増田ユリヤのレビュー一覧
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北欧の子育てが絶賛されて久しいが、簡単に比べてよいものかわからなかった、そんな時、この本と出会いました。
日本の教育のよさと北欧の教育のよさを二人の対談形式で比べた、とてもわかりやすいいい本でした。
北欧の子育ても、先生のレベルも高いが、今の日本の社会の考え方や、親たちの意識や考え方では、北欧のすべてのよさを取り入れることは困難だと思えてきました。
日本の教育はいろいろな意味でもっと懐が深かったのだと納得し、この本を読んだおかげで、私なりに、小学校での親の位置づけがわかった気がします。親も、先生達も、社会も日本なりの良さの上に、北欧のいいところを取り入れられたらいいなと思っています。
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Posted by ブクログ
小学校英語、総合学習から始まって
現在の日本の教育需要について
対談を通して詳しく述べられた一冊。
キーワードは「ポジティブリスト」。
つまり、日本に求められる過剰な期待のおかげで
相対的に最低限果たすべきことに力が割けなくなる、
そういった実態が、この本でリアルに述べられている。
この書の最大のメッセージはまさにそこで、
いち学者といちジャーナリストの対談とは思えない
リアルさが窺える。
思えば、教育予算や授業時間は削減されているのに
教育に求められていることはどんどん増えている。
そしてできなければどんどん責任追及が始まる。
冷静に考えれば非常に酷な話であろう。
この本は教育の -
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日本の右傾化が進んでいる今、この8年前の本を読んでみた。
右傾化への問いに答えているというよりは、事実の解説とルポが中心の本書だったが、事実としてこの頃と全く同じことがここ数年で日本に上陸してきたと、思う。日本で今排外主義を煽る政治家たちの手法は、そっくりそのままフランス、イギリス、アメリカの政治家がやっていた、やっていることのコピーだ。日本でいう極右は、指摘されていた通りこれまでは軍歌を流す国粋主義の街宣車のイメージから、ここ数年で諸外国と同様排外主義的論調へとシフトした。
一方で、日本の場合は難民受入は年間数十名程度であり、どちらかというとオーバーツーリズムや、外国人労働者の増加による「 -
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大学生、いや高校生でも
内容的によく知ってるし、簡単すぎると
思う内容かもしれません。
が、
いい歳してあまりに無関心に生きてきたので
聞いたことある程度、またはわかったふりのこと
あらたに勉強ってほど
熱心になるのも気力が湧かないなーと思ってた分野
世界や難しい歴史や社会情勢など
直接関係ないとついつい思ってしまう
ニュースでも聞き飛ばしてしまう
で、わたしに今どう関係してくるのか?
そこだけ知りたがってしまう
そんなわたしにとっては、とてもわかりやすく
歴史の勉強は嫌でも
今に至る経緯、そして、今も残る爪痕
そして、これからのこと
それを、人が生きていた、生きているということを通して -
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mRNAワクチンの知識を深めるために読んでみた。
インフルエンザのワクチンは打ったことがないのに、コロナワクチンは3回も打ってしまった。
幸いにもコロナには感染していないが、自分にとっての有効性や安全性は不明だ。
mRNAは、本来その細胞が作るはずのない、新しいタンパク質を作らせることができる。
これを医療に使おうと研究されてきた。
大きな欠点は、体内に注入すると異物と認識し拒絶するので激しい炎症反応を引き起こすことだった。
カリコ氏はビオンテック社にスカウトされ研究を続けていた。
2005年にようやく拒絶反応を抑える手法を見つけ出している。
2008年、2012年と改良を進め、その成果を新 -
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ネタバレこれまでの誠実による政治は、もう御免だと言う支持者たちの思いです。とにかく自分たちのことを考えてくれるリーダーが欲しい
社会が政治してくると、その社会を構成する人たちが求める理想も変化してくると思います。そして、そこに合致してくる政治家が求められ、選ばれるようになる
自分で動かないと何も得られない選挙システムは、能動的にならないと誰も得られないアメリカ社会のあり方、時代を示しているのだと思います
経験なクリスチャンだったジュリアンさん一家は、子供たちを学校には通わせず、ホームスクーリングと言う形で、ザ学習をさせていた。アメリカでもよくある話で、学校で教える内容が、キリスト教の教えと愛入れない場