増田ユリヤのレビュー一覧

  • 感染症対人類の世界史

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    印象に残ったのは、奈良時代の大仏造立の原因のひとつに天然痘の流行があったことである。感染症がきっかけで、当時の日本の社会が大きく変わったことが理解できた。コロナについての記述は少ない点は不満足だった。だが、自分のように世界史に詳しくない人にも、感染症の歴史について、分かりやすく説明されている。過去の感染症と人類がどう戦ってきたかについて知りたい人にはおすすめです。

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    2020年05月05日
  • 現場レポート 世界のニュースを読む力――2020年激変する各国の情勢

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    この本から、政治への無関心が国を間違った方向に進めてしまうということがわかった。
    ヨーロッパでは日々、町中で政治について議論されているという。過激すぎる行為ではあるが、デモで国に直接的に意見を訴えたりもしている。
    自分も、良いことは良い、悪いことは悪いという意見を自分自身で持ち、友達同士でもたまには話し合ってみたい。
    また、政治的問題が多い地域の実際のところなど、行かないとわからないことがたくさん書かれていた。
    特に、エルサレムは人生が変わる街として紹介されていたので一度行ってみたい。
    エルサレムだけでなく、最強の日本のパスポートを持って、世界なんでも見てみようと思う。


     

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    2020年04月26日
  • 現場レポート 世界のニュースを読む力――2020年激変する各国の情勢

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    時事ニュースの解説書。

    この手の本はニュースの深読みに必要なため、興味があるなら早めに目を通しておくほうが良い。

    解説の内容自体はもちろん今までの著者の本と被っているところはあるけれど、大事なところなので繰り返し触れられているのだとおもう。

    分量もそんなに多くはないものの、ニュースの背景はきちんと理解できるようになっている。時事ニュースの解説な必要な受験生にもおすすめできる良書である。

    とくに国際感覚を磨こうと思う人や、教養としてニュースを学びたい人におすすめ。

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    2019年12月31日
  • 徹底解説! アメリカ 波乱続きの大統領選挙

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    2016/10/23流し読みであったか、トランプ、ヒラリーのいずれが大統領になっても期待できないことがわかる。★4の下

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    2019年09月01日
  • 偏差値好きな教育“後進国”ニッポン

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    日本の話は序論でイジメ問題など欧州の教育現場の現状をかいた本。何が先進で後進かはよくわからないが、日本人の性格を作り出すこの教育システムが私は好きです。

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    2018年01月12日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    フィンランドはテストによる競争をやめて学力世界一になった、という議論を最近聞かないなあと思っていたら、こういう事実に基づく本が出ていたのだ。小中学校ではアクティブラーニングで遊ばせ、その中でも学力を維持できる者のみ、高校に進学させ、絶対評価の進級テストで選別していく。こうした冷徹な教育文化が学力世界一を支えている。しかし、フィンランド信仰は文科省に残り、日本では「高等学校基礎学力テスト」というフィンランド的な教育政策が始まる。合格出来ない高校生が続出した時、やさしい日本の学校文化はどう対応するのだろう。

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    2017年01月12日
  • 新しい「教育格差」

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    ネタバレ

    2009年に初版発行。その当時に買っていたが積読だった。今読んでも、教育の状況はほとんど変化していない事に唖然とした。

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    2017年01月05日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    ネタバレ

    日本の教育を国際比較した本。日本の教育は一つの完成品である。ただ、時代の要望と合わなくなっただけ。変えなくても大丈夫だけど、変えたいとのこと。不安があるから。

     日本の教育は’’学問としての誇りを捨てて人材訓練場’’になるべきか。そこが論点なのかなと思った。
    でも、日本はまだまだ経済力があるからそんなに勤労意欲高くいかなくてもいいのになぁ…。

     2006年のこの本から日本の教育はどれだけ変われているだろうか。2012年のPISAの結果は、①数学的リテラシー:日本7位(フィンランド12位)②読解力:日本4位(フィンランド6位)③科学的リテラシー:4位(フィンランド5位)、とりあえずPISAで

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    2014年05月19日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    対談になっているので、とても読みやすい。
    小学校での英語教育批判にはなるほどなーと思った。
    既に小学校に英語教育は導入されているが、これ以上増えたら…。

    日本の教育はポジティブリスト主義(やりたいことをすべてリストアップする)になってきている。たとえば小学校で英語を必修化した場合、時間やエネルギーの制約もあるため、他のことができなくなってしまう、いろんな制約がある中で、リストにどんどん足したって、必ず何かはみ出る。必ずはみ出すものがあるのに、はみ出すものを何にするかという議論をしないまま、英語を入れたほうがいいと言う議論には反対だ。意識調査をするときに「英語を入れるかわりに国語の時間が減りま

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    2013年09月06日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    多分ほかのレビューを書かれている方とは少し違う目線で。

    私がこの本を読むに至ったきっかけは、大学受験で教育関連の小論文を書くことになったことでした。異なる形で教育に携わる二人の違った視点からの意見など、考えさせられるものが多かったです。

    苅谷さんの本は教育系小論文を課されている方なら一度は読んだことがあるかもしれませんが、他の本に比べてこの本は苅谷さんと増田さんの対談形式で書かれているので、中身自体もとてもわかりやすいです。日本の教育問題に幅広く触れているので、教育学部・教員養成課程などを志望している方には良い参考書のひとつになるのではないでしょうか。

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    2012年05月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    「ゆとり教育」より、教育に「ゆとり」を。
    「子どもの無限の可能性」が生む親の不安。
    時間は有限だから、何か(英語)を入れれば、何か(国語)がはみ出す。

    理想を追求するには高度な技術を要し、その準備のために費用と時間がかかることを認識すべき。
    ★教育という「魔法の杖」、教育改革という「魔法のランプ」、教育論という「魔法の呪文」。(苅谷「教育改革を語る前に」079頁以下)

    日本は社会全体で担うべき様々な負担を学校に背負わせ過ぎている~フィンランドの教育との比較から観えてくるもの。

    学習資本主義社会。過去に習得した知識や技術よりも、学習能力が人的資本形成の中核になる。生涯にわたって学び続けるこ

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    2011年02月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    [ 内容 ]
    「教育改革」を語る前にフィンランドの教育を解剖してみると「格差」など日本の問題点が見えてくる。

    [ 目次 ]
    第1部 東京で教育の問題点を探る(親の不安はどこから来るのか;完璧な子育てはない;日本は学校に依存することで近代社会をつくってきた)
    第2部 オックスフォードで分かり合えたこと(フィンランド型の教育を日本で実践できるか;なぜ日本人は右往左往するのか;絶対評価と相対評価)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人

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    2010年12月14日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    父推薦。確かに面白い。著者二人、それぞれの立場からの解釈の提示が明快。
    「親は安心を買うが、安心を買うほどに不安が増す」
    「外国では社会問題になっていることを、日本は教育問題として引き受けている」

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    2009年10月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    フィンランドの教育への注目度が高まる中で、では実際にどこがどう優れているかということや、また日本と比較したときにどこに差があるかは、単に教育の側面だけをその社会や文化という全体的な文脈から切り取って論じるのでは無理があるし危険であり、不十分であると納得した。また「絶対評価」といっても、日本の教育における絶対評価は、共通の絶対的な基準に基づいてそれぞれを個別に評価するのでなく、個別評価という体系に往々としてすり替えられているため(その分すべての子供がonly oneになれる?)、何を測ろうとしているか曖昧になり、また、能力の向上には必ずしも繋がらないのでは、という指摘にも納得。
    (本書)社会で求

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    2009年10月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    やれ「自ら学ぶ力」だ小学校から英語を教えるだと騒いで、金も時間も人員も増やそうとしないのは虫が良すぎる、教育は魔法じゃないのだ、ということ。それにしても日本政府がこれほど教育に予算を渋っているとは知らなかった。

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    2009年10月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    とりあえず、日本は情報に翻弄されすぎている。物事にはできることとできないことがある。取捨選択をせずにあれもこれもってやっていたら崩壊するに決まっているじゃないか。
    学校教育をファーストフードに例えたのは秀逸だと思った。

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    2009年10月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    対談形式でニッポンの教育について書かれています。

    いや〜いち×2首肯しながら読んでしまいました(笑)私の考える教育論(と言ってはおこがましいですが)となんらかわらない主張がされてて、ひたすら納得。

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    2009年10月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    様々なところで、様々な人が議論を交わし、発言している日本の教育問題。不満を述べ、希望を語るだけでなく、日本の教育は「何ができて何ができないのか」を見極めることも大切では。

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    2009年10月04日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    日本の教育の現状及び問題性、その打開策が書かれている本。対話形式なので読みやすかった。英語教育、総合学習、公立と私学の話などについて触れられていた。PISA学力調査第1位であるフィンランドを例に挙げながら日本の教育がいかに欲張りであるかを浮き彫りにしている。
    教育について知りたかったり考えたかったりしたら読んでみたらいいように思う。

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    2009年10月04日
  • チョコレートで読み解く世界史

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    ネタバレ

    池上さんとでおなじみのユリヤさん。
    蘊蓄語り、エッセーというテイスト。チョコレートの香り、効能、そしてお味は満喫し、更に食べたくなりました。

    中南米とスペインのコンキスタドール抜きにしては語れないチョコレート・・だとは思っていた。
    その辺りから近世欧州史に入ってくと、歴史というよりエッセー集の口当たり。
    タレントとして、私人として回った思い出も散りばめられているから、そう先入して読んだら楽しめる。

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    2025年12月19日