪いのではないか。
誰にでも大切な人はいる。
かけがえのない人を理不尽に奪われたとき、憎しみのあまり復讐を誓うこともあるだろう。
けれど、そのために無関係の人間を巻き込んでいいはずがない。
巻き添えになって死んでいった人を、大切に思う人々がいるのだから。
動機に説得力がなさすぎる。
どんなに憎しみが強かったとしても、信頼関係にあった協力者を復讐の手駒として殺してしまう人間がどれほどいるだろう。
たとえ小説の世界が虚構だったとしても、もう少し上手に騙してほしい。
せめて作品の世界に入り込める程度には…。
Posted by ブクログ
シリーズ第2作。今回の建物は黒彦が通う学校で…トリックは毎度の事ですが、一番ミステリーっぽかったかなと。犯人の動機はわからなくもないが、手段はもっと他にあったのではと…。黒彦達の学校生活が見れて楽しかった。
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ああ、このシリーズはキャラ小説なのね、と付き合い方がわかったシリーズ2作目。
非常にラノベっぽいです。アニメ化されたらどうなるというのが、容易く想像できます。というか、読みながら脳内にアニメが流れ出しちゃう感じ。
なんだかこのシリーズ、「◯◯に挑む」というよりは、「◯◯で遊ぶ」といった印象が強いです。評価は、そこを楽しめるかどうかにかかっているのでは。
私はなんやかんやで、次も読むと思います。
Posted by ブクログ
これは涼宮ハルヒのスピンオフですか?いいえ、推理小説です。ただし、すっっっごくラノベチック!
寧ろミステリーが来い!と言わんばかりのラノベ。そうか…そっちの世界観を強くしちゃうのか…(寂)。
私は涼宮ハルヒを20ページで読むのを断念してしまった人間なのですが、このキャラ達が非常にハルヒのキャラ達を彷彿とさせるということだけは何故か断言できます。正直、読んでてきっつい。ハルヒはキョン?の一人称がきっついだけだと思ってたけど、違うな…キャラのテンプレ造形がきっついんだな…そうか…。
でも、学園ミステリだし、前作でもこんなタッチの人物描写だったんだから、そこはこうなってもおかしくない、寧ろ自然なことなんですよね。ただ、前作では「既存の本格ミステリへの意欲的な挑戦」に見えた物が、今作では警察の介入もあるせいかも知れませんが、「そんな基本的なこと見逃しちゃいます?」と気になる粗が多々見受けられました。容疑者達も分かりやすいテンプレ。見目麗しい生徒会長に、ヲタクラブの部長にロリコン部員に、メイド服。そして可愛い女の子達は、感情の起伏が乏しい主人公に漏れなくいい感じな印象を持つ…と…。
なんという\(^o^)/テンプレ
いつもなら迷わず星2つを付けるところですが、星3つです。
何やかんやえっらそうに上では言ってますが、こういうミステリを書いて下さる作家さんがいることが、これからのミステリの可能性を広げてくれる気がして嬉しいのです。あと、テンプレで言ったら女性向けのティーンズ文庫だってそうだもんね。結局、私が年を取って楽しめなくなってしまった、ということなのだと思います~FIN〜
。・゜・(ノД`)・゜・。
黒彦が通う高校で、女子生徒が飛び降り自殺した。彼女が在籍していた「探偵部」の部長に何故か目を付けられた彼は、事件の調査を手伝う羽目になるが、やがて第二・第三の事件も発生。黒彦が夏休みに遭遇した「魔神館」事件で知り合った奇妙な兄妹も加わり、彼等は真相に近付いていくが…。