J・D・バーカーのレビュー一覧

  • 嗤う猿

    Posted by ブクログ

    マージーかー。これは意表を突かれた。そして、このままシリーズ第3弾にして完結作につながるので、発売時に読んだ方にはさぞストレスだったことでしょうw
    大ボリュームだし、同時進行のエピソードが多いので混乱しそうになるけど、すごい牽引力に引っ張られる。
    この前の3冊目にいくぞー

    0
    2021年01月24日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    なぜ今まで読まずにいたのか?が謎なほど好みの要素が詰まった一冊。舞台はシカゴ、主人公であるポーター刑事の愛車はダッジチャージャー、同僚も魅力的でこれからの群像劇としての発展も見込める。
    「刑事さんにはドーナツが良かったわね」みたいなクリシェも好みだよ。
    本筋のスピード感ある謎解き、終盤の驚きの展開、途中に挟まれる犯人の日記の不気味さ、すべてバランス良くまとまっている。三部作であることがうれしいな。4.0

    0
    2021年01月23日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    これは傑作。勧めてくれた友に感謝。なぜ見逃していた。
    いま誘拐・監禁されている少女を探す本筋と、犯人・四猿が幼少期を綴る日記が並行して描かれるが、どちらもスリリングで先が知りたくてページを繰る手が止まらない。シカゴのタフ刑事主人公も魅力があるが、連続殺人鬼のキャラが素晴らしい。自分(だけ)の倫理で人を罰する洗練の手口、高い知能…ハニバル博士にも比しうるなあ。
    シリーズ3作このまま読みまーす。

    0
    2021年01月16日
  • 猿の罰

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終巻。楽しみにしてた。が、もはや、誰が主人公か、何を信じれば良いか、自身の胸の内で七転八倒。真実の犯人探しもだが、ストーリーを追うのも疑いながらで、えーっ?と何度声を上げたのが数え切れないほど。長いけど場面の切り替わりが早いから読み易い。

    0
    2020年12月13日
  • 嗤う猿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「悪の猿」に続く3部作の2作目。やっと読めた。
    真冬のシカゴは寒いんですねぇ。

    前作の評価がとても難しく、面白いけどグロすぎるし、読むのが結構辛いところがあり、なかなか自信を持ってオススメできなかったのですが、
    今回は何故かとても読みやすく、あれよあれよと言っているうちに700ページ一気読みしてしまいました。(監禁慣れしたのかも)
    もっと話題になってよいのでは?

    しかもここで終わってしまうとは!
    秋の完結編が待ち遠しい。

    1作目必読。

    0
    2020年08月16日
  • 嗤う猿

    Posted by ブクログ

    ひどーい!この終わり方ってあり?上下巻ならともかく、この続きを11月まで待つの?そう言う意味でもびっくりな終わり方。内容はリンカーンライムシリーズを彷彿とさせる。何せ犯人が強くて賢い。今回は犯人の幼少時代にも言及。次作が楽しみ。

    0
    2020年06月02日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    色んな有名作品を思い出すような小説。
    〈日記〉がある時から急転直下の展開をみせて、そこから時間を忘れて読めた。

    ジェフリー・ディーヴァーの『石の猿』からタイトルを思いついたのか?
    日本人には非常に馴染み深い日光の三猿をこんな風に使うとは。

    0
    2020年05月28日
  • 嗤う猿

    Posted by ブクログ

    J・D・バーカー『嗤う猿』(ハーパーBOOKS)。「捜査パートはディーヴァー、殺人鬼パートはケッチャム」みたいな評があった前作『悪の猿』の続編。同じ主人公が違う事件を捜査する的なシリーズ作ではなく直接的な続編なので前作読んでないと駄目。
    前作の詳細を忘れてたのでざっと再読してから本作に取りかかったんだが、再読しといてよかった。けっこう細かいところがいくつも伏線となってて驚いた。

    前作の感想で「90年代中盤頃のサイコサスペンス映画を見たい気分のときにはちょうどいい一冊」と書いたが、続編での事件規模と“因縁”の拡大はどちらかというと映画よりもドラマ的。『あなただけ見えない』とか『沙粧妙子 最後の

    0
    2020年05月27日
  • 嗤う猿

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。前作の強い印象そのままに今作もぐいぐいと引っ張られていく。四猿殺人鬼のビショップを追うポーター。不気味さがずっとあって恐怖が緩むことなく展開されていく。今作はビショップの過去と現在の両方が見えてきて、でもまだまだ見えない怖さがある。次作で完結ということで楽しみ。

    0
    2020年04月24日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    翻訳が読みやすく、面白い。
    現代の話と日記の話が交互に出てくるタイミングも、早く次を読みたい感を煽る。
    本著は殺人者をダークヒーロー的に描いてるように読めることもあり、読後感はわりと爽やかで悪くない。

    0
    2019年08月12日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    グロい、気持ち悪い、この倫理観は絶対に理解できない、親!おかしいだろ!と読んだことを記憶から消してしまいたいくらいの嫌悪感を持つ一方、600頁短時間で一気読みしてしまう面白さ。意外な犯人、伏線回収、主人公がいい人で、いきなり明かされる不幸にビックリ!と、盛りだくさんで止まらない、どう評価していいのか混乱してしまいます。

    真ん中くらいで、何故私はこの本を読むことになったのか、推奨した人を問い詰めたいと真剣に思ったくらいで、
    星二つにしたい気持ちもあり。


    見ざる、言わざる、聞かざる、しざる…
    うーん、せざる でないと日本語としてどうでしょうか。

    0
    2018年10月19日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

     いやあ、面白かった。抜群に面白いサイコミステリ。でも、599ページのボリュームなので、なかなか読み終えることができず、時間がかかってしまった。それでも、全てがストンと頭に入ってくるので、前のページを読み返したりせずに済んだ。翻訳ものは名前を忘れたり、内容が複雑だったりして必ずと言っていいほど読み返すハメになる私なのだが。

     ポーター刑事の元に一本の電話がある。交通事故が起こり、被害者が亡くなったとの知らせだ。そこで疑問。殺人課のポーターになぜ?それは、被害者がポーターが長年追っていた連続殺人犯の四猿だったからだ。
     四猿とは、「見ざる」「聞かざる」「言わざる」に「悪事をしざる」を足したもの

    0
    2018年10月13日
  • 猿の罰

    Posted by ブクログ

    日本の見ざる・言わざる・聞かざるになぞらえた「四猿」と呼ばれた連続殺人事件鬼を描いた三部作。
    四猿が残した日記で判明する犯人の生い立ち、犯人を追うポーター刑事との因縁。長編だが読みやすく、久しぶりに海外ミステリーにハマりました。

    0
    2025年11月10日
  • 猿の罰

    Posted by ブクログ

    最初の一作目は面白かったのに、途中から長すぎてダレたしカタカナの名前覚えれないしオチがよく分からなかった。外国書籍の3部作はやめておこうかな

    0
    2025年07月17日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    シカゴを震撼させてきた四猿と呼ばれる殺人鬼、警察は長年奴を追ってきたが、そうだと思われるオトコがバスに轢かれて死んだ。しかも自殺らしいが、所持品には本人の日記と誰かの耳があった。最後の犠牲者は誰なのか、どこにいるのか、調査を始めながら、四猿の日記を読み進んていく。
    ネットて評判が高く期待していたが、600ページと長く、合間に猟奇的なシーンがはさまれ、途中で読むのがつかれてしまった。三部作のはじめで紹介のような話だからか犯人にレクター博士のような魅力を感じなかった

    0
    2024年04月01日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    レビューの評価が高かったので期待し過ぎてしまったせいか、それほどでも…と思ってしまった。
    猟奇的な面は確かに突き抜けているように思えるが、悪さをする人が、出てくる人皆ただただ嫌なやつで、もっと繊細な面もある、とか、多面性があるとより面白いのかもなぁと思ってしまった。
    外国物はサバサバしているので、日本物のようにねっとりと悪くない感じというか。
    それでもやっぱり続きがやや気になるので、続きを読むかもしれない。

    0
    2023年05月20日
  • 猿の罰

    Posted by ブクログ

    三部作だけど
    一部が一番面白かった。
    私のミステリーの読み方が悪いのかもしれないが、最後は色々とダイナミックになる分、それぞれについての内容が薄いように感じた。

    またこのコロナ禍である以上…

    いわんとすることはわかるかと。

    0
    2022年03月31日
  • 悪の猿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりに本格ミステリーが、どうせならサイコな海外物が読みたくて手に取りました。
     
    シカゴを数年にわたって震え上がらせた連続殺人鬼「四猿」。
    その手口は三猿の 見ざる 聞かざる 言わざる にちなんで、誘拐した女性の耳を切り取り、眼球をえぐり、舌を切り取り、それらを順番に小箱に入れて家族に送り付け、その後に殺害した遺体を放置するという残虐なものだった。
    その「四猿」が自殺!?
    自殺した「四猿」と思われる男が所持していた小箱には、新たな被害者の耳が入っていた。
    被害者を捜しながら「四猿」の思惑にはまっていく刑事たち。
    そして……。
     
    う~ん。
    定型、とまで言わないが、良くありそうなストーリー。

    0
    2022年01月27日
  • 猿の罰

    Posted by ブクログ

    すぐに読む終われず、日を空けては手に取って、やっと読み終えた。手に取るたびに以前の内容が混乱して、まるで悪夢を見ているよう。???マークのオンパレード。一気読みすればそんな事にはならないけど、疲れて無理でした。 長編小説を書くには緻密なプロットが必要でしょう。作者と翻訳者のかたに、お疲れ様でしたと言いたい。

    0
    2021年11月02日
  • 嗤う猿

    Posted by ブクログ

    毎章いいところで、次の場面へ。続きが気になり、最後にまたドンデン返し。場面の詳細も入り込みやすく、登場人物たちの軽いジョークもスパイスになっていて、とても面白かった。さあ、最終巻へ!3.6

    0
    2021年08月19日