椙本孝思のレビュー一覧
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ヒロインが僕っ子、「やっふー」だの「はふー」だの、苦手な人、つまり私には受け付けない口癖を持つので読むのがしんどかった……。ストーリーは面白かったけど、トリックは割と早く解りました。それしかないじゃん!って感じ。僕っ子ヒロインを周囲の人間が無条件に受け入れ、可愛がってるのが不思議。かなり好みが分かれる性格だと思うけど。私だったら「うぜー」としか思わない。小学生ならまだ我慢できるけど、中学生でこのアホっぷり。天真爛漫って評されてたけど、実際に中学生でこんな子がいたら親を疑うよ。面白かったけど、いまいちという微妙な感想でした。でも続編、買っちゃうんだろうな。
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黒彦と犬神兄妹のシリーズ3作目。
携帯電話も圏外な陸の孤島。
年賀状一枚で呼び寄せられた見知らぬ土地。
公共交通機関は月曜日と木曜日にやってくる週2便のバスのみ。
部屋から荷物一式無くなって、客人と言われても・・・。
これって実質軟禁状態ですよね。
それだけで充分警戒に値すると思うんですけど。
様子を窺ううちに流されちゃったね、黒彦君。
村の高台に君臨するお屋敷が今回の舞台です。
黒彦君と犬神(妹)が村にやって来た日、
その一族当主のお葬式が執り行われていました。
そして次の日から一人また一人と惨殺されていきます。
最初っから怪しげな一族で、
探偵役(?)の黒彦君も雰囲気に飲まれちゃって、 -
Posted by ブクログ
黒彦と犬神兄妹のシリーズ2作目。
前回は旅行先でしたが、今回は黒彦が通う高校です。
非日常から日常に戻ってきた筈の黒彦ですが、
またまた巻き込まれて探偵役へと押し上げられています。
前回の事件で知り合った幾人かとも再会。
黒彦の生活は再び不穏な空気に包まれます。
導入部では黒彦が個性的な探偵部の面子に引きずられる流れですが、
私は黒彦の主体性が無さ過ぎてちょっと不自然に感じました。
が、それを過ぎると後は最後まで一気に読めました。
最後まで犯人も分かりませんでしたし。
ただ・・・黒彦の視点で話が進むので主人公で間違いないのですが、
最後の最後で犬神(兄)に探偵として美味しい(?)とこをもってい