丸山貴史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
生き物のうち99.9%もの種が絶滅していることに驚きました。ほとんどが環境の変化やライバルの出現によって絶滅していますが、そこには間接的に人間も関わっていることが分かり、なんとも言えない虚しい気持ちになりました。私はただ、マンモスやオパビニアに興味をもって、それ関連で絶滅種について研究したいだけだったのに。滅びゆくことがさだめとはいえ、人間のせいで絶滅してしまうとは悲しいです。私ひとりの力では動物を絶滅から救うことは出来ないし、果たしてそれが善なのか、はたまた私の自己満足なのかも分かりません。しかし滅んで行った先輩方を知り、私がこれから出会うであろう動物たちに対する態度を変えることはできます。
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ絶滅した様々な動物が、なぜ絶滅したのか、いつごろ地球上から姿を消したのかといったことが、1種あたり見開き2ページで紹介されている。中には冗談みたいなデザインだったりサイズだったりする生き物も多く、あぁ、そりゃこのデザインとこのサイズじゃ絶滅するわな、と妙に納得できるものも多い。
読者により親しんでもらうためか、絶滅理由の説明は主に「絶滅した動物自身が語る」という体裁を取っているが、数行程度の「きちんとした説明」も入っており、コンパクトながらそれなりにまとまった情報が網羅されている。絶滅した時代が年表で分かるのも、科学の本っぽさを演出するのに一役買っている。
こういう本を読むと、「難しいこと -
Posted by ブクログ
最初に思ったのは、絶滅の時期が前後するので頭が混乱するということ。でも内容が面白いのですぐ慣れる。分類としては以下の通り。
①油断して絶滅
②やりすぎて絶滅
③不器用で絶滅
④不運にも絶滅
年表形式でいつの時代かは書いてあるし、巻末に詳しい時代背景の説明もある。
特徴的なのは、その絶滅した生き物自身が自虐的に語るところ。絶滅理由は様々で、環境の変化、ライバルに負けた、人間のせいのどれか。絶滅なんて悲しい話なのに、読むとフフッと笑えてくる。
でも、読み終えた後には、生物の生き死にをふと考えるようになる。人間のせいでこんなにもたくさんの生き物が絶滅していることに驚く。
またこの本は、最