J・D・バーカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終わりました。全部で2千頁を超える大作。必死に着いて行かないと迷路に入り込みそうになる。
登場人物(殺害された人、司法側の人達、犯人側の人達)の人数が、どんどん増える。
もう、誰が誰だか分からなくなる。何をしたのか、何処で出てきたのか、数人の人に関しては諦めた。
物語の伏線回収が完全では無く、謎のままの部分が有ると思うけど、僕の読解力や記憶力が足りないせいで、そう思うのか?
最後も、悲しくて救いのない結末で後味が悪い。
主人公の今後が気になるので、この主人公の今後の話が読みたい。シリーズ化してくれ。
ともかく、面白かったのは間違いないけど、大食いチャレンジみたいで、完食出来てない感じがする。
本当は、もう一度、最初から読めばもっと深く内容を理解出来て、もっと面白く感じる事が出来ると思うけど、僕には無理だな~。
最後に「嗤う~」の冒頭のサムが目をえぐられそうになるシーンの続きって、どうなったの? -
Posted by ブクログ
ネタバレ3部作とは知っていたけど、嗤う猿のエンディングがあまりにも!だったので感想難しい…なんせなにもほとんど解決してないから。むしろこれは悪の猿と、嗤う猿上下くらいの緊密度だと思う。
嗤う猿に関してはネタバレせずには語れないかな…
明らかに親ないし姉の罪を娘や妹に償わせる形で綺麗に完結した前作からするとまず本作は、4MKが真犯人なのか?そのつながりは?という謎から入る。若い女性というか少女の手の込んだ殺害ではあるけど、前作のように順番に体の一部が送られてくることで親が苦しむわけではない。娘が死ぬとその親が殺されるパターンは、前作のように贖罪を求めているのではなく、単なるセット?とも見える。残された家族の悲痛が強く描かれているわけでもないので。
そしてえ、そこまで?なんで?というほど前作の主人公でもあるピーターに固執する4MK。前作も不気味だったけど今回はその比じゃなく、さらに怖い。子供の頃の日記を丁寧に準備したり土地や家屋の名義をピーターのものにしたり。
えー!
ピーター、ピーターを信じる仲間チーム、ピーターを疑うFBI、そして実行犯と、そこにまたちらほら出てくる4MKの影、前作の続きの少年の日記。切り替わる場面が多いのに疲れず読める。ものすごい面白さとスピード感、これでもか、と突きつけられる衝撃。すごー。
英語でめちゃくちゃ驚いた表現をjaw dropping (顎が外れる)って言うけど、外れた顎が地面に届くくらいびっくり。
唯一の私の失敗は、電子で買ったらなぜか順番が変に本棚に出てしまって、悪の猿の次に猿の罰の最初を読んでしまったこと…うう。おかげで2作目の1番のショックポイントで驚けず…恨むよ電子書籍!
まあそれでも本当に楽しめた。第3作、これはもう一気読み必至! -
Posted by ブクログ
被害者を誘拐し、その家族の元へ切り取られた耳を送りつけ、次に目、最後に舌を送りつけるという全米を震撼させている連続殺人鬼「四猿」。
その四猿 = 4MKの自殺から物語は始まる。新たな被害者のものであろう新鮮な耳が入った小箱と共に。
4MKの過去を追体験させる日記と、リアルタイムで監禁されている少女を追う現在編が交互に展開される。4MKはどのようにして"造られた"のか、その手口・殺人の目的は何なのか、が日記と現代の捜査が立体的に折り重なって暴かれていく様が面白い。
なにより一番最初、連続殺人犯の自殺というショッキングな出来事から始まるプロットの巧さ。
ジャンル的にはサイコサスペンス。作中でも登場するが『セブン』を思い起こさせる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ良かった点
・前2作の伏線やアンソン達の目的が丁寧なものも雑なものも含めて解明されている
・長いけど、沢山の視点が入り混じるので飽きない
ちょっと疑問に思う点
・ウェルダーマンとストックスは具体的にいつ殺害されたのか(日記での描写はヒルバーン夫人の証言から否定)
・何故ウィーゼルやティーガンはサムのことを皆に言わなかったのか
ずっとサムが報われることを信じて読み進めていたのでこの終わりは個人的には満足です。
トイレでのアンソンとサムの会話は日記の中のアンソンと話しているかのような幼さを感じました。
作者あとがきにて映像化されることが決定しているようなので、クリミナルマインドや映画SE7ENとかmozuとかが好きな人にはお薦めしたいです。 -
Posted by ブクログ
#猿の罰
#JDバーカー
#富永和子
四猿シリーズ三部作、完結編。
前作『嗤う猿』から、ノーブレーキのまま今作に突入。
起・承は『嗤う猿』で済ませてるので、
ひたすら「転」「転」「転」
もはや、何がどうなってるのかわからなくなる。
???頭はパニック寸前。
内容は何を書いてもネタバレになるから書けませんが、衝撃の結末まで最高のエンタテイメントでした。
オススメです。
相変わらず、気分が悪くなるほどのグロさはあるのでご注意を。
それと『悪の猿』『嗤う猿』を読んでないと話はわかりませんので、必ず先にそっちを読んでからどうぞ。
#今回も600ページ越え
#でもあっという間
#ノンストップ
#何が本当かわからなくなる
#トリハダたちまくり
#衝撃の結末
#読書っていいね -
Posted by ブクログ
#嗤う猿
#JDバーカー
#富永和子
前作『悪の猿』でもそうだったけど、速攻で物語に入り込む。
今回は700ページのボリューム。
『厚いな…』と思ったけど、
5ページで入り込み、50ぺージには引き返せないところまでのめり込む。
あとはラストまで一気。
前作同様、捜査のシーンと被害者のシーンを交互に繰り返すスタイルで、テンポよく読み進められる。
魅力的な登場人物たちも映画を見ている様に心地いい。(この捜査チームは最高だ‼︎)
中盤を過ぎるとノンストップ。
そして、最終盤は…。
衝撃の展開。
これ以上はネタバレになるので。。。
続編の『猿の罰』。
読みたい本が溜まってたので、間に何冊か挟もうと思ってたのに…。
プラン狂いまくり。
すぐに読みます。
このシリーズ、ホントにオススメです。
ちなみに、話が続いてるので、この本から読み始めても、話がわかりません。
先に『悪の猿』を読むことを忘れずに -
Posted by ブクログ
「悪の猿」の続編。凍った池で殺された少女が発見され、また別の少女が行方不明になる。読者はある男が彼女を監禁しているのは分かるがそれが誰だかは分からない。逃亡中のビショップの仕業なのか。事件を外されたポーター刑事、シカゴ市警、FBIが別々に捜査を進めていくと分かる意外すぎる真実・・・
うおー!ラストでポルシェのように急加速してゆく。スゴイスピード感、そしてまさかあの人が!意外性を煮詰めて煮詰めて凝縮した意外性。素晴らしい。
三部作の二作目だそう。秋に出る三作目が出たとき忘れないように特にラスト近辺を盛大にネタバレ。
※以下ネタバレ
パーカーはビショップからニューオーリンズの刑務所の写真を受け取った。ビショップの母親が収監されているらしい。容疑者は警察にサラ・ワーナーという弁護士を呼べと言った以外何も語らない。パーカーはサラと彼女に会い、ビショップの日記を読ませると、彼女は嘘ばかりだと言い、サウスキャロライナの住所を示した。サラとそこに行ってみると、家が燃えた跡があり、ビショップの日記にあった生家がここだった。後で調べると何体もの遺体が発見された。ビショップは母親を刑務所から出すべく書類を偽造し、パーカーとワーナーと母親はシカゴまでビショップに会いに帰って来る。するとビショップは母親を銃で撃った。実はこの女は母親ではなく、ローズ・フィニッキー、母親はサラの方だった。本当の弁護士は殺されていた。そして若き日のパーカーがビショップと一緒に映る写真があった。子供のころ精神病院から出されたビショップは施設に連れて来られたのだが、そこにはフィニッキー、アップチャーチ、後に殺されるリビーがそこにいた。そして現在、アップチャーチはステージ4の脳腫瘍、ジョン・ホプキンズ病院で開発された治療法に効果があるそうだが、治験段階で保険会社は費用をカバーしようとしない。彼の治療に関わった医者、保険会社、製薬会社の者たちへの復讐をビショップが手伝ったのだ=今回の事件。そしてビショップの要求はアップチャーチにその治療を受けさせること。致死性の高いウィルスを、一旦監禁されたが解放された少女二人に注射した(どおりで簡単に発見されたんだ)、もしアップチャーチが死んだらシカゴの市民たちに無作為で注射するぞというもの。というスゴイ終わり方だった。 -
Posted by ブクログ
『悪の猿』『嗤う猿』に続くノンストップ・スリラーの三部作完結編。三作でワンセットの巨大なストーリーとなっているため、一作目から読んで来ずにいきなり本書を手に取ってしまうと大変なことになる。要は続き物なので、ここから読んでも何のことやら何もわからないだろう。そのことを最初に断っておきます。注意書き付き作品。
前作で、主役のサム・ポーターに対し、新たなFBIの捜査官フランク・プールという第二の主人公的存在が登場。複数主人公型の物語へと変化したのだが、本書ではポーターを主軸とした描写は激減する。それどころかポーターが疑われるべき側に徐々に変化してゆく、という逆転の発想がストーリーに盛り込まれてゆくのだ。善悪が鏡のように向かい合わせになって進行する迷宮ストーリー。
さらに、メインストーリーの影となって、重要な秘密と過去の恐るべき犯罪を語ってきた日記は、その後も劇的な展開を迎え、本書では新たな秘密を語り継いでゆく。殺人者の真実。被害者たちの真実。また日記自体の真偽が問われるばかりか、日記そのものが大掛かりな事件全体の仕掛けではないかとまで疑われる怪しい存在となる。
現在と過去、捜査側と犯罪者側、罠のまた罠。そうした重層構造が、作品を紡ぐ最も大きなトリックであるかに思える。
短い断章を積み重ね、猫の目のように視点を次々と変えて、動きを止めないジェットコースター・ノヴェル。その性格は三作目にしてさらに加速する。ページの厚さが気にならない疾走感に身を委ね、この世の悪との、めうるめく知と知の闘いに身を任せよう。そんなウルトラ・エンターテインメント掉尾を飾る一冊が本書である。
ラストの作者あとがきを読んで、闇の人身売買サイトが実在していたことを知った。作者の眼のつけどころ、下調べは、この疾走ストーリーに重さを与えるものだが、社会の歪みや悪が人間をどのように変えてしまうのか、という恐怖は最後の最後まで残る。特に失われた子供たちの時間と、歪められる価値観、などの極めて人間的な問題はラストページまで持ち込まれる。
仕掛けだらけのストーリーの奥にある人間の正義の問題はこの三部作にとって極めて重要でありながら、妙に余韻を残す。一作目の一ページ目から是非味わって頂き、どうにかここに辿り着いて頂きたい。何よりも一気読みがおすすめ、そしてネタばらし厳禁です。 -
Posted by ブクログ
J・D・バーカー『猿の罰』ハーパーBOOKS。
待ちに待った続殺人鬼『四猿(4MK)』三部作の完結編。『見ざる、聞かざる、言わざる』に加え、『悪をなさざる』で『四猿』ということか。恐ろしい過去と『四猿』の仕掛ける壮大な復讐……前の二作はほんの触りに過ぎなかったかのような衝撃のラスト。
前作の衝撃のラストからの続きが描かれる。連続殺人鬼『四猿』の狡猾な罠に嵌まり、窮地に陥るサム・ポーター刑事。『四猿』の正体が実はサム・ポーターだという情報に翻弄される警察。
加速度を増す『四猿』の犯行とおぼしき殺人事件。そして、何故か『四猿』ことアンソン・ビショップが警察に出頭するという急展開。全ての疑惑がサム・ポーターに向けられ、窮地に立たされるサムは……
日光の『見ざる、聞かざる、言わざる』に準え、被害者の耳、眼、舌を切り取り、家族に送り付け、最後には殺害するという残酷な犯行を繰り返す連続殺人鬼『四猿』の目的は……
本体価格1,191円
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Posted by ブクログ
罪な本、、。700ページもあるのに、止まらず2日で読むことに、、。たった4日の出来事、視点が変わるたびに目まぐるしい展開となり、お話を追わずにいられなくなります。最後の方は驚きの展開で、もう誰が誰やら、、。彼の日記で明かされる驚きの事実、登場人物がここに集結し、これから何が起きるのか否応なく期待が高まるのにここで終了。続編は秋!覚えていられるか不安ですが、覚えていなくては。いやはや、全く壮大な事件となりました。彼の生い立ちにとんでもない事実がありそう、そしてビショップとポーターには繋がりがあるんでしょうね。あと半年ほど先、日常の好転とともに終章を読める日を心待ちにします。しかし、完結編の一部をラストに出してくるとは、まるで映画の前後編における予告編のよう。こんなの初めてです。攻めてくるなあ。
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Posted by ブクログ
猿のシリーズは三部作だったとは知らなかった。これは三部作の二作目なので、はっきり言って前作を読まずにこれだけ読んでも意味がわからないと思う。否、前作を読んでも本書の意味はわからないかもしれない。今秋に最終作が発表されるとのことで、巻末に最終話の最初の数ページがサービスで紹介されていたりもする。今の心境。このまま最終作を読むまで、本書で新たなに開示された謎を解くことができないことが辛い、の一言。
本作では、第一作『悪の猿』に続く少女連続誘拐監禁事件を違うバージョンで見させられているイメージである。しかしどうも本作では、一作目の事件から四か月後、前作とは異なる種類の人間による内容の異なる連続誘拐監禁事件が発生し、異常性は前作よりも増している。前作では知的で整理された天才犯罪者4MK(四猿)の存在がクローズアップされたものだが、本書では自分をコントロールできない身も心も魁偉な異常者による荒っぽい犯罪が注目される。怖さはそのアンコントロール感により、むしろ倍増すると言ってよい。
そして捜査側も分断してゆくように見える。前回の主役サム・ポーターは無論主役を引き継ぐのだが、どうもポーターが前妻ヘザーを失った過去による傷だけでは事は収まらぬようである。語られない深淵がまだまだ三作目に用意されていることを暗示しつつ、サブ・ヒーローとも言うべきFBIのプールが並行した捜査を展開する。前作の捜査チームだけでは足りないのだ。
しかもニューオーリンズやサウスカロライナ州にまで謎の行方は過去を通して繋がってゆく。スケール感が大きくなり、前作で解けたように見えていた謎はさらなる謎につながる呼び水のような構造となる。新たな展開により倍増する犠牲者たちと、その関係性に対する謎。そんんなすべてに解決をつけないまま、物語は最終作に語り継がれようとしている。
解決したかに見えた捜査チームの成果が次の作品でどんな逆転劇を見せてゆくか、緊張は全く緩まないまま、疾走感はブレーキを壊したまま、スピード感、恐怖、展開の大胆さに対する期待、そして何よりも知りたい真実へのはるけき距離を思いつつ巻を閉じる第二作。
今秋までこの展開を覚えておかねば。片付かぬ宿題をそのまま背負わされたような重圧と期待感を表裏一体にして、700頁越えの本書の厚みと深みとが、ぼくの時間を侵食してくる。ううむ。 -
Posted by ブクログ
そもそもが幽霊のルポなどもやっていた文字通りの「ゴースト・ライター」だった。魔女の小説を書いてブラム・ストーカー賞候補になったことでデビューした新進作家の作品である。デビュー二作目にして、怪談話ではなく、サイコ&バイオレンスな警察小説を描いた本書は、圧倒的な物語構築力がアメリカン・スリラー界の注目を集めたということである。
帯にはジェフリー・ディーヴァー、ジェイムズ・パタースン、ジャック・ケッチャムなどのスリラー系作家による賛辞が並ぶ。いわゆる鳴り物入りの作品ということである。
当時からの興奮覚めやらぬ読者の期待を一身に背負った続編『嗤う猿』が、この3月に登場したことで、ぼくのように一作目の本書から手に取る読者も少なくないのではないだろうか。
文字通り巻置く能わずのページターナーの本書は、のっけから読者の好奇心を掴んで離さない強力な推進力を持つ物語である。
既に7名の命を奪っている『四猿』こと<4MK>なる凶悪犯罪者がバス事故で死んだということで、五年に渡り彼を追っていた捜査チームのリーダー、サム・ポーターが訳ありの休暇中であるにも関わらず、事件の捜査チームに呼び戻される。彼の傷にしても事件の長く巨大なスケールと、送り付けられる「耳」「眼」「舌」という奇怪さが幕開け。
その題材として語られる「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿(もちろん日光東照宮のあれなのだ)、その後に死体となって発見される被害者たちはいずれも社会に悪を為した男たちの大切な娘、妻などのか弱き女性たちばかり。残酷な犯人は事故現場に日記を残しており、物語は現在の捜査と、過去の日記による犯人の少年時代の異様な物語で構成される。
いわばトマス・ハリスの『ハンニバル』と、主人公レクター博士の成長の秘密を明かした『ハンニバル・ライジング』とが、纏められたスタイルの小説と言っていい。そしてどちらの時世の物語も手に汗握る展開となって後半にスピードアップしてゆく展開なのである。
<4MK>を誕生させてしまった両親が揃って異常すぎる設定に無理は感じる。また隣人との関係にもあまりの偶然性が集まり過ぎているなど、無理は感じる。様々な無理は感じるのだ。しかし、ここまでエンターテインメント性に長けていること。ストーリーテリングの質がページを追う毎に高度化してゆくことで、散乱し、錯綜したように見える物語が、最後にはしっかりと纏まってゆく、いわば収束の見事さとカタルシスを味わえるプロットは見事としか言いようがない。
当然、続編への期待が疼く終章であるが、待たずにすぐに『嗤う猿』に取り掛かれる幸福をぼくとしては早く味わいたいと思うばかりだ。 -
Posted by ブクログ
若い女性ばかり殺す四猿。悪いことをしている者の娘などの耳を本人に送りつけて後に殺す。何年も未解決になっていたら、バスに自ら突っ込んで死んだ者の持ち物から切り取った耳が出てきた。送り先は大富豪。四猿が死んでしまったのか。富豪の非嫡子の娘が行方不明になっている。彼女はどこに?
物凄く面白かった。大好物。
事件と並行して描かれるのは死んだ容疑者四猿が遺した日記。子供の頃に異常な体験をしたことがじっくりと描写されてたて、怖くて面白い。
二転三転するストーリーもいいし、続編「嗤う猿」へと繋がるラストもいい。サイコスリラー好きなら必読。文章のリズムなのか翻訳の巧さなのか、分厚いのにスラスラ読める。
ちなみに、見ざる、言わざる、聞かざる、に続いて「せざる」が4番目の猿=四猿という意味。