J・D・バーカーのレビュー一覧

  • 嗤う猿
    3部作とは知っていたけど、嗤う猿のエンディングがあまりにも!だったので感想難しい…なんせなにもほとんど解決してないから。むしろこれは悪の猿と、嗤う猿上下くらいの緊密度だと思う。

    嗤う猿に関してはネタバレせずには語れないかな…

    明らかに親ないし姉の罪を娘や妹に償わせる形で綺麗に完結した前作からする...続きを読む
  • 悪の猿
    久々に一気読みするミステリーを見つけた。
    文中にも親切に登場人物のメモが出てくるが、それがなくてもわかりやすく読めた。
    いろんな伏線がちらばめられている事も十分わかったため今後が楽しみです。
  • 悪の猿
    被害者を誘拐し、その家族の元へ切り取られた耳を送りつけ、次に目、最後に舌を送りつけるという全米を震撼させている連続殺人鬼「四猿」。
    その四猿 = 4MKの自殺から物語は始まる。新たな被害者のものであろう新鮮な耳が入った小箱と共に。
    4MKの過去を追体験させる日記と、リアルタイムで監禁されている少女を...続きを読む
  • 猿の罰
    良かった点
    ・前2作の伏線やアンソン達の目的が丁寧なものも雑なものも含めて解明されている
    ・長いけど、沢山の視点が入り混じるので飽きない

    ちょっと疑問に思う点
    ・ウェルダーマンとストックスは具体的にいつ殺害されたのか(日記での描写はヒルバーン夫人の証言から否定)
    ・何故ウィーゼルやティーガンはサム...続きを読む
  • 猿の罰
    #猿の罰
    #JDバーカー
    #富永和子
    四猿シリーズ三部作、完結編。
    前作『嗤う猿』から、ノーブレーキのまま今作に突入。
    起・承は『嗤う猿』で済ませてるので、
    ひたすら「転」「転」「転」
    もはや、何がどうなってるのかわからなくなる。
    ???頭はパニック寸前。
    内容は何を書いてもネタバ...続きを読む
  • 嗤う猿
    #嗤う猿
    #JDバーカー
    #富永和子
    前作『悪の猿』でもそうだったけど、速攻で物語に入り込む。
    今回は700ページのボリューム。
    『厚いな…』と思ったけど、
    5ページで入り込み、50ぺージには引き返せないところまでのめり込む。
    あとはラストまで一気。
    前作同様、捜査のシーンと被害者のシーンを交互に繰...続きを読む
  • 悪の猿
    #悪の猿
    #JDバーカー
    #富永和子
    猟奇殺人鬼と、
    それを追い続ける刑事との、
    緊迫した駆け引きが味わえる、
    ノンストップ刑事小説。
    犯人の日記のパートと
    現実の捜査のシーンが交互に進む構成で、
    どんどんページが進みます。
    圧倒的なリーダビリティ。
    中だるみ無しの最高に面白い本でした
  • 猿の罰
    「四猿」三部作最終巻。また死体がいくつも現れる。刑事ポーターがまさか真犯人なのかと疑わせる状況に。そして怒涛の展開。話がややこし過ぎてうまく説明できないけれど、興奮、面白かった。


    ※以下ネタバレ

    ポーターが聞いた自白は、ポーター自身の記憶喪失が疑われ、裁判でビショップは無罪になる。犯罪はビショ...続きを読む
  • 嗤う猿
    「悪の猿」の続編。凍った池で殺された少女が発見され、また別の少女が行方不明になる。読者はある男が彼女を監禁しているのは分かるがそれが誰だかは分からない。逃亡中のビショップの仕業なのか。事件を外されたポーター刑事、シカゴ市警、FBIが別々に捜査を進めていくと分かる意外すぎる真実・・・

    うおー!ラスト...続きを読む
  • 猿の罰
     『悪の猿』『嗤う猿』に続くノンストップ・スリラーの三部作完結編。三作でワンセットの巨大なストーリーとなっているため、一作目から読んで来ずにいきなり本書を手に取ってしまうと大変なことになる。要は続き物なので、ここから読んでも何のことやら何もわからないだろう。そのことを最初に断っておきます。注意書き付...続きを読む
  • 嗤う猿
    罪な本、、。700ページもあるのに、止まらず2日で読むことに、、。たった4日の出来事、視点が変わるたびに目まぐるしい展開となり、お話を追わずにいられなくなります。最後の方は驚きの展開で、もう誰が誰やら、、。彼の日記で明かされる驚きの事実、登場人物がここに集結し、これから何が起きるのか否応なく期待が高...続きを読む
  • 悪の猿
    ちょっと間があきましたが、再開してからは一気読みでした。いやはや、大変にスリリングな展開です。すごい家庭に育ったものですねえ。最終的に極悪人成敗が目的だったようですが、それまでの犠牲者にもきっと意味があるのでしょう。ラストも非常に象徴的。そういうことを解き明かしてくれそうな続編、否応無く期待が高まり...続きを読む
  • 嗤う猿
     猿のシリーズは三部作だったとは知らなかった。これは三部作の二作目なので、はっきり言って前作を読まずにこれだけ読んでも意味がわからないと思う。否、前作を読んでも本書の意味はわからないかもしれない。今秋に最終作が発表されるとのことで、巻末に最終話の最初の数ページがサービスで紹介されていたりもする。今の...続きを読む
  • 悪の猿
     そもそもが幽霊のルポなどもやっていた文字通りの「ゴースト・ライター」だった。魔女の小説を書いてブラム・ストーカー賞候補になったことでデビューした新進作家の作品である。デビュー二作目にして、怪談話ではなく、サイコ&バイオレンスな警察小説を描いた本書は、圧倒的な物語構築力がアメリカン・スリラー界の注目...続きを読む
  • 悪の猿
    若い女性ばかり殺す四猿。悪いことをしている者の娘などの耳を本人に送りつけて後に殺す。何年も未解決になっていたら、バスに自ら突っ込んで死んだ者の持ち物から切り取った耳が出てきた。送り先は大富豪。四猿が死んでしまったのか。富豪の非嫡子の娘が行方不明になっている。彼女はどこに?

    物凄く面白かった。大好物...続きを読む
  • 悪の猿
     ジェフリー・ディーヴァーらからの賛辞とあったけど、間違いなくそれにふさわしい面白さだった。一気読みに近い感じで読んだ。
     日光東照宮の三猿をモチーフにはしているけど、意味は違ってる。そこは日本人ならわかってくれるはず?これが正しいと思われたら嫌だな。
     主人公の奥さんのことは最初から違和感はあった...続きを読む
  • 悪の猿
     まず最初に書いておきたいのですが、この作品すっごく面白いです。 少しでも興味があるなら読むのをおすすめしたい!
     約600ページとボリュームがありますが視点の移動が激しいからか途中でダレたりすることもなく最後まで読めてしまいます。視点がコロコロ変わると、「えっ、主人公はどうなっちゃうの?」とか焦...続きを読む
  • 悪の猿
    何といっても犯人の邪悪さ、狂気と不気味さ、恐怖に圧倒されてしまう。そして作中に出てくる日記の内容の異常さ。読むことすら嫌になるような描写がたくさんあるのに読むことをやめられない。抜群に面白い。犯人の造形と同様に警察側の造形もよくて魅力的。時間との戦い、先の見えない捜査、焦りと絶望感。次々展開されてい...続きを読む
  • 悪の猿
    おもしろかった、1巻目はつかみの感じでした。風呂敷広めの一巻目。娯楽サスペンス小説としてとても良き。
  • 悪の猿
    視点を変えつつ、テンポよく物語が進むのはいい。
    ただ、最初から見込み捜査を行い、犯人に手玉に取られる捜査陣はあまりにもお粗末。
    視点の切り替えも、映画なら頻繁でも良いが、本だとたいして変化もない視点も描かれてかえって緊迫感が薄れてしまった。
    それでも、一気に読ませる筆力はあるので、次回作に期待。
    ...続きを読む