J・D・バーカーのレビュー一覧

  • 嗤う猿

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    「四悪猿(4MK)」三部作の2番目。1作目のスピード感と展開と比べると全体的にやや停滞気味。あえてスピード落として謎を複雑にし猟奇的側面を強めると共にポーター刑事のイカレっぷりを描きたかったのかな。3.2

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    2021年02月11日
  • 嗤う猿

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    ミステリー

    シリーズ2作目。

    このシリーズは3冊で完結するとのこと。

    1作目を読んで無くては2作目の内容のほとんどが分からないので、1作目は必読。

    連続殺人犯の「四猿」が姿を消してから4ヶ月。
    ポーター刑事が独自で捜査を進めるなか、公園の池で凍った少女の死体が発見される。死体には少女のものとは違う別の行方不明の少女の服が着せられ、連続殺人の様相が。

    果たしてこれは新たな「四猿」の犯行なのか?

    前作のポーター刑事とお馴染みの同僚の刑事も出てきて活躍するので、前作を読んでいる身としては嬉しくなる。
     (但し皆が終始疲れ気味)

    また刑事達犯人を追う側だけで無く、犯人の幼少の視点や被害者

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    2021年01月23日
  • 悪の猿

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    猟奇的連続殺人犯を追い詰めていくミステリー。

    「聞かざる、見ざる、言わざる」(日本の一般的な順番とは違い有)になぞらえ誘拐した被害者の身体の部位を切り取って家族に送った後、殺していく犯人を捜査していく。

    主人公の刑事のポーターの視点。

    また犯人が遺した幼少の頃の日記が挿入され、
    誘拐された被害者の視点もあって、複数の視点が入れ替わって物語が進んでいく。
     
    その割に複雑にならずスッキリしている。

    犯人の両親が異常過ぎる。
    また拷問の手口等の狂気さも恐ろしい。
    (ネズミを使ったのとか。)

    死体の描写もエグい。

    総じて暗い描写が多いが、個々のキャラクターが深く魅力的。
    (チョイ役のタク

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    2021年01月11日
  • 猿の罰

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    ネタバレ

    四猿シリーズついに完結。
    いゃぁ長かった。
    『悪の猿』の衝撃がすごかったので、完結まで見届けたい一心で読みました。

    血みどろの限りを尽くし、最後は静かに畳まれたという感じでしょうか。
     
    読み終わったぞ!というより今は、ちょっと休ませてください…疲れました…。

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    2020年12月07日
  • 悪の猿

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    午前6時14分
    サム・ポーターの携帯がしつこく鳴り続ける。彼の妻は「牛乳を買いに行ってくる」とベッドサイドに書き置きを残し、外出をしたようだ。こんな早朝に。

    シカゴ市警の刑事である彼は、交差点で起きた事故現場へと向かう。バスの前に歩行者が突っ込んできたらしい。自殺?
    問題は歩行者の手に握られていた黒い紐をかけた白い箱。中を開けると切り取られた耳が入っている。

    まずは耳、そして眼球、最後に舌。
    日本人にはお馴染みの『見ざる言わざる聞かざる』になぞられて、これが被害者の家族宛に月々と届けられ、最後には無残な死体となって発見される連続殺人事件。こいつはその犯人なのか。被害者の耳を家族に送ろうとし

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    2020年07月13日
  • 悪の猿

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    ネタバレ

    ジェフリー・ディーヴァーが云々というコピーがあり読んで見ました。満身創痍な主人公も同僚たちもキャラクタが分かりやすく安心して読み進められました。このチームの続編があれば読んでみたいです。現実の捜査部分と犯人の日記部分を交互に読ませる形式も通勤中に細切れに読むにはありがたかった。ただ...
    少女が監禁されているという待ったなしの緊迫感が伝わらない。2日間の話が2週間ぐらいに感じた。犯人の日記もまず普通誰かが全部読むだろう。捜査と同時進行というのは違和感あり。犯人の主人公を導く緻密な仕掛けはお見事と思ったがちょっとやりすぎ(できすぎ)と思っちゃいました。

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    2019年06月15日
  • 悪の猿

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    う〜ん、いやなかなか米国ミステリー読んだ〜 という充実感。それにしても三猿、いや本来は四猿をモチーフにしたとは、観点もオモロイですね。すぐ映画にできそうだけど、ある意味ありがちな展開だから難しいかもですね。読後感は良かったです。

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    2019年02月07日