J・D・バーカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
J・D・バーカー『嗤う猿』ハーパーBOOKS 。
最高に面白い。心して読むべし。
サイコ・ミステリー三部作の第二作。前作の『悪の猿』で大暴れした連続殺人犯『四猿』ことアンソン・ビショップが再び我々に狂気と恐怖を見せる。前作よりもストーリーが格段に面白く、ミステリー色も強くなっている。勿体無さのあまり、久し振りに約1週間を掛けて少しずつ読み進めた。この秋に刊行予定の第三作の完結編が非常に楽しみだ。
日光の『見ざる、聞かざる、言わざる』に準え、被害者の耳、眼、舌を切り取り、家族に送り付け、最後には殺害するという残酷な犯行を繰り返す連続殺人犯『四猿(4MK)』が忽然と姿を消してから4ヶ月後……
長年この事件を捜査している刑事のポーターは、シカゴを震撼させる新たな事件に遭遇する。公園の池で発見された凍った少女の溺死体には拷問の形跡が……そして、第2、第3の殺人事件が起こり、捜査にあたるポーターは4MKの過去に触れていく。
知らぬうちに4MKの狡猾な罠にはまり、追い詰められていくポーター……まさかの感染……
本体価格1,236円
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Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァーらからの賛辞とあったけど、間違いなくそれにふさわしい面白さだった。一気読みに近い感じで読んだ。
日光東照宮の三猿をモチーフにはしているけど、意味は違ってる。そこは日本人ならわかってくれるはず?これが正しいと思われたら嫌だな。
主人公の奥さんのことは最初から違和感はあった。
それにしてもひどい家庭環境だと思った。母親が恐ろしすぎる。バリー・ライガの作品を思い出したけど、それに輪をかけてすごい。
犯人が捕まってないのにあまりイヤーな感じてはないのが不思議。最後なんかむしろやるじゃんなどと思ってしまった。
続きあるんですかね? -
Posted by ブクログ
まず最初に書いておきたいのですが、この作品すっごく面白いです。 少しでも興味があるなら読むのをおすすめしたい!
約600ページとボリュームがありますが視点の移動が激しいからか途中でダレたりすることもなく最後まで読めてしまいます。視点がコロコロ変わると、「えっ、主人公はどうなっちゃうの?」とか焦らされてしまうように思うかもしれませんが、むしろどの視点も続きが気になって仕方なくなってしまうので心配はいりません。どんどん読めちゃいます。
キャラクターもそれぞれ役割を持たされており、みなが物語に彩りを添えてくれるところが海外ドラマのようで楽しめました。
なかでも特に作者の気合の入りようを感じたのは4MK。存在感抜群の凶悪殺人犯に主人公も含め登場人物はみな翻弄されっぱなしなのですが、妙にフェアなところがあり、きちんと主人公にヒントを与えてくれるんですね。また主人公とともに4MKの生い立ちを辿っていくことでなんだか愛着が湧いてきたりもしたり。やってることはえげつないし、頭がおかしいことにちがいはないんですが、こういう天才型の犯人が出てくる話はやっぱりおもしろいですね。
ぜひシリーズ化されて欲しいと思いました。 -
Posted by ブクログ
J・D・バーカー『悪の猿』ハーパーBOOKS。
大昔の扶桑社の海外ミステリーを思わせるようなサイコ・ミステリー大作。連続殺人犯『四猿』の狂気を最後まで見事に描き切っている。
日光の『見ざる、聞かざる、言わざる』に準え、被害者の耳、眼、舌を切り取り、家族に送り付け、最後には殺害するという残酷な犯行を繰り返す連続殺人犯『四猿』……長年、この事件を捜査している刑事のポーターは『四猿』とおぼしき人物の死を知るが……
ポーターの捜査状況と『四猿』により拉致監禁された少女エモリーの過酷な運命、『四猿』の恐ろしい日記が交互に描かれ、少しずつ事件の核心が見えてくる。
久し振りに物凄いサイコ・ミステリーに出会った。 -
Posted by ブクログ
4MK3部作の2作目。3部作と言うより、上・中・下巻の中だよな。まったくもって中途半端。3部作って言うなら、1冊づつ切れ良く終わってよ。
まぁ、ともかく面白い事は間違いなし、次の展開も読めなきゃ下手すりゃ現在の状況も分からくなりそう。
着いて行くのに必死。
ともかく、登場人物が増えて同時進行で物語が進み、登場人物毎の視点で語られるため、何が何だか分からなくなる。
でも、面白いから何とか読み直しながらついて行く。
一つ疑問なのは、ポーターは初めて会ったのだから騙されても仕方が無いけど、あそこで務めてる人達が気が付かないのかな?
この件だけは、何故か釈然としない。
些細な事では、色々と気になる事は有るけど、まぁエンターテイメントとして、その辺はノリで気にしないのが、お約束かな?
物凄い長編だけど読む価値は有ると思うぞ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三部作の完結編。
今回は特に二転三転が多く、主人公だと思っていたサムが実は4MK?と思わせる展開で、なにを信じたら…状態で読みすすめた
。
中盤辺り(病院のシーンなど)ちょっとこれにページさきすぎじゃない?と思う場面もあったけど、ラストは怒涛の展開でバタバタっとまとまった感じ。
被害者の数がやたらと多いので、誰だったのか、なんだったのかは全部は説明されないけど、この量の伏線を一気にまとめてきたのはすごいなぁと。
ビショップらは被害者であると同時に、もう庇いきれないほどの加害者でもあるわけで、こんな幸せな感じで終わっちゃっていいのか…?とラスト手前でモヤモヤしたけど、最後はさらにまさかの展開だった。
犯罪者は裁かれるべきだけど、復讐は連鎖するし、ビショップたちのやり方が正しかったのかはわからない。
実際、罪のない娘たちを殺してるのだからもう被害者ヅラもしきれないとは思う。
でも、あぁでもしないと大物たちが絡んでる人身売買組織を潰せなかったのかもしれないと思うととてもつらい。
なによりサムがかわいそうすぎた。
ただただ実直でまじめな警官だったのに、撃たれるわ、妻は殺されるわ、犯罪者扱いされるわ…一番救いがなかったなと。
なのでラストは賛否両論ありそうかも。
あと実際にこの人身売買サイトが存在していたということが一番ショックだったし、物語を楽しんでいいのか…という気持ちにさせられた。
すでに、映画化、ドラマ化の権利は売れているようだけどいつかやるのかなぁ。
まぁ映像化に向いてそうな話ではあったと思う。
合計2000ページほどの物語が終わってしまったので、ちょっと喪失感ようなものがある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
良くも悪くも、ザ・サイコサスペンスみたいなところはあったし、犯人も結構すぐ気づけてしまうけど、とにかく先が気になる展開で600ページをあっという間に読み終えた。
現代の事件と、四猿の過去の日記が交互になっているので、飽きがきにくくテンポ良く読めるのかなと。
ずっとハラハラ感がある。
とくに日記は面白かった。
結構グロめで拷問なので苦手な人もいるとは思う。
それといくらなんでもこんなぶっ飛んだ家庭環境ある??みたいなことは思ったし、最後の方は勢いありすぎて怖いというよりかは若干笑えてしまったけど。
ラストの贈り物は良かった。
紳士ぶったサイコパス殺人鬼がお気に入りの人間相手にやりそうなこの感じ。
これは三部作らしいので、今後四猿とサムの関係性がどうなっていくのかも気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレビショップをさっさと殺せばいいのに…せめて言いなりにならなきゃいいのに、いちいち全部言うこと聞いてて、そのせいで被害者は増え続け…とモヤモヤ。
ビショップが嘘つきすぎて最後の最後まで何が本当かわからなかった。途中はプールが主人公みたいになって、肝心のサム・ポーターがややぽんこつになってしまったのもすっきりできない。
せめて日記だけは嘘なく書くか、嘘の部分は父親の死んだとこだけと明言してほしかったな…。
エモリーコナーズに頼ったあたりも都合良すぎた。アップチャーチの自分勝手さもひどすぎるし、、結局何が目的なのかさらっとしか読み取れなかった。
「悪をしざる」って訳もスッキリしない。
3部作、面白さは1>2>3の順だった。
けれど面白かったのでJ・D・バーカーの他の作品も読みたい。